黒坂真に突っ込む(2020年1月7日分)

◆黒坂ツイートにコメント

黒坂真
 福山和人さんが京都市長になれば、朝鮮学校に手厚い補助金が支給されそうですね。福山和人さんは主体思想教育を進歩的平和教育とみなすでしょう

 もちろんそういうことではなく
1)朝鮮学校を民族教育の場として評価している
2)教育内容でそうした不利益処分(補助金不支給)をするのは「教育の自由の侵害」で違法行為である
と言う話です。正直、こうした黒坂の主張は公選法違反の選挙妨害として訴えられても文句は言えないんじゃないか。

黒坂真
‏ 吉岡正史さん。この件、日本共産党安倍内閣の指図で山口記者が逮捕を免れたと言う風評を広めたいのでしょう。

 日本共産党が広めるまでもなく、そのような見方が一般的でしょうね。そうでもなければ発給された逮捕令状が握りつぶされるなんて事はあり得ない。山口の行為が「強姦の疑い濃厚」なことは、民事裁判でも認められた事実です。

黒坂真
‏ 吉岡正史さん。資本主義の矛盾が貧富格差と(ボーガス注:財界がCO2排出に消極的なために起こる)気候変動なら、日本共産党は資本主義的搾取制度の廃止は無理だからやめましたか。

 おいおいですね。吉岡氏は「資本主義の矛盾は貧富格差と気候変動」とは言っても「それ以外に資本主義の矛盾はない」などと一言も言ってないので藁人形叩きも甚だしい。というか、共産主義においては「貧富の格差の原因=資本主義的搾取制度の存在」なので「貧富の格差をなくす=資本主義的搾取制度の廃止」なんですが。

黒坂真リツイート
‏ 吉岡正史さん。マルチ商法の企業のお中元リストにあったことが大問題なら、顧問を勤めて顧問料を得ていた朝日新聞記者*1はこの上もないような悪事を働いていた事になりませんか。日本共産党がこの件で朝日新聞を批判しないのは、悪いのは全部安倍内閣宣伝にならないからですか。
◆吉岡正史
‏ 根深い。
また“アベ友”か 首相側近とマルチ商法告発企業の蜜月関係|日刊ゲンダイDIGITAL
 「ジャパンライフは政治家の名がズラッと並んだ『お中元リスト』を保有。この問題を国会で徹底追及してきた大門実紀史共産党議員の事務所担当者によると、リストには安倍*2首相をはじめ、麻生*3財務相や菅官房長官、茂木*4経済再生相(当時)ら“お歴々”の名が記されている」

 やれやれですね。朝日新聞共産党が批判しないのは「元朝日新聞記者のやったこと」であり、「元社員」が退社後にやったことまで、会社の責任扱いすることは適切ではないからに過ぎません。大体、この黒坂の理屈なら「現役の安倍秘書」ではなく、「安倍事務所を辞めた秘書」が犯罪を起こした場合でも、「安倍の責任」になりますが、それを「安倍万歳」の黒坂は認めるのか。
 というか仮に「朝日新聞に道義的に責任があり」、かつ「にもかかわらず共産党が批判してないにしても」、それは「共産党は朝日を批判すべきだ」と言う話でしかなく「安倍や麻生、茂木に道義的責任がない」などという話ではありません。

*1:後述しますが朝日新聞記者ではなく「元朝日新聞記者」ですね。

*2:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*3:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二~四次安倍内閣副総理・財務相

*4:小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣金融等担当相、自民党政調会長(谷垣、第二次安倍総裁時代)、第二次安倍内閣経産相、第三次安倍内閣経済財政担当相などを経て第四次安倍内閣外相