「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年4/30分:荒木和博の巻)

平成最後の日【調査会NEWS2971】(31.4.30): 荒木和博BLOG
 拉致解決という意味では全く何の意味もない駄文です。何せ、主な内容は「平成が30年たって終わって、令和になっても解決のめどが立たないことが恥ずかしい」云々つうぼやきでしかなく、しかも、そのぼやきが本心では全くないことがモロバレだからです。
 荒木ら救う会がどう見ても拉致を解決する気がないことは今更指摘するのも馬鹿馬鹿しいでしょう。

 昭和から平成に移るときは昭和天皇のご不例があり、崩御にともなう改元でしたから今回のようなお祭り気分はありませんでした。

 むしろ昭和天皇死去前は自粛騒動でした。なお、「不例」なんてまず使わない言葉ですがググったら「貴人の病気のこと、日本ではもっぱら天皇・皇族の病気、特に天皇の病気を表現する」んだそうです。

【参考:不例の使用例】

asahi.com(朝日新聞社):即位20年 両陛下の記者会見〈全文〉 - 朝日新聞プラス
《問い2》
 両陛下におうかがいします。
 昨年末の天皇陛下ご不例の際、羽毛田信吾*1宮内庁長官はご心痛の原因の一つとして「私的な所見」と断った上で、「皇統をはじめとするもろもろの問題」と発言し、皇室の将来を憂慮される天皇陛下の一面を明らかにしました。両陛下は皇室の現状、将来をどのようにお考えでしょうか。

 不遜な言い方をすれば陛下によるクーデターとも言える今回のご譲位を、政府はなんとかして現行法の枠組みの中に入れようと必至に理屈をつけたという構図だったのではないかと思います。

 天皇の退位希望発言とそれに対する対応(退位容認)を「天皇の政治的行為を否定する憲法4条違反(荒木の表現だとクーデター)だ」と評価するかどうかはともかく、荒木が「退位発言は天皇の政治的行動で問題だ」とみなす澤藤統一郎氏などとは違い、「天皇憲法逸脱発言を認めるなら、俺たちの希望するように、拉致被害者救出を理由に自衛隊北朝鮮に突っ込んでもいいじゃないか」と言いたげなのがいつもながら呆れます。仮に天皇の発言を違憲行為と見なすにしても、「スーパーの万引き(天皇の発言)と強盗殺人(荒木の自衛隊投入論)くらい」全然違うでしょうよ。澤藤氏のような「天皇の発言に否定的な御仁」ですら「荒木よりは天皇の方がまし」と評価するでしょう。

<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
★5月10日(金)18:00「憲法改正学習会」(日本会議京都北部支部他主催)
・市民交流プラザふくちやま(福知山駅前 0773-22-9551)
・調査会代表荒木が参加

 呆れて二の句が継げませんね。日本会議主催の改憲集会と拉致解決と何の関係があるのか。こういうふざけた荒木の言動を家族会が容認したことが拉致敗戦につながってるわけです。蓮池透氏は「改憲と拉致と関係ないだろ。拉致被害者家族を改憲のだしに使うな」と救う会を批判したら家族会から除名されるのだから「荒木らウヨに媚びへつらい、蓮池氏を敵視し排除する」家族会の馬鹿さには呆れて二の句が継げません。

*1:厚生事務次官宮内庁長官を歴任