今日の産経ニュース(2019年5月2日分)

無痛分娩の娘亡くした遺族、「被害者の会」結成へ (1/3ページ) - 産経ニュース

・麻酔で出産時の痛みを和らげる「無痛分娩(ぶんべん)」による事故で娘を亡くした安東雄志(ゆうじ)さん(69)=大阪府富田林市=が、再発防止を求め、近く「被害者の会」を立ち上げる。
・安東さんの三女、長村千恵さん=当時(31)=は平成29年1月、大阪府和泉市の医院で無痛分娩で出産。麻酔後に呼吸困難になり、別の病院に搬送されたが意識は戻らず、そのまま亡くなった。
 大阪府警は、業務上過失致死容疑で男性院長(61)を書類送検。医師は容体急変後も適切な処置をとっておらず、府警の調べに「対応が追いつかなかった」と説明した。しかし、大阪地検は4月、嫌疑不十分で医師を不起訴とした。
・無痛分娩は、出産時の母体への負担が軽減され、産後の回復も早いというメリットがある。千恵さんも、腰痛を抱えていたことから無痛分娩での出産を選んだ。安東さんは「無痛分娩そのものが危険なのではなく、技量がない医師が何の備えもなく手術をしていることが問題だ」と話す。
 相次ぐ事故を受け、厚生労働省研究班は昨年3月、無痛分娩を安全に行うために望ましい体制をまとめた提言書を公表。医療機関に対し、診療実績などの情報公開や医師、看護師らに定期的な研修を受けさせることなどを求めた。さらに、麻酔に習熟した常勤医が麻酔管理者として責任を持って診療に当たるなど、無痛分娩を行う医療施設の「望ましい体制」も提示した。
 提言を受け、昨年7月に日本医師会日本産科婦人科学会など関係機関が参加する「無痛分娩関係学会・団体連絡協議会」が発足。産婦人科医や麻酔科医の在籍数や、過去の無痛分娩での出産件数などの公表を始めたほか、医師を対象とした研修の方法についても検討を進めている。
 一方でこうした取り組みに法的な拘束力はなく、安東さんは「義務化しなければ実効性のある再発防止策とはいえない」と指摘。国や関係機関に法改正を含めた抜本的な対策を求めていく考えで、「同じ思いを持っている人たちと一緒に行動したい」と、「被害者の会」を立ち上げることを決めた。
・安東さんは「何をしても娘がもう帰ってこないことはわかっている。それでも、娘の死を無駄にしたくない」と話した。

 無茶苦茶な感情論ではない冷静な運動のようで幸いですね。こういう運動は是非とも成果を上げてほしい。


米、イラン産原油の全面禁輸開始 全面実施は困難か - 産経ニュース
EU、米キューバ制裁強化に対抗措置 - 産経ニュース
 キューバやイランに対するトランプの無茶苦茶な行為にはげんなりします。オバマの「イラン核合意」「キューバとの国交正常化」を破壊する暴挙と言っていいでしょう。せめてもの救いは、国内外でトランプに対する批判があり、EU諸国(英仏独伊など)、中国、ロシアなどがトランプとは一線を画する動きを見せてることです。


【北京春秋】中国が希求する「統合の象徴」 - 産経ニュース

 中国から観察していると、日本社会も政治的立場や経済格差、世代などの対立軸によって「断絶」が進んでいるのではないかと心配になる。今回の皇位継承にあたり、国民統合の象徴として圧倒的大多数に敬愛される天皇家が日本に存在することに改めて安堵と幸せを覚えた。

 産経らしい馬鹿さで吹き出しました。格差による分断を「天皇制で統合しよう」など邪道にもほどがあるでしょう。格差による分断は「格差是正」で対応すべきなのは言うまでもありません。そもそもそうした分断は天皇制でどうにかなるもんではないでしょう。


「天皇制に不満」と供述 皇位継承への批判意図か 悠仁さまの机に刃物男 - 産経ニュース
 犯行声明があったわけではなく、公安ではなく捜査1課の逮捕だったので、「政治性はないのか」「いわゆる愉快犯か」と思っていたので意外です。


拉致被害者家族会が訪米 解決へ協力要請 - 産経ニュース
 馬鹿馬鹿しい。ブッシュ子やオバマが大統領の時から訪米してるわけですが何か成果があったのか。そして訪問するなら米国よりもむしろ北朝鮮との間にパイプがある中国、韓国、ロシアではないのか。


【新聞に喝!】留学生「来る者は拒まず」の問題 京都大学霊長類研究所教授・正高信男 - 産経ニュース

・私自身は一度も受け入れたことがない。監督責任をとる自信がないからだ。
・むろんまじめに勉学に励む学生も少なくないが、勝手にバイトにいそしむ者も同じぐらい珍しくないようだ。
・先月、東京福祉大学の外国人「研究生」が大量に行方知れずになっていることが判明した。不法残留や不法就労の可能性が指摘されるが、それを言うならインターン生はどうか。

 まあ、これだけではなんとも言えませんね。単に正高が「俺は厄介ごとはいやだ、だからインターンなんか引き受けない」つうなら個人の価値観に過ぎませんが、インターン制度に「不法就労助長」などの問題点があれば当然是正すべきでしょう。