今日の朝鮮・韓国ニュース(2019年6月26日分)(追記あり)

学習会「教育における『不当な支配』とは」/東京無償化弁護団が企画 – イオWeb

 石井准教授は、「重要な点だと思うがしかし、(裁判での敗訴が続き)これが特殊ではなくなっている危険な状態だ。以後、(教育行政が)支配をちらつかせ財政的に支援をするなど次々と要件を科したり仕組みを置いていくと、朝鮮学校だけでなく、あらゆる団体に問題が生じる可能性が高い。事実、大学は兵糧攻めの真っただ中だ。教育行政が『あなたの大学は批判的なことしか教えてないからダメだ』と言いだすと、研究内容の自主規制が出てくる。私は不当な支配論は今後も焦点になり続けると思う。不当な支配をさせないための、制度上の仕組み―例えば、専門家によって審査されるという仕組み作りは、むしろ可能ではないか」と答えた。

 太字強調は俺がしました。
 「事実上、教育内容を理由とした補助金不支給(朝鮮学校)」など社会や裁判所が容認すれば「政府が敵視する」他の学校にもそうした措置が波及しかねないという石井氏の危惧は当然でしょう。
 もちろん「波及しなければいい」つうもんではないですが「波及する恐れ」を全く感じてないらしい野原燐には心底呆れます。
 「アンチ北朝鮮」をこじらせるとその程度のことも見えなくなるのか、「実は安倍支持のウヨ」なので「朝鮮学校以外の学校にもああした無法が実施されてもかまわない、安倍様に逆らう学校が悪い」つうのが野原の本心なのか。
 いずれにせよ、野原がくだらないバカであることには変わりがない。よくもそんな人間が人権云々などとほざけるもんです。俺は野原という男を心底軽蔑し、憎悪し、呆れています。


■「娘は生きてると信じたい」と語る「中国の横田夫妻

章瑩穎さん行方不明事件、容疑者の罪名確定--人民網日本語版--人民日報
 2017年に米国で中国人研究者の章瑩穎さんが行方不明になってから2年以上が経過したが、事件はついに重大な進展を迎えた。現地時間6月24日、検察側と弁護側の双方が最終弁論を行い、12人の陪審団は、クリステンセン容疑者に対し、誘拐・殺人など3種類の罪名が成立するという共通認識に至った*1
 この3種類の罪名とは、「誘拐殺人罪」1種類と「偽証罪」2種類で、同容疑者には死刑あるいは無期懲役の判決*2が下されることになる。
 その後、章瑩穎さんの父親が裁判所の外でメディア取材に応じ、中国語で声明文を読み上げた。母親はその場で言葉もなく号泣していた。
 章さんの父親は、「この2年間、私たちは毎日娘のことを想って生きてきた。今でも、娘なしでこれからどうやって生きていったらいいのか想像できない。私たちの心の痛みと苦しみは、とても言葉で表現することはできない。裁判の判決が、娘と私たちに正義をもたらしてくれることを願っている。私たちは、娘を家に連れ帰るまで、永遠に娘を探し続けたい。諦めはしない」と語った。
 米イリノイ州「ニュース・ガゼット」紙の報道によると、本案は7月8日から量刑段階に入る予定。検察側が死刑を求刑しているため、陪審団は再び協議を重ねて意見を一致させ、死刑を適用するか否かを決定する。陪審団のうち1人でも違う意見の持ち主がいれば、被告は死刑に処されず、無期懲役となる。判決確定までの審理は数週間続くとみられる。
 章瑩穎さんは2017年4月からイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で学術交流を行っていたが、同年6月9日、黒い乗用車に乗った後、行方不明となった。アメリカ連邦捜査局(FBI)は同年6月30日、章瑩穎さんを誘拐・殺害した容疑でクリステンセン容疑者を逮捕した。

 まあ「中国ニュース」なんですが「横田一家を連想した」ので「朝鮮・韓国ニュース」として書いてみました。なぜ「連想したのか」はあとで書きます。
 正直、この人民日報の記事は「???」が多いのですが以下、俺の感想を書いていきます。
 なお、被害者名「章瑩穎」でぐぐって見つけた記事章瑩穎案:嫌犯綁架及謀殺罪成,死刑存懸念 - BBC News 中文をグーグル翻訳した限りでは被害者はヒッチハイクで被害に遭ったようです(つまり犯人とは顔見知りではない)。また弁護側は「精神病」を主張し心神耗弱による死刑回避を図ってるようですね。残念ながら日本語記事は人民日報日本語版以外には見つかりませんでした。
 まず第一に

私たちは、娘を家に連れ帰るまで、永遠に娘を探し続けたい。諦めはしない

という言葉からは「遺体なき殺人(犯人が死体の場所を自白しなかった、あるいは死体を粉々にした上で海に流すなどしたため死体が回収できなかった)」だろうと想像できます。
 第二に、とはいえ検察や陪審も根拠レスで殺人を認定はしないだろうし

・母親はその場で言葉もなく号泣していた。
・「裁判の判決が、娘と私たちに正義をもたらしてくれることを願っている。*3

という言葉からは「ここで両親がいう『娘を連れ帰る』とは『遺体を見つけ出す』ということなのだろう」「もしかしたら『生きてる娘を見つけたい』という意味かもしれないが、仮にそうだとしても感情的な発言であって、生存はほとんど諦めてるだろう」ということが想像出来ます。
 で、こういう事件で普通の両親は「いや娘は生きてると信じる」「陪審は間違ってる」とはいわない。言ったところで世間も「気持ちは分かるんだけどね。生きてる保証がないから」「検察も陪審も根拠レスでそういう認定しないから」といって相手にしない。もちろんあまりにも悲惨な事件なんで両親に対して心を傷つけない配慮をするでしょうが。
 しかし「生きてる保証もない」のに「娘(あるいは姉)は生きてる」といって、周囲を振り回してるのが横田一家です(振り回される日本社会にも問題がありますが)。正直「言葉を選ばず言えば」横田一家には本当に呆れます。
 つうか「本当に生きてると思ってる?」と聞きたくなります(特に横田滋さんについては)。
 孫に会ったつう事は内心では「娘の生存をほとんど諦めてる」つうことじゃないんですかね。

【追記】

章瑩穎さん事件 外交部「犯人に法に則った処罰を」--人民網日本語版--人民日報
 外交部(外務省)の耿爽報道官は25日の定例記者会見で「中国側は章瑩穎さん事件の公判の最新状況に注意を払っている。米司法当局に対して、法に則り審理を行い、犯人を処罰して、正義を広めるよう求める」と述べた。
 「われわれは章瑩穎さん事件の進展を注視し続けており、公判の最新状況にも注意を払っている」。
 耿報道官は「中国側は米司法当局に対して、法に則り審理を行い、犯人を処罰して、正義を広めるよう求める。また、在シカゴ中国総領事館は引き続き章瑩穎さんの家族による米国での関連事務の処理に力強く助力する」と述べた。
 米イリノイ州中部地区連邦裁判所陪審団は24日、中国からの客員研究員だった章瑩穎さんを2017年に誘拐・殺害したとしてブレント・クリステンセン被告に有罪の評決を下した。一時休廷し、7月8日から量刑段階に入る。クリステンセン被告には終身禁固か死刑が言い渡される。

*1:陪審団は共通認識に至った」とは刑罰を決定する前に「陪審が、殺人などで有罪と宣告した」という意味かと思います。正直「人民日報はもう少しわかりやすく書けないのか」感がある。

*2:一人しか殺害してないのにこの罰とは「犯行方法がよほど残虐(生きている被害者にガソリンをかけて焼き殺すなど)」「日本で言えば強姦殺人や強盗殺人に当たるケース」とかそういうことでしょうか。

*3:やはり「死刑判決が出てほしい」の婉曲表現でしょうか?。人民日報記事を読む限りでは「死刑を求める署名活動をする」とかそういうことはないようです。