「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート117(追記・訂正あり)

■アジア自由民主連帯協議会「第一回 民主社会主義学習会」講師 中村信一郎氏
http://freeasia2011.org/japan/archives/4421
 呆れて物も言えません。何故、民主社会主義をスローガンにしていないはずの協議会が「民主社会主義」を勉強する必要があるのか。しかもこの民主社会主義とは「社会民主党の勉強会」でもなければ「ドイツ社民党、英国労働党、江田三郎*1社会市民連合*2社民連)など、古今東西社会民主主義(民主社会主義)一般について学ぶ勉強会」でもない。「民主社会主義」を自称していた「右翼政党・旧民社党」関係者・中村氏(協議会の紹介に寄れば民社党機関誌月刊『かくしん』、機関紙『週刊民社』の編集に従事)を呼んでの「右翼的勉強会」にすぎないわけです。今回は中村氏ですが二回目以降もその種の旧民社党関係人材でしょう。協議会が何故か「旧民社党人脈と関係が深いらしい(あるいは今は旧民社党人脈との関係は薄いが今後深めたいらしい)」ということはわかりました。
 あの荒木和博が元職員だったのだから旧民社党とはまともな政党ではありません。
 なお、話はずれますが社民主義政党を自称していた旧民社党社民主義的なところが見られず、むしろ共産党にこそ社民主義的性格が「旧民社党に比べたら」ずっと認められるという事実(たとえば委員長の塚本幸一が後に自民から出馬した(旧民社の右翼性)、共産党社会党都知事選(美濃部都知事)などで共闘(共産党のある種の社民性)など)は「旧民社党に社民政党を名乗る資格があるのか(いやそれ以前に社民政党になる意志があるのか)」という疑念を感じさせるとともに「日本共産党とはある意味特異な政党だ」と思います。

 民主社会主義を敬神尊皇と密接に結び付ける先駆的な活動をしてこられた中村信一郎先生(国体政治研究会代表幹事)をお招きいたしました。

 「敬神尊皇」「国体研究」て、なんでこう旧民社は極右なのか。そしてこんなウヨを呼んでの勉強会が「アジアの民主化に」どう関係があるのか。
 こんな右翼を呼んで恥じない協議会もマジで脳みそがいかれています。


■日本ウイグル協会「新年のご挨拶」
http://uyghur-j.org/japan/2016/01/newyear/

日本ウイグル協会は、昨年、諸事情から活動が停滞しご迷惑*3をおかけしました。

 おそらく「醜い内紛」でもやらかしてたんでしょう。だから「諸事情」が具体的に書けないと。全くお粗末な連中です。こんな団体は消えてなくなった方がおそらく世のため人のためでしょう。


■アジア自由民主連帯協議会『【1月10日渋谷駅前】頑張れ台湾!日台連帯*4民集会 : 頑張れ日本!全国行動委員会
http://freeasia2011.org/japan/archives/4400
 右翼団体頑張れ日本!全国行動委員会」の反中国集会を掲載して恥じないんだから「アジア自由民主連帯協議会」も大した自称人権団体です(皮肉)。本当はただの反中国右翼団体でしかないですが。
 なお、馬英九*5総統が「台湾人慰安婦問題について日本と交渉したい」と語り、それについて、与党国民党の朱立倫*6主席(総統選候補)が賛同の意を示したのは当然ですが、最大野党・民主進歩党蔡英文*7主席(総統選候補)も賛同の意を示したことは重要なポイントです。
 台湾だってまともな政治家は日本極右の河野談話否定論なんかに賛同しない。元総統・李登輝が台湾政治家代表なんて勘違いしたら大きな間違いです。今や李は「墜ちた偶像」「日本ウヨのパペット」でしかない。


id:noharraのアホツィートを笑う

金正恩の狙いとか真意とか、まああまり関係ない」に同意。
 北朝鮮北朝鮮人民に人権と自由と最低限の福祉を与えられず、その国家を支持しない人民を収容所で恫喝して辛うじて権力を維持している国家*8だ。声を上げられない北朝鮮人民に連帯*9し、金正恩を打倒しよう。

 やれやれです。小生は野原の無責任かつ非現実的な北朝鮮打倒論には心底呆れますがそれはさておき。
 仮に「打倒する」にせよ、北朝鮮の現状を把握しなければ打倒などできやしないでしょう(打倒でなくても、何でアレ『北朝鮮の現状を把握しなければいかん』て話は同じですが)。
 今回の実験は何が目的でその目的は達成できたのか、達成できなかったのかが分からないでただ「打倒北朝鮮」と叫べば打倒できるとでも思ってるのか? 

 声を上げられない北朝鮮人民に連帯することは一つの反語である。この反語を乗り越えることが出来ない人は黙れ。

 反語ではなくそもそもそんなことはできません。つうか「連帯=無責任かつ非現実的な北朝鮮打倒論」てのも酷い認識ですが。誰に向かって「黙れ」と言ってるのか知りませんが何様なんでしょうか、この男。「日本が世界に誇る偉大なid:noharra様気取り」なのか。


■加藤一億総活躍大臣(拉致担当相兼務)記者会見録

http://www.cao.go.jp/minister/1510_k_kato/kaiken/2015/1218kaiken.html
(問)産経新聞の太田と申します。よろしくお願いします。
 拉致の関連についてお伺いしたいのですが、拉致問題解決に当たって日韓でタッグを組んでいくことは重要となってくる*10と思うのですが、昨日の弊社前支局長の(ボーガス注:名誉毀損の刑事裁判での無罪)判決の受け止めと、拉致問題への影響に何か及ぼすことがあるのかどうかちょっとお伺いしたいのですが。

 加藤大臣の答弁は省略します。簡単に要約すれば
1)裁判所の判決は拉致とは関係ない、犯罪事実がないと判断したから無罪になっただけ
2)裁判所の判決に関係なく韓国と連携すべきは連携していく
つう話です。
 しかしあの産経が「拉致問題解決では韓国との連携が必要だと思いますが」つうのには吹き出しました。
 「首相靖国参拝論だの河野談話否定論だのかましたり、ソウル支局長が検察に起訴されるような酷い記事書いたりして日韓連携を率先して破壊してるのは手前ら産経だろ」「巣くう会のウヨ連中も産経と似たり寄ったりのコトして日韓関係悪化させてる」「本気で太田記者がそう思うのなら大臣にどうこういうんじゃなくて阿比留や古森や安藤慶太辺りにでも『お前らくだらねえ嫌韓国記事の垂れ流しもいい加減にしろ!、拉致を解決する気がねえのか?』とでも言えよ」「巣くう会の西岡や島田や荒木に『お前ら河野談話否定論なんかほざくな!、拉致を解決する気が(以下略)』とでも言えよ」と思います。
 なおこの記者会見での大臣の説明は

 12月21日に、「女性活躍と企業の戦略経営シンポジウム」が千代田区大手町の日経ホールで(ボーガス注:日経新聞*11と政府の共催で)開催されます。(ボーガス注:一億総活躍担当大臣、女性活躍推進担当大臣の)私が、午後1時から、「未来を拓く女性の活躍」と題して講演をすることとしております。

という「拉致に全く関係ない」ものです。
 質問*12

(問)朝日新聞の池尻です。
 (ボーガス注:一億総活躍担当大臣として)1人3万円を配る臨時給付金について改めてお聞きしたいのですけれども、(中略)自民党からも選挙目当てとの批判が出ているのですが、こうした批判をどのように受け止めているのか教えてください。
(問)NHKの伏見です。
 関連になりますが、(中略)過去は、(ボーガス注:給付金は高齢者よりも)子育て世代に給付することの方が多かったかと思うのですけれども、過去の政策との整合性というところを(ボーガス注:一億総活躍担当大臣として)どうお考えになっているかというところをお聞かせ願えますか。
(問)朝日新聞の伊藤です。
 (中略)
 先日、夫婦別姓を認めない民法を合憲とする最高裁の判断が出ました。(中略)(ボーガス注:女性活躍推進担当大臣として)判決への受け止めと、今後どういう議論がなされていくべきか、お考えをお聞かせいただけたらと思います。
(問)共同通信、瀬野と申します。
(中略)
 (ボーガス注:一億総活躍担当大臣、女性活躍推進担当大臣として)保育士の処遇改善について、大臣はどのように考えていらっしゃるかお聞きしたいのですけれども。今、予算編成の真っ最中ですが、当初予算において、この保育士の処遇について何らかの措置を盛り込むべきとお考えになっていますでしょうか。

とほとんどが「一億総活躍、女性活躍推進*13」関係で「拉致に全く関係ない」ものです。「まさに拉致敗戦」であり、蓮池透除名という愚行を犯した「家族会の自業自得」といっていいでしょう。


ニューズウィーク『トルコ攻撃に見え隠れするロシアの「自分探し」症候群』(楊海英)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/01/post-4359.php
 やれやれです。この男は「内モンゴル近現代史研究家」の「はず」ですが、何をとち狂ったのか「ロシアのシリア介入」に口出しするのだから呆れて物も言えません。ロシア研究家や中東研究家ではなく「内モンゴル研究家」楊にこの問題で文章を書かせる日本版ニューズウィークも完全に気が狂っていますが。
 人間とは、知的、道徳的に劣化、退廃するとどこまでも落ちていくものなのでしょう。「完全にペマ・ギャルポと同レベルの存在に落ちた内モンゴルの汚点・楊先生」と「そんな楊を重用するマスゴミ・日本版ニューズウィーク」の「知的ご臨終」を心から哀悼したい(棒読み)。
 なお「自分探し症候群」と意味不明なことを言う楊ですが、プーチンがやってることは「アサド政権支持」でありアサド政権はイランも支援しています。つまりはプーチンの行為は「アサドやイランを支援することが国益になる」という判断のわけです。一方「アサドやイランを敵視しているのが例えばトルコや『先日イランと断交した』サウジ」でありロシア対トルコの激突は「国益上アサドやイランを支持するかしないか」という話でしかありません。支持するのがロシア、支持しないのがトルコです。
 「トルコを敵に回せばトルコ系が多い中央アジアの国が黙ってないんじゃないか」と放言する楊ですが従って「トルコ系云々」なんて全く関係ない。「アサド政権打倒が国益になる」「トルコに恩を売れば国益になる」「ロシアを牽制することが国益になる」と言う判断ならともかく単に「同じトルコ系だから」なんて理由で中央アジア諸国がトルコ支持し、ロシアと対決する事はあり得ない。中央アジア諸国はさまざまな形でロシアとつながりがありますから多分ロシア批判なんかこの件でしないでしょう。
 なお、楊が「イランとロシアが手を組んでること」を無視するのは「ロシアが孤立してる」という楊の話に都合が悪いからでしょう。
 実際にはロシアは孤立するどころか
1)中東の大国イランと手を組んだこと
2)ISが未だに無視できない力を持っていること
3)欧米は世論の反発が怖くて地上軍投入に踏み切れないこと(イラク戦争でのブッシュとブレアの苦境がトラウマ)
などから「アサド打倒に固執しているのは米国のみ」「英仏はロシアとの妥協もあり得る構え」になってるわけです。なお俺が書いたようなことは素人の俺ですら「一般紙の国際面を読んでれば分かること」です。ロシア孤立と言いたがる楊がデマ屋なことは言うまでもありません。もはや楊は中国攻撃だけでなく「日本ウヨに受けることなら何でも放言するレベル」になったわけです。


ニューズウィーク『日本の100億円緑化事業が遊牧民の自然を破壊する』(楊海英)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/12/100-5_1.php
 やれやれです。日本政府関与の緑化事業が「自然破壊」のわけもないでしょう。もはや楊はデマ垂れ流しになんの躊躇もないようです。
 しかも緑化事業に関与した故・遠山正瑛氏*14鳥取大学名誉教授)の名前まで出してますからしゃれになりません。遠山氏のご遺族に名誉毀損で訴えられても文句の言えない所業でしょう。この種の自称モンゴル活動家には「くたばれゲス」という言葉を贈りたいと思います。

参考

http://j.people.com.cn/2004/03/01/jp20040301_37131.html
■人民日報『砂漠緑化の研究家・遠山正瑛氏が逝去 享年97歳』
 中国の砂漠緑化の研究に携わってきた日本の著名な農学専門家の遠山正瑛・鳥取大学名誉教授が2月27日、肺炎のため鳥取市内で亡くなった。享年97歳。3月1日の人民日報第5面に、故・遠山教授の生前の活動を紹介する文章が掲載された。主な内容は次の通り。
 遠山教授は1972年の退官後まもなく、中国の砂漠緑化の研究に取り組み始めた。その後、中国科学院(科学アカデミー)との協力プランを開始。帰国して日本沙漠緑化実践協会を設立し、中国へ砂漠開発協力チームを派遣した。1991年には、内蒙古自治区の恩格貝砂漠開発モデル地区に、指導責任者として招かれた。


佐藤優*15 ウチナーからの挑発(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3447

 佐藤は本連載で「日本国家がもつ暴力性は、太平洋戦争中の沖縄*16において、十二分に発揮された。住民虐殺、集団自決(強制集団死)は、例外的出来事ではなく、国家の本質そのものに起因するのである」と述べ、保守論壇の沖縄への無理解や誤解を批判し、米軍基地問題では沖縄は徹頭徹尾要求をつきつけよと主張し(この点は私は佐藤に大賛成*17である)、「沖縄の伝統に根差すならば、教科書検定問題について、徹底的に地元の集団的エゴイズム*18の立場に立って、中央政府に対して異議申し立てをするのが、土着の保守としての本来の姿勢だ」と述べる。

 三浦が「佐藤の米軍基地問題についての意見」には大賛成と書きながら「佐藤の教科書検定問題についての意見(要するに例の沖縄集団自決・軍命令を教科書から政府・与党・文科省が消し去ろうとした暴挙への批判ですが)」については何一つコメントしない点が興味深い。
 おそらくウヨとして「文科省教科書検定に大賛成、沖縄の反発に猛反対」「沖縄の集団自決は軍の強制ではない」「仮に強制があったとしても日本の恥だから教科書に書くな」なんでしょう。なにせ三浦がつきあってるウヨ連中(例:三浦が都知事選で支持表明した田母神*19です。は
 そうは思いませんか、id:noharraさん?。id:noharraさんは例の「沖縄集団自決・検定問題」では文科省を批判していたかと思いますが、「文科省の検定結果を擁護する三浦小太郎」なんか「あなたの入ってる会の副代表」にしていて恥ずかしくないですか?。「沖縄教科書検定」を屁理屈で擁護する三浦ら日本極右が「朝鮮学校の歴史教科書」に「韓国北進説で事実に反する*20」云々と悪口雑言することは「二重基準でおかしい」とは思いませんか、id:noharraさん。どうせあなたのことだからすっとぼけるか、俺に対し詭弁吐いて居直るかどっちかでしょうけど(毒)。

余談だが、大韓航空機事件当時バーレーン金賢姫の自供を引き出し、日本国の国益と名誉を最前線で守った外交官砂川昌順*21の真相も、また沖縄出身の外務官僚だった。

 ばかばかしい。それ「事実だとしても*22」沖縄と何の関係もないでしょう。なお、バカウヨ三浦が持ち上げるんだからこの砂川某て人も三浦と同レベルのバカウヨでしょう。

 だからこそ、様々な事実関係を議論する前に、沖縄戦において、本土以上の熱烈な戦士を抱いて、島民は日本軍とともに戦いぬいたのだ。その際、様々な悲劇も、また軍と民間の間の対立もなかったとは思わない。しかし、それと同時に、軍以上に島民が激烈な「聖戦」意識を持ち、敗北を受け入れるよりは自決を選んだ事は充分あり得ることである。そして、その歴史は、決して沖縄にとって負の歴史ではない。

 狡猾(?)な三浦らしい「奥歯に物の挟まった物言い」ですが要するに三浦のやってることは「軍命令否定説」です。「沖縄県民は自発的に自決したのであり、沖縄戦について文科省教科書検定には沖縄県民や歴史学者に非難される落ち度は何らない」という暴論が三浦の主張です。一方、id:noharraは「文科省教科書検定」を批判していたはずですが三浦の暴論を容認する気でしょうか?。容認するんでしょう。id:noharraの三浦批判なんて1度も見たことありません(毒)。それにしてもこういう歴史修正主義者・三浦と「三浦を幹部とする右翼結社・守る会」が「朝鮮学校の歴史教科書」に悪口雑言ですからそのデタラメさには心底呆れます。
 なお、「沖縄戦教科書検定問題」にある程度知識のある方なら、沖縄戦研究者として「メディアの取材応対などで」文科省検定を批判してきたお一人*23が「林博史*24であることをご存じでしょう(林氏は慰安婦問題の研究者*25でもありますが)。
 いくつか「林氏の沖縄戦認識、沖縄集団自決認識が分かる文書」を紹介しておきます。

赤旗
■論戦ハイライト『沖縄戦集団自決「軍の強制」削除、文科省が検証なしに20年来の記述覆す、検定意見こそ政治介入』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-10-12/2007101203_02_0.html
■『「集団自決」軍強制、沖縄戦研究の共通認識、専門家が意見書公表、検定意見撤回求める』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-11-28/2007112814_01_0.html
林博史
■『「集団自決」の再検討:沖縄戦の中のもうひとつの住民像』(初出:歴史科学協議会編『歴史評論』1992年2月号)
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper11.htm
■『沖縄戦の実相:「つくる会」による改ざんの動きをめぐって』(初出:月刊『地域と人権』No.264. 2006年1月号(全国地域人権運動総連合))
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper78.htm
■『慶良間・集団自決 米公文書に見る「軍命」』(初出:『沖縄タイムス』2006.10.11)
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper73.htm
■『「集団自決」教科書検定をめぐって:被害者に鞭打つ政府/変わらぬ二枚舌体質』(初出:『沖縄タイムス』2007.4.10)
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper77.htm
■『戦争認識と「集団自決」』(初出:沖縄県歴史教育者協議会『歴史と実践』第28号、2007年7月)
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper79.htm
■『沖縄戦「集団自決」への教科書検定』(初出:『歴史学研究』2007年9月号)
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper82.htm
■『教科書検定への異議:文科省の意見撤回を』(初出:『沖縄タイムス』2007年10月6日、7日)
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper81.htm
■『住民を『集団自決』に追い込んでいったのは軍でした』(初出:『通販生活』No.231、2007年秋冬号、2007年11月 )
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper83.htm
■『沖縄戦における「集団自決」と教科書検定』(初出:『現代史研究』第53号、2007年12月)
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper84.htm
■『沖縄戦への教科書検定が問いかけるもの』(初出:『月刊憲法運動』第370号、2008年5月)
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper89.htm
■『「捨て駒」を操る者たち:「集団自決」に追い込んだもの』(初出:『本郷』NO.82 2009年7月(吉川弘文館))
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper105.htm
■『「集団自決」強制 米も認識 / 米公文書「自殺協定」』(初出:『沖縄タイムス』2010年4月20日
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper108.htm

沖縄独立論や米軍基地反対論は、中国というさらなる侵略国家に利用される危険性を持つ

 やれやれです。「沖縄独立論」は「『補助金に依存しない経済づくりで国から自立しよう』という比喩ならともかく」、「文字通りの独立国家・沖縄の建設」なら非現実すぎて支持者はほとんどいないのでひとまずおきます。
 米軍基地反対論に向かって「中国の脅威を何だと思ってるのか、沖縄の島が侵略されたらどうするのか」などと「ウヨ連中が何度も沖縄相手にしている」手垢のついた説教を始めるとは三浦は全く何を考えてるのか。完全に三浦は米軍基地反対論を敵視しています。
 id:noharraは「米軍基地反対論の支持者」を自称していたと思うのですが三浦の暴論を黙認する気でしょうか?。お断りしておきますが俺が三浦の発言についてnoharraの考えを問うているのは「三浦が守る会の幹部(代表、事務局長などを歴任し、現在、副代表)であり、一方id:noharraは守る会会員だから」です。
 「三浦が無役の一会員にすぎない」のならid:noharraには「一会員の意見にまで責任は持てない」と言えるかも知れない。しかし三浦は代表、副代表、事務局長などを歴任した会の幹部です。幹部の言動について会員が責任を問われるのはどこの組織でも当然の話でしょう。「三浦が何言おうと知ったことではない」でid:noharraが逃げられる話ではありません。もちろん会幹部・三浦の言動について「どう思うのか、会員として容認する気なのか」という説明責任が求められるのはid:noharraだけではなく、「守る会会員全て」です。まあ、id:noharra以外の会員もまともな釈明などできないでしょうが。
 中には「沖縄戦教科書検定を擁護して何が悪い」「沖縄の米軍基地の何が悪い」と居直る守る会会員もいるでしょう。id:noharraは「良識派を偽装しようとする中途半端なウヨ」なのでそこまで居直る度胸はないようですが。

 佐藤が優れた書き手である事を認めるからこそ、本土への挑発や問題提起を超えた、本質的な提言や仕事を沖縄で展開して欲しい。

 「沖縄ノート」の大江健三郎氏には悪口雑言する三浦ですが「元外務官僚で鈴木宗男の側近」、つまりは「どちらかと言えば保守」の佐藤は「利用価値がある」「充分取り込める」とせこい算段してるんでしょう。「佐藤君にはもっと建設的な文章が書けるはずだ(つまり日本政府批判すんなということ)」と言い出す三浦です。


■1月30日 元総連活動家を迎えての守る会関東学習会のお知らせ
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01170
 総連批判するのはこいつの勝手ですが少なくとも三浦小太郎ら「守る会」のようなゲス右翼と野合して恥じないというのはもはやまともな批判者とは言えないでしょう。


天安門事件ユネスコの記憶遺産に登録するキャンペーンにご協力を。そして、今年は文革*2650周年です(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3436
 タイトルだけで唖然です。
 三浦も安倍政権誕生以降、「俺達ウヨにとって我が世の春が来た」と思い上がり、バカウヨぶりをさらすことになんの躊躇もなくなってるようです。
 「天安門事件ユネスコの記憶遺産に登録」なんて現実的に可能なわけもないでしょう。そして何故三浦らバカウヨがこんな事言うかといえば
1)中国が南京事件資料をユネスコ世界記憶遺産申請して認められたこと
2)中国や韓国が他にも世界記憶遺産申請するのではないかと言われてること(具体例としては731部隊慰安婦
にウヨらしい逆ギレ、逆恨みをしているわけです(そもそも中国側が非を認めていない天安門事件の扱いについて中国が反発するならばともかく南京事件は「東京裁判で裁かれ」、慰安婦も「河野談話で謝罪し」、また中国侵略の非については日中共同声明村山談話などで認めている以上これらの申請に日本が反発する理由は「少なくとも建前の上では存在しない」のですが)。こんな低能バカウヨを「守る会副代表」としては恥じないのだからどれほど、id:noharraら守る会会員共が「副代表・三浦と同レベルのバカウヨ、歴史修正主義者」「レベルの低い反中国、嫌韓国」「下劣で低能な人格破綻者」かよくわかります。もはや「守る会」とはどんなに詭弁を弄しようともただの反動極右レイシスト団体でしかないと言っていいでしょう。解散することこそが正しい道です。そうは思いませんか、守る会会員の「レイシスト」「反動極右」id:noharraさん?
 都合が悪いからこの俺の突っ込みはまたガン無視ですか、卑怯者で詭弁屋のid:noharraさん?
 それともまた■『当事者にとっての問題と国家にとっての問題を取り違える人』(http://d.hatena.ne.jp/noharra/20150801/p4)の時みたいに「天安門事件ユネスコ申請して何が悪い*27」だの「ボーガスは天安門事件で中国を擁護するのか*28」だの「少なくともこのエントリでは三浦は慰安婦南京事件世界遺産登録については書いてない*29」だの詭弁かまして三浦擁護ですか?。

【追記】
 id:noharraがお粗末な詭弁で言い逃れです。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/comment?date=20150801#c121757552
noharra
 三浦がどうこう、しか言えない、某は、今に至るも吉田某しか言えないネトウヨと同レベル。
 三浦はほとんど関係ない。テキストと論理で議論してください*30

 何がどう「関係ない」のか?。三浦が副代表を務める「守る会」に入ってる「守る会会員」id:noharra君に対し「野原君は自分は河野談話支持者、南京事件否定論批判者って言ってるけど三浦は明らかに河野談話否定、南京事件否定ウヨだよね。君の立場で副代表がそう言う人でいいのか?。三浦を慰安婦認識、南京事件認識で批判するなり抗議退会するなりしなくていいの?。それが河野談話支持者、南京事件実在論者を名乗る君の取るべき道義的態度じゃないの?」と質問したら「俺と三浦は別人格だ。関係ない」「三浦の言動に興味はない」と泣き言を言ったあげく「吉田清治証言ガーとしか言えないウヨ」と同レベル呼ばわりです。おいおい、ウヨの「吉田証言ガー(吉田証言が虚偽なら河野談話も吉見義明氏らの研究も国連報告も米国下院決議も成立しない)」は明らかなデマじゃん。
 河野談話その他は吉田証言が根拠じゃないんだから。
 俺の「河野談話否定論者、南京事件否定論者・三浦を野放しにしていいのか、noharra?」という指摘とは全然違うだろ。俺の指摘のどこがデマなんだよ。もう少し頭使って物は言えよ、カス野郎。
 それとも何か「三浦が河野談話否定論者、南京事件否定論者というのはボーガスのデマだ」とでも言うのか?
 醜い詭弁吐いてないで
1)「僕は三浦が河野談話否定論者、南京事件否定論者だとは思いません、それはボーガスの認識がおかしい」でも
2)「三浦が河野談話否定論者、南京事件否定論者でも問題ない、守る会は北朝鮮打倒論者である限り役員が歴史捏造主義者でも問題ないという立場だから」でも
3)「僕は三浦には恩義というか、上下関係というかそう言うしがらみがあるから何があろうとも批判出来ないんです」でも何でもいいからきちんと「俺の指摘に回答してみろ」、id:noharra。お前三浦批判(ボーガスの言うとおり三浦は間違ってる)も、三浦擁護(例:ボーガスの三浦批判の方が間違ってる、三浦に問題はない)もうまくできなくて詭弁で逃げてるだけじゃねえか。
 「しがらみのない運動を目指す(実際は、三浦とid:noharraの間にしがらみありまくり)」だの「質問大歓迎(実際は、都合の悪い質問は無視し、無視しきれなくなったときも『回答する必要を感じない』など、詭弁で回答拒否)」だのほざいてたのは何だったのかね?。手前が嘘つきのクズだって事は改めて良くわかった。


■国軍捕虜*31従軍慰安婦より重要ではないか(統一日報*32記事)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01169
■『軍慰安婦少女像を直ちに撤去せよ!(統一日報記事)』(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3432
 「日韓両国にとって北朝鮮問題に比べたら、慰安婦問題なんてどうでもいい*33」「韓国政府は、慰安婦問題の解決を日本に求めるより、捕虜や拉致被害者の解放を北朝鮮に求めたらどうか」などという内容それ自体にも、もちろん賛同できませんがそれ以前に「公式サイト」にこんな文章を載せるとは守る会はやってることが無茶苦茶です。
 守る会の建前である「北朝鮮帰国者の生命と人権を守ること*34」と「慰安婦問題なんかどうでもいい」という慰安婦侮辱文章を載せることと何の関係があるのか。何の関係もないでしょう。まあ、「会副代表」三浦の愚行(慰安婦侮辱文章の会公式サイト掲載)をid:noharraら守る会会員が黙認してることによって「慰安婦への侮辱=守る会の総意(三浦個人の見解ではない)」と世間は理解し「ウヨ以外は守る会を軽蔑し呆れる」わけですが。
 結局守る会は「設立当初はともかく*35」今は「三浦小太郎らウヨが北朝鮮を攻撃するための党利党略の道具」でしかないわけです。滅んだ方が世のためと言っていいゴミクズ団体が守る会でその会員の一人がid:noharraという人格低劣な低能です。
 しかし「守る会会員」id:noharraも偉そうに「僕は河野談話支持者です」と言うなら手前の入ってる会のサイトに「北朝鮮問題に比べたら、慰安婦問題なんかどうでもいい」と言う慰安婦侮辱文章が載ってることについて何か批判的な事を言ったらどうなのか。手前の入ってる会の副代表・三浦の個人サイトに「日韓友好のために在韓国日本大使館前の少女銅像慰安婦銅像)は早く撤去すべきだ」と言う慰安婦侮辱文章が載ってることについて何か批判的な事を言ったらどうなのか。
 三浦に「お前のような慰安婦差別者、河野談話否定の歴史捏造主義者が守る会の副代表など会の恥だ、即刻辞任せよ」と三浦に副代表辞任を求めたらどうなのか(いやそれどころか退会を要求したり三浦を除名処分してもいいでしょう)。
 あるいは抗議の退会でもしたらどうなのか。id:noharraのクズぶりはペマギャルポの愚行(河野談話否定論、南京事件否定論など)やダライラマの愚行(オウム真理教からの多額の現金受領、焼身自殺の扇動など)を何一つ批判出来ない癖に「アンチ歴史修正主義」「人権派」を詐称する「ダライラマ盲従分子」「チベットキチガイ&反中国バカ」のクズid:Mukkeなみのクズぶりです。ああ、id:Mukkeちゃん、あんたが自ブログをお休みしてても「あんたが俺やid:Bill_McCrearyさんにきちんとわびない限り」俺は関係なく罵倒のIDコール送るからよろしく(毒)。いつまで経ってもMukkeが戻ってこないなら「id:Mukkeはワシが潰した(某野球監督風に)」と言ってもいいかもね(苦笑)。

【追記1】

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20150801/p4
慰安婦問題については様々なご意見のあることと思いますが、北朝鮮の現在進行形の人権問題改善に対する日韓両国政府連携の取り組みが、ほとんど目に見える形ではなされず、歴史問題のみが議論されている現状は個人的には残念なことと思います。
慰安婦の方々への同情を持つのならば、北朝鮮国内における女性の人権問題、脱北者の人身売買について、日韓両国が北朝鮮や中国に対し抗議の声を上げることも同時になされてもいいはずです。http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01169 …」>この三浦小太郎氏の文章に賛同する。

 まさかid:noharraが「三浦は間違ってない」と強弁するとは思いませんでした。俺の批判は無視すると思ってました。やれやれです。なんで北朝鮮問題について語るときに「慰安婦問題より北朝鮮問題の方が重要だ」だの「慰安婦銅像はすぐさま撤去すべきだ」だの言う統一日報の記事を三浦は持ち出す必要があるのか。
 三浦が「私は慰安婦問題に比べ北朝鮮問題が注目されてない*36と言っただけだ」「統一日報の主張全てを支持してるわけではない」などとどう詭弁をこねくり回そうとも奴が「河野談話否定論の立場に立つ極右歴史捏造主義者」だと言うことは明白*37なのですが三浦の詭弁を信じたフリ*38をして「三浦さんは河野談話否定論じゃない」と強弁できるid:noharraもいい度胸です。こういうのを「恥知らずのクズ」と言います。
 安倍の「僕は河野談話を踏襲します、慰安婦の方々には同情してる」と言う口先三寸の嘘を鵜呑みにし「安倍さんは河野談話否定派じゃない」というレベルの酷いid:noharraの詭弁には改めて呆れます。
 結局、id:noharraという男には「首相・安倍」「大阪府知事・松井」などと違い権力者でもない「世間的にはたかがチンピラ右翼でしかない」三浦小太郎を批判することは何故かできないのでしょう。その理由が何かは分かりません。
 俺が思いつく物としては
1)三浦はid:noharraの親分であり刃向かえない(id:Mukkeが絶対にダライラマ批判出来ないようなもん)
2)打倒北朝鮮のためなら三浦のような歴史捏造主義ウヨと野合していいと思ってる。id:noharraにとって「打倒北朝鮮>越えられない壁>河野談話支持」だが、そう公言できないので詭弁を吐いてる
3)実はid:noharraも三浦同様の河野談話否定論者の歴史捏造主義ウヨである(にも関わらずid:noharra河野談話支持を何故か詐称してる)
といったところですが。
 しかし「明らかな河野談話否定論者・三浦」を批判出来ないid:noharraが「僕は河野談話支持者です」というのは悪質な虚言以外何物でもありません。恥を知れとしか言いようがない。恥を知る良心など残念ながらid:noharraにはないでしょうが。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20150801/p4
これは「左翼のはずの」某S氏にとっては致命的な錯誤だ!*39

 何が錯誤だかさっぱり分かりません。実際には「河野談話支持を自称しながら、河野談話否定論者・三浦が副代表を務める会に平然と入会し、そのことについて釈明一つしない醜態(勿論三浦批判もしない)」を俺に指摘され「ボーガスの批判は錯誤による言いがかりだと居直っちまえ!」というだけの話でしょう。そう言えばid:Mukkeと言うバカも「お前は俺の文章がまともに読めてない」と強弁して居直ったことが確かありましたが「誤解だ、曲解だ」というのはid:noharraid:Mukkeのようなクズの典型的逃げ口上のようです。人間としてこいつらのような恥知らずにはなりたくないもんです。
【追記2】

id:noharra
 じゃあ、三浦が南京事件否定のウヨ集会(http://www.tsukurukai.com/shinpo/event11.html)に平然と出席してることはid:noharra君の脳内ではどう理解されるの?。こういう「南京事件否定論」支持者・三浦の慰安婦関係発言を「その言葉通りに鵜呑みにする」てのは明らかに間違ってるよね。
 どう見ても三浦は詭弁で「本心(河野談話否定)を偽ってる」だけじゃん。
 じゃあ君は安倍晋三の「慰安婦に同情する」つうのも文字通り「ああ、同情してるんだ」て理解するのか?。
 映画やドラマでヤクザが「電車のホームを歩くときは気をつけた方がいい」とか「風の強い日は火事に気をつけたほうがいい」とかいうのも君は「注意しろと言うとは何て親切な人なんだ!」と思って脅しとは理解しないわけね?。すげえなあ。もう少し考えて文章は書けよ、詭弁野郎。

と言うコメをhttp://d.hatena.ne.jp/noharra/20150801#cにつけたのでここにもメモっておく(言論弾圧を何とも思わないクズid:noharraは平気で人のコメントを削除するので)


■謹賀新年 今年もよろしくお願いします やっぱり宮城道雄は素晴らしいなあ(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3426

 なお、今年は書きおろしの著作を出版予定ですので、発売日など正式に決まりましたらご報告させていただきます。

 どうせいつもの高木書房*40なんでしょうが、いずれにせよそのときは突っ込みでも入れようかと思います。


石井桃子評伝「ひみつの王国」(尾崎真理子*41著、新潮社)これは傑作(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3405
 今回は特に「バカウヨ三浦らしいウヨ臭さ」もないまともなエントリと言えるんですかね(内容の是非はともかく)。
 石井桃子が「『くまのプーさん』の翻訳家*42」「『ノンちゃん雲に乗る』の作者」程度の事は知っていますがそれ以上のことはよく知らないし、俺プーさんもノンちゃんも読んだことがないし、「ノンちゃん映画*43は見てないし」で実のところそれほどの思い入れはない。ディズニーのプーさんアニメはテレ東で見たことはありますがアレは原作とは別物でしょう。
 むしろ「ぐりとぐら(中川李枝子)」「加古里子のだるまちゃんシリーズ」「那須正幹ズッコケ三人組シリーズ」とか読んだ本の方に思い入れはある。
 個人的には石井桃子が『幻の朱い実』*44なんて小説を書いてたってのが驚きですね。知りませんので。
 石井の自伝的小説だそうです。

 石井桃子という名前にピンとくる人は絶対読んでおいた方がいい名著。

 三浦の言う「ぴんと来る」が何を意味するか知りませんが、石井を知ってるかどうかなら「ある世代の人(つまりノンちゃんがヒットした1950年代に子どもだった世代ですが)」ならほとんどの人が知ってるでしょう。ただ最近の子どもはさすがにノンちゃんは知らないでしょう。たぶん古臭いんじゃないか。


■酒井信彦『朝日新聞の歴史隠蔽主義』
http://sakainobuhiko.com/2015/12/post-286.html

現在の盲目的・狂信的な平和主義に比較すれば、戦争中の軍国主義の方が、遥かにリーズナブルではないかと、私は考える。

 意味が分かりません。「日本が米軍の空襲を受けるなどして酷い目にあった」のに何が「戦争中の軍国主義の方が、遥かにリーズナブル」なのか。戦後あのレベルの大規模な死者がでるようなことが何時あったのか(もちろんないですが)。酒井にとっては反ソ連や反中国のためなら戦乱で「日本人の死者が何人出ようと構わない」のか。
 理解することすら困難な酒井の珍発言です。


■楊海英『日本陸軍とモンゴル』(2015年、中公新書)のネット書評

アマゾンレビュー
 本書は大勢の人物が登場するが、中心になっているのは、ジョンジョールジャブ*45である。ジョンジョールジャブは旅順*46の日本人小学校を卒業後、1922年来日し(19才)、陸軍士官学校を卒業(40期)し、1928年満鉄に就職し、1931年モンゴル独立軍を組織し、1937年満州国軍騎兵上校となり、1943年には満州国軍第十管区上校参謀長となるが、1945年8月、ソ連満州侵攻に対して、シニヘイ河に進出した満州国第十軍内で、日系将校38人を殺害し、軍とともにソ連に投降した人物である。
●モンゴル人である著者の、ジョンジョールジャブへの思い入れは強い。それはそれで構わないのだが、かなり情念の激しいジョンジョールジャブの生涯の、それぞれの時期の思念、行動に対して、すべて、共感的、正当化的に著述し、その観点から日本軍人を非難するのは違和感を覚える。特に、シニヘイ事件における日系軍人38人の殺害を、「草原の二・二六事件」と名付けて、賞賛している(ように読める)のには、強い違和感を覚える。
●本書の序章には、かって、(ボーガス注:内)モンゴルに存在し、日本人、日本軍人が多大な貢献をした興安軍官学校(満州国内)、モンゴル軍幼年学校(モンゴル自治区に存在)に対する賛辞が溢れている。そのため、序章だけよめば、この本は、日本及び満州国のモンゴル政策を肯定的に再評価するつもりなのかと思えるほどである。だが、それは日本人読者を引き寄せる餌に過ぎなかったようだ。二章以後は、日本人、日本軍人のモンゴル政策、モンゴル観に対する批判がどんどん高まっていき、ついに、第六章の、モンゴル人兵士、生徒による日系教官の無差別殺害に至っても、まるで、(ボーガス注:モンゴル人を単に政治利用して裏切った日本軍人の)因果応報のような書き方しかされていないのである。そして、あとがきに至って、なぜかまた、満州国の再評価のような言葉がちらちら出てくるが、何をいまさらの感がある。
●著者は戦後の中国の「内モンゴル中国化政策」を厳しく批判し、「中国人が書いた(ボーガス注:内)モンゴル史は嘘の塊」と罵倒する。その一方、1945年8月のモンゴル兵による日系教官の殺害を、長年中国政府が「抗日」と認めてこなかったことを不当とし、1999年に至って、やっと「義挙」と認められたことを喜んでいる。だが、学校教育によりモンゴル近代化に貢献した日系教官たちを、終戦真近に殺害してしまったことを、モンゴル人の宿敵のはずの中国共産党に「抗日」と評価されたのが、うれしいことなのだろうか?*47

http://blog.goo.ne.jp/seisyounenkaikan/e/e8986cdeb259200da53ce82b5258df7b
 日本の植民地支配が「五族*48協和」だのいいことを言っていても、くり返しモンゴル人を裏切り、自分たちの支配地域拡大のために利用しようとしてきたことも、これでよくわかる。

http://blog.livedoor.jp/yamasitayu/archives/52126302.html
目次は以下のとおり。
序章 軍人民族主義者とは何か
第1章 騎兵の先駆と可愛い民族主義
第2章 民族の青春と興安軍官学校
第3章 植民地内の民族主義者集団
第4章 興安軍官学校生たちのノモンハン
第5章 「チンギス・ハーン」のモンゴル軍幼年学校
第6章 「草原の二・二六事件」と興安軍官学校の潰滅
終章 「満蒙」残夢と興安軍官学校生の生き方
(中略)
 持ち上げられつつもあくまでも日本人の都合でしか扱われないというのは、ジョンジョールジャブだけではなく、この後のモンゴル人全体にも共通したものでした。
 1932年に満州国が建国されると、(ボーガス注:内)モンゴル人たちは自分たちも独立へと燃え上がりますが、日本が認めようとしたのはあくまでも自治でした。また、すでに外蒙古には社会主義国モンゴル人民共和国が成立しており、日本のモンゴル人への肩入れは、モンゴルの「赤化」防止のためでもありました。
 そうした中で1934年にモンゴル人を軍人として教育するためにつくられたのが興安軍官学校です。
 興安軍官学校は、独立を夢見るモンゴル人たちの期待を集めますが、1936年に興安北省*49省長でモンゴル人の有力者だった凌陞(りょうしょう)が関東軍憲兵*50によってソ連と通じた罪*51で処刑され、ノモンハン事件が起こると、モンゴル人の心は日本から離れていきます。
 ノモンハンではモンゴル人を含む興安軍が編成され戦いに動員されますが、ソ連側にもモンゴル人が動員されており、いわばモンゴル人が日本とソ連の代理戦争に動員されている形でした。
 こうした状況に嫌気が差したモンゴル人部隊からは逃亡する者も続出し、また、日本人のモンゴル人に対する偏見がますますモンゴル人たちの士気をそいでいきました。
 結局、その後もモンゴル人たちの民族自決の夢は日本の勢力範囲内での「自治」という形に矮小化され、ジョンジョールジャブの不満は終戦直前に爆発します。
 ソ連の侵攻を知ったジョンジョールジャブは、8月11日に日系将校を殺して、日本軍を裏切ります。モンゴル人の想いを裏切り続けてきた日本軍を最後に裏切ったのです。
 著者は、このジョンジョールジャブの蜂起を二・二六事件と重ねていますが、まあ、これはどうなんでしょう。

 近年、「敵(中国)の敵(反中国ウヨ)は味方」という歪んだ考えから日本ウヨとの野合を強めつつある「内モンゴルのペマ・ギャルボ」楊海英ですが「ジョンジョールジャブによる日系軍人38人の殺害事件(シニヘイ事件)」を「やむにやまれぬ行為」として好意的に評価するとは「やはり本心は戦前日本万歳などではない」ようです。隠しきれない本心が中公新書に出てしまったと言うところでしょうか。これが産経新聞出版なら添削が入ったでしょうが、中公新書だとそう言うこともないのでしょう。

参考

ジョンジュルジャブ(1906〜1967年:ウィキペディア参照)
 1906年遼寧省生まれ。父親のバボージャブは彰武県の巡警局長を務めていたが、1912年に一家を連れてボグド・ハーン政権下の外モンゴルのフレー(現・ウランバートル)へ渡り、1916年の第二次満蒙独立運動中華民国相手に挙兵して戦死した。父親の死後、大陸浪人・川島浪速によって一家と共に旅順へ送られ、日本第二高等小学校で勉強した。1922年、日本へ渡り東京府立第六中学校(現東京都立新宿高等学校)に入学。ジョンジュルジャブは中学では「川島成信」を名乗った。この当時、日本ではバボージャブの名声が高まっており、ジョンジュルジャブはその子息として持てはやされ、多くの日本軍人や右翼活動家と知り合ったという。1925年、陸軍士官学校砲兵科に入学し、士官候補生となって野砲兵第1連隊に配属された。1928年、士官学校を卒業したジョンジュルジャブは南満州鉄道(満鉄)に入社し、日本名「田中正」を名乗って働くことになった。1931年9月に満州事変が勃発すると、兄のカンジュルジャブと蒙古青年・知識人らを集めて蒙古独立軍を組織した。ジョンジュルジャブは連絡処長を務め、関東軍との折衝を担当した。満州国成立後、ジョンジュルジャブは警察官教育を受け、公安局警務科に務めた。1937年、ジョンジュルジャブは軍人に転進し、騎兵上校に任命された。治安部で2か月ほど軍の状況を勉強し、1938年に興安軍管区の参謀処長に任命された。1939年、ノモンハン事件が発生し、ジョンジュルジャブはその戦闘での活躍が評価され武功章を与えられた。しかし、戦場で興安軍が壊滅敗走するのを見てモンゴル兵に失望したジョンジュルジャブは、顧問部に対して徴兵制の実施や既成将校の淘汰などを提案した。1940年に実施された第9軍管区第2師の特命検閲では統制官をつとめ、同年、満州国に国兵法が施行されると徴兵官となった。1943年3月、第10軍管区参謀長少将に任命された。1945年8月9日、ソ連の参戦に対し、第10軍管区(駐ハイラル)は興安嶺でソ連軍の侵攻を阻止するよう命令を受けた。8月10日、経由地点のシネヘイに到着すると、ジョンジュルジャブは日系軍官を殺害してソ連軍へ投降することを決意した。8月11日午前10時頃、各隊で一斉に叛乱が起こり、日系軍官は次々に殺害された。ジョンジュルジャブと第10軍管区約2,000名は、8月13日にソ連軍に投降した。その後、ジョンジュルジャブはハバロフスクの収容所へ収監され、1950年8月に撫順戦犯管理所に移された。思想改造を受けた後、1960年11月28日の第2回特赦で釈放されハイラルの国営営林場で労働者となった。1966年、文化大革命が始まるとジョンジュルジャブは反省室に隔離された。1967年11月中旬のある夜、ジョンジュルジャブは営林場の菜園にある樹で首を吊って自殺した。
■人物
 日本で教育を受けていたため、モンゴル語と日本語に堪能で中国語もモンゴル訛りはあるが流暢に話すことができたものの、簡体字モンゴル文字は書けなかった。
 1936年にスパイ容疑で処刑された興安北省長・凌陞の長男セブジンタイは、ジョンジュルジャブの妹・孟恵栄(もうけいえい)と結婚していたため義理の兄弟にあたる。凌陞事件に不満を持っていたジョンジュルジャブは、上校任命の宴席で関東軍参謀長・東條英機*52に事件の真相を尋ねたが、東條は言葉を濁して答えようとしなかったという。
 シネヘイでの叛乱の動機については、凌陞事件に対する恨みと推測する者もいるが、 ジョンジュルジャブの手記によれば、太平洋戦争で敗退を続ける日本の敗戦を予期してソ連満州へ侵攻したときに投降しようと覚悟しており、この考えは当時のモンゴル人全体の考えであったという。日系軍官の殺害については、投降の計画が漏れ、一人でも日本人が逃げて報告されればハイラル市のモンゴル人が虐殺されると恐れたためであった。


■リテラ『安倍さんは薄ら笑いで私に…元家族会・蓮池透氏が著書でも徹底批判! 安倍首相の拉致問題政治利用と冷血ぶり』
http://lite-ra.com/2015/12/post-1803.html
 安倍に批判的なサイト「リテラ」に早速著書の紹介が載ったようです。

 透氏が(ボーガス注:著書『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』で)暴露した安倍首相の“大ウソ”とはどんなものか。
(中略)
 じつに24年振りの帰国となった被害者らだが、あくまで政府は「一時帰国」とし、北朝鮮に戻すつもりでいた。そんななかで透氏は、弟・薫氏を日本に踏みとどまらせようと恩師や旧友たちと再会させたりなど、懸命に尽力した。だが、マスコミは「いつ北朝鮮に戻るのか?」と質問してくるだけ。両親でさえ、戻る日をカレンダーでカウントダウンをする日々だったという。
 なぜなら、安倍氏をはじめとする政府側は北朝鮮に対して戻すと約束してしまっていたからだ。当然ながら、彼らが「弟たちを止めることなどしな」かった。透氏は、国が力を貸してくれない絶望感に襲われながらも踏ん張りつづけ、結果、薫氏らは日本に残るという決断を行ったのだ。
 しかし、薫氏ら拉致被害者5名が日本に留まることを決意し、それが覆せないほどに強い意志だと知ると、安倍氏らは「渋々方針を転換」。にもかかわらず、安倍氏は(ボーガス注:北朝鮮帰国論を主張する福田官房長官、飯島首相秘書官、田中均外務省アジア大洋州局長らに対して)“体を張って必死に止めた”などと言い出したのだ。
(中略)
「あえて強調したい。安倍、中山(恭子、拉致被害者・家族担当、内閣官房参与)両氏は、弟たちを一度たりとも止めようとしなかった。止めたのは私なのだ」
「世間では北朝鮮に対して当初から強硬な姿勢をとり続けてきたと思われている安倍首相は、実は平壌で日本人奪還を主張したわけではない。(中略)安倍首相は拉致被害者の帰国後、むしろ一貫して、彼らを北朝鮮に戻すことを既定路線として主張していた。弟を筆頭に拉致被害者たちが北朝鮮に戻ることを拒むようになったのを見て、まさにその流れに乗ったのだ。そうして自分の政治的パワーを増大させようとしたとしか思えない」
 透氏がこれほどまでに憤慨するのは当然の話だ。安倍首相はこうしてエピソードを捏造し、“拉致問題の立役者”であることをさんざん世間にアピール、支持層を広げてきた。嘘の武勇伝によってかたちづくられた「北朝鮮にはっきり物が言える人物」「情に厚いリーダー」などというイメージによって、結果、総理大臣にまでのし上がったのだ。

 ぶっちゃけ「今さらかよ、遅いよ」「蓮池さんさ、あんた、福田さんや飯島さん、田中均さんにきちんと『安倍のデマを黙認して済みません』てわびたの?」と言う思いは否定できませんが、こうした暴露それ自体は評価したいとは思います。

 透氏は、安倍首相が第一・二次内閣で北朝鮮に対して「講じた手段」を、「北朝鮮に対する経済制裁拉致問題対策本部の設置……この二つのみである」と論評し、これを「やみくもな経済制裁」として批判する。
 北朝鮮に対して経済制裁を実行するならば、「被害者の救出に直結する戦略的なものであるべき」だと透氏は訴えてきた。「北朝鮮にどのような反応が生じるか、一方の日本はどのようなシナリオで救出するのか、そうしたことをきちんとシミュレーションしたうえで、具体的に知恵を絞った方策」でなければ意味がないからだ。
 しかし、日本が行なった「やみくもな経済制裁」は「北朝鮮の感情を悪化させ、彼らの結束を固めただけ」。では、なぜ日本政府は効果のない手段にこだわってきたのか。透氏は「拉致問題に対する基本姿勢が「逃げ」であったからだ」と看破する。「勇ましい姿勢」を国民に知らしめるという「日本国内向けのパフォーマンスをしていた」だけだ、と言うのだ。

 ぶっちゃけこれまた「制裁やる前から和田春樹氏とかは、『冷戦時代から長いつきあいがある』『朝鮮戦争ではともに闘った』中国やロシアが北朝鮮支援してるから無意味って言ってたジャン。和田氏の言葉を無視するあんたがバカなんだよ、蓮池さん」という気持ちが否定できません。率直に言って俺は蓮池氏が好きではありません。なぜなら俺からすれば「やる前から制裁の失敗なんか和田氏が言うように分かってた」からです。
 とはいえ「遅すぎた」とは言え、自らの過ちを認め安倍批判に転じたことは評価したいと思います。今の家族会なんて未だに制裁の失敗を認めず安倍万歳ですからね。

拉致被害者支援法」は、2002年11月に安倍氏らが中心になって成立させたが、草案では、拉致被害者にひとり当たり月額13万円を支給(収入が発生した場合は減額)すると書かれてあったという。これにはあまりに低すぎないかという指摘もあがったが、自民党議員からは「野党が吊り上げるからこの程度にしておく」と説明がなされた。だが、現実には、委員会審議で金額が高すぎると反発され、法案はそのまま成立されてしまったのだ。
 これでは被害者たちは騙されたようなものだが、この自民党のやり方に対して透氏は「国の不作為を問い国家賠償請求訴訟を起こしますよ」と安倍氏に迫る。そのとき、安倍氏は「薄ら笑いを浮かべながら」こう言い放ったという。
「蓮池さん、国の不作為を立証するのは大変だよ」

 いや確かに「不作為の立証」は難しいんですけどね。
 これが事実なら安倍は正気じゃないですね。言ってることは「そんな訴訟おこしても負けるだけだ」と言う話ですから、安倍の主観がどうでアレ、蓮池氏に対する挑発行為以外何物でもない。そこは「国賠訴訟なんてことはやめてほしい。我々、13万円から今後引き上げるように努力したい」とかなだめることを言うべきじゃないんですかね。
 こういう事が積み重なって安倍への不信感や反発が高まり今の安倍批判なんでしょう。何でその発言のときに安倍と縁切りしなかったのか疑問ですが変な期待をしていたんでしょうか。しかしこれはどうも安倍や家族会、救う会は「無視するしかない代物」のようです。下手に突っ込んだら彼らがぼろぼろでしょう。

 だが、それでも安倍首相による拉致被害者の政治利用は延々とつづいた。それは昨年の衆院選でも同じだ。
 安倍首相は昨年の衆院選で、自民党候補者の応援のために薫氏の地元である柏崎で演説会を開いた。その際、演説会の出席を薫氏に求めたが、薫氏は多忙を理由に固辞。すると、今度は両親を駆り出したのだ。そして会場では、安倍首相と候補者から「拉致被害者蓮池薫さんのご両親も来ておられます」と紹介されたのだという。このとき、蓮池氏の母親は「結局、安倍さんのダシにされただけだね」と嘆いていたという

 「多忙」てのはどう見ても口実でしょう。「俺はお前の政治的道具じゃない」「大体解散理由は拉致じゃないし選挙も拉致なんかほとんど争点にしてないのにふざけるな」「手前が救う会を持ち上げるせいでウチの兄貴は救う会の画策で、家族会を不当除名されたんだぞ、わかってんのか」という安倍への反発でしょうね。蓮池さんの両親は断り切れなかったようですが、記事を読む限り、ご両親も明らかに安倍に反発しています。

 もちろん、拉致被害者たちを政治的に利用するために近づいてきた輩は安倍首相だけではない。とくに「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(以下「家族会」)を初期から支援した「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(以下「救う会」)の幹部は「右翼的な思想を持つ人ばかり」。「救う会」による勉強会では、憲法9条の改正や核武装の必要性までもが語られたという。そのころの様子を、透氏はこのように振り返る。
「当時の「家族会」メンバーには、政治的信条は特になかった。キャンバスにたとえれば、真っ白だったといえる。それが、「救う会」のいわゆる「オルグ」の連続により、徐々に右翼的な色に染まっていった*53
 これは透氏にしても例外ではなかった。テレビ番組では「個別的自衛権を発動して、自衛隊が救出に行ってもいいのではないか」「憲法九条が拉致問題の解決を遅らせている」と発言したこともある。だが、透氏は、当時の自分を「勘違いしていた」「いま考えると非常に恥ずかしい」と言う。
 このままではいけない。右傾化してしまった「家族会」をニュートラルな立場に変える必要がある。
 そう考えた透氏は「北朝鮮との対話」を訴えるようになるが、すると今度は、「国賊」「売国奴」とネット上で誹謗中傷を受けるようになり、「家族会」からも「退会」の手続きが取られてしまった。実質上、除名されてしまったわけだ。

 透氏が一時は「荒木和博の自衛隊突撃論をワイドショーで公言していた」とは知りませんでした。
 ああいう馬鹿な事言うのは家族会でも増元照明とか一部のバカだけかと思ってました。
 しかし彼は「家族会の中では比較的まともな人だった」わけです。弟さんご夫婦の影響もあったのでしょうが「拉致解決のためには改憲しないといけない、自衛隊が突撃しないといけないなんておかしい」「俺達ウヨに政治利用されてるだけじゃないか」と考えを変えるわけです。そして過去の自分を「勘違いしてた」「思い上がってた」「恥ずかしい」と言えるまでになった。大変いいことです。果たして今の家族会連中が蓮池氏のように「勘違いしてた」「思い上がってた」「恥ずかしい」と言える日が来るんのか。次世代から出馬した増元にはそう言うこと期待してませんけど他の面子には期待したい。

 このほかにも透氏は本書のなかで、「家族会」「救う会」内部の内紛や金銭をめぐるトラブル、政権を忖度するNHKをはじめとするマスコミへの批判など、さまざまな問題を告発している。

 「家族会」「救う会」内部の内紛や金銭をめぐるトラブルつうのは絶対に家族会、救う会が触れられたくない部分でしょう。これはどう見ても家族会、救う会側は「無視し続けること」しかできないような気がします。


朝日新聞『「拉致問題膠着、日本の対応にも原因」 蓮池透さん』
http://www.asahi.com/articles/ASHDB6KH8HDBUTIL03D.html
 ついに蓮池氏が朝日新聞紙面で安倍を「拉致を政治利用した男」と非難するという「第一次安倍内閣時は考えられなかった日」がやってまいりました。

「成果が出ていない以上、現時点で制裁に効果があったとは言えないと思う」

おっしゃるとおり「制裁は効いてないんだからやめた方がいいと思う」という単純な話ですが、それを認められない家族会のあほさにはうんざりします。

 交渉が停滞する背景について「北朝鮮は『拉致を認め被害者5人を帰したら、かえって日本社会の怒りを買った。今後新たに被害者を帰しても日本側が収まらないのなら、これ以上応じる意味がない』と考えているのではないか」と推測。安倍政権に対し「何をもって拉致問題の『解決』とするのかを明示すべきだ。認定された拉致被害者の帰国か。安否確認か。900人近い『特定失踪者』も含まれるのか。それが示されないと、北朝鮮は動かないと思う」と提言する。

 まあ「特定失踪者も含む」なんて馬鹿な事言ったら絶対に北朝鮮は動かないでしょう。それはまずいと思って救う会批判したら家族会から除名されたのが蓮池透氏です。

蓮池さんの反省は、拉致被害者家族会の事務局長だった当時の自身にも向く。
「強硬派の急先鋒(きゅうせんぽう)、カリスマ事務局長と呼ばれ、いい気分でなかったと言えばうそになる。『外務省は敵だ』などと叫んで主張を先鋭化させた。日本政府が北朝鮮に対する強硬策に転換する大きな原因は、私たちの言動にもあったと思う」

 外務省関係者、特に外務省を去らざるをなくなった田中氏などは「今さらかよ、遅いんだよ」「誰のせいで役所を俺がやめたと思ってるんだ」と怒り心頭でしょうが、まあ、自分の非を認めるだけ今も非を認めない家族会残留組よりはマシです。

04年5月、小泉純一郎首相(当時)が再訪朝し、02年に帰国していた弟の蓮池薫さん(58)夫妻や地村保志さん(60)夫妻の子らを連れ帰った。しかし「死亡」とされた被害者の情報がなかったため、家族会からは感謝の言葉もそこそこに批判が続出。「小泉首相はプライドを傷つけられ、拉致問題への情熱が雲散霧消したようだった。今日まで問題が長期化した一因ともなったのではないか」と蓮池さんは振り返る。

 これまたおっしゃるとおりですが蓮池氏と違い、未だに小泉氏に悪口雑言が家族会残留組ですからうんざりします。

近く新刊を出版する。題は「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」(講談社)。拉致問題が膠着(こうちゃく)状態となる原因にかかわった「冷血な面々」には、自分自身も含まれると考えている。

さてこの本の目次紹介が講談社サイトにありますので見てみましょう。機会があったら購入して読もうかと思います。

http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062199391
序章:「救う会」に乗っ取られた「家族会」
第1章:拉致問題を利用してのし上がった男
第2章:被害者死亡を認めた首相の大罪
第3章:拉致を利用したマドンナ
第4章:情報はゼロの外交官
第5章:「救う会」を牛耳った鵺(ぬえ)*54
第6章:政治家を恐れるマスコミの罠
第7章:カンパを生活費にする男
第8章:家族会を過激にした張本人
特別対談 拉致問題の現在と最終解決とは(青木理*55蓮池透

 読まないと分かりませんが、第1章「拉致問題を利用してのし上がった男」は安倍、第3章「拉致を利用したマドンナ」が中山恭子、第7章「カンパを生活費にする男」が家族会活動のために会社を辞めたという増元照明のことでしょうか。今から救う会や家族会、安倍の反応に「ワクワク」させられます。

【2015年12/23追記】
・本屋で立ち読みしました。買おうか迷いましたが現時点では買っていません。
買わない理由としては
1)「第4章:情報はゼロの外交官」で外務省に悪口雑言してること*56に賛同できなかった
 まあ、外務省としては秘密主義だったのか、ろくに蓮池氏側に情報提供してくれなかったようですが、それについて「情報がゼロと言う事か」と憤激するのは違うと思うんですよね。
2)知ってることが既に多かった
 たとえば
ア)「中川昭一*57に頼まれて『九条改憲希望発言』をしたが今思えば、拉致に関係ない上に実は改憲派でもないのに、中川の依頼に応じたことが恥ずかしい」
イ)「朝鮮学校無償化除外の口実に拉致を持ち出すな*58。どういう論理で無償化除外すると拉致が解決するんだ。ウヨが我々拉致被害者家族を政治利用してるだけじゃないか」
ウ)

http://www.wadaharuki.com/nicchou.html
 日本テレビは報道特別ドラマ・スペシャル「再会:横田めぐみさんの願い」を一時間五〇分にわたって放映した。これは蓮池さん夫妻が二〇〇四年六月横田夫妻、息子さんたちと会って、自分たちの知っているめぐみさんの生活のすべてを語るという形のドラマ*59である。
(中略)
 この4チャンネルのドキュメンタリー・ドラマは蓮池さん*60たちからの取材にもとづいて構成されているものと考えられる。ここで明らかになるのは、13歳で拉致されてきた少女は自らの過酷な運命に適応して生きることができず、精神の不安定な状態から、自傷行為や出奔をくりかえすなど、精神の正常さを失った状態になったことである。
(中略)
 横田めぐみさんの病状がこのようなものであったとすると、そのような患者が国境地帯の遠い病院の隔離病棟に入れられるということは何を意味するのだろうか。精神の異常をきたし、生きる気力を失っためぐみさんは生きつづけられたのか。蓮池さんたちは帰国までの八年間いかなる消息も聞いていない。そして金英男氏は再婚している。テレビでみた彼の息子は一〇歳程度と見えた。九五,九六年ごろに再婚したと考えられる。もちろん理論的な可能性としては、隔離病棟の中でも一〇年間生き続けているということもありえないないわけではない。しかし、夫が再婚し、娘が母を失った状態であるということは重大な事態を示しているといわざるをえない。
 事柄の本質は中学生を拉致するという犯罪行為が過酷な状況に対応して生きる力をまだもっていなかった彼女の精神を危機に陥れたということである。この全責任は北朝鮮政府にある。だが、だからと言って、横田めぐみさんが今日なお元気で解放を待っていると想定することには無理があると言わざるを得ない。

という「和田春樹氏の意見に私、蓮池透は賛同する。めぐみさんが生きてるという保証は横田夫妻には失礼ながら何もない。死亡という事態も夫妻は覚悟すべきだし政府も無責任に生存説を唱えるべきではない*61
などというのは既に以前から蓮池氏がマスコミの取材などで語っていたことだと思います。
 とはいえ蓮池氏の「救う会、家族会批判後の言動」をよく知らないという方には一読をお勧めします。
・予想通り

第1章「拉致問題を利用してのし上がった男」は安倍、第3章「拉致を利用したマドンナ」が中山恭子、第7章「カンパを生活費にする男」が家族会活動のために会社を辞めたという増元照明のこと

でした。ちなみに第5章「「救う会」を牛耳った鵺」は特定の人間と言うよりは「佐藤勝巳、西岡力、荒木和博、島田洋一救う会幹部は全てぬえ」と認識してるようです。第8章「家族会を過激にした張本人」は蓮池氏本人のことで反省の弁が書かれています。
 いや正確に言えば7章には「荒木、西岡、島田ら巣くう会一味」も含まれますが。
 増元は内心では「何だ、あのたかり屋みたいな章タイトルは!、蓮池の野郎、俺をバカにしている!」と憤激してるかも知れません(増元が公的に蓮池氏に反論するか、それとも無視するかはともかく)。ただ、蓮池氏からすれば「いくら拉致被害者家族とは言え本業を辞めて拉致被害者救出活動を仕事にしていいのか」「カンパを生活費に充てていいのか」と言う疑問があるんでしょう。
 また巣くう会一味へのカンパについても「幹部が懐を肥やさずまともに使ったと言えるのか」という疑問を感じてるようです。
 最後の特別対談で青木氏の「救う会の極右性に疑問を感じなかったんですか?」という主旨の質問に蓮池氏は「石高健次さん辺りが救う会を批判してくれれば良かったんですが」という主旨の事を言っています。この蓮池氏の「ある種の石高批判」に対し石高は何と答えるのか。俺が思うに無視してとぼけるという卑劣な態度で応じるのでしょうが。
 「石高だけの責任」とは言いませんが、石高も『金正日の拉致指令』(1998年、朝日文庫)で名を売った人間である以上、「石高にも救う会、家族会の現状に責任がある」という批判は免れないでしょう。これは石高以外にも俺が知ってる人間では高世仁、石丸次郎なんて輩がいますが。

*1:社会党書記長、副委員長、社民連代表などを歴任。社民連代表、細川内閣科学技術庁長官、参院議長、菅内閣法相、環境相などを歴任した江田五月の父親。

*2:後に社会民主連合に改名

*3:こいつら「腐れウイグル」がつるんでる「バカウヨ」はともかく、俺のようなそれ以外の人間にとってはこの種のカス団体の活動が活発化する方がおそらく「大迷惑」なのでとっとと滅亡して欲しいもんです。

*4:もちろんウヨ連中にとって「慰安婦問題で日本と交渉したい」と語り、習主席とトップ会談した馬総統とその支持者は「連帯する台湾人」には入らないわけです。

*5:連戦内閣法相、台北市長などを経て総統

*6:桃園県長、新北市長を経て国民党主席

*7:副首相を経て民主進歩党主席

*8:独裁国家北朝鮮だけではないのに何故ここまで北朝鮮を敵視するんですかね。わけがわかりません。そして北朝鮮だってどこの国の独裁国家だって基本的には「飴と鞭」でしょう。鞭だけで統治などできはしませんし、最近の改革開放への取組は飴のわけです。

*9:「声を上げられない相手」、つまり「意思が分からない相手」とどうやって連帯するのか?。連帯などできないのであってid:noharraの言ってることは単に「僕は僕の北朝鮮打倒論を北朝鮮人民が支持すると思う」と根拠レスで放言してるに過ぎません。そんなんだったら「北朝鮮人民の意思など分からないから考慮しようがない、とにかく北朝鮮独裁国家で悪だから倒すことはいいことだ」と正直に話したらどうなのか?。主観はともかく客観的には野原の主張はそう言うことに過ぎないわけですから。

*10:おっしゃるとおりでしょう。ついでに言えば、北朝鮮に強い影響力を持つ「中国やロシア」との連携もすべきでしょう。中国やロシアの批判をするなとは言いませんが産経みたいな下劣な反中国、反ロシア言論など論外です。

*11:テーマがウヨネタでないと「産経ではなく日経との共催」になるんでしょう。産経にこのテーマでシンポをやる能力があるとは、とても思えません。

*12:しかし「シンポジウムをやります」と説明したのにそれについての質問が出ないのも「何だかな?」と思います。

*13:家族会や巣くう会は「何故、首相は兼務にした」と悔しがってるでしょう。でも連中は絶対に安倍批判出来ない「安倍のポチ、精神的奴隷」ですが。

*14:著書『よみがえれ地球の緑:沙漠緑化の夢を追い続けて』(1989年、佼成出版社)、『沙漠緑化に命をかけて』(1992年、阪急コミュニケーションズ)など

*15:沖縄関係の著書に『沖縄久米島から日本国家を読み解く』(2009年、小学館)、『佐藤優の沖縄評論』(2014年、光文社知恵の森文庫)

*16:何も沖縄に限った話ではなく、太平洋戦争に限った話でもありません。たとえば「日中戦争中の南京」においては「南京事件」と言う形で「十二分に発揮された」わけです。そして「沖縄の自決強制」「南京事件」に限らず「日本軍の暴力性(つまり日本軍の戦争犯罪)」について「中国のデマ」「GHQの捏造」などそれこそ「酷いデマ」を吐いてるクズが三浦ら日本極右(日本版歴史修正主義者)です。

*17:三浦が沖縄を誹謗中傷する田母神や西村幸祐らと平然とつきあってることを考えればどう見ても「佐藤に大賛成」は虚言だが。何故三浦がこんなモロバレの虚言を吐くのかは不明である。

*18:軍命令による自決は事実なのだからそれを主張することは別にエゴではないでしょう。また「沖縄だから」つう話でもない。どこだろうと軍による自決強制などと言う「あんな酷い目にあわされれば」批判が起こるに決まっています。

*19:自公が支援する舛添元厚労相(現都知事)、小泉元総理が支援する細川元総理と保守系都知事候補は田母神以外にもいたのにわざわざ田母神支持を表明する極右が三浦であり、そんな男を会の代表や事務局長、副代表にし続けてきた極右団体が守る会、そしてそんな守る会会員(つまり極右)でありながら「アンチ極右面する詐欺師のクズ」がid:noharraという馬鹿です。

*20:実際どうかは俺は知りませんが

*21:著書『極秘指令:金賢姫拘束』(2003年、NHK出版)

*22:実際には「犯罪捜査のプロ」警察が自供させたのを砂川某が「俺の手柄だ」と放言してるだけでしょうが。

*23:勿論林氏以外にもいますが

*24:林氏の沖縄戦関係著書としては『沖縄戦と民衆』(2001年、大月書店)、『沖縄戦・強制された「集団自決」』(2009年、吉川弘文館)、『沖縄戦が問うもの』(2010年、大月書店)など

*25:林氏の慰安婦問題著書としてはたとえば『日本軍「慰安婦」問題の核心』(2015年、花伝社)

*26:半分冗談でしょうが以前、本多勝一氏が「中国共産党は『限界はあれども』四人組裁判など、自らの手で文革に一定のけりをつけた、未だに戦前賛美が辞められない日本ウヨとどっちが知的、道徳的に劣ってるかは明白だ(勿論日本ウヨ)」と言っていたのを思い出しました。まあ、三浦ら日本ウヨに劣る知性や人格の持ち主も少ないでしょうが。そうは思いませんか、三浦のプロ奴隷id:noharraさん?

*27:登録の現実性はないし、そもそもそう言う三浦のようなウヨ連中が一方で「中国の南京事件資料登録」や「韓国の慰安婦資料登録の動き」に「反日だ」などと非難するのは全く筋が通っていません。

*28:そんな事俺は一言も書いてませんが。

*29:確かにそうですが、だからといって「チャンネル桜月刊日本といったウヨ連中とつきあいのあるバカウヨ三浦が南京事件慰安婦731部隊関係資料の世界遺産登録に賛成かどうか」「この天安門云々と言う物言いが南京事件資料ユネスコ登録に対する中国への逆恨み、逆ギレでないかどうか」は「バカや三浦シンパの詭弁屋でない限り」普通に考えて分かる話です。単に三浦がこのエントリではそうした右翼性を必死に隠してるに過ぎません。「いつも通り」隠し切れてないですけど(苦笑)。

*30:だから手前の河野談話支持、南京事件否定論批判という主張と「手前の三浦の暴論(河野談話否定論、南京事件否定論)容認」は明らかに矛盾してると「テキストと論理で指摘してる」だろ、詭弁も大概にしろよ、糞野郎。俺が朝鮮学校無償化除外を批判したら「朝鮮学校を全肯定するのか」といいがかかりつけた人間とは思えない酷い詭弁だな。どういう都合のいい脳みそしてるんだ、手前。

*31:朝鮮戦争での捕虜のことです

*32:ウヨ系とは言え良くも在日韓国人が出してる雑誌が「慰安婦問題なんかどうでもいい」という記事を載せられるもんです。恥知らずにも程があります。それにしても自分の口で「慰安婦なんかどうでもいい」と言えずに「在日もこういってる」と言う形で逃げをうつ三浦という男も酷いゲス野郎です。中国批判をするのに李登輝やペマギャルポを操り人形として使ってるのと同じわけです。あるいはケント・ギルバートやテキサス親父なんか持ち出して「欧米人も俺達を支持してる」と強弁するのと同じわけです。せめて三浦は統一日報なんか持ち出さず自分の口ではっきり言ったらどうなのか。自分の口で言えない辺り全く姑息な男です。こんなゲスを副代表にできるid:noharraら守る会のバカ共には心底呆れます。なお、「台湾の馬総統が台湾人慰安婦問題で日本との交渉意欲を表明してること」でわかるように慰安婦問題は日韓二国だけの問題ではありませんが、三浦は当然そんな事は無視します。

*33:そもそも人権問題とは基本的に順位付けをする問題ではないでしょう。また「慰安婦問題に力を入れれば北朝鮮問題(核、ミサイル問題など)が解決しなくなる」という関係にもない。しかも慰安婦問題の解決がうまくいかないのは「日本(安倍政権)に誠意がないから(本心では河野談話を否定したがってるから)」じゃないですか。なんで日本人の三浦はそのことを平気で無視できるのか。まあ、三浦が慰安婦の違法性を否定したいクズ右翼だからでしょうが。

*34:まあただの建前に過ぎず連中がやりたいことはただの北朝鮮攻撃に過ぎませんが。

*35:「設立当初からウヨ団体だった」かどうかわかりませんのでこう書きました。

*36:だからなんでそこで「シリア難民問題」とか他の人権問題じゃなくてわざわざ「慰安婦問題」を持ってくるのかって事です。三浦の本心「河野談話否定」はあまりにも見え透いています。よほどのバカでない限り三浦の本心は丸見えです。三浦の方こそ「少しでも慰安婦問題で慰安婦の立場に立った物言いをしたこと」はあるのか。そもそも慰安婦問題が注目されるようになったのは首相の安倍が「首相であるにも拘わらず」政府見解・河野談話否定論者だからでそれで注目されなかったらその方がおかしい。そして安倍が暴言を吐くまでは三浦が言うほどには慰安婦問題は「当事者や支援団体、研究者など一部を除けば」注目などされていなかったのですが。

*37:つうか三浦はそう言う奴だからこそ「河野談話否定論の立場に立つ」チャンネル桜月刊日本ジャパニズムといったウヨメディアとつきあったりid:Bill_McCrearyさんにご教示頂いた南京事件否定のウヨ集会(http://www.tsukurukai.com/shinpo/event11.html)に平然と出席者となれるのでしょう。

*38:さすがにid:noharraも本心から信じるほどのバカではないでしょう。

*39:「いわゆるびっくりマーク」をつけたところでnoharraの主張が正しくなるわけでは全くない(苦笑)。「弱い犬ほど良く吠える」と言う皮肉がありますが「デマカセをごまかすときにはびっくりマークを多用する」のが野原のようです。

*40:三浦は高木書房から『嘘の人権 偽の平和』(2011年)、『収容所での覚醒 民主主義の堕落』(2012年)なる本を出しています。

*41:読売新聞文化部次長。著書『現代日本の小説』(2007年、ちくまプリマー新書)、『瀬戸内寂聴に聞く寂聴文学史』(2009年、中央公論新社)、『大江健三郎作家自身を語る』(2013年、新潮文庫)(ウィキペディア「尾崎真理子」参照)

*42:近年はプーさんは、石井以外の翻訳もありますが。また石井はプーさんの他にも有名作品としては「トム・ソーヤー」「ピーター・パン」「ミッフィー(ただし、石井の翻訳では『うさこちゃん』)」「ピーター・ラビット」を訳していますが一番有名なのはやはりプーさんだと思います。

*43:子役時代の鰐淵晴子がノンちゃんを、原節子がノンちゃんの母親を演じた。

*44:現在、石井桃子コレクション1(2015年、岩波現代文庫)として入手可能。

*45:なお、ウィキペディアでの表記は「ジョンジュルジャブ」。

*46:今の大連市の一部

*47:そりゃあ内モンゴル人・ジョンジョールジャブの中国における評価が高まれば「内モンゴルの地位が上がる」わけで嬉しいでしょうね。と同時にこれは楊が内心では「内モンゴル独立など非現実的である」と認めてることの表れかも知れません。

*48:日本民族漢民族朝鮮民族満州民族、モンゴル民族。なお、中華民国も「五族共和」をスローガンとして掲げたがこちらは「漢民族満州民族、モンゴル民族、回族ウイグル民族を中心とするイスラム教を信仰する民族)、チベット民族」で若干内容が異なる(ウィキペ「五族協和」「五族共和」参照)

*49:今の内モンゴル自治区の一部

*50:ちなみに当時の憲兵隊司令官は後に陸軍大臣、首相となる東条英機

*51:ウィキペディア「凌陞」によれば「ソ連との内通」というよりは「外モンゴルとの内通」。なお、ウィキペディア「凌陞」によれば外モンゴル側資料にも内通の事実を示す証拠があるので内通それ自体は事実(でっち上げによる政治的謀略ではない)とのこと。もちろん内通動機は「モンゴル民族愛」「日本への失望」であって「共産主義」云々ではないだろうが。「凌陞の内通」について楊がどう書いてるか気になるところです。モンゴル民族としてやはり同情の視線なのか。

*52:関東軍憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、近衛内閣陸軍大臣、首相など歴任。戦後、東京裁判で死刑判決

*53:俺だったら「染まる前に逃げ出します」けどね。何で巣くう会一味(荒木和博、島田洋一西岡力ら)の変なウヨ思想(?)につきあわないといけないのか。

*54:「ぬえ」と言えば「ぬえの鳴く夜は恐ろしい」というキャッチコピーの映画「悪霊島金田一耕助映画)」がありました。ネタバラシになりますがこの「悪霊島」での「凶悪殺人犯」を演じたのが岩下志麻です。まあ、彼女には「普通の役」もあるのですが俺的には「鬼畜(児童虐待)」「悪霊島(殺人鬼)」「この子の七つのお祝いに(殺人鬼)」「極道の妻たちシリーズ(ヤクザの姐さん)」の「怖い人」イメージが強いですね。

*55:著書『拉致問題を考えなおす』(蓮池透氏、和田春樹氏らとの共著、2010年、青灯社)、『ルポ・拉致と人々:救う会公安警察朝鮮総聯』(2011年、岩波書店)など

*56:なお斜め読みなので一部誤読の危険性があることをお断りしておきます。

*57:小渕内閣農水相小泉内閣経産相麻生内閣財務相など歴任

*58:ただし「除外には反対だ」とまでは言ってない点は俺的に残念です。

*59:このドラマ設定が事実なら横田夫妻は「生存の可能性が低いことに気付いていてしかるべき」でしょう(まあ横田夫妻や蓮池夫妻が抗議しないと言う事は設定はおおむね事実なのでしょうが)。にもかかわらず生存説にすがる彼ら夫妻は言葉を選ばずに言えば「愚か者」です。

*60:もちろん透さんではなく蓮池薫・祐木子夫妻。

*61:こういうことを聞かされても横田の奥さんは「死亡もあり得るという和田春樹と蓮池透は許さない!」と憤激するだけでしょうが。ただ滋さんの方は「内心ではもう死亡を覚悟してる」「だから孫にあった」ようにも見えます。