高世仁に突っ込む(2019年8/10分)

ヘクソカズラ - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 河野義行さんはなぜ憎まないのか1 - 高世仁の「諸悪莫作」日記直後の記事ですが「河野義行さんはなぜ憎まないのか2」ではありません。

 フェンスにからみつくこの植物、名をヘクソカズラ(屁糞葛)という。口にするのもはばかられるようなネーミングだ。茎や葉をつぶすと悪臭がするのでこんなかわいそうな名前になったという。今が花の咲く季節で、どこでも見かける。よくみるとなかなか可愛い花だ。別名サオトメバナ(早乙女花)というそうだが、人間が勝手につけた名前でイメージが全然ちがってくる。
 植物たちは、そんなことにはおかまいなしに、ただそれぞれの生を生きている。

 話が脱線しますが「ヘクソカズラとサオトメバナ」に限らず「名前ってのは大事」ですね。イメージが大きく変わることがある。
 思いつくまま挙げれば

・「飛翔体」と「ミサイル」
・「電話傍受」と「電話盗聴」
・「武器の輸出規制(安倍政権以前)」と「防衛装備の移転規制(安倍政権)」
・「残業代不払い法案」と「家族団らん法案(第一次安倍政権が広めようとした呼称)」
・「従軍慰安婦」と「日本軍性奴隷」
・「自衛隊」と「軍隊」
・「護衛艦」と「駆逐艦
・「認知症」と「痴呆症」
・「統合失調症」と「精神分裂病
・「転進(旧日本軍の強弁)」と「撤退」
・「自死」と「自殺」
・「焼身抗議(I浜女史、Mukkeなどが愛用)」と「抗議の焼身自殺」
・「子ども」と「児童」
・「性産業労働者」と「売春婦」
・「ソープランド(トルコ政府の抗議で改名)」と「トルコ風呂」

などではイメージが違うわけです。
 あるいは産経新聞がかたくなに「子供表記」にこだわり絶対に「こども」「子ども」とは書かないのも似たような話です。

 北朝鮮は6日も「飛翔体」を発射した。この2週間で4回目。朝鮮中央通信は、「新型戦術誘導弾」だったと公表。自らミサイルと認めた。
 ついこないだまでは、北朝鮮の核は、ミサイルはと騒いで制裁を強めていたのが、今は北朝鮮が打ったのをミサイルとも呼ばずに「飛翔体」と称して見ないふりをする。(ボーガス注:安倍首相が)「わが国の安全には影響ない」などとまで言う。
 以前から憂慮していたように、北朝鮮の核保有を認める方向にじわじわ進んで行っている。

 記事内容のメインは以上の通り北朝鮮問題なのに

 フェンスにからみつくこの植物、名をヘクソカズラ(屁糞葛)という。口にするのもはばかられるようなネーミングだ。茎や葉をつぶすと悪臭がするのでこんなかわいそうな名前になったという。今が花の咲く季節で、どこでも見かける。よくみるとなかなか可愛い花だ。別名サオトメバナ(早乙女花)というそうだが、人間が勝手につけた名前でイメージが全然ちがってくる。
 植物たちは、そんなことにはおかまいなしに、ただそれぞれの生を生きている。

として記事タイトルが「北朝鮮のミサイル発射実験」などではなく、「ヘクソカズラ」なのが興味深い。

 河野義行さんはなぜ憎まないのか1 - 高世仁の「諸悪莫作」日記では「シマトネリコ」を
 ウイグルで何が起きているのか―メヒルグル・トゥルスンさんの証言3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記では「ツユクサ」を
 香港に人民解放軍「出動可能」と中国が声明 - 高世仁の「諸悪莫作」日記では「エノコログサ」を

記事冒頭で取り上げたのに記事タイトルは「シマトネリコ」などではなかったのにねえ。
 ヘクソカズラ - 高世仁の「諸悪莫作」日記だけは記事タイトルが「ヘクソカズラ」だそうです(苦笑)。
 高世も「アンチ北朝鮮の右翼活動家・高世の望む方向(打倒北朝鮮)」に話がまるで動かない今、北朝鮮問題について語ることに興味関心を失いつつあるんでしょうか?
 だとしたら大変いいことです。「打倒北朝鮮という結論ありき」で話をゆがめる右翼活動家・高世には今後何一つ「北朝鮮問題について語らないでほしい」もんです。
 それはともかく、「ミサイル発射を容認する」のと「核保有を認める」のはまた別問題ですね。今回は「核保有」が容認されたわけでは全くありません。
 そして、ミサイル発射は「日本めがけてぶち込まれない限り」、今回のような発射実験にとどまる限り「わが国の安全には影響ない」でしょう。北朝鮮の国力的に「自分から開戦する選択肢」はない。
 影響ないからこそ、安倍は「ミサイル発射」と同時期に官邸で「小泉ボンボンと滝クリ」の結婚発表をやり、テレビ局も脳天気に「ビッグカップルだ」などと騒ぐわけです。
 あるいは「ゴルフの渋野が活躍した」などでテレビ局がはしゃぐ。まあ、日本のテレビ局は「名古屋の展覧会中止」など騒ぐべき事でも騒がないので糞としか言い様がありませんが。
 なお、俺個人は「積極的に核保有を認めたい」わけではないが「まあ仕方ないかな」とは思います。
 まず第一に危険性という意味で言えば「米英仏露中」の核五大国の核兵器の方が量的にも質的にもずっと北朝鮮より怖いわけです。
 あるいは「未だに領土紛争があるインドとパキスタン」がともに核保有国であることも十分恐ろしい。「北朝鮮の核保有ばかり騒ぐ人間(例:高世)」の気が知れません。
 第二に「北朝鮮の核は明らかに防衛用(米国の侵攻を防ぐ牽制用)」「米国の侵攻がなければ廃棄もあり得る」わけです。
 であるなら我々がすべきことは米国に「北朝鮮の体制保証をせよ」「朝鮮戦争を正式終戦し、米朝国交樹立をせよ」ということではないのか。
 それなしで北朝鮮に核廃棄を求めるのは現実的ではないでしょう。