珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年9/12日分)(副題:今日も高世に悪口する)

遠藤正雄さんがカブールに一番乗り - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 遠藤正雄さんが、日本のジャーナリストとしてアフガニスタンの首都カブールに一番乗りした!文句なしの大スクープ!
 たしかお歳は66歳だったと思うが、よくやるなあ。

 一方、高世は高世仁 - Wikipediaによれば「1953年生まれ」で「今年の誕生日が来れば68歳」。遠藤氏より年上とは言え、ほぼ同年齢です。しかし遠藤氏は今も現役のジャーナリストで、一方、高世は「事実上、廃業」。おそらく高世は内心では「相当の屈辱」でしょう。

 日本から見て邪悪な政権やグループであっても、ジャーナリストたちは取材のために接触していく。賢明な政府であれば、ジャーナリストを通じた交渉パイプを築くのだって可能だ。
 ところが日本では、ジャーナリストの安田純平さんがシリアで拘束された問題で、「自己責任」論がネットを中心に高まり、政府は危険なところに日本のジャーナリストが行くことはまかりならんと安田さんの旅券をいまだに発行しないでいる。(ジャーナリストの常岡浩介さんの旅券も取り上げられたままだ)
 危険地の情報は、外国の通信社の配信ニュースか現地からのSNSで得ればいいではないか、という意見が普通の市民からも聞かれた。
 しかし、今回の遠藤さんの取材を見れば、独自に現地に入って取材することがどれだけ必要かがわかる。陥落したカブールについてのこれまでの情報が、いかに断片的で偏っていたことか。

 突っ込みどころ満載の高世のアホ文です。

日本から見て邪悪な政権やグループであっても、ジャーナリストたちは取材のために接触していく。賢明な政府であれば、ジャーナリストを通じた交渉パイプを築くのだって可能だ。

と言う高世ですが、北朝鮮を「邪悪な政権」あつかいして日朝交渉を否定してきたのが高世ではないのか。
 石破元幹事長や和田春樹氏などの「平壌に常駐事務所を置くべきだ」という主張(例えばもし実現するのなら大変いいことだ(平壌に、日本の連絡事務所を開設する動きがある)(あともう一つ、荒木和博の真意を見きわめたい) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)を救う会や家族会と一緒に否定したのが高世ではないのか。

独自に現地に入って取材することがどれだけ必要かがわかる。

と言う高世ですが「北朝鮮の現地取材」、例えば

◆伊藤孝司*1『ドキュメント 朝鮮で見た〈日本〉: 知られざる隣国との絆 』(2019年、岩波書店)(ぜひ購入して読んでみたい(「ドキュメント 朝鮮で見た〈日本〉: 知られざる隣国との絆」)(こういう基本的なことをどうにかしてもらわないとどうしようもない) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)
◆林典子*2『朝鮮に渡った「日本人妻」: 60年の記憶』(2019年、岩波新書)

などを「(取材には許可が必要なので)北朝鮮の宣伝になるだけ」と否定してきたのが高世ではないのか?
 「アフガンのタリバン政権と北朝鮮金正恩政権と何が違うのか?」と聞いてもおそらく「アンチ北朝鮮」高世からはまともな回答はないでしょう。北朝鮮取材は「救う会や家族会との義理やしがらみ」で否定。一方アフガン取材は「遠藤氏との義理やしがらみで肯定」という「全く道理のない」くだらない話です。
 なお、「遠藤氏の取材成果」をもとに「安田や常岡への旅券発給拒否」を非難する高世ですが、日本政府からすれば

・「有能な」遠藤と「無能な」安田や常岡は違うだろ?
・遠藤は今まで身柄拘束されてないし、取材成果も上げてる。安田や常岡は何度拘束されてるんだよ?。そして取材成果が何かあるのか?

でしょう。
 それにしても記事のメインは遠藤氏で「とってつけたように安田や常岡に触れる」あたり、高世が「彼らに対する旅券発給拒否」について本心ではおそらく何の関心ももはやないこと(安田や常岡への義理やしがらみで渋々触れてること)がうかがえます。

 今回、遠藤さんに同行しているのは、撮影兼ディレクターをつとめる新田義貴さんだ。去年ジン・ネットをたたむ*3までの3年ほどは、遠藤=新田のコンビで「報道特集」のためにイラク、シリア、イランの取材を私がプロデュースしていた。
遠藤正雄さんの取材をプロデュースしたものとしては以下もある)

後藤健二さんの処刑現場を特定 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2018.7.19
 番組放送予告です。
 「シリアはどうなっているのか? 日本人ジャーナリストが緊急潜入取材〜IS旧支配地域の現状、後藤健二さんの足跡を追って」
《先の見えない戦いが続くシリアに、ジャーナリスト遠藤正雄さんが潜入取材。》
(中略)
 放送は7月23日(月)深夜0時〜0時50分「津田大介 日本にプラス」(テレ朝チャンネル)で。ご期待ください。

 また「昔の自慢かよ」ですね。「今の仕事」については何一つ語れず、今語ることは

「日出処の天子」をめぐって2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2021.8.24
 先週土曜の夜、東京ビエンナーレのプロジェクト「玉川上水46億年を歩く」で、活動の記録映画の上映会があった。

カブール退避作戦-韓国の奇跡、日本の屈辱 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2021.8.29
 きのうの午後は猛暑だったが、畑に出た。
 草むしりと耕運のあと、白菜とスナップエンドウの種まき。収穫は、モロヘイヤ、空心菜、ナス、トマト、枝豆、ニラ。ニンジンが伸びてきたので間引きした。

菅義偉氏の乱暴なメディア操作 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2021.9.5
 きょう、国立映画アーカイブの企画「逝ける映画人を偲んで」の映画を観てきた。

あるフリージャーナリストの志 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2021.9.6
 先週木曜の9月2日、東京国立博物館に「聖徳太子1400年遠忌記念 特別展《聖徳太子法隆寺》」を観に行った。

150年ぶりに再会したみほとけ - 高世仁の「諸悪莫作」日記2021.9.7
・雨が続いて自転車に乗れなかったが、今日は久しぶりに晴れたので、東京薬用植物園へ。
 この植物園はたくさんの季節の草花を鑑賞できる、私にとっては癒しの場だ。無料というのもうれしい。
・「聖徳太子法隆寺」と同じ東京国立博物館で、ちょうど特別展「国宝 聖林寺十一面観音 – 三輪山信仰のみほとけ」もやっていたので、これも観てきた。

などといった趣味(家庭菜園、映画鑑賞、サイクリング、美術鑑賞)のことばかり。
 そして、そんな「昔の自慢」をせざるを得ないとは高世も今は完全に「事実上、ジャーナリスト廃業」なのでしょう。「繰り返しますが」おそらく高世は内心では「相当の屈辱」でしょう。

*1:著書『樺太棄民:残された韓国・朝鮮人の証言』(1991年、ほるぷ出版)、『証言従軍慰安婦・女子勤労挺身隊』(編著、1992年、風媒社)、『棄てられた皇軍:朝鮮・台湾の軍人・軍属たち』(1995年、影書房)、『台湾への原発輸出』(2000年、風媒社ブックレット)、『平壌からの告発:日本軍「慰安婦」・強制連行被害者の叫び』(2001年、風媒社ブックレット)、『地球を殺すな!:環境破壊大国・日本』(2004年、風媒社)、『ヒロシマピョンヤン:棄てられた被爆者』(2010年、風媒社)、『無窮花(ムグンファ)の哀しみ:「証言」性奴隷にされた韓国・朝鮮人女性たち』(2014年、風媒社)、『朝鮮民主主義人民共和国:米国との対決と核・ミサイル開発の理由』(2018年、一葉社)

*2:著書『人間の尊厳:いま、この世界の片隅で』(2014年、岩波新書)など

*3:ジンネットを「こかす(けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)」「畳まざるを得なくなる」「潰す」「倒産させる(北朝鮮が崩壊する前に自分の会社を倒産させた無様で無残な話 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)」などと書かず「畳む」と書き、まるで「自主廃業(無理して続けようと思えば何とか続けられた)」のように書くあたり高世のせこさを感じます。