今日の朝鮮・韓国ニュース(2019年9月5日分)

全国の朝鮮学校巡った元小学校教師「日本人の味方いる」:朝日新聞デジタル
 こういう方には本当に頭が下がる思いですのでここで紹介しておきます。記事を書いた朝日の良識も高く評価したい。


【主張】朝鮮学校の敗訴 北の影響下に公金出せぬ - 産経ニュース
 「権力の飼い犬」に転落した最高裁不当判決には改めて怒りを禁じ得ません。

朝鮮総連から教育の自主性をゆがめるような支配を受けている合理的な疑いがある」などと結論づけ

 おいおいですね。朝鮮総連というのは朝鮮学校にとって「創価高校における創価学会」「幸福の科学高校における幸福の科学」も同然の存在でしょう。つまり身内のようなもんです。
 「教基法の言う教育自主性の侵害」とは「国や自治体」など全くの外部が教育に介入するようなケースです。
 むしろ「朝鮮学校無償化除外」こそが「国による朝鮮学校」に対する「教育自主性の侵害」です。最高裁は「国による教育自主性の侵害」として無償化除外を「違法な差別」と断罪すべきでした。
 それなのに詭弁で「国の教育自主性侵害(朝鮮学校の無償化除外)」を「朝鮮総連の侵害から朝鮮学校を守った」と強弁できる神経には呆れて二の句が継げません。最高裁判事どもはどこまで恥知らずな連中なのか。そんなに権力の座に居座ることが大事か。
 そしてこのへりくつならば「創価高校における創価学会」「幸福の科学高校における幸福の科学」などに対しても「教育自主性の侵害」云々という言いがかりが発動される危険性は「論理的には否定できません」。

朝鮮学校の歴史教科書などには故金日成金正日父子をたたえる記述が頻繁に出てくる。

 どこの国の教科書(勿論日本含む)とて「国王(日本だと天皇)や歴代政府首脳を美化する記述」は大なり小なり出てくると思うのですがね。
 特に「共産党一党独裁の中国、ベトナムキューバ(建国の父である毛沢東ホーチミンカストロ)」「ホメイニ体制の現イラン(建国の父ホメイニ)」なんかはそうでしょう。
 そんなことは是非はともかく無償化除外などという差別を正当化する理由にはならない。
 なお、「安易な楽観論を唱える気はありませんが」過去にも「一度は合憲判決が出た非嫡出子相続差別について、10年も経った後に『時代の変化*1』を理由にしてだが違憲判決が出た」し、「無償化除外は合憲」は「無償化したら違法」ではありません。
 まずは今後も「諦めず他の裁判を頑張ること」「政治の場での無償化除外撤回を目指すこと」でしょう。「北朝鮮どころか韓国に対してすら」、差別的言動が横行する今の日本で、状況の打破が難しいことは勿論俺も分かっています(正直、まずは「安倍の嫌韓国行為の打破」が実現しないと、朝鮮学校の話も状況打破はなかなか難しいとは思います)。
 安易な楽観論は唱えられない。俺ごとき無能にはたいしたことも出来ない。しかしこうした場で「こんな差別は許せない」という批判を行う位は今後も続けたいと思っています。「朝鮮学校関係者を応援したい」と言う面がないとは言いませんが、そうしないと俺的に「日本がこんな無法国であることについて精神的に耐えられない」と言うか何というか。やはり「嘆きぼやくこと」で精神が多少は安定するというのはあります。

*1:つまり過去の合憲判決が間違っていたと断罪されたわけではない。