今日の中国ニュース(2019年11月18日分)

スリランカ大統領選、親中派候補が勝利 中国再接近の公算 - 産経ニュース
 アンチ中国の産経らしい記事です(苦笑)。
 しかしカンボジアについて「中国式拡散」と表現するのは明らかに不適切でしょう。
 「中国がカンボジアに大規模な経済支援をしている」とはいえ、カンボジアと付き合いがあり、事実上フンセン首相の独裁的政治を容認してるのは、中国だけではなく「欧米諸国や日本も含め」ほとんどの国がそうだし、中国のせいでカンボジアは独裁的になったわけでもないからです。

 軍事政権下のミャンマーやクーデター後のタイなど、国際的に孤立した国々に中国は歩み寄る。欧米諸国や日本と違い、「民主化後退」は問題にならないからだ。

 やれやれですね。「中国よりは、欧米や日本は態度が厳しい」のでしょうが、「経済制裁かけてる北朝鮮」なんぞと比べたら「超甘々」でしょうに。
 カンボジアに限らず、ミャンマーやタイにしたって、これらの国と付き合いがあり、事実上、ミャンマーやタイの独裁的政治を容認してるのは、中国だけではなく「欧米諸国や日本も含め」ほとんどの国がそうだし、中国のせいでミャンマーやタイは独裁的になったわけでもない。産経の主張は中国に対する言いがかりも甚だしいですね。
 中国を非難する前に「まず自らを省みよ」つう話です。日本の態度はそんなにカンボジアミャンマー、タイに厳しかったのか。むしろ逆ではないか。経済的利益を重視して大甘な態度だったのではないか。何せ過去には「アパルトヘイト南ア」すら容認して国際的批判をあびたのが「名誉白人国家」日本ですからね。