今日の中国ニュース(2020年8月27日分)

【話の肖像画】静岡大教授で文化人類学者・楊海英(55)(18) 梅棹さんに圧倒される(1/2ページ) - 産経ニュース

 別府大学に中野幡能*1(はたよし)さんという宗教学の教授がおられました。大分県にある宇佐神宮の研究で知られ、東京大学助手や大分県立芸術短期大教授を歴任した神道研究者です。この中野先生が東大時代、学徒出陣で中国戦線に送られて捕虜となった。終戦のとき、当時の総統、蒋介石は日本軍の捕虜を無条件で解放したことを中野先生はすごく恩に感じておられ、共産党の中国は嫌っていましたが、中国への思いは強い方でした。中野先生の授業を聴講し、授業以外でも話をさせていただくようになりました。

 なるほど、楊は日本に来ても「神社愛好家で反中国共産党」などという日本ウヨ・中野幡能ら「反中国、反共のウヨ」と好んで付き合い、「文革での迫害」を契機に生まれた「自らの反中国、反共主義」を育成し続けたわけです。
 ある意味「無様で哀れな男」と言う気がしますね。そう言われると恐らく楊は怒り出すのでしょうが。


平和を礼賛する日本が強者にだけ謝罪する偽善 | 楊海英 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 なぜ、日本は歴史問題が解決できないままでいるのだろうか。

 もちろん安倍晋三産経新聞神社本庁のような歴史修正主義極右が「南京事件慰安婦中韓の捏造」「A級戦犯昭和殉難者」「大東亜戦争のおかげで東南アジアは独立できた」などとデマを飛ばすからですが、今や「産経の正論新風賞」や「国家基本問題研究所の賞」をもらって恥じないまでに日本の歴史修正主義ウヨと野合する楊はそのような「当たり前の理解」をしません。
 詳しくはリンク先を見て頂ければと思いますが「中国侵略への反省の余り、チベット東トルキスタンウイグル)、南モンゴル内モンゴル)への侵略も黙認するからだ」「日本はこれらの地域の独立を支持すべきだ」等と詭弁を弄するのだから呆れます。
 まず第一にもちろん「中国侵略への反省が足りない(足りないのは中国侵略だけで無く韓国侵略や東南アジア侵略も同じですし、だからこそ韓国や東南アジアとの関係だって微妙な関係ですが)」からこそ国際社会から非難されるのであって話が全く逆です。
 第二に「チベットウイグル内モンゴル」の支配について「中国政府の態度は少数民族差別では無いか」と指摘する人間にしてもこれらの支配を侵略扱いし、独立論を支持する人間など「日本に限らず欧米においても」、「超少数派」です。
 それにしても「楊は本気で内モンゴルの独立など展望してるのだろうか?」と疑いますね。本気でそのようなことを主張するなら「産経の正論新風賞」や「国家基本問題研究所の賞」をもらって日本ウヨと野合し「南京事件否定論慰安婦違法性否定論などに加担する」ことは楊の評価を落とし、むしろ「逆効果」だからです(まあ、日本ウヨと醜い野合などせず、普通に活動していても『内モンゴル独立』なんて現実性皆無ではありますが)。もはや楊は「日本ウヨから金をもらって甘い汁を吸うこと」と「中国に悪口雑言して鬱憤晴らしすること」だけが目的の「人間のくず」「デマ屋」ではないのか。


【主張】茂木氏外遊再開 対中外交戦に勝てるのか - 産経ニュース
 「お前らどんだけ中国敵視してるんだよ(呆)」ですね。

 肝心なのは、経済的に中国に大きく依存するASEAN加盟国*2が同調するかどうかだ。

 そんなもん、産経の期待するレベルで反中国になるわけも無い。大体「中国を重要な貿易相手国」とするのはASEAN諸国(東南アジア諸国)だけじゃない(一帯一路やAIIBはそのわかりやすい例です)。そもそも日本も「中国を重要な貿易相手国」としているんですが。

 ドゥテルテ*3比大統領は、「私は反米でも反中でもない」と述べるなど、米中双方から距離を置く

 まあドゥテルテに限らず普通の人間はそうするでしょう。どちらかに過剰に肩入れすればどちらかに恨まれるし、「経済小国」フィリピンに限らず多くの国(日本を含む)にとって「経済大国である米国や中国」は恨みを買いたい相手ではありません。

*1:1916~2002年。著書『英彦山と九州の修験道』(編著、1977年、名著出版)『八幡信仰と修験道』(1998年、吉川弘文館)など(中野幡能 - Wikipedia参照)

*2:インドネシアシンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイベトナムミャンマーラオスカンボジアのこと(東南アジア諸国連合 - Wikipedia参照)

*3:ダバオ市長などを経て大統領