今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年1月3日分)

北朝鮮拉致問題 “政府は戦略的取り組みを” 被害者家族 | NHKニュース
 まあ率直に言って「田中均氏外務省追放」「蓮池透氏家族会追放」が全てをダメにしたと言っていいでしょう。
 アレで「家族会はなぜか北朝鮮経済制裁固執しており、それに反する行為は絶対に認めない」と言うことが明白になったわけです。
 ところが「経済制裁を続行すれば、するほど」当然ながら北朝鮮は交渉意欲を失っていく。
 交渉しなければ拉致問題は解決しない。自衛隊での救出なんて現実的ではない。しかし交渉を進めるために制裁解除をしようとすれば「田中氏や蓮池氏のような酷い目に遭い、首相など政府首脳は擁護してくれない」。
 これで「一体どうすればいいと言うんだ!(外務官僚)」ですね。
 「制裁続行したままで解決する案があるというなら、家族会、救う会は是非教えてくれ。その通りにやるから。そんな案はないというなら黙っていてくれ。制裁解除しても黙って見守ってくれ」と外務官僚も言いたいところですが、それは言えない。
 こうなったら「制裁続行しながら、北朝鮮に向かって『交渉する気はあるんです。家族会の意向で制裁解除は出来ませんが』と言い続ける」という「とてつもなく空しく無意味なこと」をし続けるしかないわけです。拉致が解決しないのは家族会の自業自得です。

 家族は去年、すべての被害者の帰国が実現すれば日朝国交正常化を妨げるような活動はしないなどとするキム委員長宛てのメッセージを初めて出して、被害者を返すよう決断を迫りました。

 本気でそう思うのならまずは蓮池透氏の除名処分を撤回し、彼と和解すべきでしょう。
 その程度の事も出来ずにこんなことを言っても北朝鮮も相手にしないし外務官僚も政治家も誰も相手にしない。
 そもそも「全ての被害者が帰国しないと国交正常化しない」ではなく「まず国交正常化してから拉致被害者救出」ではないのか。
 「国交正常化をバーターに拉致被害者を一部でも取り戻し、国交正常化後も引き続き交渉で取り戻す、帰国拉致被害者が増えれば増えるほど経済支援などを増やしていく」と言う方法以外に解決策があるとは思いません。
 しかも家族会の「全ての被害者」は「政府認定拉致被害者限定」ではなく「国内で既に40人も発見されてる特定失踪者」などという明らかに怪しい代物を含んだ数であり、しかも「死亡拉致被害者がいるとは考えない*1」と言う無茶苦茶な代物です。
 そんな代物を持ち出して、「すべての被害者の帰国が実現すれば日朝国交正常化を妨げるような活動はしない」と言っても北朝鮮も相手にしないし外務官僚も政治家も誰も相手にしない。
 家族会が救う会と一緒にやってることは「屏風の虎を縛ったら褒美をやろう(一休さんとんち話の足利義満*2)」、あるいは『かぐや姫が、結婚の条件として五人の貴族に持ち出した難題「仏の御石の鉢」「蓬莱の玉の枝(根が銀、茎が金、実が真珠の木の枝)」、「火鼠のかわごろも(焼いても燃えない布)」、「龍の首の珠」、「燕の産んだ子安貝」(ウィキペディア竹取物語」参照)』のようなもんです。
 かぐや姫に結婚の意思がなかったように、「一休のとんちに感心し褒美を上げようと考えを変える前の義満」に「褒美をやる気が無かった(単に一休を困らせてからかいたかった)」ように家族会、救う会にも日朝国交正常化を認める意思なんかない。
 どう見ても実行できないことを条件に「拉致被害者の全員帰国が実行できたら国交正常化する(救う会、家族会)」というのは「屏風のトラを縛ったら褒美をやる(義満)」「難題が実行できたら結婚する(かぐや姫)」並の言いがかりでしかない。

 飯塚さんはことしこそ肉親の帰国を実現させたいとしていて「長い間闘って我慢をしてきて、もうこれ以上待てない状況になっています。ことし中に被害者が日本で生活できるようにしてあげたい」と語りました。

 まあ今のままでは無理ですね。全ては家族会の自業自得です。「これ以上待てない」なんて去年もおととしも言ってましたし、「これ以上待てない、今年中になんとかしてくれ、て去年もおととしも飯塚さん、あんた言うてたけど結局泣き寝入り(?)したやないか。今回も同じやろ(苦笑)」「官房長官辺りが『頑張ります!』つうて政府が適当にあしらっておけば納得するんやろ?。ホンマちょろいな、あんたら(再度、苦笑)」と誰も相手にしない。

 「政府には被害者が本当に帰ってくるためにどうすればいいかをいちばんに考えてもらい、焦らず、確実に、交渉の最重点項目*3として拉致被害者をすべて返せということから始めてほしい」と述べ、肉親の帰国を1日も早く実現させるため戦略的に取り組むよう政府に求めていくことにしています。

 繰り返しますが「だったら手前ら家族会が解決策を出せ。素人だから分からないつうなら外務省に口出ししないで黙ってろ!。制裁解除しても文句言うな」つう話です。
 しかし「焦らずに」て飯塚はどれほどバカなのか。小泉訪朝(2002年)から17年ですよ。いい加減焦らないとまずいでしょうよ。

*1:普通に考えて死亡拉致被害者はいるでしょう

*2:まあ、とんち話では「ならば、まずトラを屏風から将軍様が出して下さい」と言う一休の返事に感心した義満が褒美をやりますが、一休の相手が「義満でなく、性根の腐った家族会、救う会なら」『つまり縛れないんですね、褒美はやりません』で終わりでしょう。

*3:核ミサイル問題や日本人妻問題、残留邦人遺骨問題より拉致問題を重要視しろと言う飯塚の主張は思い上がりでしかありません。何様のつもりなのか。俺は家族会には怒りや呆れ、軽蔑といった負の感情しかもはやありません。同情なんか何一つしていません。正直「口に出さないだけでそう思っている日本人が多い」からこそ拉致は見る影もなく風化し、マスコミも今ではほとんど取り上げなくなったんじゃないか。