今日の産経ニュース(2020年1月21日分)

ネット戦略で中国インバウンド獲得強化 群馬県知事がインフルエンサー同行案内も - 産経ニュース
 ということで地方自治体にとっては中国人観光客万々歳であり、産経のような中国敵視など全く論外です。もちろん「福田父*1」「中曽根*2」「小渕*3」「福田子*4」と多くの首相を産んだ群馬は自民党王国であり、知事(元自民党参院議員、第二次安倍内閣で沖縄・北方等担当相)も自民党系です。


「出資は日本、建設は中国。おかしい」小泉環境相が海外支援案件に異論 - 産経ニュース
 何がおかしいのかさっぱり分かりません。ODAが紐付き(日本企業への発注を義務づけ)ならともかく、そうでないなら「日本企業以外に発注しても」何らおかしくありません(小泉JRがODAを全部紐付きにしたいというなら話は別ですが)。しかも「中国ガー」とは意味不明です。何も中国ばかりが落札してるわけではないことは産経記事にも書いてあります。
 まあ小泉JRがレベルの低い反中国なのでしょうが。


【主張】施政方針演説 対中政策の説明が足りぬ - 産経ニュース

 日本の島*5を狙い、人権弾圧*6を繰り返す(ボーガス注:国家主席という)最高責任者の習氏をなぜ国賓として招くのか。首相の演説は納得できる理由を語っていない。

 はっきりと安倍は「中国は日本にとって重要な貿易相手国だから国賓招待して日中友好を推進します(人権侵害とか尖閣問題とかはそうした招待をすることを否定する理由になりません)」ということを既にあらゆる場で語ってると思いますが?
 産経が「聞こえないふりをしてるだけ」でしょう。

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件や昨年10月に公選法違反疑惑で辞任した元閣僚2人らの問題、「桜を見る会」をめぐるずさんな公文書管理への言及を避けたのはおかしい。

 安倍に批判的な朝日新聞東京新聞などならまだしも「安倍万歳新聞」で「社説タイトルが『中国ガー』」の産経が本気でこんなことを言ってるとはとても思えませんが、産経ですら建前の世界ではこう言わざるを得ないようです。
 それにしても『「桜を見る会」をめぐるずさんな公文書管理』ねえ。どう見ても「故意の文書廃棄」だし、「桜を見る会疑惑」の焦点は文書破棄ではなく「文書廃棄してまで隠そうとした税金私物化疑惑」なのですが。産経らしい問題の矮小化です。


【歴史の転換点から】信長をめぐる女たち(4)脳科学者・中野信子さんに聞く(下)サイコパス戦国考(1/4ページ) - 産経ニュース
 頭痛がしてきますね。なんで歴史学の問題を脳科学者に聞くのか(答える脳科学者とやらの方もどうかしていますが)。
 医療機器を使って、直接、診察しても判断が難しいのが精神医学ではないのか。ましてや「日記だの手紙だの」で織田信長など戦国武将の精神状態を評価しようなど正気の沙汰ではないでしょう。

*1:大蔵省主計局長から政界入り。岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣行政管理庁長官、蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*2:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*3:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相

*4:森、小泉内閣官房長官などを経て首相

*5:尖閣のこと

*6:欧米が批判するウイグル問題や香港デモ問題のこと