「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年2/18日分:荒木和博の巻)

御輿(みこし)【調査会NEWS3190】(R02.2.17): 荒木和博BLOG

 北朝鮮が崩壊しないで今日までやってきた理由の一つとして、私はこんな説明をしてきました。
 北朝鮮は御輿である(ただし乗っている神様は貧乏神)。
 四方の担ぎ手は日米中露。

 荒木の言う「担ぎ手」に「太陽政策の韓国」が入ってないのが意外ですがそれはさておき。
 荒木の言う「神輿の担ぎ手=北朝鮮を支援する国家」に「冷戦時代から深い付き合いがある」「北朝鮮を韓国との間の緩衝地帯として利用している」中露が入ってるのは何ら問題ありませんが、「日米」が入ってるのは意味不明ですね。
 北朝鮮に対し、経済制裁をしてる日米のどこが「北朝鮮支援」なのか。
 もちろん日米は荒木ら極右と違い「中露と全面対決しても、北朝鮮との間に軍事衝突が起こっても、何が起こってもとにかく北朝鮮を打倒する」なんて態度はとっていませんが、その程度で支援というのは非常識です。
 いずれにせよ「中露が支援してること」をわかりながら、「北朝鮮を制裁で屈服させる」と言い続けてきた荒木はデタラメです。中露の支援がある以上、そんなことにはなるわけがない。荒木が「北朝鮮を制裁で屈服させる」というなら「中露の支援をどう断ち切るか*1」考えるべきでしょうが、それからは逃げてしまうのだから話になりません。

最近では御輿の上に勝手に上がって「マンセーマンセー」と掛け声をかけるメガネをかけた近所のオジサンがいる

 荒木の設定では「神輿が北朝鮮」「担ぎ手は日米中露」ですから、この「かけ声の主」は文大統領のことですかね。しかし彼は「かけ声」などではなくむしろ「担ぎ手」だと思いますが。

 ところでこのたとえ話には続きがあります。担ぎ手がこの御輿を降ろすのはどうなったときだろうか、ということです。
 答えは「何か大変なことが起きて担ぎ手全員が御輿を担いでいられなくなったとき」です。ひょっとしたらコロナウイルス武漢肺炎騒ぎはその「大変なこと」になるかも知れません。

 意味が分からないですね。コロナウイルスレベルではそんなことにはならないでしょう。
 というか、そんなことより「コロナウイルスが日本社会に与えてる悪影響でも考えろ」て話です。
 外国人観光客の減少は明らかに日本の地域経済に悪影響を与えています。
 そして、ついに、小池都知事が「コロナ感染予防」を理由に東京マラソンの一般参加を中止しました(ただし東京五輪出場代表選手を決めるレースは実施)。小池とて「観光客の落とすカネ」「中止とした場合の後始末の厄介さ(参加費は返しません、以上では参加費を払い込んだ人は納得しないでしょう。次回大会での優遇策を検討してるそうですが)」などを考えれば開催したかったでしょうがなくなく中止したわけです。
 「願望込みですが」、さすがに7月の東京五輪時には沈静化してると思いますが、最悪の場合、東京五輪も「中止」「延期」「実行するが無観客試合(テレビ放送のみ)」なんて事態もあり得るでしょう。
 にもかかわらず、「北朝鮮体制崩壊希望」とはどれほど気が狂ってるのか。そもそも拉致解決が建前の団体が「拉致解決」ではなく「北朝鮮体制崩壊」を希望すること自体が異常です。

*1:俺個人は無理だと思いますが