「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年7/19分:荒木和博の巻)

北朝鮮のブライダルビデオの話(R3.7.20): 荒木和博BLOG
 7分13秒の動画です。「細部に多少違いはあるものの」、記事タイトルで解るように北朝鮮のブライダルビデオ取締り【調査会NEWS3471】(R3.7.19): 荒木和博BLOGとほとんど内容は変わりません。荒木的に、よほどこのネタを宣伝したいようです。
 したがって、北朝鮮のブライダルビデオ取締り【調査会NEWS3471】(R3.7.19): 荒木和博BLOGを読めば動画を見る必要は全くありません。北朝鮮のブライダルビデオ取締り【調査会NEWS3471】(R3.7.19): 荒木和博BLOGを読むのにはおそらく7分13秒もかかりませんし。北朝鮮のブライダルビデオ取締り【調査会NEWS3471】(R3.7.19): 荒木和博BLOGについての俺の感想は下に書きました。
 それにしても動画で荒木が「ブライダルビデオと言ってもアダルトビデオではありません」。
 冗談のつもりのようですがわけがわかりません。ブライダルビデオと言う言葉から「結婚式場の宣伝ビデオ」などならともかく、「アダルトビデオ」を連想するのは荒木くらいでしょう。「ブライダル」に猥褻な意味なんかないし、「ブライダル」と「アダルト」は「ダル」しかあってない(苦笑)。
 大体こんなことを言えば「荒木って下劣だな。そういう猥褻、スケベなことばかり日頃考えてるのか」「荒木って『結婚式の楽屋で新郎新婦がセックスに及ぶ』的なAVがご趣味なの?(失笑)」などと思われるのが落ちです。


北朝鮮のブライダルビデオ取締り【調査会NEWS3471】(R3.7.19): 荒木和博BLOG
 「北朝鮮のブライダルビデオ取締り」云々が拉致被害者の帰国と何の関係があるのか。何の関係もない。荒木のバカさには心底呆れます。

 韓国の都希侖(ドヒユン)「拉致・脱北人権連帯」代表です。彼は北朝鮮内部で拡散されている反体制組織の制作した映像(SDカード)*1を入手し、それを韓国の総合月刊誌「月刊朝鮮*2」がインターネットサイトで記事化しました。そこには韓国映画などのコンテンツと合わせて「金正恩を追い出して人間らしく生きることのできる新しい社会を打ち立てよう」というメッセージが入っていました。6月に平壌*3・元山*4清津*5新義州*6で拡散したものだそうです。過日平壌でビラが撒かれたというニュースがあったようですが、いよいよ*7という感じです。ただし、これまでもそうだったように、「もう崩壊する」と思って安心する*8と誰かが手を差し伸べて助けてしまうというのが北朝鮮体制でした。今度はそういうことがないように、とどめを刺す気でやらないといけません。

 やれやれですね。荒木ら救う会一味の「建前上の目的」は「拉致被害者の日本帰国」のはずなのに、こうした「北朝鮮打倒論の右翼活動家・都希侖(ドヒユン)」と交遊し、彼を応援してるのだから心底呆れますね。
 荒木ら救う会には拉致を解決する意志はないこと、ただの「アンチ北朝鮮の極右であること」、経済制裁も「拉致解決が目的ではなく、北朝鮮への嫌がらせが目的であること(可能ならば制裁で北朝鮮政権が崩壊することを希望していること)」がよくわかります。
 拉致被害者家族会も「拉致被害者が帰国しなくてもいい、制裁で北朝鮮政権に嫌がらせができればいい(可能ならば制裁で政権崩壊できればいい)」というのが「活動目的でない」のなら、いい加減、荒木ら救う会と縁切りし、蓮池透氏と和解したらどうなのか。
 正直、「家族会には拉致被害者を救出する気はないのではないか」「北朝鮮に嫌がらせがしたいだけではないのか」と疑いたくなります。
 なお、「制裁で北朝鮮が崩壊するか」と言ったら「その可能性は低い」でしょう。
 北朝鮮はとにもかくにも「小泉訪朝以降18年に及ぶ制裁」でも崩壊しませんでした。
 その理由として大きいのはやはり「冷戦時代からの縁がある中国、ロシアの経済支援」でしょう。
 おそらく北朝鮮に「いわゆる緩衝国」としての価値を認める中国、ロシアは北朝鮮の崩壊を望んではいません。
 つまりは北朝鮮崩壊には「中ロの支援打ち切り」が必要ですが、それは現実的に無理でしょう。
 もちろん米軍の軍事侵攻なんて可能性も低い。そんなことを中ロは絶対に容認しないし、アフガン、イラクでの問題が解決しない限り、米国にそんな余裕もありません。

*1:もちろん北朝鮮国内にそのような「反体制組織があるかどうか」は眉唾物でしょう。脱北者が自分たちでつくった「反北朝鮮動画」を「国内の反体制派が作った」とデマを飛ばしてる可能性が否定できません。

*2:おそらくは「月刊正論」「(今は消滅したが)月刊諸君、月刊新潮45」のようなウヨ雑誌でしょうから「眉唾」した方が無難でしょう。

*3:北朝鮮の首都

*4:江原道の道庁所在地。1992~2006年まで鳥取県境港市姉妹都市関係にあった。(元山市 - Wikipedia参照)。

*5:咸鏡北道の道庁所在地

*6:平安北道の道庁所在地

*7:もちろん仮に「本当に国内の反体制派が作った(勿論そのこと自体が真偽不明で怪しいのですが)」としても、「ほとんど外部にそうした話が伝わってこない」時点で、そうした反体制派の力は「弱体な代物」であり、荒木の言う「体制崩壊」などおよそ期待できないでしょう。まあ、下手に体制崩壊など起こって、イラクやシリアのような内戦状態にでもなったら拉致被害者救出など不可能なので、そんなものを「拉致被害者救出」を建前とする荒木が希望するのはおかしな話ですが。

*8:馬鹿馬鹿しい。中ロの経済支援がある以上「もう崩壊するだろう」なんてことは未だかつて一度もありませんでした。荒木ら「崩壊するする詐欺のデマ右翼」がデマを放言していたに過ぎません。