何ができるかについて検討【調査会NEWS3211】（R02.3.16） : 荒木和博BLOG
荒木らウヨ連中の「自衛隊活用論」には本当にうんざりします。拉致被害者の居場所も分からないのに自衛隊で救出することなどできるわけがないでしょう。現実的な解決策は外交交渉以外にはありません。
アジア自由民主連帯協議会の方でお知らせしていた調査会共催の韓国「拉北・脱北人権連帯」代表都希侖（ドヒユン）氏の講演会（3月18日）は武漢*1肺炎（コロナウイルス）の影響で講師の来日が困難となり、中止することとなりました。
会場はすでに予約済み*2のため、主催団体（アジア自由民主主義連帯協議会・調査会）の（ボーガス注：協議会事務局長）三浦小太郎・（ボーガス注：調査会代表）荒木和博の2人でトークを行います。中身はまだ決めていませんが米中に対する日本のスタンスの問題等になると思います。
誰も来なければ2人だけで勝手に議論して帰ります*3。
おそらく「新型コロナを理由に講師に講演を断られた」が「本当は講演をやりたかった」から、しかし、今更、別の人間に「講師をお願いします」と頼んでも「引き受ける人間はまず居ない」からこうなるんでしょう。
それにしても脱北者を呼んで北朝鮮問題について講演するという話が何で「中身はまだ決めていませんが米中に対する日本のスタンスの問題等」なのか。
「いや、そこは北朝鮮問題が主なテーマです、じゃねえの？」ですよねえ。
不断に検討【調査会NEWS3210】（R02.3.15）: 荒木和博BLOG
「3月10日政府回答」の3項目目は「1970年代から1980年代」についてです。政府認定でないとは言え寺越昭二さん・外雄さん・武志さんの拉致は1960年代であり、どう考えてもこの時期に限定されるはずはありません。しかし政府の答えは下のようなものです。要は「不断に検討」というのは永遠に検討し続けて答えを出さないということのようです。
まあ確かに「不断に検討」は「検討はしてるんですけど、認定できるだけの証拠がないんです。あなた方の提出した証拠では認定できない（もっとはっきり言えばお前らはこれからもまともな根拠は出せないんだろうから今のままなら永遠に認定なんかねえよ）」の婉曲表現でしょうね。
だって、荒木ですらここで「拉致であることが確実じゃないのか？*4」として出せる1960年代の例は「1963年の寺越さんの例だけ*5」ですからね。
何せ他の荒木が「拉致だと騒ぎ立てる特定失踪者」は
1）「北朝鮮が拉致した」どころか「拉致かどうかも不明（自発的失踪や事故死かもしれない→実際、国内で発見された特定失踪者は明らかに自発的失踪＆事故死）」
2）「北朝鮮にいることが明白な寺越さんケース」と違い、北朝鮮にいるどころか「日本国内にいる可能性もある（実際、国内で発見された特定失踪者が既に40人前後いる）」
なんて代物です。そんなもん北朝鮮拉致認定できるわけがないでしょう。文句があるなら荒木が「拉致だと断言できる証拠を持ってこい」つう話です。
動かぬ証拠があるなら誰も「拉致認定に反対しない」。
「拉致の疑いがある」レベルでは話になりません（荒木の場合は「拉致の疑いがある」とは言いがたいですが）。
それなら例えば「他殺説が一部にある」下山国鉄総裁変死事件や中川一郎*6変死事件を「自殺ではなく他殺だ。自殺認定した警察は間違いだ」と断定していいのか。荒木ですら「そうです、他殺です」とは言わないんじゃないか。
この際「こんな政府の状況で税金を払うかどうか不断に検討してまいります」とか言った方が良いのかなと思っています。そのうち目に物見せてやるつもりではありますが。
どう「目に物見せてやる」気なんですかね。何せこの回答は荒木が「菅拉致担当相（官房長官）」に手渡した質問書への回答です。
当然、回答は菅の了解を得ているし、菅は安倍の側近です。安倍の意向を無視したことを菅がやるわけもない。
当然、「目に物見せてやる相手＝菅や安倍」ですが荒木的にどう「目に物見せてやる」気なのか。
「悔し紛れに暴言吐いてるだけでお前には何もできないだろ」ですね。
*1:何度も同じ事を書いていて飽きつつあるのですが、改めて指摘しておけば「武漢以外は安全という誤解を生む」「中国差別を助長する」としてWHOが「武漢云々」と呼ぶべきでないとし、日本政府も「麻生の暴言（武漢ウイルス呼ばわり）はある」ものの、公式には新型コロナウイルス（COVID19）と呼んでいるものをわざわざ武漢云々とは荒木らウヨも「バカの極み」です。
*2:キャンセル料払えばいいだけのことですし、「コロナ自粛が普通にある」このご時世ですから「コロナ自粛なら、キャンセル料不要」の可能性もあるかもしれない。結局、三浦と荒木がイベントをやりたいだけの話でしょう。
*3:さすがにそれでは荒木らの面子に関わりますので、ウヨ仲間に「是非参加してほしい」と呼びかけてることは間違いないでしょう（どれだけの人間が参加するかはともかく）。
*4:もちろん武志さんが拉致を否定している以上、そんなことは言えません。仮に「拉致だが、個人的都合で武志さんが拉致を否定している」場合でも「当人の意思を無視して部外者が拉致だと騒いでいいのか」という問題はあります。
*5:なお、寺越さんケースは「海に漁に出て失踪」なので「国内にいて失踪」というケースとは性格がかなり違います。
