高世仁に突っ込む(2020年7/14日分)

日本でなぜPCR検査が増えないのか2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 高世仁に突っ込む(2020年7/10日分) - bogus-simotukareのブログで紹介した日本でなぜPCR検査が増えないのか1 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。

 PCR検査を拡充しますというのであれば、政府、自治体が、検査を受けたい人はこうすれば受けられますよと告知すべきだろう。
 国も東京都も、本気で検査数を増やそうとしているとは思えない。
 東京の一日の感染者200人超が連日続いているのに、何の対策も講じないのはどういうことか?成り行き任せか。

 高世の批判には俺も全く同感です。

 専門家会議の「リスク管理チーム」リーダー押谷仁氏は、Nスペ(3月22日)で「全ての感染者を見つけなければいけないというウイルスではないんですね。クラスターさえ見つけていれば、ある程度の制御ができる」「PCRの検査を抑えているということが、日本がこういう状態で踏みとどまっている(理由)」などと(ボーガス注:日本でのPCR検査の少なさを)正当化していた。

押谷仁 - Wikipedia
◆経歴
・1999年8月から2006年まで、フィリピンのマニラにある世界保健機関 (WHO) 西太平洋地域事務局で感染症対策アドバイザーとして勤務した。赴任中の2002年には重症急性呼吸器症候群 (SARS) が発生し、同僚のカルロ・ウルバニ内科医と共に事態収拾への対応を行った。
・2017年7月より、宮城県感染症対策員会委員。2018年より、宮城県新型インフルエンザ対策アドバイザーチーム委員。2018年5月より、東京都新型インフルエンザ等対策有識者会議委員長。2018年8月より、国の新型インフルエンザ等対策有識者会議構成員。
◆著書
・『新型インフルエンザはなぜ恐ろしいのか』(共著、2009年、NHK出版生活人新書)
・『パンデミックとたたかう』(共著、2009年、岩波新書
◆テレビ出演
NHKスペシャルSARSと闘った男〜医師ウルバニ 27日間の記録〜」2004年2月15日放送
NHKスペシャル「MEGA CRISIS 巨大危機~脅威と闘う者たち~第3集 ウイルス“大感染時代”~忍び寄るパンデミック~」2017年1月14日放送

という経歴から、「新型コロナ問題発生前から」日本有数の感染症専門家扱いされていた押谷(東北大学教授)が「日本を代表するテレビ局NHK」の看板番組Nスペ(NHKスペシャル)で堂々と「PCR検査の少なさ」を正当化する。
 これでは小生や高世のような感染症素人としては、「本当かよ?」という疑念を感じながらもなかなか批判しづらい。
 正直、こうした押谷の発言が「安倍の命令による物でない」「事情はともかく押谷自身が誰からも頼まれてないのに自分から自主的にこう発言した」ならPCR検査の少なさや「今のコロナ蔓延」について安倍ばかりを非難できないでしょう。
 もちろん「PCR検査を少なくしたい」という安倍の命令でこう発言した「モリカケケース」なら安倍の責任も重大ですが。
 それにしても、この件で俺が連想したのは高世の言う「原子力ムラ」よりむしろ、エイズ薬害事件での安部英 - Wikipedia(あべ・たけし)元帝京大副学長ですね。安部も「感染症の権威」押谷同様、「血友病治療の権威」として非加熱血液製剤の使用を推奨し、「コロナ蔓延」と同様の不祥事「エイズ薬害」を発生させたわけです。