今日の産経ニュースほか(2020年5月9日分)(追記あり)

爆発的感染防いだ日本の文化 太田文雄(元防衛庁情報本部長) « 国基研ろんだん 国基研ろんだん « 公益財団法人 国家基本問題研究所
 防いだも何も既に東京や大阪は「爆発的感染」といっていいのではないか。そりゃ米国やイタリアに比べればまだマシなのでしょうが、「緊急事態宣言発令」でよくもこんなことがいえたもんです。
 なお、「爆発的感染防いだ日本の文化」とは何かと言えば「欧米に比べ握手やハグ(抱擁)をしないこと(特に「ハグをしないこと」)」「マスクを着用すること」のようです。
 まあ確かに洋画なんか見ててもやたら外人は親愛の情を示すのにハグしますが、家族や恋人、よほどの親友でもない限り日本人でハグする人間なんて見たこともありません。
 それと「本当かどうか知りません」が「日本人は玄関で靴を脱ぐが欧米人は脱がないから(靴についたコロナが家に持ち込まれる)」なんて説もあるようですね。


【記者発】首相は自分の言葉で語れ 大阪社会部・牛島要平 - 産経ニュース
 吉村大阪府知事を高評価してるところは論外ですが、安倍に対する批判はそれなりに正論かと思います。


【産経抄】5月9日 - 産経ニュース

 政府や安倍さん(晋三首相)批判のためのデマや偏向報道はやめませんか
 危機管理血液内科医の中村幸嗣さんは8日、自身のブログで呼び掛けた。それによると心臓外科医の渋谷泰介さんが7日に、テレビ朝日番組に関してフェイスブックに記した投稿が医療界で話題になっている。
▼渋谷さんは同局の取材を受けた際、新型コロナウイルス対策に関して「PCR検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではない*1」と繰り返し答えた。にもかかわらずインタビュー映像は7日、PCR検査を大至急増やすべきだとのメッセージの一部として放送されたのだった。

 「デマ記事常習」産経じゃあるまいし、そんな無茶苦茶なことをやるだろうか、「中村某や渋谷某のデマではないのか」、あるいは「中村某や渋谷某の主張を曲解しねじ曲げた産経のデマではないのか」と疑問に思います。
 何せこの中村某、
世界日報オピニオンの「ビューポイント」 | 中村 幸嗣
ということで統一教会世界日報に寄稿するようなトンデモウヨですし。まともな人間はいくら何でも世界日報には寄稿しないでしょう。
 とはいえ、一応紹介だけはしておきます。まあ、全く根も葉もないデマなら誰も相手にしないで消えていくでしょうし、ウヨが騒ぐ場合でもテレ朝が「そんなことはしてない」と反論するでしょうしね。
 まあ、例の「泉大津マスクのデマ」に飛びついて朝日に悪口した(後に泉大津市の抗議で事実上撤回したが)安倍ではこの怪しげな記事にも平気で飛びついて「産経にこう書いてあった、テレ朝が許せない」と言い出しかねませんが。アレが首相で長期政権かと思うと今更ながら日本人であることが心底恥ずかしくなります。「日本に影響のほとんどない他国」なら「バカだなあ」で笑って済みますが、日本の首相ではそうもいきません。
【追記】
「視聴者に誤印象」と謝罪 コロナ巡りテレ朝情報番組 - 産経ニュース
 この産経記事だけでは事情がよく分かりませんが一応紹介はしておきます。「ウヨともめるのが怖い→とにかく謝っておけ」的なへたれ感を正直感じ「今後の報道を危惧」しますが。

 8日のNHK番組は、(ボーガス注:店の従業員からコロナ感染者が出たという)インターネット上のデマで風評被害にあった居酒屋の苦境を取り上げ、出所不明の情報が拡散される恐ろしさを訴えていた。

 デマ記事を毎日のように垂れ流す産経がよくもいったもんです。こういう恥知らずのクズでないと産経の記者は務まらないのでしょう。

*1:そもそも「感染症の専門家ではないであろう」心臓外科医が「PCR検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではない」と専門外のことを堂々答えるのが意味不明です。つうか「台湾や韓国」の経験から分かることは高世仁PCR検査強化に大学学長が「蜂起」呼びかけ - 高世仁の「諸悪莫作」日記などで指摘するように「PCR検査の重要性」でありそれを軽視したからこその日本の現状でしょうに