野原燐(id:noharra)に突っ込む(2020年9月3日分)

野原燐
春色梅児誉美―マンガ日本の古典〈31〉| 酒井美羽
っていうマンガが図書館にあったので読んでみた。
 女にやさしい、色男金と力はなかりけり、というタイプの男だけ。権力的な男はでてこない。近代ってやーね。

 最後の「近代ってやーね」がなければ「僕・野原にとって、春色梅児誉美(しゅんしょく・うめごよみ)は面白い日本古典文学でした」という「普通の平凡なツイート」なのですが最後の「近代ってやーね」で「トンデモ」ツイートへと変貌しています(苦笑)。常人、凡人にはなかなか真似のできない行為です。
 まさか「前近代(一般的には江戸時代以前がそう見なされる)」には「権力的な男はいない」とでも言う気なのか。
 「えー、天皇家も、お公家さんも、足利将軍家徳川将軍家も権力者でしょ?(まあ、例は何でもいいのですが)」ですね。
 しかもそう考える根拠が「小説」(呆)。「小説」で「下劣な権力者が出てきて栄華を極める」なんて話を喜ぶ人が居るわけも無いでしょうに。
 ドラマ「半沢直樹」やその原作小説をもとに「日本企業は勧善懲悪の世界だ。半澤のような正義の味方が最後には勝つのだ」と思うくらい馬鹿げています。