珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年11/12日分)

ばら撒きより女性の涙拭くが先 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 ばら撒きより女性の涙拭くが先(千葉県 安延春彦)朝日川柳4日

 川柳なんですかね、これ。

・「女性の涙拭く」て「男性」でもええやん?。なんで女性限定なの?
・この川柳で想定されてる「涙する女性」て誰?

と思ってどうもすんなり頭に入りません。
 それはともかく。
 岸田による「10万円のばらまき」は「経済苦に苦しむ人間」にとっては「それなりに意味はある」でしょう(勿論、10万円ばらまきよりも「より適切な行為の存在」を否定はしませんが)。
 一方、「拉致被害者救出」という意味では、まるで意味がないのが「巣くう会の主張する北朝鮮経済制裁」です。
 まるで意味のない経済制裁を支持してきた「すくう会、家族会の太鼓持ち」高世が「それなりに意味のある岸田のばらまき」を批判する。高世には「何だかなあ(呆)」という不快感を禁じ得ません。

 岸田首相が竹中平蔵氏を「デジタル田園都市構想(ボーガス注:実現会議)」委員に抜擢したとのニュース。へえ!これで「新自由主義から決別する」とはどういうわけか?

 「新自由主義から決別」というなら高世が批判するように「新自由主義の論客」竹中*1ではなく「新自由主義の批判派」として知られる論客(学者であれ、市民団体関係者であれ何であれ)を委員にすべきでしょうにね。
 五十嵐仁『労働再規制』(2008年、ちくま新書)が一定の評価をする、福田内閣社会保障国民会議の方が

社会保障国民会議 - Wikipedia
竹中ナミ
 社会福祉法人プロップ・ステーション理事長。著書『プロップ・ステーションの挑戦』(1998年、筑摩書房
◆樋口恵子
 東京家政大学名誉教授。『高齢社会をよくする女性の会』理事長。著書『有料老人ホームいまここが問題』(編著、1992年、岩波ブックレット)、『その介護離職、おまちなさい』(2017年、潮新書)など。
◆神野正博
 董仙会恵寿総合病院理事長
◆辻本好子
 ささえあい医療人権センターCOML理事長
◆奥山千鶴子
 NPO法人びーのびーの*2理事長。著書『親たちが立ち上げた!おやこの広場びーのびーの:子育て支援NPO』(編著、2003年、ミネルヴァ書房
駒崎弘樹
 NPO法人フローレンス代表理事。著書『働き方革命』(2009年、ちくま新書)、『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門』(2015年、PHP新書)など。

ということでよほど「新自由主義の脱却」ではないか。
 しかし、竹中という男もどれほど「権力と密着してる」のか。小泉内閣で「経済財政諮問会議議員」「小泉内閣経済財政担当相、総務相」だった時期がこの男の「政治家としての全盛期」でしょうが、小泉退陣後もこうして自民と太いパイプでつながっているわけです。

*1:慶應義塾大学名誉教授。パソナグループ会長

*2:命名の由来は「のびのび」をひっくり返したんでしょうね。