サイトウナヲキ
#刑事コロンボあるある その6
ペンを人に借りがち
サイトウナヲキ
#刑事コロンボあるある その9
(ボーガス注:米国では1971年に放送された)第3話(ボーガス注:構想の死角*1)のクレジットを見て「へー、監督スティーブン・スピルバーグ…えっ、スティーブン・スピルバーグ???*2」ってなる
なお、コメント欄で指摘がありますが、第42話『美食の報酬』(1978年放送)をジョナサン・デミ*3が監督しています。
サイトウナヲキ
#刑事コロンボあるある その11
服はヨレヨレっていう設定だけどヒゲはいつもきれいに剃ってある
サイトウナヲキ
#刑事コロンボあるある その13
葉巻の火を人にもらいがち
サイトウナヲキ
#刑事コロンボあるある その25
「よござんす」って言いがち
まあ、これは日本側の問題(当時の翻訳者の言語感覚)ではありますが。
これについては以下を紹介しておきます。
額田やえ子 - Wikipedia
1927~2002年。著書『アテレコあれこれ:テレビ映画翻訳の世界』(1989年、中公文庫)
『刑事コロンボ*5』『刑事コジャック*6』『シャーロック・ホームズの冒険*7』など、テレビドラマ等の吹き替えの翻訳で知られる。
代表作の『刑事コロンボ』はNHK放送時のシーズン2以降から担当し、放映権が日本テレビに移った後も引き続き担当した。人気を博したコロンボの独特のしゃべり方「ウチのカミサン」等は、額田の独創によるものである。
コロンボ vs コジャック――同じ英文を訳し分ける妙技 | オーバーシーズ情報センター福岡 留学 | ホームステイ
額田さんの著書『アテレコあれこれ――テレビ映画翻訳の世界』から、コロンボとコジャックで、同じ原文をどう訳し分けているか、いくつかご紹介します。
◇Let me see that.
コジャック「見せてみな」
コロンボ「ちょっと拝見」
◇That’s what I thought.
コジャック「狙い目通りだ」
コロンボ「あ、やっぱりそうでしたか」
◇I don’t like it at all!
コジャック「気に入らねえな!」
コロンボ「納得できませんねえ」
額田やえ子さん | チーム八ちゃん
吹き替え翻訳の手法などを紹介したエッセイが、額田やえ子『アテレコあれこれ―テレビ映画翻訳の世界』(1989年、中公文庫)という文庫本で発表されています。
この本の巻末に「こんなに違う訳し方 コジャックとコロンボの場合」という、とても興味深いコーナーがあります。
眼光鋭いコワモテ刑事のコジャックと、トボけた味が魅力のコロンボ刑事の特徴を見事に捕らえた台詞が並んでいて、なるほど!これがプロの仕事か、と感心してしまいます。引用してみますね。
◆Don’t try to be a hero.
コジャック:粋がって無理するなよ
コロンボ:無理しないほうがよござんす
コロンボと言えば「小池朝雄(1931~1985年)→石田太郎(1944~2013年)」、コジャックと言えば「森山周一郎(1934~2021年)」ですね(既に皆、故人)。やはり声のイメージも大事で「コロンボが森山、コジャックが小池や石田」ではイメージに合わないでしょう。
なお、コメント欄で指摘がある「飯嶋永昭」ですが
刑事コロンボ - Wikipedia
◆『自縛の紐』(1988年)
テレビ放送(額田訳)では第26作
◆『ロンドンの傘』(1994年)
テレビ放送(額田訳)では第13作
◆『死のポートレート』(1994年)
テレビ放送(額田訳)では第27作。テレビ放送時の邦題は『逆転の構図』
という『刑事コロンボ』小説版(飯島訳、二見文庫)があるとのこと。
サイトウナヲキ
#刑事コロンボあるある その28
仕事中にゆで卵の殻をむいて食べがち
*1:邦題の元ネタは、『高層の死角』(森村誠一のデビュー作、1969年の江戸川乱歩賞受賞作)でしょう。
*2:勿論同姓同名の別人ではなく、1997年に『シンドラーのリスト』で、1999年に『プライベート・ライアン』でアカデミー監督賞を受賞したスティーヴン・スピルバーグ - Wikipedia がまだ無名だった頃の話。
*3:1944~2017年。1991年に『羊たちの沈黙』でアカデミー監督賞を受賞
*5:日本では、米国での初放送が1968~1978年までの45本(NBCで放送)は『刑事コロンボ』、米国での初放送が1989~2003年までの24本(ABCで放送)は『新・刑事コロンボ』の邦題で放送(刑事コロンボ - Wikipedia参照)
*6:1973~1978年まで米国CBSテレビで放送された刑事ドラマ(同時期にNBCが『刑事コロンボ』を放送しておりコロンボに対抗して作られたとされる)。日本では1975~1979年までTBSで放送(刑事コジャック - Wikipedia参照)
*7:英国グラナダTV製作のテレビドラマ。日本ではNHKが1985~1995年に放送(シャーロック・ホームズの冒険 (テレビドラマ) - Wikipedia参照)