6月4日の出来事(2023年6月5日記載)

中国 天安門事件から34年 政府への批判は徹底的に抑え込まれる | NHK | 中国20236.4
 一番有名なのは今の日本では「1989年6月4日の天安門事件」でしょうが他にもいくつか紹介しておきます。

6月4日 - Wikipedia
◆1615年
 大坂夏の陣で、徳川家康豊臣秀頼(秀吉の子)と淀殿(秀頼の母)を自害に追い込み、豊臣氏が滅亡
◆1858年
 彦根藩主・井伊直弼江戸幕府大老に就任
◆1928年
 関東軍参謀の河本大作が張作霖を爆殺(当時は『満州某重大事件』と呼ばれた)。田中義一*1首相が「軍法会議による河本の処罰方針」を上奏しながら、陸軍の反発から「河本の予備役編入」に留まり処罰を実行できなかったことから昭和天皇に不信任され、7月2日に田中内閣が総辞職
→こういうことが日本マスコミで6/4に取り上げられないのもどうかと思います。
◆1936年
 フランスで社会党レオン・ブルム首班の人民戦線内閣が成立
◆1937年
 第一次近衛文麿*2内閣発足
 スペイン内戦での「ナチドイツのゲルニカ空襲(1937年4月28日、当時、ドイツはフランコ軍を支援)」を描いたパブロ・ピカソの『ゲルニカ』が完成
◆1942年
 ミッドウェー海戦(現地時間。日本時間では6月5日)。「空母4隻沈没」等、連合艦隊が壊滅的打撃を受け、戦局が「米国勝利、日本敗北」の方向に大きく変わったとされる。また「空母4隻を失った事実」は「戦意低迷」を恐れて、国民に発表されず(空母1隻沈没と過小発表)、いわゆる「事実に反する大本営発表(敗北の隠蔽や、戦果の過大評価)」の「初期の事例」とされる。
→こういうことが日本マスコミで6/4に取り上げられないのも(以下略)。
◆1944年
 第二次世界大戦で連合国軍がローマに入城。初めて枢軸国の首都が陥落。
 なお、1945年5月2日にはベルリンが陥落(ヒトラーは4月30日に自殺)。5月9日にドイツが降伏文書に正式に署名。
 また、1945年4月28日はムソリーニがパルチザンによって銃殺され、5月2日にはイタリア軍が連合国軍に降伏。
 5月9日のドイツ降伏時で枢軸国(日独伊)で降伏してないのは日本だけとなり、日本一国で「連合国(米英仏中)」を相手に勝利するのは不可能であり、「日本の敗戦」は不可避となった。にもかかわらず「条件降伏(天皇制維持)」にこだわり、8月まで昭和天皇が正式降伏しなかったことで「広島、長崎の原爆」等の悲劇が生まれます。まさに「遅すぎた聖断*3」でした。
◆1970年
 トンガが英国から独立(1999年9月14日には国連加盟)
◆1973年
 この日発売の週刊少年ジャンプ集英社)で、中沢啓治の漫画「はだしのゲン」の連載が開始(以後、 『文化評論』(日本共産党機関誌)、『教育評論』(日教組機関紙)に掲載誌を変えながら1985年まで連載が続く)。
◆1989年
 (勿論、天安門事件の日でもありますが)ポーランド国会選挙で「連帯」が圧勝
◆2001年
 ネパール王族殺害事件。ディペンドラ王太子が父ビレンドラ国王、母アイシュワリヤ王妃らを殺害後、自殺したとされる。国王の弟ギャネンドラがネパール国王に即位。その後、ギャネンドラが独裁的政治を強行したことから反発が高まり、2008年に王制廃止(共和制に移行)。
◆2004年
 巨人の清原和博2000本安打を達成
◆2008年
 婚外子国籍訴訟に最高裁大法廷で違憲判断。判決を受けて改正国籍法が12月5日成立
◆2009年
 静岡空港が開港
  「足利事件」で無期刑で収監されていた男性に対し、東京高検が刑の執行停止を指示、釈放される。2009年6月23日に東京高裁が再審開始を決定。10月21日に宇都宮地裁で再審開始。2010年3月26日に宇都宮地裁が無罪判決。宇都宮地検が上訴権放棄を宇都宮地裁に申し立て受理されたため、無罪判決が即日確定
◆2010年
 民主党代表選挙が行われ、岡田克也*4幹事長代理を破り、菅直人*5が代表に就任。同日の国会での首班指名で首相に菅が指名される。首相就任(内閣組閣)は6月8日

*1:参謀次長、第二次山本、原内閣陸軍大臣を経て首相

*2:貴族院議長、首相を歴任。戦後、戦犯指定を苦にして自殺

*3:これについては例えば沖縄戦ドキュメンタリー番組「遅すぎた聖断」がいま問いかけるものとは | 週刊金曜日オンライン参照

*4:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表等を経て立憲民主党幹事長

*5:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相等を経て立憲民主党最高顧問