今日のロシアニュース(2023年9月26日分)(追記あり)

ウクライナ支援への反対派優勢、スロバキア総選挙の行方に世界的関心…元外相「ロシアは我が国を悪用」 : 読売新聞
テレビ朝日https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000317974.html
 親ロシアという人間も一部にいるでしょうが、勿論メインは「支援疲れ(ウクライナ支援したいならスロバキア以外(特にスロバキアより経済大国の米英仏独など)がやれ)」でしょう。従って「親ロシア」というテレ朝の評価は不適切でしょう。
 一方で「ウクライナ支援」の方も正直「ウクライナ支援をすることで、ウクライナに好意的な米英仏独などのスロバキアへの経済支援が欲しい」等の実利的面が大きいでしょう。
【追記】
ウクライナ支援〝停止派〟首位 スロバキア議会選 - 産経ニュース
スロバキア、ウクライナ軍事支援反対の政党が第1党に - 日本経済新聞
 予想されていたことですが追記しておきます。なお、「ウクライナ支援消極派」第一党が過半数を得ておらず、「ウクライナ支援積極派」が第二党なので、ウクライナ支援の今後がどうなるかは現時点では分かりません。


立憲・原口氏の投稿は「非常に不愉快」 ウクライナ大使、怒りあらわ [ウクライナ情勢] [立憲]:朝日新聞デジタル
 原口*1以外にも「アイヌLGBT差別暴言の自民・杉田*2」「原口並みにロシアに甘い維新の鈴木」等、ろくでもない議員が与野党にいることを認めた上での話ですが、立民もこの種のろくでもない議員(例:離党したが、南京事件否定論松原仁*3)がごろごろしているからうんざりします。結果、俺的に「支持できる政党」が「まともかどうか(自民、公明、維新、国民民主、参政、政治家女子のウヨ政党は論外、立民も『維新にすり寄る反共ウヨ』泉が代表では支持できず)」と「党勢(社民、れいわは党勢が弱すぎる)」から共産しかなくなる。


「死亡」情報のソコロフ露黒海艦隊司令官は生存か 露国防省が映像公開 - 産経ニュース
 産経も書くように「この映像が何時の物か(攻撃前の映像の可能性がある)」と言う問題があるのでこれだけでは何とも言えません。
 一方でウクライナの「司令官殺害」発表も勿論、鵜呑みにはできません。当面は真偽不明としか言い様がないでしょう。
【追記】
黒海艦隊司令官の死亡情報修正か 本人の映像公開受け―ウクライナ軍:時事ドットコム
 ウクライナが即座に「ロシアの虚偽情報」と言うかと思いきや「調査中」だそうです。勿論これだけでは「生存の保証はない」ですが、司令官の死亡発表に「確たる根拠がなかった」とウクライナが事実上認めたとみていいでしょう。


“ウクライナの負傷兵2人を自衛隊病院に受け入れ” 木原防衛相 | NHK | 防衛省・自衛隊
 大軍拡の岸田政権では「何故、一般の国立病院でなく、自衛隊病院なのか?」「自衛隊のイメージアップか?」という疑念を覚えます。そもそも「遠い日本に運ぶよりヨーロッパの病院の方が近くていいのでは?」感もある。勿論「自衛隊病院」での受け入れに「他の病院にはない利点」があれば話は別ですが。


米主力戦車エイブラムスがウクライナ到着 ゼレンスキー氏「重要な増援」 - 産経ニュース

 ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、米国製主力戦車「エイブラムス」がウクライナに到着したとウメロフ国防相*4から報告を受けたと交流サイト(SNS)で明らかにした。
 一方、米軍事メディアの22日の報道によると、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長はエイブラムスについて、「単純に前線に投入した場合、長時間はもたない」とし、決定的な突破作戦にのみ使用するとの運用方針を示した。
 ウクライナは6月に開始した反攻作戦で、露軍の防衛線の強行突破を試みた結果、供与された英国製主力戦車「チャレンジャー2」やドイツ製主力戦車「レオパルト2」の一部を喪失。ブダノフ氏はこうした経緯を踏まえ、エイブラムスに関してより慎重に運用することを示唆した形だ。

 景気のいいことをゼレンスキーが言ってるようですが一方以下の文章が重要でしょう(「一方」以下が「概ね事実」と前提しての話ですが)。
 要するに鳴り物入りで宣伝された英国製主力戦車「チャレンジャー2」やドイツ製主力戦車「レオパルト2」を投入したら大して活躍できないまま、ロシア軍の反撃で破損して、あまり意味がなかったケースが多かったのでしょう。そして米国戦車も同様の懸念があるので今回は最初から「出し惜しみする(重要な作戦にしか使用しない)」と。
 やはり「仮に戦車が有効な武器でも、米英独の提供数が少なすぎて安易に投入できない(破壊されると代わりがない)→結局戦況にあまり影響しない」ではないか。
 とはいえ、「ならば戦車を大盤振る舞いすればいい」というわけにもいかないのでしょう(米国のトランプ前大統領派等、米英独国内の支援消極派の反発で)。
 勿論、支援消極派の反発を考えたら「NATO軍(米英仏独など)が直接軍事介入してロシア軍と戦闘」なんてもっとありえない。
 ウクライナ戦争の先行きも不透明と言わざるを得ないでしょう。「一部の反ロシア派」のように楽観論で安易に徹底抗戦を主張したり、和平交渉(停戦、終戦交渉)を否定したりするわけにも行かなそうです。

*1:鳩山、菅内閣総務相、国民民主党国対委員長等を歴任

*2:岸田内閣で総務大臣政務官

*3:野田内閣で国家公安委員長

*4:汚職問題で更迭されたレズニコフ国防相の後任