今週の週刊漫画ゴラク(2023年10/28記載)(追記あり)

 読まないと理解できない感想が多いですがご容赦ください。読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明の感想の形で書いていきます。

 隣の芝生は青い。誰かが注文すると店中から声がかかる現象、実際あるもんな。>酒のほそ道*1@ラズウェル細木

 居酒屋で「牛肉と薩摩芋の醤油煮」つまり

◆「牛肉を使った醤油味の肉じゃが*2」でジャガイモを薩摩芋に変えた物
◆「牛肉を使った醤油味の芋煮*3」で里芋を薩摩芋に変えた物

を頼む友人に「肉じゃがならともかくそんなものが美味いのか」「薩摩芋は酒のつまみじゃなくて、大学芋やスイートポテトとかお菓子だろ、薩摩芋のような甘い物は酒には合わない」「俺は食わないからな」とけなしながら、実際に届いた「美味しそうな料理」を友人が「美味い、美味い」と美味しそうに食べると隣の芝生は青いと言うべきか、我慢できずに自分も同じ料理を注文したあげく「思ったより美味いし、酒にも合うな」とどんどん食べ出し「お前、さっき言ってたことと違うだろ、薩摩芋は酒のつまみじゃないから食わないんじゃなかったのか?」「お前、いつも言うことがコロコロ変わるよな」と友人に呆れられる主人公「岩間宗達」。
 しかし「牛肉と薩摩芋の醤油煮」ねえ。そんなメニューは今まで居酒屋で見たことがないんですが。
 そして「食べればそれなりに美味」とは思いますが、仮に「肉じゃが(じゃがいも)」「芋煮(里芋)」がメニューにあるなら小生はそちらを頼むと思います。ジャガイモや里芋の方が牛肉に合う気がする。
 それと美味しんぼでも「甘い物が酒のつまみになるか!(酒飲み)→なるということを証明してみせる(山岡士郎:ちなみに山岡が出したのはウオッカとタピオカプリンで、酒飲みも山岡の言い分を認める)」という話の展開ありましたけど、「甘味は酒に合わない」的な人多いんですかね?
 そういう人間は「ウイスキーボンボン」「カルーアミルク、梅酒などの甘い味の酒(カクテル含む)」をどう思ってるんだろうとは思います。

【参考:薩摩芋を使った牛肉料理】
さつまいもと牛肉の甘辛しょうゆ炒めのレシピ・つくり方 | キッコーマン | ホームクッキング
さつまいもの肉じゃが風 | レシピ 〜うま味の活用〜 | 日本うま味調味料協会
NHK
さつまいものピリ辛肉じゃが風 レシピ 市瀬 悦子さん|みんなのきょうの料理
さつまいもと牛肉のしぐれ煮 レシピ 小林 まさみさん|みんなのきょうの料理

【2023.11.6追記】
 今日の文化放送の夕方のラジオで「落語家の桂宮治」「文化放送・局アナの西川文野」が「酒飲みにはこの時期、飲み会の締めによく出される栗ご飯や薩摩芋ご飯は辛い」「甘い物は酒に合わない」と言っていて「ああ、岩間宗達的な人間は他にもいるのか」と思いました。小生は「栗ご飯も薩摩芋ご飯も好き」ですし、一方で酒も好きですが。

*1:以前も書きましたが、この漫画のメインは酒よりもむしろ「酒のつまみ」です。

*2:なお、肉じゃがというと一般的には肉は(豚肉や鶏肉ではなく)牛肉、味付けは(味噌ではなく)醤油かと思います。

*3:なお、芋煮(芋煮会 - Wikipediaによれば山形や宮城でよく食べる)というと一般的には芋は里芋、肉は(豚肉や鶏肉ではなく)牛肉、味付けは(味噌ではなく)醤油かと思います。