「政権交代を実現する会」の結成大会で、穀田共産国対委員長(衆院議員)、多ケ谷れいわ国対委員長(衆院議員)、服部社民幹事長、立民・小沢一郎氏(衆院議員、元民主党幹事長)が挨拶(2023年10/28日記載)

政権交代実現する会結成/穀田氏「共闘成果に確信を」

 日本共産党穀田恵二国会対策委員長は26日、東京都文京区で開かれた市民と政治家が結集する「政権交代を実現する会」の結成大会であいさつし、市民と野党の共闘の成果に確信を持ってたたかうことが求められており、「国民に希望を与える大義の旗を掲げてがんばりたい」と訴えました。
 結成大会には立憲民主党小沢一郎*1衆院議員、れいわ新選組多ケ谷亮国対委員長社民党服部良一幹事長*2らも参加しました。

 結成大会に「共産(国対委員長兼選対委員長)、れいわ(国対委員長)、社民(幹事長)」が党役員を出席させたのに対し、立民は「立民の前身政党・民主党の元幹事長とはいえ今は無役の小沢氏」では「立民は全くどうしようもないな」ですね。
 さて、「小沢氏の出席」でこの会合について「常軌を逸したアンチ小沢id:kojitakenとその類友」は「共産、社民、れいわが小沢の企みにのせられてる」「赤旗が小沢の企みを宣伝してる」と悪口するのでしょうが、問題はむしろ「泉路線を公然と批判し、野党共闘再建を訴える大物政治家」が「彼(元民主党幹事長)ぐらいしか立民にいないこと」の方です。
 何もこの会も「小沢シンパが結成した小沢氏のための会」だから「立民から」彼が出席したわけでもないでしょう。いや百歩譲って「仮にそうだとしても*3」、むしろ問題は「枝野*4『つながる本部』特別参与(前代表)、菅*5最高顧問(元民主党代表)、逢坂*6代表代行(元政調会長)、西村*7代表代行(前幹事長)など、いわゆる立民党リベラル派」からどうして、こうした動きを「共産、社民、れいわ」に働きかけないのかということです。
 なお、この会、ググっても記事があまりヒットしませんが、後でヒットした記事を紹介しておきます。
 いずれにせよ、「野党共闘を発展させたい」と自己宣伝しながら、こうした他党(立民、社民、れいわ等)や市民団体(例:市民連合)等と連携して「野党共闘発展を目指す動き」を「自分で作り出せない」し、こうした動きに「賛同者としてコミットもできない」反党分子松竹伸幸や松竹と一緒に仲良く(?)除名された「類友・鈴木元」は既に「政治的にオワコン」といっていいでしょう。自分の能力を過信した松竹や鈴木の「自業自得」というべきでしょう。

結成大会実行委員会 /「政権交代を実現する会」結成大会 - 無料プレスリリース「PR-FREE」
参加政治家(敬称略):
小沢一郎 衆議院 立憲民主党
たがや亮 衆議院 れいわ新選組
穀田恵二 衆議院 日本共産党
服部良一 幹事長 社民党
青木愛*8参議院 立憲民主党
水野もと子 参議院 立憲民主党
木村たけつか 候補予定者 立憲民主党
森ゆうこ*9候補予定者 立憲民主党
辻恵 候補予定者 れいわ新選組
樋高剛*10候補予定者 立憲民主党
おばた健太郎*11地方議員
山口たく 地方議員
松本浩一*12地方議員
杉村康之地方議員(Zoom)

81歳の小沢議員「このままだと社会が崩壊」と野党一本化訴える~10.26「政権交代を実現する会」結成大会―登壇: 立憲民主党 小沢一郎衆院議員、れいわ新選組 多ケ谷亮衆院議員、日本共産党 穀田恵二衆院議員、社民党 服部良一幹事長、ほか | IWJ Independent Web Journal(取材・文、木原匡康・IWJ編集部、文責・岩上安身)
 「政権交代を実現する会」結成大会が、2023年10月26日、東京都文京区の文京シビックホールで催された。実施主体は小沢一郎議員勝手連連絡会である。
 白井聡*13京都精華大学准教授が「日本政治、いま何が求められているのか?」のタイトルで基調報告を行った。
 白井准教授は、求められるのは「独立のために命を賭けられる政治勢力の結集・政権構築」だと訴えた。そこで必要な政策は「特殊な対米従属からの脱却」「人口問題/少子化対策」「医療・社会保障の抜本的改革」だと語った。
 その他、客席で参加した立憲民主党所属の水野素子参議院議員森裕子参議院議員、小幡健太郎板橋区議会議員、松本浩一杉並区議会議員がマイクを握った

「政権交代を実現する会」大会に参加。激励のエールを送りました。 | こくた恵二site
 26日、東京文京シビックホールで開催された、市民と政治家が結集する「政権交代を実現する会」の結成大会に参加し、激励のエールを送りました。
 同会は、民主主義と国民の生活を守るため、立場の違いを超えて、政権交代を実現する運動を全国的に進めることを目的に結成されたものです。
 同日の結成大会で、政治学者・京都精華大学准教授の白井聡氏が基調講演をし、立憲民主党小沢一郎衆院議員、れいわ新選組のたがや亮国対委員長社民党服部良一幹事長らが参加しました。
 集会の様子は以下のURLをクリック(https://www.youtube.com/watch?v=5u0R_p-DcCA)して「動画」をご覧ください。2時間15分と長いものとなっています。

【政界地獄耳】頻繁に開かれる「小沢~」の会合 勝手連の広がりは国民の危機感の表れなのか - 政界地獄耳 - 社会コラム : 日刊スポーツ2023.10.28
★26日午後7時から文京シビック小ホールで「政権交代を実現する会」結成大会が開かれた。出席者は立憲民主党小沢一郎共産党国対委員長穀田恵二、れいわ新選組国対委員長多ケ谷亮社民党幹事長・服部良一
 基調講演は「今政治に何が求められているか」を京都精華大准教授・白井聡が話した。
 ほかに慶応大学名誉教授・堀茂樹*14、著述業・菅野完*15らがあいさつした。
 また訪露中の一水会代表・木村三浩のメッセージが披露された。
 司会は元浦和市議・評論家の小沢遼子*16
★会を代表する弁護士の伊藤章は、会合の冒頭で「この会は9月に結成された『小沢一郎を支持する会』の各グループ10団体が結束して開かれた。野党がバラバラではダメ、小沢が提唱した『オリーブの樹構想*17』で政権交代を目指すべき。しかし残念なのは立憲民主党の泉代表が『次の選挙で与党の議席を最小化するために力を合わせたい』と非常に消極的な発言は一体どういうことだ。立憲はまだまだ覚悟が足りない。それぞれ各党事情があるだろうが、今日は4党*18から参加いただいた。今日を出発点として地方にもこの運動を広め、次期総選挙では『国民の生活が第一*19』の政権の樹立を目標に頑張ろう」と訴えた。

 「この会については発足したばかりで、現時点では評価できない」が、「こうした野党共闘の動きに背を向ける泉路線」では立民に明るい未来はない、この会の評価に関係なく「立民は泉路線を撤回し、野党共闘を本格的に再開すべき」というのが日刊スポーツ『政界地獄耳』の立場のようですが俺も概ね同感です。
 それにしても「親ロシア」で悪名高い「一水会代表・木村」の「メッセージ」という点は仮に今回の木村メッセージが「親ロシアの性格がない」としても「(反ロシアの共産幹部を来賓で呼んでるのに)どうにかならなかったのか」感が否定できません。何せ今の木村は「ロシア側の招待を受けて訪露中」だそうですし。
 「何で親ロシアの木村が(呆)。主催者はアホか」と苦々しく思った(しかし場の空気を悪くしないためあえて何も言わなかった)出席者は恐らくいたでしょう。穀田氏自身が恐らくそうではないか。

*1:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長等を歴任

*2:穀田氏、小沢氏、多ケ谷氏が衆院議員なのに対し、服部氏だけは幹事長でありながら「国会議員選挙落選で非議員」というあたり、社民の衰退ぶりを感じます。

*3:無知なので実際どうなのか知りませんし、後で紹介する【政界地獄耳】頻繁に開かれる「小沢~」の会合 勝手連の広がりは国民の危機感の表れなのか - 政界地獄耳 - 社会コラム : 日刊スポーツ81歳の小沢議員「このままだと社会が崩壊」と野党一本化訴える~10.26「政権交代を実現する会」結成大会―登壇: 立憲民主党 小沢一郎衆院議員、れいわ新選組 多ケ谷亮衆院議員、日本共産党 穀田恵二衆院議員、社民党 服部良一幹事長、ほか | IWJ Independent Web Journalは『主催団体=小沢シンパ』であるかのような書きぶりですが

*4:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立憲民主党代表等を経て、現在立憲民主党「つながる本部」特別参与

*5:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相等を経て立憲民主党最高顧問

*6:菅内閣総務大臣政務官立憲民主党政調会長(枝野代表時代)等を経て現在、立憲民主党代表代行

*7:鳩山、菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣立憲民主党幹事長(泉代表時代)等を経て現在、立憲民主党代表代行

*8:生活の党幹事長代理、自由党副代表兼参議院幹事長等を歴任

*9:野田内閣文科副大臣、「国民の生活が第一」幹事長代行、日本未来の党副代表、生活の党代表代行、自由党幹事長等を歴任

*10:菅内閣環境大臣政務官、「国民の生活が第一」幹事長代行等を歴任

*11:81歳の小沢議員「このままだと社会が崩壊」と野党一本化訴える~10.26「政権交代を実現する会」結成大会―登壇: 立憲民主党 小沢一郎衆院議員、れいわ新選組 多ケ谷亮衆院議員、日本共産党 穀田恵二衆院議員、社民党 服部良一幹事長、ほか | IWJ Independent Web Journalによれば板橋区

*12:81歳の小沢議員「このままだと社会が崩壊」と野党一本化訴える~10.26「政権交代を実現する会」結成大会―登壇: 立憲民主党 小沢一郎衆院議員、れいわ新選組 多ケ谷亮衆院議員、日本共産党 穀田恵二衆院議員、社民党 服部良一幹事長、ほか | IWJ Independent Web Journalによれば杉並区議

*13:著書『未完のレーニン』(2007年、講談社選書メチエ→2021年、講談社学術文庫)、『戦後政治を終わらせる:永続敗戦の、その先へ』(2016年、NHK出版新書)、『永続敗戦論』(2016年、講談社+α文庫)、『増補・「戦後」の墓碑銘』(2018年、角川ソフィア文庫)、『国体論』(2018年、集英社新書)、『長期腐敗体制』(2022年、角川新書)、『今を生きる思想:マルクス・生を呑み込む資本主義』(2023年、講談社現代新書)等

*14:専門は20世紀フランス思想を中心とする西洋思想史。アゴタ・クリストフ悪童日記』(邦訳はハヤカワ文庫)など現代フランス文学の翻訳でも知られる。『今だから小沢一郎と政治の話をしよう』(小沢氏との共著、2015年、祥伝社)の著書があり、小沢支持者とみられる(堀茂樹 - Wikipedia参照)

*15:著書『日本会議の研究』(2016年、扶桑社新書)等

*16:1937年生まれ。浦和市議を3期12年(1971~1983年)、埼玉県議を1期4年(1983~1987年)務めた。

*17:イタリアに存在した政党連合「オリーブの木」にならい、日本でも野党を中心に「オリーブの木」にならった政界再編構想がしばしば語られた。例えば1998年4月、旧民主党に『新進党が解散して誕生した民政党羽田孜党首)、新党友愛(旧民社党グループ)、民主改革連合(連合系)』が合流し新民主党を結成するが、これに先立つ1998年2月に菅直人民主党代表は、東京都内での講演でオリーブの木に触れている(オリーブの木 - Wikipedia参照)。また「オリーブの木」でググる後房雄名古屋大学名誉教授、愛知大学教授)『「オリーブの木」政権戦略』(1997年、大村書店)等の著書もヒットします。

*18:4党と言っても、「国対委員長(共産、れいわ)、幹事長(社民)」と三党が党役員なのに対し、立民は『元民主党幹事長とは言え今は無役』の小沢氏と格が落ちますが

*19:小沢が党首を務めた政党「国民の生活が第一」にかけているとみられる。「国民の生活が第一」はその後「日本未来の党→生活の党→自由党(現在は解散)」と変遷している。