◆第40話「娘十七はぐれ唄」(2024年2月1日再放送)
以下の通り、記事を紹介しておきます。
番組詳細|テレビ朝日
第40話「娘十七はぐれ唄*1」
江戸の町に凶悪無比な盗賊一味が出没、人々を震え上がらせていた。そんなある日、吉宗(松平健)は女スリ・おちか(比企理恵*2)と知り合う。彼女は鼻っ柱が強く「まともになれ」という吉宗の忠告などまるで受けつけない。数日後、吉宗は不審な連続殺人事件の報告を受ける。しかも殺された者たちは皆、盗賊の一味と判明。さらに下手人はかつて美濃篠山藩に仕えていた忍者*3らしいとわかった。やがて、この事件に関わる男・美濃篠山藩の忍び組組頭「小宮宗平」(睦五郎)がおちかの父親だとつきとめた吉宗
暴れん坊将軍 III
第40話「娘十七はぐれ唄」
吉宗将軍就任にあたって尾張に加担、(12万石から5万石に)減封された美濃篠山藩の若殿が恭順の意を呈すため先代配下の忍群を召し放ち。解雇された忍者たちは江戸に潜み御家再加増のための(幕閣への政治工作のための)資金調達に強盗など働くが、その上がりは(幕閣への政治工作には使われず)江戸家老「佐々木伝蔵」(高野真二)と忍の頭領「倉田屋儀助」こと「矢野儀兵衛*4」の懐に入っていた。(南町奉行大岡の捜査が迫るや)用済みとばかりに次々始末される忍びたち、最後に残った妻子を捨ててまで尽くした組頭「小宮宗平」は、復讐に燃え江戸家老の屋敷に乗り込む。
※倉田屋に藤岡重慶、珍しい殺陣はシャープで迫力。組頭「小宮宗平」は睦五朗。
※事後、じいに「(17歳のおちかのように)若い頃に戻って暴れたい」発言の上様、「まだ暴れ足りないのか」と怒られる。
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凶悪な畜生働きが横行。
いきなり乗り込んで皆殺しと言うので江戸中が震え上がる。
お祭りですり騒動に巻き込まれため組、小頭「半次郎」(佐藤B作)の機嫌が悪いこともあり大騒動に。
すりの元締め?「おちか」(比企理恵)は可愛い女の子、自分を追い出そうとする新しい大家「倉田屋儀助」(藤岡重慶)を追っていくが、直接手を出さ*5ないでよかったな。人ごみの中、一瞬で二人を倒す*6って、凄腕の仕事人かよ!
「姿なき通り魔*7」の噂が上様の下にまであがってくる。
殺したのは多分忍びのもの、殺されたのは無宿者らしく身元がわからない。
要するに全くの手詰まり。
しかしすり稼業に限界を感じた姐さんは、その通り魔の尻尾を掴んで金に換えようとする。
子分たち(二人)は(大人二人を一瞬のうちに殺す手練れの殺し屋・倉田屋に俺たちが殺されかねない、すりとはリスクが違いすぎると)びびってるんだけど。
半年前の御家相続の際、隠密として働いていた忍びを切腹、追放など厳しく処断した小藩。
上様すら「(忍びは藩のために働いたのであり)そこまでやらなくても」と思うが、紀州と尾張を天秤にかけ、尾張に賭けてしくじったので、「恭順の意思を示しました」と言われれば言い返せない。
しかも追放され、江戸でひっそり暮らしていたのに殺される元忍びたち。あんまりだ。無論、中にはその流れに抵抗しようというものもいるのだが。
そういや盗賊のほうはどうなった?
たった25両?
人殺しを命がけで脅して25両?
それで3人*8長崎まで行けると思ってんのかいお嬢さん。
一度の脅しで江戸をずらかるなら、100両は取らなきゃ元が取れないぞ。
零落した藩が追放したはずの忍びに(御家再加増のための幕閣への政治工作のための資金調達と言う口実で)盗みを働かせて、貯めも貯めたり15,000両。
しかしそれは(政治工作には使われず)江戸家老「佐々木伝蔵」(高野真二)と忍びの頭領「倉田屋儀助」こと「矢野儀兵衛」が山分け、藩復興の為と聞かされていた忍びたちは(南町奉行大岡の捜査が忍びたちに迫り、矢野の)足元が危うくなると口封じに殺された。
ただ一人生き残った男・組頭「小宮宗平」(睦五郎)は、江戸で作った妻子の元に戻れないまま15年経過。
今更娘に顔向けなんて出来ない。
(吉宗の成敗で全てが終わり)「そのうちきっと、四人*9で京、大阪長崎に行こう!」
悪くはないけど、なんとなく散漫な印象の話だった。
あふろん@芝神明
◆藤岡重慶の仕事人!*10
◆(暴れん坊将軍では最後に黒幕(幕閣中枢)として成敗されることも多い)睦五朗、今日は善人。幕閣中枢ではない睦五朗は善人
◆お葉「私より3つ年下だから確か今は17歳」
おちかちゃん17歳、お葉ちゃん20歳。実は伊藤つかさより比企理恵の方が年上です*11
◆おちかが倉田の娘とかお江戸狭過ぎ、そんな偶然が(苦笑)
◆おちか「(殺しの下手人である)倉田屋からは切餅25両脅し取る」、子分「25両ですか!」
(おちかの父「倉田」の)睦五朗に聞こえるようなでかい声。(倉田屋に殺されそうになった娘おちかを救うという展開の前振りだろうが)そんな偶然が(苦笑)
◆(江戸藩邸で)睦五朗vs藤岡重慶
◆藤岡重慶(御庭番に)あっさり成敗された
◆「あれだけ暴れたのに、まだ暴れ足りないのか」とじいだけでなく、誰もがそう思った
◆(最後の若山弦蔵のナレーション)
若さとは無鉄砲なもの、だがその中から明日をつくる力が育ってくる。吉宗は晴れ晴れとした思いで声を上げて笑った
白ぱんだ
◆今回のヒロイン「おちか」役は、比企理恵さんです。第4回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞し(現在もホリプロ所属)、アイドル歌手デビューし、テレビドラマや舞台で活躍しました。数々の大映ドラマ出演が印象深いです。
◆(おちかが倉田屋から脅し取ろうとする)「切餅」とは、(そもそもは)一分銀を百枚まとめた包銀のことです。二十五両の価値があるため、時代劇ではしばしば小判二十五枚で代用されます。
◆「おちか」一味が、(倉田屋の反撃で)ちょうど窮地に陥ったところで、助太刀に入り、(危ない真似は辞めろと)お説教する新之助。実は「おちか」の父親の「小宮宗平」(睦五朗さん)が陰で聞いていたのも、新之助は承知していました。
◆江戸家老「佐々木伝蔵」(高野真二さん)と、御用商人で忍び頭領「倉田屋儀助(矢野儀兵衛)」(藤岡重慶さん)が企みをする屋敷へ、「小宮宗平」が討ち入るが、窮地に陥ってしまう。そこへ満を持して乗り込む上様!
◆母の墓前で、「おちか」と「小宮宗平」は父娘として邂逅を果たし、「おちか」は「宗平」を「ちゃん」と呼んだ。めでたしめでたし。
殺人をネタに自分を恐喝しようとしたおちかたちを殺そうとする倉田屋こと矢野。そこにはおちかたちの計画を偶然知り、彼女を守ろうとする父「小宮宗平」が潜んでいたが、彼が手を出す前に吉宗(徳田新之介)がおちかを矢野から救う。
吉宗に対しおちかは「理由はわからないが、父は自分が5歳の時に家を出て行った」「母と私を見捨てた父を恨んでる」と語る。
おちかが去った後、「小宮が潜んでること」に気づいた吉宗は小宮に「父の名乗りを上げ、おちかに会うべきだ」「危険な真似(倉田屋こと矢野の襲撃)は辞めるべきだ」と語るが、小宮は「今更父として会うことはできない」「殺された仲間を見捨てることはできない」と倉田屋襲撃の意思を語る。
江戸家老「佐々木」は「倉田屋こと忍び組首領・矢野」とともに「お家再興のための政治工作には金が要る」と「忍び部下」をだまし、強盗をやらせ、1億5千両を手に入れたあげく「南町奉行・大岡(横内正)」の捜査が「忍び部下」たちに及ぶや口封じのために殺していた。
「忍び部下たち」の恨みを晴らすため、江戸藩邸で矢野を襲撃するが、矢野に返り討ちに遭いそうになる小宮(なお、小宮が強盗に参加していては、「小宮が最後まで生き残ったことが説明しづらい(強盗に参加しなかったため小宮の所在を矢野がつかめなかった)」「事件解決後、さすがに小宮を無罪放免にはし難い」ということで小宮は強盗には参加していなかった設定)。
そこで吉宗登場。
吉宗「娘(おちかのこと)のためにその男(小宮のこと)を死なせることはできん。倉田屋儀助、いや、矢野儀兵衛。藩の再興を口実にかつての部下を偽り、強盗をやらせたあげく、ことが露見しそうになるや口封じに殺した行為は許せぬ。」
江戸家老「ここを篠山藩江戸藩邸と知っての狼藉か」
吉宗「江戸家老佐々木、控えよ*12」
江戸家老「上様!」「もはやこれまで!。上様とて構わぬ!。斬れ!。斬り捨てい」
そして吉宗が成敗し、小宮はおちかに対し父親の名乗りを上げてエンド。
*1:17とは今回のヒロイン「おちか」の年齢(なお実際の比企理恵は当時23歳)。「はぐれ」とはおちかが「忍びである父・小宮宗平(睦五朗)」からは「忍び稼業のため」に見捨てられ、「母」は病死して死に別れたことを意味する。但し、小宮は藩命で心ならずも見捨てたのであり、そのことを深く後悔していた。
*2:1965年生まれ。1979年にホリプロタレントスカウトキャラバンで優勝し、シングル『恋のローラーブーツ』で歌手デビュー。出演作に大映テレビ制作のドラマ『秘密のデカちゃん』(1981年、TBS)、『だんなさまは18歳』、『高校聖夫婦』(1983年、TBS)、『不良少女とよばれて』(1984年、TBS)、『青い瞳の聖ライフ』(1984年、フジテレビ)、『ポニーテールはふり向かない』(1985年、TBS)、『スタア誕生』(1985年、フジテレビ)、『おんな風林火山』(1986年、TBS)や ミュージカル『ピーターパン』(1982~1987年、ウエンディ役、2001~2010年、ダーリング夫人(ウェンディの母)役)等(比企理恵 - Wikipedia参照)
*3:忍び首領「倉田屋儀助」こと「矢野儀兵衛」のこと(藤岡重慶)
*4:なお、佐々木は藩主には「矢野には切腹を命じた」と虚偽報告していた
*5:勿論この場合は財布をすりとるの意味
*6:「ばれる危険性のある人混みの中でわざわざ殺す」のも「いかに忍びの首領とはいえ、忍び仲間を一瞬のうちに二人も殺す(藤枝梅安的なやり口での殺害:はりのようなもので延髄を破壊?)」のも「他の人間は気づかなかったのにおちかだけは倉田屋の犯行に気づく」のも現実的ではないですが(苦笑)
*7:部下を殺す、忍びの頭領「倉田屋儀助」こと「矢野儀兵衛」のこと(藤岡重慶)
*8:おちかとスリの子分2人のこと
*9:おちかと父「小宮」、スリの子分2人のこと
*10:仕事人ではないが、「殺し屋のような凄腕で忍び首領」という設定。
*11:実際の比企理恵(おちか)は23歳(1965年生まれ)、伊藤つかさ(お葉)は21歳(1967年生まれ)
*12:いつもの「余の顔を見忘れたか」ではない。