テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍3』第30話「泣くな男だ! がまん坂」(1988年放送の再放送)(2024年1月22日記載)

◆第30話「泣くな男だ! がまん坂」(2024年1月22日再放送)
 寝過ごしてしまい、見なかったのですが、以下の通り、記事を紹介しておきます。

番組詳細|テレビ朝日
第30話「泣くな男だ! がまん坂」
 吉宗(松平健)は辰五郎(北島三郎)の紹介で竜吉(渋谷哲平)という若者と知り合った。竜吉は板前なのだが「三度のメシより火事が好き」で、ちょくちょく火事場へ現れて手伝っているうちに、め組の連中と顔見知りになったという。翌日、吉宗は紀州時代に世話になった回船問屋・中屋市兵衛(相馬剛三)が無礼討ちに遭ったこと、そして、竜吉が実は市兵衛の息子だということを知る。憤りをおぼえた吉宗は、市兵衛殺しの下手人を調べ始めた。すると、意外な事実が判明し

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 火事の晩、廻船問屋の隠居・中屋市兵衛(相馬剛三)と小僧が無礼うちにあう。
 それはめ組出入りの若い衆、龍吉(渋谷哲平)の父だった。
 芸者あがりの女房「小春」(麻生美衣)と一緒になるために勘当されたという男、「亡父に遭いに行け」という女房の言葉を突っぱねる。
 ついでにいうと廻船問屋は上様の子供時代の知人だった。
 龍吉は惣領息子。
 弟「政吉」(森一馬)は「なんで葬儀に来てくれないんだ!」と兄夫婦の店に文句を言いにいくが、兄は突っぱねる。
 しかし弟は気が弱く、店は悪い親戚(叔父)に乗っ取られそうになっていた。
 しかも叔父「吉野屋徳兵衛(小鹿番)」は抜け荷に手を出している。
 弟にはツンツンの兄、父の死に疑惑を抱き独自に調査を開始。
 だが敵も彼を甘く見てはおらず、左源太(三ツ木清隆)が付きっ切りでフォローする羽目に。
 「これはただ事ではない」と理解した竜吉は店に戻る。
 弟は手放しで喜ぶが、母「お志乃」(八木昌子)と叔父は嫌な顔。
 しかも刺客に斬られた傷が思ったより重く、その場で養生所送りに。
 自分を的にする覚悟だったのだが。
 筋書きは大体わかってるんだけど証拠がない。
 しかしこのままだと親族会議で店乗っ取りが成立してしまう。
 兄弟のどちらかが殺されることが多いパターンだし。
 「手段選んでらんね」というわけで、南町奉行大岡忠相横内正)は叔父を呼び出して、その隙にめ組が「やっぱりこの事件はこいつ(叔父)の仕業らしいぜ」という流言飛語。それ、普通悪役の使う技(汗)。
 何時責め問いされるかとびびりつつ丸一日潰されて、やっと店に帰った叔父、親族会議に挑むも親戚は皆かかわりを恐れて跡継ぎに兄を指名。
 叔父は黒幕の船手奉行「前田多門*1」(小沢象)ともども自滅、事件は解決に向かう。
 弟だけは事件の裏側を知らないままだが、兄のいうとおりうまくやっていくだろう。

暴れん坊将軍 III
第30話「泣くな男だ!がまん坂」
 己が(捨て子で)両親の実子でないと知った兄「龍吉」(渋谷哲平)は、弟「政吉」(森一馬)に店を継がせるべくわざと勘当されて家を出る。しかし父「中屋市兵衛」(相馬剛三)が乗っ取り目的のワルに消されて横死したと聞くや、怪我をおして家に戻り陰謀を押しとどめようと動くのだった。
※中屋と「一つの海老を分け合った仲」という上様、貧窮や遭難したとかではなく、浜で海老獲って焼いて食っただけ。ガキの上様が獲ってる海老は伊勢海老、豪快なお子様。
※相手が悪辣なヤツだから「ハメてもいいじゃん」と忠相(横内正)は吉野屋徳兵衛(小鹿番)を連行し思いっきり待たせて責め問いなんかも見せたあと、通りいっぺんの事を話し「帰ってよいぞ」。しかもこの間、め組の衆使って吉野屋の悪評を町に振りまく。怖いよ、大岡さま。

ひろきち
 ラスト、二代目襲名披露の席で辰五郎と示し会わせて宴を台無しにし勘当されて弟に二代目を譲る竜吉w。不器用だけどいいヤツ

あふろん@芝神明
◆竜吉(渋谷哲平)は中屋市兵衛の長男だった!
◆小沢象さん来た!
◆悪事をていねいに説明する吉野屋(小鹿番
◆いきなり(竜吉に)斬りかかる。人殺しとわめき叫ぶ左源太(笑)
◆弟「政吉」(森一馬)は善人、母親「お志乃」(八木昌子)は吉野屋側の人間だからアレ、ドロドロだな
◆(上様に)ハメ手を勧める忠相、吉野屋の悪い噂を流す(笑)
◆とりあえず吉野屋系の母から切り崩す
◆悪い噂流して大成功しため組
◆竜吉「紀州で父と親しかったというお侍様はもしかして」、吉宗「俺の正体などどうでもいい」
 おおっと正体さぐるのは禁止だぜ
◆(最後の若山弦蔵のナレーション)
 政吉は兄・竜吉の期待に応えて立派に店を盛り立てた
 小料理屋「こはる」もそれに負けず劣らず大いに繁盛したと言う

白ぱんだ
◆サブタイトルが「がまん坂*2」、辰五郎(北島三郎さん)フィーチャー回でしょうね。
◆今回のメインゲスト「竜吉」役は、渋谷哲平さん*3です。日本テレビ「スター誕生!*4」で合格して、サンミュージックに所属、NHKレッツゴーヤング*5」などで、アイドル歌手として活躍しました。その後、時代劇を含むテレビドラマや舞台に多数出演しています。
◆江戸随一の廻船問屋「中屋市兵衛」(相馬剛三さん)が無礼討ちに遭ってしまいました。上様の幼少時、紀州で世話になった恩人という設定です。
◆「竜吉」が、「とっつぁん」の長屋へ行くと、すでに息がなかっただけでなく、何者かに待ち伏せされ、下手人に仕立てられそうになったところ、危うく佐源太に助けられる。
◆「お志乃」(八木昌子さん)が、新之助と辰五郎に語るには。「お志乃」と夫「中屋市兵衛」は、明神で赤子(のちの「竜吉」)を拾う。その後、二人に「政吉」(森一馬さん)が授かり、どちらを跡取りにするかで揉めてしまう。真実を知った「竜吉」は、自ら店を飛び出し、「政吉」に家督を譲ったのである。
◆舟手奉行「前田多門」(小沢象さん)の屋敷に、「吉野屋徳兵衛」(小鹿番さん)が逃げ込み、悪役が揃ったところ、満を持して乗り込む上様!
◆「竜吉」「政吉」兄弟が並び、辰五郎の音頭で手打ちがされる宴席で、またも「竜吉」が(「店を譲る」といっても弟が遠慮するであろうことを考え、弟に店を譲るためにわざと)暴れ、自ら勘当された。店を譲られた「政吉」は、兄に感謝し、立派な店の跡取りとなった。「竜吉」と妻「小春」(麻生美衣さん)の小料理屋「こはる」も、それに劣らず繁盛したという。めでたしめでたし。
◆(今回の暴れん坊将軍のように)フィクションでは、(悪役が善人を拉致する場合や、逆に善人が悪人を懲らしめるため等で)みぞおちを殴られて気絶する、というエピソードがよくあります。実際は、可能性としてあるものの、そうそう上手くいくものではなく、極めて強い痛みを伴い、何より極めて危険なので、決して試みたりしないで下さい。

*1:「前田多門(1884~1962年:戦前、東京市助役(現在の都副知事)、新潟県知事、戦後、東久邇宮、幣原内閣文相、日本育英会会長など歴任(前田多門 - Wikipedia参照))」と同姓同名なのは偶然なのか、はたまた脚本家が「実在の前田が嫌い」なので当てこすりか?

*2:暴れん坊将軍3のED曲と同名

*3:1961年生まれ。日本テレビのオーディション番組『スター誕生!』に出場し、第20回決戦大会(1977年4月放送)で最優秀賞に輝く。1978年、「朝日に向かって」で歌手デビューし、「Deep (ディープ)」で日本レコード大賞新人賞を受賞。1980年3月に堀越高校を卒業。その後、俳優に転身し、多数のテレビドラマ、舞台、映画に脇役として出演(渋谷哲平 - Wikipedia参照)

*4:1971~1983年に放送された、日本テレビの視聴者参加型歌手オーディション番組

*5:1974年4月~1986年4月までNHKで毎週日曜に放送されていた若者向けの音楽番組