岡本好貴『帆船軍艦の殺人』(2023年、東京創元社)(2024年1月21日記載)

赤旗21日記事
【9面】
◆岡本好貴『帆船軍艦の殺人』(2023年、東京創元社
 2023年度・鮎川哲也賞(1990年に創設された東京創元社が主催する公募の新人文学賞、第12回(2002年度)までは鮎川*1も選考委員の一人)受賞作の紹介(但し、受賞時の題名は『北海は死に満ちて』で単行本化にあたり改題)。
 ということで「赤旗読書欄」のメインは「勿論、政治、社会問題」ですが、ミステリなど娯楽小説の紹介も掲載されます。
 俺の記憶が間違ってなければ、大阪圭吉『とむらい機関車』(2001年、創元推理文庫)、高城高高城高全集〈1〉:墓標なき墓場』(2008年、創元推理文庫)を俺が知ったのも「赤旗読書欄」です。
 「赤旗もそういう娯楽小説を紹介するんだ」&

大阪圭吉 - Wikipedia
 1912~1945年。
【著書】
『銀座幽霊』、『とむらい機関車』(2001年、創元推理文庫)、『大阪圭吉探偵小説選』(2010年、論創ミステリ叢書)、『死の快走船』(2014年、戎光祥出版・ミステリ珍本全集*24巻)、『死の快走船』(2020年、創元推理文庫)等
→著書の刊行年で分かるように、大阪は『日本探偵小説全集〈12〉:名作集2(葛山二郎*3「赤いペンキを買った女*4」、大阪圭吉「とむらい機関車」「三狂人」「寒の夜晴れ」「三の字旅行会」、蒼井雄*5「船富家の惨劇」「霧しぶく山」を収録)』(1989年、創元推理文庫)などアンソロジーに収録されることはあっても、単著が刊行されることは長い間なく、「一部のミステリマニア」以外には知られてない作家でした。

高城高 - Wikipedia
 1935年、北海道函館生まれ。1955年、東北大学文学部英文科在学中、『宝石』の短編懸賞に「X橋附近」を応募し、1位を受賞。この小説は江戸川乱歩(1894~1965年)に絶賛され、現在では戦後日本ハードボイルド小説の嚆矢とされる。また、一時は大藪春彦*6(1935~1996年)、河野典生*7(1935~2012年)とともに「ハードボイルド三羽烏」と呼ばれた。
 大学卒業後の1957年に北海道新聞社に入社してからも、1970年まで短編を中心に作品を発表し続けたが、以降は沈黙したため「幻の作家」と称された。
 2006年に『X橋付近:高城高ハードボイルド傑作選』が、「ローカル出版社」荒蝦夷(仙台が本社)から地域限定(仙台市と北海道の書店)で発行され、2007年には早川書房『ミステリマガジン』や東京創元社『ミステリーズ!』で作家活動を再開。2008年には、東京創元社から全集の刊行が始まり、また、約30年ぶりとなる新作『密漁船アークテック号:函館水上警察署復命控(後に『函館水上警察』(2009年、東京創元社→2011年、創元推理文庫))』を『ミステリーズ!』に連載開始した。
【著書】
高城高全集〈1〉墓標なき墓場』、『高城高全集〈2〉凍った太陽』、『高城高全集〈3〉暗い海・深い霧』、『高城高全集(4) 風の岬』(以上、2008年、創元推理文庫)、『函館水上警察』(2009年、東京創元社→2011年、創元推理文庫)、『函館水上警察:ウラジオストクから来た女』(2010年、東京創元社→『冬に散る華:函館水上警察』と改題して2013年、創元推理文庫)、『夜明け遠き街よ』(2012年、東京創元社)、『夜より黒きもの』(2015年、東京創元社)、『眠りなき夜明け』(2016年、寿郎社)、『〈ミリオンカ〉の女:うらじおすとく花暦』(2018年、寿郎社)等

と言う意味で「随分と渋いチョイスだ(大阪も高城もコアなミステリマニアでないと恐らく知らない)」と言うことで記憶に残った。
 『帆船軍艦の殺人』の内容は以下を紹介しておきます。

文芸評論家がセレクトするハードボイルドミステリや児童文学から生まれた歴史時代小説の傑作(レビュー)(Book Bang) - Yahoo!ニュース細谷正充*8
 殺人事件が相次いで起こり、ネビルは犯人として捕まるのだった。
 本書の主人公はネビルだが、殺人の謎を解くわけではない。いきなり放り込まれたハルバート号で、必死に生き残ろうとするだけだ。そのサバイバルが、大きな読みどころとなっている。では探偵役はというと、五等海尉のリチャード・ヴァーノンだ。
 謎や手掛かりの出し方に、もう少しハッタリがあってもいいと思うが、そのあたりの呼吸はこれから覚えていくはず。西洋史ミステリーの新たな書き手の登場を喜びたい。

3年ぶりの受賞作決定で注目!第33回鮎川哲也賞受賞作、岡本好貴『帆船軍艦の殺人』が東京創元社より刊行! | 株式会社 東京創元社のプレスリリース
 一七九五年、フランスとの長きにわたる戦い*9によって、イギリス海軍は慢性的な兵士不足に陥っていた。戦列艦ハルバート号は一般市民の強制徴募*10によって水兵を補充し、任務地である北海へ向けて出航する。ある新月の晩、衆人環視下で水兵が何者かに殺害されるが、犯人を目撃した者は皆無だった。逃げ場のない船の上で、誰が、なぜ、そしてどうやって殺したのか?。フランス海軍との苛烈な戦闘を挟んで、さらに殺人は続く。水兵出身の海尉ヴァーノンは姿なき殺人者の正体に迫るべく調査を進めるが。海上の軍艦という巨大な密室で起きる不可能犯罪を真っ向から描いた、第33回鮎川哲也賞受賞作。

【個人の感想です】このミステリを薦めたい!2023【国内ミステリ】|斬舞滅貴
 本作の主人公は強制徴募の憂き目に遭った靴屋のネビル・ボート
 妻は子を身ごもり、幸福が約束されている中で酒場で酒を楽しんでいたところ、イギリス海軍の強制徴募によって無理矢理に軍艦ハルバート号の水兵として働くことを余儀なくされてしまう。
 「死刑と水兵どっちがいいか」と問われて死刑を選ぶ者がいるくらいには過酷といわれる当時の水兵、その生活がネビルを待ち受けているのだからいきなり暗澹たる気持ちになる。
 ビスケットに蛆がいる?
 嫌ならおまえの分は無しでもいいぞ。
 飢え死にするわけにはいかないから、ぐっとこらえて蛆を取り除いてビスケットを食べざるを得ない。
 生活に不満?。上官に口答え?。規律に違反?
 そのようなことがあれば、全員の目の前で鞭打ちの懲罰が待っている。
 ネビルと同じく強制徴募された青年のガブリエルが脱走計画を練っていることをネビルに打ち明けてくる。
 仲間になり、妻の元に帰らないかと提案を受ける。
 しかしこの計画には大きな壁がある。
 当然というべきか、過酷な船上生活に耐えきれず脱走を企てる水兵はごまんといるので、陸に簡単に上げないように見張りは目を光らせているし、そのような大罪を犯し捕まってしまったときには命の保証はないというのだ。
 脱走に失敗して殺されてしまっては意味がないし、逃げないことにはもう二度と帰ることができないのではないか。
 ネビルは激しく葛藤することになる。
(中略)
 最後には殺人犯は判明するのか。
 ネビルは脱走を選ぶのか、それともどうやってこの生活に折り合いをつけていくのだろうか。
 そして何より、ネビルは生きて自分の家に帰ることが出来るのだろうか。

ということでこの作品は3年ぶりの受賞作決定で注目!第33回鮎川哲也賞受賞作、岡本好貴『帆船軍艦の殺人』が東京創元社より刊行! | 株式会社 東京創元社のプレスリリースが紹介する水兵出身の海尉ヴァーノンという探偵役とは別に、「脱走計画に誘われる靴屋のネビル・ボート」という「二人の主人公が存在する設定」のようです。「脱走計画の進展(ネビル:果たして脱走計画はどうなるのか、そもそも実行されないのか?、ネビルは生きて妻の元へ帰れるのか?)」「殺人事件捜査の進展(ヴァーノン)」が同時並行で進み、最後にどちらもきれいに落ちがつくのでしょう(3年ぶりの受賞作決定で注目!第33回鮎川哲也賞受賞作、岡本好貴『帆船軍艦の殺人』が東京創元社より刊行! | 株式会社 東京創元社のプレスリリースも、本作がそうした構造であることは簡単にでも触れて欲しい)。
 なお、

採れたて本!【デビュー#10】 | 小説丸
 最初の死体が転がるのは、全体の3分の1を過ぎたあたり。本格ミステリとしてはゆっくりめの展開だが、過酷な訓練や艦内の人間関係のあれこれが実に面白く書かれているので、まだるっこしい印象はまったくない。

『帆船軍艦の殺人』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
◆みや
 18世紀末、強制徴募された男たちを乗せる英国海軍の戦艦で連続殺人が起こる。これはミステリなのか?と何度も疑うほどミステリ以外の部分が良くも悪くも濃厚だった。戦争小説や海洋冒険小説にミステリがおまけで付いている感じ。
◆みみみ
 ミステリというよりも18世紀末の英国海軍の海上生活が主として紹介された感じである。トリックも犯人もあっさりした感じで物足りなさが残るが、数少ない海洋冒険ミステリに挑戦した意欲は素晴らしいと思う。
◆leo18
 殺人が起こるのは中盤あたりで、ミステリというより理不尽な海兵生活を描いたドラマ部分が読み応えあった。ミステリとしては物足りないが、馴染みのない世界を読ませる力は感じた。
◆カノコ
 舞台は1795年のイギリス、頻出する馴染みのない用語と、登場人物の多さも相まってかなり苦戦した。最後まで船の構造を立体的に把握できなかったため、肝心のミステリ部分も最大限楽しむに至らず。そもそも解決パートがかなりあっさり処理されてしまっているように感じるので、ミステリとしてよりも海洋小説として捉えた方が良いのかも知れない。

とのことなので「好き嫌いは分かれる」のではないか。

岡本好貴『帆船軍艦の殺人』(東京創元社)
 主人公は、酒場で飲んでいるところを強制徴募された靴職人のネビル・ボート。妊娠中の愛妻がいるのでなんとしてでも戻りたいのだが、海の上であるため逃げようがない。ハルバート号がデンマーク沿岸付近を航行中の強風が吹く新月の夜、後甲板に居た水兵が鈍器で殴り殺された。近くに居たネビルが疑われるも、水兵が入ることのできない船大工の道具箱の金槌が凶器とわかり、疑いはいったん晴れた。さらに数日後、船倉のネズミ退治をしていたネビルたち4人の水兵のうちの一人がナイフで殺害され、近くに居たネビルに疑いがかかる。
 18世紀末、フランス革命政府と戦う英国の帆船軍艦の中という異色の舞台である。全く知識のない舞台ではあるが、強制徴募された靴職人のネビルを通して帆船の構造や船での暮らしぶり、さらに士官と水兵たちの違いなどを一から説明してくれるため、読者にもわかりやすい。その分、殺人事件が起きるまでが長いという欠点はあるものの、これは許容範囲内だろう。
 三件の連続殺人事件は、いずれも帆船軍艦の中ならではの不可能犯罪。船の構造をうまく生かした物ばかりであるが、選考委員の麻耶雄嵩*11が言うように、一番面白い1番目の事件のトリックが中盤で解かれてしまうのは何とも勿体ない。これを最後に解く形に持っていけなかったのだろうか。
 ちょっと気にかかったのは、探偵役である水兵出身の五等海尉リチャード・ヴァーノンと、物語の主人公ともいえるネビルとの絡みが少ないこと。ネビル自身の動きは連続殺人事件に関係するのだが、(ボーガス注:犯人逮捕という)ヴァーノンが目指すゴールの矢印と、(ボーガス注:容疑者となった自分の無実を晴らし生きて帰るという)ネビルが目指すゴールの矢印の向きが異なっているところに、作品としての完成度に傷が生じている。もちろん目的も立場も全然違う二人なのだから仕方がないことなのだが、ストーリーが密接に絡み合っているようで、分裂しているのだ。そこが読了後の違和感につながっている。まあ、そんな違和感は私だけかもしれないが。
 いちゃもんみたいなことも書いたが、舞台、トリック、推理、人物造形、ストーリーと、よくできている。三年ぶりの鮎川賞*12にふさわしい佳作であることに間違いはない。足りなかったのは、推理が最後に解かれる快感。それがあれば、もっと高い評価を得られたと思う。

【参考:作者インタビュー】

Web東京創元社マガジン : 【INTERVIEW 期待の新人】『帆船軍艦の殺人』岡本好貴【紙魚の手帖vol.13掲載記事】
◆インタビュアー
 最初に、簡単な自己紹介をお願いいたします。
◆岡本
 普段はYouTubeでザルワークというチャンネル名でゆっくりゲーム実況を投稿しています。
◆インタビュアー
 岡本さんはいままで、受賞作『帆船軍艦の殺人』を含めて、計五回*13鮎川哲也賞の最終候補に選出されています。鮎川賞にチャレンジし続けたのは理由があったのでしょうか。また、鮎川賞の存在を知ったきっかけについても教えてください。
◆岡本
 鮎川賞を知ったきっかけは東京創元社のホームページからです。『受賞のことば』にも書いていますが、私は海外のミステリを主に読んでいて、それで東京創元社のファンになりました。ホームページから近刊案内を見にいけば、東京創元社が主催されている文学賞も目に入るわけです。それで何年か前に会社を辞めて自由にやっていこうってときに文学賞への投稿も始めました。どこに投稿するかってなるとやっぱり鮎川賞でした。鮎川賞受賞作も何冊か読んでいましたし。
 何度も最終選考止まりになりましたが「惜しいところまでいったのだから、ここで辞めるのはなんだかもったいない」という気持ちで続けました。
◆インタビュアー
 『帆船軍艦の殺人』はフランスとイギリスが交戦中の一八世紀末、北海を目指して航行中のイギリス海軍の軍艦内で水兵が連続して殺されるという歴史冒険ミステリです。場所も時代も現代日本とはかけ離れた設定ですが、このシチュエーションはどこから思いつかれたのでしょう。
◆岡本
 おおもとは十年以上前に読んだ、ルーファス・キング*14の『不変の神の事件*15』です。あれも船の上で事件が起こるのですが、話は完全に忘れてもトリックだけは強く印象に残っていまだに覚えています。そこで船上でのミステリの可能性を知りました。
 それと最初に鮎川賞の最終選考に残ってからは、ヴィクトリア朝時代のことが書かれた書籍を買い集めて知識を蓄えていました。そのときに英国海軍が強制徴募で人員を集めていたということを知り、これをストーリーの主軸にして、さらに船上ならではのトリックと掛け合わせれば面白いミステリができると確信し、執筆に至りました。
◆インタビュアー
 今までの鮎川賞投稿作*16も、ヴィクトリア朝ロンドンや英国植民地のプランテーションなど、すべて海外が舞台でした。今後はどのような舞台や時代を書いてみたいと思われますか?
◆岡本
 まだおぼろげですが、英国の電信局を舞台にしたミステリで面白い話が書けそうだと思っています。これが次回作にできればいいですね。
◆インタビュアー
 好きな小説家や作品について教えていただけますか?
◆岡本
 ジャネット・イヴァノヴィッチ*17の『ステファニー・プラム』シリーズとR・D・ウィングフィールド*18の『フロスト警部』シリーズ*19ですね。

*1:1919~2002年。1960年、鬼貫警部が活躍する『憎悪の化石』、『黒い白鳥』で日本探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞(鮎川哲也 - Wikipedia参照)

*2:輪堂寺耀『十二人の抹殺者』(全集2巻)、大河内常平『九十九本の妖刀』(全集7巻)、蒼社廉三『殺人交響曲』(全集11巻)など「誰それ?」と言いたくなる無名作家ばかりの全集

*3:1902~1994年。著書『股から覗く』(1992年、国書刊行会)、『葛山二郎探偵小説選』(2012年、論創ミステリ叢書)

*4:陪審裁判を扱った戦前ミステリとして有名

*5:1909~1975年。著書『瀬戸内海の惨劇』(1992年、国書刊行会)、『蒼井雄探偵小説選』(2012年、論創ミステリ叢書)

*6:1959年に『野獣死すべし』(仲代達矢主演)の映画化をきっかけに一躍流行作家となる。その後も1979年 、『蘇える金狼』(松田優作主演)、1980年、『野獣死すべし』(松田優作主演)、1982年、『汚れた英雄』(草刈正雄主演)が映画化されている。(大藪春彦 - Wikipedia参照)

*7:1964年に『殺意という名の家畜』で日本推理作家協会賞を受賞(河野典生 - Wikipedia参照)

*8:著書『松本清張を読む』(2005年、ベスト新書)、『必殺技の戦後史:昭和~平成ヒーロー列伝』(2014年、双葉新書)等

*9:これについては第一次対仏大同盟 - Wikipedia参照

*10:これについては強制徴募 - Wikipedia参照。俺的には、現在進行形の「ウクライナやロシアの兵隊徴募(兵隊不足が徴募理由)」を連想しますね。

*11:1969年生まれ。2011年に『隻眼の少女』で日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、本格ミステリ大賞を受賞(麻耶雄嵩 - Wikipedia参照)

*12:「3年ぶり」というのは2021年度、2022年度は「受賞作無し」のため(2022年度は真紀涼介『想いを花に託して』(単行本として刊行時に『勿忘草をさがして』に改題)が優秀賞)。なお、1999年度、2005年度(日向旦『六月の雪(単行本として刊行時に『世紀末大バザール:六月の雪』と改題)』が佳作)、2015年度も受賞作無し(鮎川哲也賞 - Wikipedia参照)

*13:2018年度の『ロンドンの探偵たち(受賞作は川澄浩平『学校に行かない探偵』(単行本として刊行時に『探偵は教室にいない』に改題))』、2020年度の『名探偵の軌跡(受賞作は千田理緒『誤認五色』(単行本として刊行時に『五色の殺人者』に改題))』、2021年度の『忍者はロンドンを駆ける(受賞作無し)』、2022年度の『プランテーションの密室(受賞作無し、真紀涼介『想いを花に託して』(単行本として刊行時に『勿忘草をさがして』に改題)が優秀賞)』、2023年度の『北海は死に満ちて(鮎川賞を受賞、後に『帆船軍艦の殺人』に改題)』のこと(鮎川哲也賞 - Wikipedia参照)

*14:1893~1966年。著書『不思議の国の悪意』(創元推理文庫)、『緯度殺人事件』(論創海外ミステリ)

*15:創元推理文庫

*16:2018年度の『ロンドンの探偵たち』、2020年度の『名探偵の軌跡』、2021年度の『忍者はロンドンを駆ける』、2022年度の『プランテーションの密室』(鮎川哲也賞 - Wikipedia参照)

*17:1943年生まれ。著書に『ステファニー・プラム』シリーズの『私が愛したリボルバー』、『あたしにしかできない職業』、『モーおじさんの失踪』、『サリーは謎解き名人』、『けちんぼフレッドを探せ!』、『わしの息子はろくでなし』、『快傑ムーンはご機嫌ななめ』、『やっつけ仕事で八方ふさがり』、『お騒がせなクリスマス』、『九死に一生ハンター稼業』(以上、扶桑社)、『カスに向かって撃て!』、『バスルームから気合いを込めて』、『あたしの手元は10000ボルト』、『勝手に来やがれ』(以上、集英社文庫)等

*18:1928~2007年。著書『夜明けのフロスト』(光文社文庫)、『クリスマスのフロスト』『冬のフロスト』『フロスト気質』『フロスト始末』『フロスト日和』『夜のフロスト』(創元推理文庫

*19:英国でテレビドラマ化され、日本でもミステリチャンネルで放送(フロスト警部 - Wikipedia参照)