「健全な権力闘争が行われない組織はどこかで停滞して澱むからね。その上で私は泉健太を支持しますが。」(「ナマステ大臣」氏のXより) - kojitakenの日記
20年以上前の民主党では「健全な権力闘争」が行われていたと私は認識している。
たとえば2002年9月の民主党代表選で鳩山由紀夫*1が菅直人*2に勝ったが、再選された直後から鳩山由紀夫が党内からの激しい批判を浴びて引責辞任し、2か月半後にやり直し代表選が行われて菅直人が岡田克也*3に勝った。
今の立民は当時の民主党とは全く違い、硬直した体質に変質しているように見える。
まあ、あえて言えば「健全な権力闘争」なんて俺的には「どうでもいい話」であってまず大事なのは「主張する政策が支持できるかどうか」「所属議員が評価できるかどうか」ですね。
「主張する政策が支持できない」「所属議員が評価できない(昔だと、西村真悟*4、前原誠司らのような右翼議員が民主党に所属、またそうした右翼議員の多くはその後、細野豪志*5、松本剛明*6などのように民主を離党し、自民に入党。まあ今も、渡辺周*7など、同様の右翼議員は立民にいますが)」からこそ、俺は「民主党」「民進党」「立民党」を支持せず「20年前から今に至る」まで共産支持の訳です。
大体、陣笠ならまだしも「党幹部だった松本(元政調会長、現在、岸田内閣総務相)や細野(元幹事長)」が離党して自民に入党するような民主党(そして民主党の流れをくむ立民党)を支持する気にはとてもなりませんね。
まあ、「20年前」に民主党に健全な権力闘争などあったか疑問で、単に「20年前の党首(菅)は支持できた、今の泉は支持できない(kojitaken)」と言うだけの話だと思いますが。
「何でもかんでも小沢氏のせいにするな」と「kojitakenの常軌を逸したアンチ小沢」には心底呆れます。
小沢氏が2010年6月に民主党幹事長(鳩山代表時代)を辞めてから何年経ってると思ってるのか。10年以上経ってるわけです。
今拉致問題が解決しないのは「全て小泉首相のせい(小泉訪朝後の日朝交渉に失敗したのが悪い)」という位、無茶苦茶でしょう。
民主党幹事長を辞めてから彼は「菅、野田*9、海江田*10、岡田代表(民主党)→蓮舫*11、前原*12代表(民進党)→枝野*13、泉*14代表(立民党)」において一度も党執行部(幹事長、政調会長等)に入ってない(というか、野田代表時代に彼は、民主党を離党し「国民の生活が第一→未来の党→生活の党→自由党」であり、彼が「民主党の流れをくむ政党」に戻ってきたのは「国民民主党(玉木代表時代)→立民党(泉らと共に入党)」でありごく最近ですが)。今の立民党の状況を小沢氏のせいにするのは「悪夢の民主党政権(安倍:現状に問題があってもそれは民主党政権のせいで自民が尻拭いしている)」という責任転嫁と何が違うのか。
大体「10年以上前に幹事長を辞め、また長い間、民主党、民進党、立民党から離れていたが、独裁的だった小沢の悪影響が今も立民にある」と言う主張と「今、代表が右派の泉から『枝野、西村などリベラル派』に変われば立民は民主的な政党に変わる」という「どう見ても矛盾している主張」を同時に主張できるのが「おいおい」ですね。
「10年以上前に幹事長を辞めたが、小沢の悪影響が今もある」のなら「代表が誰になろう」と立民党が変わることは期待薄ですし、「代表が変われば大きく変わる」のなら「小沢の悪影響」と言う主張に説得力は無い。
大体、「鳩山政権行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党幹事長(岡田代表時代)、代表代行(前原代表時代)、立民党代表」と「鳩山内閣への入閣以降」は「民主党(海江田代表時代の前半*15)、民進党(蓮舫代表時代)」を除いてほとんどずっと、「民主党(鳩山、菅、野田、海江田後半、岡田代表時代)、民進党(岡田、前原代表時代)、立民党幹部(立民党代表)だった」し、今の泉代表の入党を認めた上、「政調会長」に任命して代表就任の道を作ってやったのは枝野なのに「枝野が泉の入党を認め政調会長にもしたから今の惨状がある」「枝野は長いこと、党の幹部を務めながら、党に民主的な空気を作ることに失敗した無能*16」とは思わず、枝野万歳とは何の冗談なのか?(ついでに言えば、泉の立民入党時に小沢氏の入党も枝野は認めました。そんなに小沢氏が嫌いなら、kojitakenは「何故枝野は小沢の入党を認めた!」と枝野批判したらどうなのか?)
今の立民党に問題があるとしたら、どう考えても小沢氏では無く、枝野の責任が大きいでしょうに。だから俺はkojitakenのことを「常軌を逸したアンチ小沢」「枝野信者」と罵倒します。
衆院選が小選挙区制を中心として行われている現在の制度を無視して「安易に政党の集合離散(離合集散の誤りか?)を語る」ことが論外であることはいうまでもない。だから、たとえば堀新氏*17の下記Xのうち「新たな左派政党を作る」ことなどは論外なのである。
「はあ?」ですね。現状の「(中道左派を含む)左派政党(社民、共産、れいわなど)」に不満がある人間が「左派」なら「新たな左派政党」を作ることは「一つの選択肢」でしょう(俺にはそんな「新党結成」能力がないので俺個人はそんなことはしませんが)。これは左派に限らず右派も同じ事です。現状の「(中道右派を含む)右派政党(自民、維新、立民、国民民主など)」に不満がある人間が「右派」なら「新たな右派政党」を作ることは「一つの選択肢」でしょう。「選挙の勝ち負け」などと言うことは「政党を作る側」が覚悟してるのなら外野がどうこう言う話では全くない。誰も「kojitaken」に「新党を作れ」と言ってるわけではない(こういうことを言うkojitakenは新党を作る気は無いのでしょうが)。
というか「現状に不満がある」とだけ言って何もしない人間(kojitakenもその一人でしょう)に比べたら「新党を作る」方がよほど健全でしょう。
というか、堀氏は「現状に不満があるなら新党を作れ」と言いたいわけでは無く「現状にどうしても不満があるなら新党を作れ」「新党を作る能力がない(あるいは「作れば作れる」が、何らかの理由で作らない)なら、既成政党(どこでもいいが)を支持した上で、既成政党に改善を要望しろ、既成政党が変わるように努力しろ」「新党も作らないで、あるいは既成政党を変える努力もしないで、既成政党に文句だけ言うな、無責任だ」と言いたいでしょうに、変な応答をするkojitakenです。
ひとたび大きな党を割ってしまうと無惨な共倒れになる。このことを身をもって示したのが2012年の「日本未来の党」での小沢一郎であって、この政党は東京新聞と日刊ゲンダイの紙面を挙げての応援を受けながら、獲得わずか9議席の惨敗を喫した。
「大きな党を割る」と悲惨なら「希望の党」騒動の時(2017年衆院選)に希望だけで無く「民進党が希望と立民に分裂して生まれた立民も壊滅的打撃を受けていた」でしょう。
しかし「実際には立民は2017年衆院選で55議席に留まる(自民は284議席)とは言え、野党第一党(希望は50議席*18)となり、今も最大野党」です。
あるいは自民を割って誕生した新党さきがけが「党幹部である菅(さきがけ政調会長)や鳩山(さきがけ代表幹事)が子分を引き連れてさきがけを離党して民主党を作ったこと」で「最終的には党が消滅した」とはいえ「武村代表」が一時は「細川内閣官房長官、村山内閣蔵相」を務める「政治力を持ったこと」をkojitakenはどう説明するのか。
あるいは自民を割って誕生した維新が「大阪万博の体たらく」で支持率下降傾向とは言え、未だに無視できない勢力を持つことをkojitakenはどう説明するのか。
kojitakenの主張は「事実に反する」といっていいでしょう。「党を割ると不利」は仮に「一般的にはそういうことが多い」とは言えても「例外なく、常にそうだ」といえる話ではない。未来が惨敗したのは「党を割ると不利」ではなく「未来が支持されなかった(未来の政策に魅力が無かった等)」だけの話です。
何でこういうことをkojitakenが言うかと言えばおそらく「立民党リベラル(枝野前代表、逢坂*19、辻元*20、西村*21代表代行など)は立民を飛び出して新党を作れ」という主張に「反論したい」のでしょう。まあ、俺個人は「立民党リベラルにそんな元気があれば、泉が代表をずっと続けてたりしない(立民党リベラルがが立民を飛び出して新党を作る事などあり得ない)」と思いますが。
私には立民リベラル派支持層はあまりにお人好しにすぎるとしか思えない。
「無能」「無気力」とでも表現すべき所「お人好し」ですか(苦笑)。どんだけ立民党リベラルに甘いのか?
「落選候補が総支部長(衆院選の候補)にならない」のは当たり前の話でしょう。「泉Gの参院議員」とやらが広島県連幹部で無くても同じ扱いでは無いのか?
自信と焦りと…「もしイズ」が一転 立憲・泉氏のぬかるむ再選への道(7/17朝日有料記事のプレゼント) - kojitakenの日記
私の住む東京15区で井戸まさえ氏をいびり出したりした手塚仁雄
これについては以下の批判を再掲しておきます。
今日もkojitakenに悪口する(2024年7/18日分) - bogus-simotukareのブログ
「手塚氏がいびり出したと見なす根拠は何?」ですよねえ。恐らく何の根拠もない決めつけでしょうが。単に「選挙に弱い井戸」が立民党の候補者になれないことから、「候補にしてやる」という国民民主党の誘いに乗って、自分で勝手に離党しただけじゃないですか。
大体「いびり出された」にせよ何にせよ、そこまでして、国会議員なんぞになろうとするかと思う(井戸正枝(まさえ))(追記あり) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)なんて「恥知らずな変節者」井戸をkojitakenは何で批判しないのか。
どんな理由をつけるにせよ「脱原発、九条護憲」を「原発推進、九条改憲」に井戸が立場を変更することは「許されない変節」以外の何物でも無いでしょう。前も別記事に書きましたけど越直美(元滋賀県大津市長:2012~2020年まで2期8年)みたいに「政治から足を洗った」っていい訳です(例は越氏で無くてもいいですが)。
こんなみっともない変節をするくらいなら井戸は「政治から撤退」したらどうなのか。
昔から朝日の非自民系政局記事は結構面白いのだった。
「政局しか興味がねえのか」「政策には興味ねえのか」とkojitakenには心底呆れますね。
石破氏、防衛費の見直し提起(毎日, 7/12) - kojitakenの日記
「国民生活を軍事費で圧迫すべきでない」という「共産、社民等のような立場」ならともかく、「円安」を理由にしてますからね。
id:kojitakenが考えるほど「大胆な軍事費削減」など残念ながら「仮に石破*24が総裁になったとしても」やりはしないでしょう。「小幅な削減」ですら果たしてやるかどうか。
*1:新党さきがけ代表幹事、細川内閣官房副長官、民主党幹事長(前原、小沢代表時代)等を経て首相
*2:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、民主党幹事長(鳩山代表時代)、代表代行(小沢、鳩山代表時代)、鳩山内閣副総理・財務相、首相等を経て、現在、立民党最高顧問。著書『大臣(増補版)』(2009年、岩波新書)、『東電福島原発事故・総理大臣として考えたこと』(2012年、幻冬舎新書)、『総理とお遍路』(2015年、角川新書)、『原発事故10年目の真実』(2021年、幻冬舎)、『民主党政権・未完の日本改革』(2021年、ちくま新書)、『市民政治50年:菅直人回顧録』(2024年、筑摩書房)
*3:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表、立民党常任顧問等を経て立民党幹事長
*4:2003年の自由党と民主党の合流時に、民主党に入党。2005年11月、弁護士法違反で逮捕され、民主党から除籍処分(西村眞悟 - Wikipedia参照)
*5:野田内閣環境相、民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長(岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)、希望の党憲法調査会長等を歴任
*6:民主党政調会長(前原、小沢代表時代)、菅直人内閣外相等を経て現在、岸田内閣総務相
*7:鳩山、菅内閣総務副大臣、民主党選対委員長(菅代表時代)、野田内閣防衛副大臣、国民民主党副代表、立民党幹事長代行等を歴任
*8:中曽根内閣自治相・国家公安委員長、自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党幹事長、党首、自由党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)、「国民の生活が第一」代表、「生活の党」代表等を歴任
*9:鳩山内閣財務副大臣、菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)等を経て、現在、立民党最高顧問。著書『民主の敵:政権交代に大義あり』(2009年、新潮新書)
*10:菅内閣経産相、民主党代表等を経て現在、衆院副議長。著書『海江田ノート』(2012年、講談社)
*11:菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党代表、立民党副代表等を歴任
*12:鳩山内閣国交相、菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相、民主党政調会長(野田代表時代)、民進党代表、国民民主党代表代行等を経て、無償会代表。著書『政権交代の試練』(2012年、講談社)
*13:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立民党代表等を経て、現在、立民党「つながる本部」特別参与。著書『「事業仕分け」の力』(2010年、集英社新書)、『枝野ビジョン』(2021年、文春新書)
*14:希望の党、国民民主党国対委員長、国民民主党、立民党政調会長等を経て立民党代表
*15:海江田代表時代の前半は無役だったが途中から枝野は幹事長に就任
*16:まあ、枝野自身が「民主的な党づくり」には恐らく興味も無かったのでしょうが
*17:著書『13歳からの天皇制』(2020年、かもがわ出版)
*18:立民との議席差は5議席に留まるとは言え、「それなりに準備した希望」に対し「準備不足の立民」が勝利したことで希望の打撃は大きかった。
*19:鳩山内閣総務大臣政務官、立民党政調会長等を経て、現在、立民党代表代行
*20:社民党政審会長、国対委員長、鳩山内閣国交副大臣、民主党政調副会長、民進党幹事長代行、立民党政調会長、国対委員長等を経て現在、立民党代表代行。著書『いま、「政治の質」を変える』(2012年、岩波書店)、『デマとデモクラシー』(2016年、イースト新書)、『国対委員長』(2020年、集英社新書)等
*21:鳩山、菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣、立民党幹事長等を経て立民党代表代行
*22:どうやら立民党広島県連代表代行の森本真治参院議員らしい
*23:「独裁している」と断言できない辺りがkojitakenらしい「滑稽さ」です。例は何でもいいですが、例えば明らかな独裁である「ロシアのプーチン」について「独裁しているらしいプーチン大統領」とは誰も言わないでしょう。
*24:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相等を歴任