「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート11(追記・訂正あり)

 パート10の続き。

ハローワークでのちょっとした体験(脱北者定着支援の中で)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00605
 途中まで割とまともだがオチが酷い。

朝鮮学校への補助よりはるかに人道的な支援のはずですし、同じ民族への支援のためなら愛国的な朝鮮総連朝鮮学校も喜んで自分達にはお金は要らないから脱北者に回してくださいとおっしゃることでしょう。

朝鮮学校差別」しないと生きていけない奇病の持ち主かよ?
「小中学校にクーラー要らない」という橋下府知事や大村愛知県知事といい、ウヨ方面では「子どもに金かけるのは税金の無駄」言説が流行ってるのか?。
 「東日本大震災に苦しむ同じ民族への支援」のためなら「韓国学校無償化は要りません」「僕たち日本人の学校も無償化は要りません」って在日韓国人や日本人が言ってるのかよ?(今の菅政権なら自公に媚を売るためにも、震災を口実にした高校無償化の一時停止or完全廃止をマジでやりそうだが)

酷いオチ(ここが一番最悪だが)以外にも突っ込む。

北朝鮮のイメージが悪いことは分かっていますから、自分たちが偏見を持ってみられるのではないかと思い、日本人の名前を名乗りたいと考えるのでしょう。

そうじゃなくて外国人差別だろ。名前だけ見て「韓国人」か「朝鮮人」か「中国人」か理解できる奴はまずいないと思うぞ。
たとえば予備知識があるから分かるのであって、そうでなかったら、「毛沢東」「金日成」「金大中」の国籍なんか日本人には分からないって。


■映画「氷雪の門」レンタル開始(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=368
 「氷雪の門」絶賛とは実にウヨらしい。
 これについては以前書いた文章をまずはご紹介。『今日のMSN産経ニュース(10/22分)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20101022/1287745817)の一番最後に『氷雪の門』について簡単に触れています。
 まあ、三浦の記事にも簡単に突っ込んでみましょう。過去記事と一部かぶるかと思いますが。

この映画のストーリーは、大東亜戦争敗戦直後の、ソ連樺太侵略と、そのときに電話交換手として自らの職務を果たし、屈辱を受けるよりは死を選んだ女性達の実話から成り立っている。

大東亜戦争
 太平洋戦争と言わないとは、未だに大東亜共栄圏は正しい思想だと言いたいんでしょうか、この男は。

ソ連樺太侵略」
 外交交渉で平和的に日本の領土となった北方領土と違い、樺太(サハリン)*1は日本が日露戦争でロシアから奪った土地なので「留保条件も無し」に侵略と書く態度には疑問を感じますね。

「そのときに電話交換手として自らの職務を果たし」
 上司から命令されたら逃げたくても逃げようがないと思うんですが?。そして彼女等が任務とやらを果たす必要は本当にあったんでしょうか。

「屈辱を受けるよりは死を選んだ女性達の実話から成り立っている」
「仮に屈辱*2を受けたとしても」死なないで欲しかったけどね。そもそも若い女性が屈辱を受ける恐れがあるのなら残すべきではないでしょう。誰か残る必要があるならおっさんが残ればよろしい(大体、自殺用の青酸カリが用意してあるというのが恐ろしい)。遺族は「死なないで欲しかった」「危険だというなら残さないで欲しかった」と思っていると思います。
 そしてソ連の侵略*3はもちろん問題ですが、日本が無謀な戦争を始めなければ、あるいは始めても早急に終わらせてれば、こういう悲劇はなかった。他にもそういう悲劇はあります。広島長崎の原爆とか沖縄の地上戦とか、中国残留日本人孤児とか。

しかし、公開時、当時のソ連大使館から「反ソ映画であり、日ソの友好を妨げるもの」という抗議が入る。急遽、映画上映は事実上中止となり、この作品は幻の作品となる。

過去エントリにも書きましたが当時、東宝が日ソ合作映画「モスクワわが愛」(主演は当時の人気女優・栗原小巻氏)を作成していたことには簡単に触れましょう。中止理由はおそらくそれです。

天皇、皇后両陛下は、1968年、同地を訪問され、次のような御製を残されている。
御製「樺太に 命をすてし たをやめの 心を思へば むねはせまりくる」
御歌「樺太に つゆと消えたる 乙女らの みたまやすかれと たゞいのりぬる」

 お前が起こした戦争のせいで死んだんだろうが、他人事みたいな和歌つくりやがって、昭和天皇はふざけるなと思う。

戦後樺太は「サハリン」として完全にソ連に併呑

いや、元々あちらの領土だから。ソ連の侵略は支持しませんがソ連が侵略しなくても敗戦で「台湾など他の外地」のように返さざるを得なかったでしょう。
他国領になったことがそんなに悔しいんでしょうか。まさか「日本に返還しろ」とは言いませんよね?

ごく最近まで社会主義国に対してのタブーがあったことも影響

タブーなんかないだろ、はっきり言って。ウヨが典型的ですが、日本には社会主義嫌いがいて、天安門事件とか、不祥事(?)が起こると鬼の首とったみたいに社会主義の悪口を言う人は昔からいます。

「日本本土*4で陸戦場になったのは沖縄だけ」という言葉は完全に間違いである。

 そりゃそうですよ、ソ連との戦い(北方領土*5を考慮に入れなくても、陸戦場になった「本土」は沖縄以外にもあります(一番被害が大きかったのは沖縄でしょうが)。
 栗林忠道が戦死した硫黄島(東京都)は日本領ですから。ある程度戦争に知識のある人(典型的には歴史学者)ならそんなアホなことは言いません。

樺太北方領土の侵略は、まさに8月15日、敗戦以後に行われ、無防備な民間人が殺害されたことは、歴史として決して忘れてはならないはずだ。

南京事件731部隊という加害の歴史は忘れたがるウヨの癖に(嘲)。

電話交換手という仕事自体は、決して世の中において華やかな仕事とはいえない。

電話交換手に限らずほとんどの仕事は「華やかさ」なんかありません。テレビタレントなど「華やかな仕事」だって苦労は多いでしょうし。

大言壮語し、大日本帝国は負けていないなどと戦争をあおり、そして敗戦後にはいきなり民主主義者や社会主義者に転向して虚名を流した多くの言論人よりも、この女性達の精神ははるかに高みにあった。

「大言壮語し、大日本帝国は負けていないなどと戦争をあおり、そして敗戦後にはいきなり民主主義者や社会主義者に転向して虚名を流した多くの言論人」
 具体的に誰のことなんだか。そしてそう言う人間もいましたがそうでない戦前からの民主主義者(小日本主義石橋湛山とか)や社会主義者徳田球一宮本顕治と言った獄中の共産党員が典型でしょう)もいたこと、転向者も「悩み苦しみながらも『過去の自分は間違っていた』と判断し転向した人間」と、「時代の流れに迎合し軽佻浮薄に転向した人間」を十把一絡げに扱ってはいけないこと*6、戦後も「大東亜共栄圏は正しい」等と言う現実を認められないバカ右翼よりも、たとえ軽佻浮薄な転向でも転向者の方がまだましであること、より非難に値するのは言論人よりも天皇・皇族、政治家、官僚、軍人、財界人といった権力者であることは指摘しておきます。

ソ連軍に対し、国家は滅びても国民を救うために徹底抗戦した兵士がいたこと

一方で、部下を神風特攻させながら、敵前逃亡した富永恭次のような恥知らずもいたのが日本軍ですが?

女性の多くが酷い目にあった。

ソ連軍に限らないですけどね。そう言う軍の性犯罪は珍しくない(沖縄の米兵犯罪とか)。「軍人」は「平常心では出来ない事(殺人)」をやっていますから、そういう犯罪への抵抗感が少なくなるんでしょう(場合によってはユーゴの民族浄化のようなトンでもない話にまで行く)。
日本軍も「性犯罪抑止を狙って従軍慰安婦制度を開発するほど」その点は酷かったんですが、そう言う認識は三浦にはないんでしょう、ただの反共ウヨですから。


増元照明氏講演会報告(下)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00599
 増元氏及びお仲間の主張を要約すると
1)「北朝鮮は病死と発表したが増元氏の姉は生きている」
2)「姉を取り戻すために経済制裁だ。場合によっては軍事的圧力をかけてもいいと思う」「食料支援には絶対反対」だろう。
1)から2)へ行く論理が私にはさっぱり分からない。制裁だの圧力だのしたらかえって「(生きているとしてだが)お姉さんが危険な目に会わない」だろうか?。また食糧支援に反対しても罪のない弱者が餓死するだけだろう。そしてその弱者に「拉致被害者」が含まれていないという保障はどこにもないだろう。
 しかし最近気づいたのだが
1)「増元氏の姉は生きていない。姉を誘拐し死にいたらしめた北朝鮮には絶対に復讐する。復讐のためなら何でもやる」「北朝鮮人が何人死のうと構わない。戦争が起こっても構わない。姉の敵・金正日らが地獄を見るならそれだけで満足だ」とすれば2)にすんなり繋がることに気づいた。
 要するに増元氏らは嘘をついているのだろう。その嘘が自己欺瞞なのか、それとも「他者のみ欺瞞」なのかは知らないが。
 正直に語れないのはそれを言うと「ヘギョンさんの問題」が出てくるからだろう。増元氏らの主張は「ヘギョンさんが死んでも構わない」と同義であり、さすがに正直に発言したら、横田さんご夫妻は家族会から離脱し、家族会・救う会は世論の厳しい批判を浴びかねない。
 具体的文章にも突っ込む。

自国民が拉致され、証拠も出さずに死んだといわれ、それで何故何のためらいもなく日朝平壌宣言に署名できたのか、ものすごい違和感を感じた

ためらいはあったんじゃないですか。しかし政治家には決断しなければいけないことがあるわけです。「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」という奴ですな。はっきり言ってあの時署名しなければ拉致被害者は誰も帰ってこなかった危険性があり署名は間違いだと私は全く思いません。
なお、私個人は小村のポーツマス条約*7はともかく、若泉の核密約には他策はあったと思います。

自分達家族は、拉致被害者は生きていると確信している、それには単に家族の思いだけではなくいくつかの情報もあり、実はかなり以前、北朝鮮からの情報として、姉るみ子は結婚して子供もいるというもの*8があると教えていただいたことがあるが、この情報源は、今思えば他の被害者家族についての情報もかなり正確なものであり、北朝鮮の発表がウソであることの一つの確信となっていると語りました。

落合信彦の「極秘情報ルート」なみに怪しい話だと思う。

姉は何故このような事件に巻き込まれてしまったのか、果たして姉の人生がこれほどの悲劇に襲われたのは何故なのかを考えるようになったと述べました。

別に理由などないでしょう。あえて理由を挙げれば「北朝鮮がそう言う野蛮な国だった」「日本の関係機関(公安警察海上保安庁など)がそれを阻止できなかった」「お姉さんが不幸な星の下に生まれた」ということでしょう。まあ、拉致がばれた上、不審船(拉致ではなく情報収集活動でしょうが)は海保に撃沈(ウィキペ「九州南西海域工作船事件」参照)され、また今後はこのようなことが起きないようにすると平壌宣言で約束した以上、北朝鮮はもう二度と拉致なんかやらないでしょうが。

正直、RENKを除いて、何故明確な金正日独裁政権打倒、民主化を言わないのだろう、人権問題の解決には、あの体制を倒すしかないと思う

そもそも「独裁国家」とはいえ、国家打倒を言うことが道義的に適切かどうかという問題がありますし、道義的に無問題でも、政治的に適切かどうか(打倒など出来るのか、打倒を言うことによって、かえって不利益が生じないか)と言う問題もあります。真面目に拉致問題や人権問題を考えればそれこそ安易には打倒なんて言えないはずです。

増元(注:るみ子)さんたち拉致被害者は、交渉にも使える

交渉に使うのだったら既に使ってると思うのだが。残念ながらもはやこの世の人ではないと見るのが自然だろう。
そして、最初に書いたように増元氏も本当はそう思ってるからこそ乱暴な強硬論を唱えるのではないのか。

拉致被害者もまた北朝鮮金独裁体制と言う瓦礫の下で苦しんでいる

いくら独裁国家でも瓦礫呼ばわりは酷すぎる。

交通事故で死んだ*9とか、練炭のガスで死んだ*10とかは全く信じられない、ろくに車など走っていないのにと、北朝鮮の発表を一蹴しました。

否定の根拠が全然まともな根拠じゃない。「車が全然走ってない」=「交通事故死はない」なんてことはないでしょ。

拉致被害者の方々も、もうこの国にさらわれてきた以上、ここで生き延びるしかないと思い、北朝鮮政府の命令や考え方を受け入れて素直に静かに生きているのではないか、逆らったりはしないだろうから、逆に厳しい扱いも受けていないはずだと思うと述べました。

・根拠も無しに「逆らわないはず」「大事に扱われてる筈」かよ。そもそも「大事に扱われていても」、いきなり外国に拉致されれば精神身体に異常を来して病死してもおかしくないと思うが。
・「大事に扱われてる筈」と言うのは「強硬論のせいで北朝鮮に殺されたらどうする」「食糧支援しなければ(生きている被害者がまだあの国にいると仮定してだが)拉致被害者も餓死する恐れがあるのではないか」という批判への反論なのだろう。根拠ある反論とは思えないが。

北朝鮮のような軍隊に充分食糧も配れない国を、経済大国*11の日本が恐れねばならない理由は何もない

「石油を米国に頼る日本のような国を、経済大国・軍事大国の米国が恐れねばならない理由は何もない」としてハルノートで圧力かけたら戦争になった過去の歴史についてどう思いますか?
それはともかく、普通の人間は北朝鮮なんか怖くないと言うほどそんなに命知らずじゃないだろ。それに北朝鮮に下手に軍事的圧力*12なんかかけたら迷惑被るのは日本だけじゃなく周辺諸国(ロシア、中国、韓国)も迷惑するからストップがかかると思うぞ。

自分が日本に来て一番ショックだったのは、昨年の尖閣列島の中国人漁船の事件

漁船が海保に体当たりしただけの事件の何がショックなんだか。そもそも拉致と全く関係ないし。

現実には簡単に領土を取られても侵略されてもなすすべもない

日本が実効支配してるんだから尖閣は侵略されてないだろ。外国が実効支配する竹島北方領土ならまだしも。

今の日本が意志と力で拉致被害者を取り返すことが出来ないのなら、誤解を招くかもしれないが、大金を渡して被害者を返してもらうしかなくなると述べました。

「意志と力」って具体的に何?
そして日朝平壌宣言には「日本は日韓基本条約形式で北朝鮮に経済支援する用意がある」と言うことが書いてあり、宣言は未だ有効なんだが。韓国には金を出したのに北朝鮮には一円も出しませんなんて訳にはいかんだろう。

もし自分の家族が拉致されて政府が何もしてくれなかったら、自分は大臣の家に怒鳴り込んでいくかもしれない、家族の方々も礼節を守って集会をやるのもいいけれども、もっと怒りを政府や大臣に示してもいいのではないかと語りました。

いや既に怒りとやらをぶつけまくってるだろ。見てて恐怖を感じるほどなんだが。

おそらく100人以上が拉致されている可能性がある

増元氏も根拠レスで良くデタラメなことが言えるよな。

この拉致被害者救出運動をさらに盛り上げる*13ためには、実際に日本に帰ってきた蓮池さん達被害者が証言することが必要なのではないかと言う問いがありました。私(三浦)は、それはあのような恐怖支配のもとで生きてこざるを得ず、また、今も尚その精神的恐怖にどこか捕らわれているだろう被害者に強制できるものではないと思う、と言う意見を述べました

薫さんがあんたらに協力しないのは、兄の透さんが家族会を除名された上、増元氏のブログとかで「北朝鮮シンパ」扱いとか酷いこと書かれたり言われたりしてるからだろ。よほど仲が悪い関係でない限り、肉親(透氏)があんな酷い目に遭わされたら、薫氏は増元氏たちに怒りを感じていてもおかしくないが。
精神的恐怖があるとしたら北朝鮮じゃなくて「兄の家族会除名で暗躍したウヨ連中」に対してだろ。
で、それを見てる地村さんご夫婦や曽我さん一家も「家族会の事務局長を務めた蓮池透さんすらあんな目に遭うんじゃ怖くてつきあいたくないわ。あの人たちの意に沿わないことをしたら何されるか分からないわ。別につきあわなくてもデメリットなんかないし」と思ってるんだろ。

あまりにつらく厳しい体験は、私は今でもこういう場でも語れない、きっと拉致被害者の方も、北朝鮮の今の政権が倒れるまでいえないこともあるのではないかと延べました。

むしろうかつなことを言って左右の政治的争いとかマスコミの取材攻勢とかに巻き込まれて平穏な生活が脅かされるのが嫌なのではないだろうか。政府にはほぼ全て体験を語ったのだろうし。根拠レスで蓮池さんたち拉致被害者があんたらに協力しないことを「北朝鮮への恐怖が理由だろう」とか言うなよ。

日本に戻ってきた被害者と、ここ日本での救う会、家族会の連携がやや足りなくみえることが、この運動の一つの弱点ではないかと思われます

蓮池透さんを除名するような「危ないウヨ運動」とは「日本に戻ってきた被害者」は誰も連携なんかしたくないんだろ。連携してもメリットがないし。
しかし、「日本に戻ってきた被害者」に事実上、見捨てられてる事を認めざるを得ないってのもある意味哀れだな。自業自得と思うが。


増元照明氏講演会報告(上)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00598

増元さんは北海道の大学*14に進学しましたが、当時は左派の学生運動がまだ自治会などで強く、増元さん自身も、政治には全く興味はなかったけれど、左派の語る理想には惹かれた時期もあったといいます。

増元氏は、自分とは違う立場の北朝鮮を擁護し日朝友好を目指す人たちの意見も聞いてみようと考え、ある区議(注:具体的に誰?)の主催するそのような集会にも一人でいってきたことがあると語りました。そこには朝鮮総連や、主として日朝友好を目的とする人たちが集まっていたのですが、そこで増元さんは質問の時間に、『皆さんは拉致問題はどう考えているのですか』と問いただしました。
しかし、野次と共に、それは証拠のないことだ、との答えがかえってきたので、それならば、既に明らかになっている工作員シンガンスの原さん拉致をどう思うのですか、とさらに訪ねると、それにかえってきたのが、軍事政権だった韓国での裁判には客観性などない*15、と言う、全く拉致について調べも考えもしない答えだったので、自分は失望して集会を中座し、参加者名簿に書いた自分の名前を削除して(名簿が日朝国交回復を求めるものとして使用されては困るので)退出したと語りました

 今の増元氏の極右ブリを見る限り、「他の人の意見も聞いてみよう」だの「左派に惹かれた時期もあった」などとても信じられない話だ。何せ、元同志の蓮池透氏の言うことすら聞く耳を持たず、田母神のような珍右翼たちとつるんで疑問を感じないのだから(なお、極右増元が家族会事務局長を務める限り運動は先細りだろう)。
 それに増元氏はウヨ的な色彩が強いであろう鹿児島出身だしな。
 同情を集めるための作り話ではないのか。そう言う体験をした人がいたとしても実は増元氏本人ではないとか(事実なら増元氏はよほど他人に影響されやすく、かつ一度意見が固まると柔軟性のなくなる性格なのだろう)。 増元氏の自ブログにもウヨな文章をいくつか見つけることが出来る(そのいくつかは既にBill McCreary氏が批判しているが)
 いくつか紹介し突っ込んでみよう。

2011.6.8
「田原氏発言に思う」
福田元総理も田原氏の提言―死んだと言う前提での交渉―を受け、「それは大きな社会問題になる」といって渋ったとある。事実ならば、日本国の総理としての資質を疑う。

だって死亡を前提とした交渉したらあんたら罵倒するだろ?

福田元総理よ、田原氏が法廷で述べた証言に違いがあったなら、田原氏を名誉毀損で訴えよ!出来ないなら、田原氏の福田総理に関する供述が真実(中略)ということだろう。

真実なんじゃないですか?

仮に死亡説を信じたということならば、「暴力的にわが国領土から連れ去られた国民が死亡ということであれば、北朝鮮との友好関係などありえない」と、制裁に踏み切らねばならなかったはずだ。

死亡説が事実であれ嘘であれ制裁(経済制裁?)。とにかく制裁することしか増元の頭にはないらしい。

2011.6.6
「田原氏裁判」
(注:6/5日曜に行ったデモ行進は)目標の2000人には及びませんでした

 で、その2000人に及ばなかった人数(産経曰く1300人)の大半は「拉致被害者家族」+「特定失踪者家族」+「救う会ほかのウヨ」という変化のないメンバーと。しかもマスコミも産経以外、全然報道してくれないと。完全に運動が縮小再生産過程にはまってるようにしか見えない。ウヨと密着しすぎ、蓮池透さん除名という暴挙を行ったことが悲惨な現状を招いたのだろう。

 真実、言っていないというのであれば田原氏相手に名誉毀損でも、出鱈目な報道に対する毅然とした国の対応即ち裁判が必要なのではないか?

 おそらく真実、言ってるから外務省は田原氏相手に裁判を起こさないのだろうって何で分からないの?。バカすぎだろ。こんな人でも真正保守がちやほやしてくれるから増元氏は会社やめてウヨ運動に全力投球なんだろうな(元々ウヨに考えは近いのであろうが)。会社にいたんじゃ「平凡な一社員」だからこの快感は味わえないんだろうね(苦笑)。収入がなくなってもいい、この快感にはかえられないと(姉を取り戻すことより快感を味あうことが目的になってないか?)。人生を完全に棒に振ってると思うが。

2011.5.2
「5月8日国民集会への誘い!」
集会への参加者は年々減じている。

蓮池透さんを除名するような了見の狭さじゃねえ。自業自得でしょ。

松本(注:剛明)外相*16がアフリカでの会合に出席し、今回の災害に対する各国の支援への謝辞を述べるとともに、今後もわが国としてはアフリカの経済発展のために貢献していく主旨の発言をしたようだが、アフリカ各国への「拉致被害者救出」への協力を述べたという話は聞こえてこない。

アフリカの国々にそんな事頼んでもあまり意味がないからじゃないですか?。松本外相にやる気がないという話ではなくて。

2011.4.26
北朝鮮問題を解決するなら」
彼(注:カーター元大統領)が、北朝鮮入りした際に、出迎えの李勇浩(イ・ヨンホ)外務省副大臣という北朝鮮政府高官に対し笑顔を見せている映像を坪延島で死亡した韓国兵士や民間人の遺族が見たらどのような気持ちになるか考えていないのだろうか?

何という酷い言いがかり。外交交渉しに行ったのにカーター氏に「北朝鮮高官にガン飛ばせ」「喧嘩売れ」とでも言うんでしょうか、増元は。

この点で言えば、小泉元総理の平壌入りの表情は固く、評価できた。ただし、映画「めぐみ〜引き裂かれた家族の30年」で見られた「金正日との初対面時=金正日を出迎えさせられた*17時」の緩んだ頬に交渉の失敗*18が見えていたのであったが・・・。
 さらに、小泉氏の再訪朝の時*19はひどかった。随行員の山崎(注:正昭)官房副長官*20(当時)と飯島秘書官(同)の満面の笑みは、その後の最悪の会談を予言するものだったことを考えると、今回の「カーター元大統領の訪朝」は、笑顔を見せた時点で交渉敗北をうかがわせるものだ。

そんな何の根拠もないくだらない判断を得意げに語る変な人が家族会事務局長だから今日の拉致敗戦がある。

この後、拘束された米国人の解放という茶番を見せられるのだろうか?

あんたは「茶番」というその酷い言葉を拘束された米国人と、その家族の前で言えるんだろうな?

2011.4.1
「日本を信じる」
 今、民放のCMでよく聞くフレーズがこれである。今、多くのタレントやアスリートがこの言葉で(注:東日本大震災の)被災者を励まそうとしている。それでは、北朝鮮によって拉致された人々を救出することは多くのタレントやアスリートにとっては、未曾有の出来事ではなかったと言うことだろうか?
ACにとってもCMを通して、被害者を救出するために国民喚起をするに値しない出来事だったと言うのであろうか?

その発想はなかった(苦笑)。ACやタレントもそんな言いがかりつけられても迷惑だろ。そんなアホなこと言ってるから拉致敗戦なんですよ。

2011.3.3
「私達の言っていることは理不尽なことなのか?」
 家族会はただ、「北朝鮮に暴力的に拉致された被害者を返せ」と言っているに過ぎない。

他にも「北朝鮮打倒」とかいろいろ言ってるでしょ(苦笑)。「被害者を帰せ」しか言ってなかったら「蓮池透さん家族会除名」なんか起こるわけがないんだが。

2011.2.24

命名 悠希江」
 「悠」は、恐れ多いことながら「悠仁親王殿下」の一字をいただいた。

今時、『「仁」ってつけていいのかな』、とか増元氏みたいなことを言う奴はウヨ以外いないと思うのだが(苦笑)。

2011.2.9
「やはり・・・・」
 松沢神奈川県知事は、「純粋に日本の社会に同化して勉強している子どもたちを、公権力がいじめることはあってはならない」、「外交や安全保障と教育や市民生活の問題を感情にまかせて一緒にしたら、判断を間違える」、「あの国は許せないことをしたので国内にいる関係者をいじめてやろうということをやると、恐らく日本は将来、賠償しなければいけなくなると思う。在日の子どもたちに砲撃事件の責任はまったくない」という見解を述べ、無償化への手続きを推進した。

戦前の同化教育(皇民化教育)という微妙な問題に配慮してるのかと言いたくなる「同化」云々という部分(まあ、「日本社会の一員になって」レベルの意味なのだろうが)を除けば全く正論ジャン。左派でない松沢氏ですら同意しないことを主張する増元氏が極右だと言うだけの話。

【追記】
スーパーゲームズワークショップエンタテイメント「最近の河信基氏は趙甲済よりもむしろ佐高信湯浅誠に近くなった」(http://sgwse.dou-jin.com/Entry/288/)が指摘するように、松沢氏の態度は手放しで評価できるものではないが増元よりはましだろう。

2011.2.4
「いま、北朝鮮は・・・」 
 それにしても、中国内に「朝鮮総連」があることを改めて驚いた。朝鮮総連とは、日本国内における北朝鮮籍*21在日の権利保持のために組織されているものと思っていたので、中国にも「総連組織」が結成されているとは思わなかった。

中国国内には在中朝鮮人の人権問題は存在しないとでも?。増元氏はバカだろ。

 昨日の報道で、「女優・韓英恵主演『アジアの純真』(片嶋一貴監督)が第40回ロッテルダム国際映画祭スペクトラム部門で上映」とあった。脚本は井上淳一氏ということである。その井上氏の談として以下の言葉があった。


「当時は、9・11が米国のアフガニスタン戦略(注:原文のまま。侵略の誤記か)に繋がり、日本では拉致問題が過剰な北朝鮮バッシングとなり、そして米国のイラク戦が始まり、世の中に対して腹が立って仕方がなかった。この怒りをどう表現すべきか? とこの脚本を書いた。」ということらしい。

 で、予想通り、井上氏を「北朝鮮シンパ」扱いし、disる増元氏(井上発言の内、アフガンやイラクについては、増元氏は触れないが彼は極右だからどういう考えかは想像がつく)。とりあえず映画を見てから批判しろよ。映画の内容には一言も触れてないから見てないし、見る気もないんだろう。
 映画を見ないと何とも言えないが「拉致問題が過剰な北朝鮮バッシング」というのは全く同感だ(そもそも「過剰」という文章から「適切な北朝鮮批判」なら井上氏はおそらく問題視してないことぐらい、増元はわかれと思う。元同志・蓮池透氏すら北朝鮮シンパ扱いする人が増元だからどうしようもないのだろうが)

2011.1.28
「中野拉致担当相」
 北朝鮮の意思など測っていたら、そのうち北朝鮮の術中に嵌ってしまうのが落ちだ。

北朝鮮外交の価値全否定かよ(苦笑)。「意思を忖度する」=「術中にはまる」って何その珍理解。

2010.12.24
「必ず表れる北朝鮮宥和派」
米国テキサス州知事・ビル・リチャードソン

リチャードソン氏は「テキサス州知事」ではなく「ニューメキシコ州知事」だが(ちなみにググったところ現在のテキサス州知事はリック・ペリー氏)。

 ビル・リチャードソン知事とは、救う会島田副会長に言わせるとキム・ジョンビルといわれる

元下院議員で州知事という大物政治家に対して、失礼すぎ。

2010.12.14
「歪んでいる韓国の新聞世論!」
 以前、安倍政権の時、米国下院で「韓国ロビーストの策動や中国ロビーストの策動」により、「従軍慰安婦問題」が取上げられた*22

 増元は元従軍慰安婦に対して失礼すぎだ。大体、「自分らのロビー活動はきれいなロビー活動、自分が気にくわないロビー活動は汚いロビー活動」ってふざけるな。

2010.12.6
「深い感謝の思いを込めて」 
 私事ではありますが、不妊に悩む細君共々、治療のため通院する際、皇居のおそばを通るたびに、民の平安を願い早朝より祈願していただいている陛下に対し奉り、現人神のお力をお借りしようと手を合わせ、祈念してきた

今時「現人神」はない。

2010.12.3
「最初に話し合いを持ちかけたやつが裏切り者だ!」
 これは、かの名作「ゴッドファーザー」の中の台詞である。老いた「ドン・コルレオーネ」が後を継いだ「マイケル・コルレオーネ」に対し、抗争するニューヨークマフィア一家との付き合い方で、身内の中から抗争している敵のボスとの仲介役を持ちかけてくるものが、裏切り者であり注意せよという教訓を言っていたものだ。
 今回の北朝鮮の許しがたい行為に対して、批難をすることもなく、話し合いの場を持とうと呼びかける中国がこの「裏切り者」というには、北朝鮮が小物過ぎて言いすぎかもしれないが、兎に角、話し合いという言葉で、相手をおびき出し、裏切り行為を行うという図式では一緒かもしれない。

アホか?。それはあくまでも映画の設定であって、一般論として「最初に話し合いを持ちかけたやつが裏切り者」とは必ずしも言えない。相手が暴力で打倒できるのならともかく、そうでないならヤクザやマフィアの抗争も話し合い解決するしかない(「最初に話し合いを持ちかけたやつ」は平和主義者とか腰抜けとか言えるかも知れないが)。また、強硬論を唱える一方で、裏で敵と通じてるという奴も可能性としているわけだ。
 中国の行動について言えば、裏切り者も何も、中国は中国の立場から、動いてるだけでそれ以上でもそれ以下でもない。
 そして中国の主張にいい面があれば採用し、悪い面があれば採用しない、それだけの話だ。

常任理事国という地位を(注:中国から)剥奪すべきだ。

無茶苦茶言うなあ(苦笑)

2010.11.30
「これは事実だろうか?」
元朝鮮人民軍幹部 北朝鮮の「東京放射能テロ」計画明かす
テロ部隊が放射能物質をもって日本の大都市や政府中枢組織、地下鉄などで次々と自爆テロを敢行する。東京は放射能汚染で完全にマヒすることになる。 

週刊ポストの怪しい記事を紹介するとは(苦笑)。松本サリンや地下鉄サリンの方式で放射能テロってアホか?。常識的に考えて事実じゃねえだろ。
しかも今度の福島原発事故で「そんなテロがなくても」、今のままでは地震津波による原発事故によって、日本は放射能汚染で完全に麻痺する危険性が明らかになった(毒)

刑法から考えると次の罪が考えられるー内乱罪

北朝鮮のテロの話をするのに外患罪ならわかるが内乱罪というのは訳が分からない。西南戦争226事件など、外国とは関係ない内乱だって日本の歴史には当然あるが。

2010.11.26
「本当に打つ手はないのか?」
昨日、国会内において、朝鮮学校再度の記者会見が行われたようだが、「自衛隊駐屯地内」での「政府批判」は禁止する意向のようだが、国会内での「政府に対する批判」は許されているということか。これをダブルスタンダードというのではないかな。

 増元はバカだろ。問題視されてる自衛隊駐屯地での発言は「倒閣に自衛官の同意を求める」と言う、まともな政府批判と言える代物ではないんだが。大体、「自衛隊の式典」で来賓が政府批判なんて、「君らの集会」で北朝鮮万歳したり、葬式で故人の悪口を言ったり、結婚式で新郎新婦の悪口を言うようなものでTPOを弁えないにも程がある。国会内での政府批判とは全然性格が違う。

2010.11.22
拉致問題担当大臣辞任!」
国会中継を見ていて、これだけ失言を繰り返し、謝罪を繰り返す政府もなかったのではないか?

自民党時代も失言で辞任した大臣は山ほどいるだろ。

2010.9.24
「政府がやらないならば!」
私は、今後「中国製」というものは一切購入しない。食べ物でも衣服でもすべてにおいて購入することはしない。
おそらく100円ショップの品物も多くが中国製であろうが、今後は購入しない。

これだけ日本に中国製品があふれてるのにそんなことが実行できるのか?

2010.9.22
「大臣との面会」 
 私は、「(注:柳田拉致担当)大臣は尊敬する人物が『西郷隆盛』と聞いています。妻が言っておりましたが『西郷さんならすでに北朝鮮に行って、被害者を取り戻しています』という言葉を言い残してきた。

・西郷は優れた政治家ではあるが、神様じゃない。西郷だって取り戻すことは困難だろ。
大体、朝鮮問題で征韓論者(西郷)の名前を出す神経がよく分からない。増元さんも奥さんも珍右翼と。
・それと西郷が「江戸城攻撃」という強硬論をとらなかったことを考えると、現在の日本に生きていて拉致問題を担当したとすると「名より実を取る」という考えで増元氏が嫌うような措置をとることも考えられると思うが。
・「西郷って征韓論で大久保に敗れ、西南戦争で官軍に敗北して戦死した負け犬じゃん、何絶賛してるの、ゲラゲラ(毒)」とか言うと鹿児島県民は激怒するんでしょうか?

2010.7.28
「どこまでも卑怯な政権だ!」
 ロシアの今回の日本戦勝日制定といい、北朝鮮といい、共産主義というものはここまで卑怯な政権を有しているのかと呆れてしまう。

今のロシアの政権は共産主義じゃないだろ?

2009.12.25
「もし、為政者だったら!」
 いつも思っていることだが、私が為政者だったら、拉致被害者の救出にこれほどの時間をかけることなどしない。

いや実際にあなたが為政者だったとしても大して変わらないでしょうよ。やる気があれば成功するという単純な話じゃないでしょ。

姉・るみ子は温暖な九州南部に生まれ、その土地から長く離れたことなどなかった。鹿児島の暖かい正月や、楽しい思いをすることなく、北朝鮮という土地で葬り去られている。その年齢も56歳となり、北朝鮮の貧しい医療事情から考えると危険水域に入っていると感じる。そんなときに、北朝鮮の出方とか?六者協議の行方を見据えてとか、悠長なことを言っている状況ではない。

いやむしろ経済制裁で締め上げるという「救う会、家族会」の話の方が悠長なんじゃないの?。身代金をぶち込んでもいい、今すぐ取り返したいとか何故思わないの?

2009.11.13
「日本に生まれて」
 昭和の終末時、私は昭和天皇のご崩御に伴う一連の行事を垣間見て、日本という国の美しいことを知った。

むしろ私は自粛騒動が気持ち悪かった。

2009.11.12
天皇陛下ご即位20年のお言葉」
 天皇陛下がご即位されてから20年の記念式典が行われる12日に先立ち、会見に臨まれて「拉致問題」について以下のような発言をなされた。

今上はいい人だと思うが彼の発言を政治利用したがる増元氏のようなウヨがキモイ。大体この人たちって都合の悪い今上発言は平気でスルーするし(なお今上は「拉致問題が早く解決して欲しい」としか言っておらず、増元極右路線を支持していないことに注意)。

ウヨが嫌うであろう今上のリベラルな発言の例(ウィキペ「明仁」参照)
「国民と共に日本国憲法を守り、国運の一層の進展と世界平和、人類の福祉の増進を切に希望して止みません」
(1989年(平成元年)1月9日、即位後朝見の儀
「私自身としては、桓武天皇の生母*23百済武寧王の子孫であると続日本紀に記されていることに韓国とのゆかりを感じています」
(2001年(平成13年)12月18日の記者会見)
「やはり、強制になるということではないことが望ましい」
(東京都教育委員・米長邦雄の「日本中の学校に国旗を掲げ、国歌を斉唱させるのが私の仕事です」という発言に対して。
2004年(平成16年)10月28日、秋の園遊会
「日本は昭和の初めから昭和20年の終戦までほとんど平和な時がありませんでした。この過去の歴史をその後の時代とともに正しく理解しようと努めることは日本人自身にとって、また日本人が世界の人々と交わっていく上にも極めて大切なことと思います」
(2005年(平成17年)12月19日の記者会見)
「これからの日本の教育の在り方については関係者が十分に議論を尽くして、日本の人々が自分の国と自分の国の人々を大切にしながら世界の国の人々の幸せに心を寄せていくように育っていくことを願っています。戦前のような状況になるのではないかということですが、戦前と今日の状況では大きく異なっている面があります。(中略)1930年から1936年の6年間に要人に対する襲撃*24が相次ぎ、総理または総理経験者4人*25が亡くなり、さらに総理1人がかろうじて襲撃から助かる*26という、異常な事態が起こりました。そのような状況下では議員や国民が自由に発言することは非常に難しかったと思います。先の大戦に先立ち、このような時代のあったことを多くの日本人が心にとどめ、そのようなことが二度と起こらないよう日本の今後の道を進めていくことを信じています」
(「教育基本法改正に伴い愛国心の表現を盛り込む事が、戦前の国家主義的な教育への転換になるのでは」という在日外国報道協会代表質問に対し。2006年(平成18年)6月6日、シンガポールタイ王国訪問前の記者会見)
大日本帝国憲法下の天皇の在り方と日本国憲法下の天皇の在り方を比べれば、日本国憲法下の天皇の在り方の方が天皇の長い歴史で見た場合、伝統的な天皇の在り方に沿うものと思います。」
(2009年(平成21年)4月8日の記者会見)

2009.10.13
「巨星、逝く」
 中川元財務相(注:麻生内閣*27の死が突然もたらされた。

反論できない死人をdisりたくはないが「巨星」じゃないだろ。しかも酩酊記者会見について一言も触れないで増元氏は逃げてる。
自殺したお父上・一郎氏*28も昭一氏も、基本的には、精神的なタフさが足りない政治には不向きの人なのだろう。

2009.7.27
「国会解散、戻っていただきたい政治家!」
 解散後の選挙戦も始まりつつあるようだが、私には、ぜひとも戻ってきていただきたい政治家がいる。
 拉致議連の幹部は勿論であるが、その中でも平沼会長、古屋事務局長、西村幹事長、中川昭一顧問、安倍晋三顧問などである。

全員いわゆる真正保守である。わかりやすい極右ぶりだ。

2009.7.15
「真意を伝えよ!」
 電脳補完録に掲載された記事で、私が「自衛隊北朝鮮へ進行(注:原文のまま。侵攻の誤記だろう)させよ!」と主張としたものがあるが、これは事実と著しく違う話であるので、正確なところを記しておく必要があると思う。
 (中略)
 北朝鮮崩壊という場合は、自衛隊の方々に救出に向ってもらうほうが、被害者救出が安全にできると考える。
 決して「報復」という意味での軍事制裁を言うのではなく、被害者救出のために訓練すべきだし、出動できるような体制強化を図るべきということを主張したに過ぎない。

どう言い訳しようと、北朝鮮に軍事力出動と言えば、増元氏が批判する「電脳補完録」とやらと左右双方から同じ理解をされることは仕方がないだろう(右は「北朝鮮などたたきつぶせ」と燃え上がり、左は増元発言を批判)。安直に「自衛隊を出せ」という増元氏が悪い。大体北朝鮮崩壊とは何が根拠だろうか。そして崩壊していいと思ってるのか。拉致被害者の居場所などつかめると思ってるのか。

私は「村山談話なるものは、国益を損なう最たる発言である」と感じている

さすが田母神とつきあうだけのことはあるな。こういう人間が「人権が大事」ねえ(苦笑)

2008.9.25
「真の保守政党の立ち上げとなるか?」
 西村真悟代議士*29が、先に結成されていた「改革クラブ」への参加を表明された。「改革クラブ」とは、民主党参議院議員だった渡辺秀央さん、大江康弘さん*30が離党し、同じく参議院議員荒井広幸さん、松下新平*31さんたちと結成した政党である。
(中略)
 これが、以前存在した「民主社会党」のような真の保守のかなめとなる政党*32に成長していくことを望みたい。

「真の保守政党改革クラブ(現・新党改革)に期待するって(苦笑)。

2008.9.22
「麻生総理誕生!」
 外相に「安倍晋三氏」の就任が望ましい。

あの無様な首相辞任劇を見て「安倍さんを外相にしたい」「麻生首相お願いします」と言える、それが増元クオリティ。
なお実際には中曽根弘文*33が外相になった。

 参議院民主党優位は変わらないのであるから、解散時には、「インド洋での給油に関する問題である『テロ特措法』の是非を「郵政民営化」の際に用いた「ワン・イシュー」で、国民に問う形式を用いるべきだ。
 この問題での国民の投票行動によって、「テロ特措法」を継続するか廃止するかを問うべきだ。
 その結果によって、ねじれの中でも一番の難問である「テロ特措法」の解決を見ることも出来よう。

自ブログで郵政選挙のやり方を批判していたのは何だったのよ?。民主主義の問題を気にしていたのではなく、郵政離党派の一部に自分が支持するウヨ政治家たち(衛藤晟一平沼赳夫古屋圭司)がいたからというのがバレバレだ(平沼以外は後に自民に復党したが)。
いずれにせよ、テロ特措法で郵政選挙の夢よ、もう一度って無理だろ(実際には衆院再可決がなされた)。

2008.9.19
「ベッドの上では・・・。」
 父・正一が「日本を信じろ!」と遺言しているから、その遺言に従っているだけだ。母・信子が悲しむから、日本を離れることは出来ない。姉・るみ子が「助けを求めている」から救出行動をやめることはできない。
 それでも、日々「苛立ち」や「ストレス」が蓄積していく状況に何時まで耐えられるのだろうか?

こういう悲壮感に酔ってるから客観的に自分が見れないでウヨ発言が飛び出すんだろうな。拉致問題について、いらだちやストレスなら蓮池透さんのような増元氏とは立場の違う人も感じてるだろうがそう言う理解は恐らく増元氏にはないだろう。

2007.8.8
「南北首脳会談―― 今回は金正日との面会料は幾らだったのか?」

「面会料」とは失礼にも程があるだろう。

2007.5.9
仙台市の「金剛山歌劇団」も市民会館使用不許可決定」

この時の市長はレイシストの梅原だからな(今は多分こんな事はしてないと思う)。在日朝鮮人の組織(あるいは「朝鮮総連とつきあいのある組織」だからか?)だから市民会館使わせないってただの差別だろ。市民会館使わせないと拉致問題解決するのか。増元氏らウヨの差別体質は朝鮮学校無償化問題以前からのものだったようだ。

2007.1.22
「人知れず!」
 人知れず、静かに「田中義三」が死んでいった。多くの事実を覆い隠したままで!本当に、彼の口から事実を聞くことはなかったのだろうか?警察は?検察は?医者は?看護婦は?何も聞いていないのだろうか?
 噂の域を出ないが、田中に接触を試みてはみた(注:誰が?。マスコミ?)が、「魚本民子」が固くガードしたという。

ウィキペ「田中義三」によれば田中氏(よど号事件メンバー)は
「1996年、カンボジアで逮捕」→「タイに移送され偽ドル札事件で裁判、しかし無罪(ただし一緒に起訴された北朝鮮カンボジア大使館員には有罪判決)」→「2000年、日本に移送されよど号事件で裁かれ、2003年に懲役12年が確定」→「服役中の2007年1月に病死」なのだが。
 これを「人知れずの死」と言えるのだろうか(裁判中、服役中では人との接触があまりないとか、この件について田中氏を過去の人扱い(よど号事件は1970年発生)したのか、マスコミがあまり騒がなかったいう意味では人知れずかも知れないが)
 そしてカンボジアで逮捕後ずっと「捜査当局の手の内にある田中氏」をどうすれば「魚本民子(よど号事件メンバー・安部公博の妻)」がガードできるのか(まさかカンボジアでの田中氏逮捕前に接触を試みたわけではないだろう)。しかも自分に都合のいいことしか書いていないのだろうが、田中氏は服役中、雑誌「実話ドキュメント」に連載を持っていたそうだが(要するに魚本のガードなどデマだということ)。
 適当な文章の書き飛ばしも大概にして欲しい。

連合赤軍の総括・粛清騒ぎで多くの命を奪った「森洋子」は、真実をある程度語っていた

森洋子なんて人は連合赤軍にはいません。いたのは「森恒夫」と「永田洋子」です。調べれば分かるこの程度のことをなぜ平気で間違えるのか。
ちなみに「森洋子」でググる
森洋子 (美術史家、明治大学名誉教授)」「森洋子チェンバロ奏者)」「森洋子(アイドルグループCCガールズ元メンバー、女優)」がヒットします(苦笑)。

数年前から、ヨーロッパから日本人を拉致した実行犯たちを知る「よど号関係者」が相次いで帰国しているにもかかわらず、彼等の口から真実は一切聞けずに、放任しているわが国の制度に疑問を感じざるを得ない。

証拠がなければ逮捕のしようがない、ただそれだけの話です。法制度の問題ではなく、あえて言えば「警察の無能」でしょう。
まあ、海外で起こった事件では警察も証拠集めは困難で、あまり責められませんが。

犯罪者の人権は、その罪を認め、悔い始めた段階から発生するものではないか?

すごい人権の理解だな(苦笑)

2007.1.1
美しい国へ」
 念願であった「拉致問題に熱心な総理」が誕生し、これから新しい国つくりが始まる。それは、安倍総理の推進する「美しい国」への始まりである。
 総理就任以来、過酷な党内事情とマスメディアの批判の矢面に立ち、支持率の低下が叫ばれた安倍総理であったが、「復党問題」や「タウンミーティング」の件での批判は、本質的なものではなく、いわば「足を引っ張りたい」方々のなせる業であろう。

「僕の好きな安倍さんを叩く奴は皆北朝鮮の手先!」かよ。タウンミーティングのやらせも、郵政離党派自民復党劇も問題ありません(あるいは安倍さんは悪くありません)ってウヨ世界でしか通用しない戯言だろ、全く。
 安倍批判は「消えた年金問題」「事務所費疑惑」「統一協会祝電問題」「安晋会疑惑」「ホワエグ導入論批判」、何もかも全て「足の引っ張り」か。

2006.11.28
「確信犯だろう!」
 昨日、ついに「在日本朝鮮人総連合会(通称:朝鮮総連)」に対して、警察の強制捜査が実施された。これは、今年5月の「万景峰92」に不正に取得した栄養液や肝臓薬を持ち込み、北朝鮮に運び込もうとした容疑である。

違法行為は捜査されて当然*34なんだが、
「「万景峰92」に不正に取得した栄養液や肝臓薬を持ち込み、北朝鮮に運び込もうとした容疑」って、どう見ても拉致や大韓航空機爆破テロのような、大騒ぎするような凶悪犯罪とは違うんじゃないか(苦笑)。「栄養液、肝臓薬」って別に違法物品じゃないし。単に「国外に持ち出すのに許可を取るべきところを怠った」ってだけの形式的犯罪じゃないの?。だからといって犯罪していいわけではないが、増本氏は騒ぎすぎだろ。そういうことするから拉致敗戦なんだろうし「反北朝鮮騒動」って、総連や北朝鮮に言われるんじゃないのか?

テレビでは、(中略)持ち出そうとした薬品の意味を論じている。皆一様に、「被爆の治療」用とか「金正日の肝臓治療」とか考えているようだ。しかし、あの金正日が「核関連の従事者の被爆治療」のために、高価な薬品を使用するのだろうか?核関連施設で働く人員の健康に全くといっていいほど考えてこなかった政権が、「被爆治療」まで考えながら、薬品輸入を強行するのだろうか?そこまでやるのであれば、核施設の人員への健康を守るための設備を作ってきたであろう。放射能の中に、全くの無防備といっていいほどの服装しか貸与せず、人民の命など歯牙にもかけない政権のやることではない。それでは、何故「薬品の不法購入」を命じてきたのか?それはやはり、一部にいわれる「生物兵器の培養」に資するためと考えるのが順当であろう。*35

北朝鮮専門家が、「被爆の治療」用とか「金正日の肝臓治療」用とか推測してるのに、根拠レスでそこまで北朝鮮を中傷できる増元氏のネトウヨ脳ってすごいな(棒)。
被爆の治療」用とか「金正日の肝臓治療」用とかに人間が使用する前提の「栄養液(ユンケルとかアリナミンとかの類じゃねえの?)や肝臓薬」で「生物兵器培養」ってするんだ。まさか増元氏の言う生物兵器培養って、細菌兵器培養ではなくて「朝鮮人民軍兵士への栄養補給」とか「朝鮮人民軍最高司令官・金正日への栄養補給」とかじゃないよな(苦笑)。「俺は生物って言ったけど細菌とは言ってない」「人間も生物の一種、兵士や軍司令官を生物兵器と言って何が悪い」「栄養補給を培養といって何が悪い」と、悪徳商法の「消防署の方から来ました」みたいなことは言い出さないよな。
まあ、専門家の見方だと無許可国外持ちだしは違法だが、使用目的自体は違法ではないから、反北朝鮮極右の増元氏は無理矢理、「目的も違法で悪」ということにしたいんだろう。根拠レスなので説得力がなさ過ぎだが。
・このニュース、私は記憶にないので恐らく「大山鳴動してネズミ一匹」、つまり増元氏の言うような大事件には発展しなかったと言うことだろう。

女性は、「自分のために持ち込んだ」とか、「北朝鮮にいる息子のため」とか言っているが、北朝鮮の嘘と同様に明らかな嘘の証言である。

いや「栄養液や肝臓薬」は普通、人間の健康のために使うだろう。彼女が嘘ついてるかどうか知らんが、「生物兵器培養」には使わないだろう。

女性が薬品の用途を知りながら、調達したとすると「騒乱罪」までも視野に入れなければならない。

騒乱罪って暴力的デモとかに適用される法律だから関係ないだろう。

警察は今年、「在日本朝鮮人科学技術協会(通称:科協)」に今回と同様、「薬事法違反」という軽罪で、家宅捜索を実施し、科協にあったパソコンすべてを押収した。

「軽罪」っておいおい。本当に軽罪だったら家宅捜索は違法捜査の疑いがあるが増元にはそういう認識はないんだろうな。

今回も「朝鮮総連」から押収した物品の解明を急ぎ、できれば「拉致被害者」の実質的な数と被害者の名前を割り出して欲しいと思っている。

総連が拉致に関与した事実は認定されてないし、仮に関与していたとしても、やすやすと押収されるようなところにはそんな危ないデータはおいてないと思うが。

2006.10.19
「同じ過ちは犯してはならない!」
 1993年、北朝鮮は「ノドンミサイル」を日本海に向け発射し、韓国・日本に対し恫喝外交を繰り広げた。同時に「ウラニウム型原爆の開発」を表明し、NPT(核拡散防止条約)を脱退、米国への恫喝も開始した。目的は、国内での経済破綻を受けて、国際的な無償援助が欲しいというものであった。
 米国は、日本海に空母を配備し、今にも北朝鮮との交戦をも考慮にいれ、北朝鮮の核開発凍結を迫ろうとした。
 その時、韓国は金泳三大統領の時代であった。保守的な物言いをしてきた金泳三大統領でさえ、北朝鮮との開戦を避けるために、「韓国国内の基地を使うことに許可しない」と言って、米軍の足を止めた。

普通そうだろ。戦争がやりたいのか、あんたは。

 日本は、日本新党時代であり細川護熙総理の時代であった。この時、噂によると細川総理は、「戦争を始めた総理」という不名誉な名前を蒙りたくないと、突然の辞任を発表したという。私たち一般市民は、細川総理は「多忙な総理の仕事のプレッシャーに耐えられなくなった」と、突然の辞任を理解したものであったが、そうではなかったということだ。

根拠レスでデタラメなことは言わないように。常識的に考えて佐川急便疑惑と国民福祉税騒動による支持率低下だろ。

2006.9.27
安倍総理の考える教育基本法
 安倍総理を誕生させた臨時国会の会期中に、総理は「教育基本法」の改正を成立させたいと考えているという。この教育改革こそが、現在の日本の喫緊の問題であると判断されているからだろう。この理念の下になるのが、1988年、イギリスでおこなわれた「サッチャー改革」であろうことは、総理のこれまでの発言から容易に想像できる。
 サッチャー改革とは、戦後、荒廃したイギリスの教育現場の問題点を洗い出し、是正していくというものだ。それまでの法律では、地方教育当局の自主性、教師の自主性、生徒の自主性に任せて教育をすべきという原則に基づいており、歯止めがなく、国家が教育内容に関与するという基本理念がなかった。そうしておこなわれていた「自虐的な教育」と偏向的な歴史観に基づく教育を、政府が介入して教育を正しい方向に持っていこうとしたのが、「サッチャー改革」*36であった。

さすが増元氏は真正保守だな。「地方教育当局の自主性、教師の自主性、生徒の自主性に任せて教育をすべきという原則」が気にくわないだの「「自虐的な教育」と偏向的な歴史観に基づく教育」が嫌だのって、北朝鮮みたいな「国家が全て決める国」「拉致問題で嘘ついてなかなか自国の非を認めなかった国」がいいとでも?。だったら北朝鮮に移住すればお姉さんと一緒に暮らせるよ(毒)
 あなたみたいな下品なウヨは二度と日本に帰ってこなくていいから。
 ああ、それとブレア労働党政権誕生によってサッチャー改革は(教育分野に限らず)一定の修正がかかってる筈なんだが。

2006.9.14
北朝鮮シンクロ選手団不参加」

 日本政府が入国許可を出さなかったかららしい。この政府の措置を支持する増元共々、バカだ。スポーツ選手に嫌がらせして何が面白いの?。まさか入国した選手が工作員とか言う気なのかよ?

2006.9.6
「おめでとうございます!ご皇室の皆様!」
 秋篠宮紀子様親王誕生!実におめでたい、いい日になった。これで少なくとも40年間は、日本という国の形態を変化させることなく、じっくりと先のことを考える時間的余裕ができた。

いや確かにおめでたいとは思うが「これで少なくとも40年間は、日本という国の形態を変化させることなく、じっくりと先のことを考える時間的余裕ができた」ってほどの大事件じゃないだろ、戦前の天皇主権国家大日本帝国」じゃないんだから。ドンだけ真正保守だ。
 皇室の維持云々というなら女帝制採用するって手もある。極右の増元氏にとっては女帝制度は絶対に認められないのかも知れないが。

2006.8.26
産経新聞購読中止はできないな!」
 昨日の共同通信の愚挙に対し、苦言を呈した折、『共同との提携をしている産経新聞は、どうするのか?その対処によっては、産経新聞の購読を止めねばならない』としたが、報道のシステムが理解できていなかったようだ。
 産経に限らず、どの新聞社も共同の記事を使用或いは、チェックするために共同との提携関係にあるらしい。新聞だけではなく、TVも然り。これでは、すべての報道を拒否しなければならなくなる。社会生活をおくる以上、報道を無視するわけにはいかない。

そもそも極右か「新聞は安ければ安いほどいい」と言う人間でもない限り産経なんかとらない。もちろん増元氏は前者の極右と(苦笑)

2006.8.25
「ふざけるな!共同通信!」
 ふざけるな!共同通信
 共同通信平壌に支局を置くという。そのコンセプトは「北朝鮮に取材拠点を置くことにより、正確かつ客観的で質の高い報道を目指す」ということだ。やはり、共同通信は判っていない。

分かってねえのは手前だろ。北朝鮮に支局置いただけで北朝鮮シンパ扱いかよ。大体、そんな事言うなら「北朝鮮以外の共同通信が支局置いてる国」は全て民主主義国家なのかよ?

2006.8.20
靖国参拝是非論を論じている間に」
 いま、靖国参拝報道に時間を割くより、現に苦しんでいる日本国民の救出を論じて欲しいものである。
 日本国が、国のために亡くなった方を大切にすることは当たり前のことであるのに、何故、このように問題視するのだろう。

政教分離原則とは何か、中学校の社会科教科書で勉強した方がいい。大体「侵略戦争で裁かれたA級戦犯という犯罪者」「多くの日本人を無駄に死なせ、日本を滅亡の淵に立たせた人間」が「国のために亡くなった方」かよ。
 「靖国に戦死者でない人(A級戦犯)を祀ることが適切かどうかと言う批判が保守からもあったこと」も無視してるし。

2006.7.13
「資本主義者は自分の首を絞める紐をも売る!」
 この言葉は、レーニンの言葉であるが正に的を得ているではないか!各地で北朝鮮船舶の入港拒否が起こっているが、ある日本海側の港では「カニなど水産物の入荷がなくなると経済に支障をきたす」との見解から、入港を今後も受け入れる見込みである。

そうしないと食えないんだから「入港受け入れ」はしょうがない。そんな事を言うならあんた方が「受け入れ先の港関係者」を支援してあげたらどうですか?

2005.11.28
「西村代議士の逮捕」
 大きな政治の力を感じてしまう、今回の逮捕劇である。

陰謀論乙。しかしご自分のお嫌いな、あるいはどうでもいい「辻元清美*37」や「鈴木宗男*38」などの逮捕にはそう言うことは言わないと(毒)

2005.9.4
「新潮の目的はなんだろう」
 先週発売の「週刊新潮」の記事を読んだ。新潮はいつから「タブロイド誌」と化したのだろうか?

創刊時からだよ。あの雑誌がサヨや創価学会と言った自分が嫌いな個人、団体にはあることないこと(創価が朝木東村山市議を謀殺したとか)平気で書くガセネタ雑誌だって事は常識だと思うぞ。

2005.6.23
小泉政権の保身の姿勢にあきれる」
 一昨日、「RENK」が発表した「支援米の横流し」に関して、杉浦(注:正健)*39官房副長官が会見の中で、「北朝鮮はご承知のように物不足が慢性化しているため、袋の使い回しが日常的に行われる。北朝鮮国内で生産された穀物を入れていたものと思われる。」とWFPからの説明として横流しを否定していた。何のために?考えるところ、「政府は昨年実施した食糧援助が、横流しされている事実を認めることができないから、判っていても認めるわけにはいかない。」のであろう。

 そう言うのを邪推と言います。
 『増元氏は根拠レスでWFPや杉浦氏の説明を否定していた。何のために?考えるところ、「アンチ北朝鮮だから横流しが真偽不明という事実を認めることができないから、真偽不明と判っていても認めるわけにはいかない。」のであろう。』(増元の真似)

共産党は、「萩原遼氏」を除籍したようだ。相変わらずのばか者ぶりである。

 バカは増元と萩原。「六カ国協議から脱退しろ、日朝平壌宣言は破棄しろ」「そのように主張しない共産は北朝鮮に媚びてる」なんて暴言はく男(萩原)を除籍しないわけにはいかないだろう。萩原の主張(六カ国協議からの脱退、日朝平壌宣言破棄)自体間違ってると思うが、その主張が正しかろうと、「僕は党員だが、残念ながら党の主張には賛同できない」という穏当な批判ならともかく「媚びてる」云々というのは非建設的な誹謗中傷、反党行為以外何物でもない。むしろ昔は赤旗のスター記者だったからと萩原に気を遣ったのか、除籍するのが遅すぎたくらいだ。
参考
赤旗萩原遼氏を除籍」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-23/18_01_0.html

朝鮮総連50周年記念」には、不破氏自らが出席し「祝賀」を述べていた

出席した政治家は不破氏だけじゃねえし。それにいたずらに敵視するよりパイプを作った方が問題解決に役立つという判断なんじゃないの?
また赤旗記事によれば不破氏は「拉致問題の解決が大事だ」と苦言も呈したそうだが。

参考
赤旗朝鮮総連結成50周年に当たってのあいさつ、日本共産党中央委員会議長 不破哲三
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-25/02_02_0.html

2005.5.30
「日本はつくづく法治国家なのだろう」
 本日、有本恵子さんの教育係りだったといわれる「田中協子」の判決公判があったようだ。「有本さん」に関して、何等明らかに出来ないまま、懲役1年6ヶ月、執行猶予4年であった。有本さんは帰っていないのに、田中は執行猶予で出てくる。そして、日本国内で暮せるのだ。このような不条理なことがあっていいのか?

「懲役1年6ヶ月、執行猶予4年」以上の罰に当たる罪を犯したという証拠が裁判で認められなかったんだからしょうがない。それと「日本国内で暮せる」云々って言ってますが、死刑や無期懲役*40でなければ、獄中で病死でもしない限り、いずれ囚人は監獄を出て社会復帰するし、その場合、日本に住んで何ら問題ない*41んですが、それが増元氏は嫌なのか?
増元氏はいったいどうしてほしいのやら。


・増元氏がウヨの宣伝マン化してる(少なくとも私にはそう見える)のも極右に親和的だからで、家族会事務局長という立場のせいだけではないだろう。
・増元氏がある日朝国交正常化についての集会に行って、拉致問題について質問したらヤジを飛ばされたというこの話が事実だとしてヤジは許されることではないが、シンガンスが逮捕された事件など、一部の拉致事件を除けば小泉訪朝までは「決定的証拠がない」というのは間違いではない。
 また、ヤジを飛ばす態度が問題であることは言うまでもないが、今や蓮池透氏を誹謗中傷して恥じない増元氏らにそんな事を言う資格があるとは思えないし、国交正常化を唱えるハト派が全てそう言うヤジを飛ばす人間であるかのように思われても困る(北朝鮮批判派が全て田母神と同レベルでないのと同じ事だ)。
・この話が事実だとしてヤジを飛ばさず「拉致問題については現時点では分からないことが多すぎるし、我々一般人に出来ることは限られてると思う」「拉致問題追及と日朝友好は両立しうると思うし、両立させなければいけないと思う(難しいことだが)」等となるべく誠実に答えてれば増元氏も今ほど酷い極右にはならなかったのだろうか?。まあ、俺が思うに、あの人は「姉が拉致されようとされまいと昔からガチの極右」だったとしか思えないが。

1988年、大韓航空機事件*42がおき、金賢姫の証言から、日本人(注:李恩恵こと田口八重子さん)が工作員のための教官として拉致されていたことを知って、このとき姉は北朝鮮に拉致されたに違いないと確信したと増元さんは言います。そして、その時点では、もしこの女性が姉だったら、これ以上金賢姫の証言が広がればもしかしたら証拠隠滅のために殺されてしまうかもしれない、むしろこの騒ぎが大きくならないでほしいとまで、実は当時は思っていたと、家族としての苦悩を語りました。

三浦の要約や、増元氏の説明が悪いのかも知れないが「本当か?」と思う。よほどの根拠が無い限り1988年時点では「もしかしたら俺の姉も」とは思っても確信はしないと思う。
そして「もしかしたら証拠隠滅のために殺されてしまうかもしれない、むしろこの騒ぎが大きくならないでほしい」とまで当時思っていた人間がなぜ今強硬論を唱えるのだろうか?。強硬論を唱えたら怒った北朝鮮に「もしかしたら証拠隠滅のために殺されてしまうかもしれない」とは思わないのだろうか?

運動を続けても、拉致はまだ疑惑の段階だ、日朝国交(注:正常化?)のほうが数名の拉致より重要だ、まず食糧支援や国交交渉を優先すべきだなどの意見も多く

 拉致問題の解決と、食糧支援や国交正常化交渉は別に「どちらかを先にやるべき」というトレードオフの関係にない。
 同時にやってもいい。特に食糧支援は「それをしないと餓死者が出る」のだから拉致問題北朝鮮国内の人権問題(強制収容所等)、国交正常化など他の問題と関係なくやるべきだろう。

佐藤救う会会長が、アメリカにブッシュ政権が誕生すれば必ず情勢は変わる、と励ましてくださった。

 これは信じられない話。ブッシュ政権が「テロとの戦争」を声高に叫び、北朝鮮イラクやイランとともに悪の枢軸扱いするのは、ブッシュ当選後に発生した911テロ以降のことで、彼は当選前にはそんな事は言っていなかった。ブッシュ支持者もブッシュ批判派も彼が当選した時点では、そんな事は予想していなかった。
 誕生すればといってるのだから「再選時の話」ではあるまい。
 はっきり言って後知恵の作り話じゃないの?。あるいは無意識のうちに自分に都合良く記憶が修正されてるとか。

9・11テロの後、悪の枢軸として攻撃対象*43にされかかった北朝鮮が、おそらく体制維持のために、拉致問題を多少認めても日本との関係を修復にしてアメリカの攻撃を避けようと、対日交渉に応じてきたと思う、と増元氏は当時を想起しました。

・ならこの時期に交渉で一気に問題を解決すれば良いのに、北朝鮮との交渉に否定的だったのが増元氏らではなかったのか?。
・本当に「ブッシュの強硬路線」が北朝鮮を交渉のテーブルにつかせたかどうかは分かりようがない(北朝鮮は何が理由で交渉のテーブルに着いたかはしばらくは語らないだろう。交渉で自分の手の内を明かすバカはいない)。当時の韓国は太陽政策で知られる金大中政権であり、金大中氏の意思を無視して北朝鮮攻撃をやるほどブッシュも無謀ではないだろう。また、イラン、イラクと中東の国が二つ入ってること,実際にアメリカが攻撃したのはイラクである事を考えると北朝鮮問題の優先順位はブッシュ政権にとって低かった可能性もある。
 それに小泉氏の最初の訪朝はイラク戦争前だが、第二次訪朝はイラク戦争後であり、この時点ではアメリカの北朝鮮攻撃の可能性はアフガンとイラクに手一杯でほとんどなかったと思う。
・交渉に応じたのは北朝鮮に改革開放を強く求めてる中国の圧力があったのかも知れないし、太陽政策をとる韓国の働きかけがあったのかもしれない。
・また、イラクとアフガンの現状を考えたら北朝鮮を交渉のテーブルにつかせたから、ブッシュ路線でいいというものではない。

小泉首相(当時)は、増元さんの考えでは、北朝鮮に対しそれほど明確な意思を持っていた方ではなかったと思いますと述べ、その証拠として、訪朝以前に首相に自分たちが拉致問題解決を訴えたときも、ほとんど聞き取れないような声でぼそぼそと答えるだけだった

 小泉さんは外交通でも何でもないから、拉致問題に興味関心が乏しくても不思議ではない。

しかし結果としては、そのような首相だったからこそ訪朝し問題を解決する決意が出来たのかもしれないし、また逆に言えば、北朝鮮の狡猾さや恐ろしさを知らないからこそ、訪朝が充分な効果を挙げず、全員奪還につながらなかったのかもしれないと語る増元氏

 訪朝が十分な成果を上げなかったのは増元氏らが強硬論を唱え外交交渉の余地を潰したからでしょ。小泉さんのせいではない。首相時代の小泉さんのやることなすこと軟弱外交だとさんざん非難したのはどこの誰だったのか?

自分たちの訴えに冷淡だったとしか思えない社民党共産党の方々

 増元氏の今の極右ブリ見てると「左派に偏見があるだけじゃないの?」と思う。「冷淡と思う根拠」が何もない(そもそもこういう問題で野党に出来ることには限界もある)。

*1:正確には南樺太(南サハリン)だが

*2:「屈辱」とはどういう事かは大体分かります。自ブログの品位を落としたくないので詳しく書きませんが。品位を落とさずにもう少しわかりやすく書くと「貞節の危機」「純潔の危機」とでもなるかな?

*3:なおこの侵略をアメリカ、イギリスがヤルタ協定時の密約で黙認した事には触れないのが三浦のようなウヨ。また関東軍特種演習の存在(これがあるからと言ってソ連の侵略は容認できないが、日本もそれを責められるほど立派な国ではなかった)を無視するのもウヨ。

*4:本土というか「今も日本領の場所」「戦争で得たんじゃない土地」「いわゆる外地に対する内地」と言う意味ね。北海道、本州、四国、九州以外の離島(沖縄とか北方領土とか)はあまり本土と言わないと思う。

*5:樺太は「本土」とは言えないので除いた。三浦が樺太を本土と思ってるのか単なる誤記なのかは不明。

*6:そうでないと「転向しない」だけで偉いというとんでもない話になります。転向しないことは確かに偉いことですが、過大評価は禁物です。

*7:日露戦争を避ける「他策」ならともかくポーツマス条約で賠償金が取れないことは仕方がないでしょう

*8:北朝鮮の発表に寄れば、「拉致被害者・市川修一さんと結婚したが子どもはなく二人とも既に病死」

*9:田口八重子さんのことらしい

*10:石岡亨・有本恵子ご夫妻(拉致後、結婚とのこと)のことらしい

*11:ウヨなのに「軍事大国の日本」と言わないのが興味深い。核ミサイルはともかく通常戦力だけなら明らかに北朝鮮に対し、日本は軍事大国だが。さすがに「軍事大国の日本ならあんな国なんか簡単に倒せるぜ」というと極右以外どん引きだと言うことは自覚しているのか。

*12:専守防衛自衛隊がそんな事をするのはそもそも憲法違反の疑い濃厚だが

*13:問題解決するためじゃなくて運動盛り上げるためのサクラ扱いかよ。選挙応援にタレントよんでくるのと同レベルの扱いだな。

*14:ウィキペに寄れば北海道大学

*15:シンガンスの件はともかく軍事政権の裁判にでっち上げもあったことは事実だ。光州事件金大中氏に死刑判決とか

*16:民主党衆議院議員

*17:出迎えたと書けばいいのにさすが反北朝鮮ぶりがすごいな、増元

*18:失敗してねえジャン、蓮池さんたちは帰国したんだから

*19:再訪朝の時の「地村家と蓮池家の家族5人の帰国が認められ、曽我家の家族の帰国は後日第三国にて話し合うことになった(そして曽我家の家族も帰国が後に認められた) 」(ウィキペ参照)が成果じゃないんですか?

*20:自民党参院議員

*21:日本は北朝鮮と国交正常化してないんだから、日本の法制度上、北朝鮮籍なんて存在しないからな

*22:マジレスすると安倍政権以前からそう言う運動はあったが日米両国政府が必死のロビー活動で決議可決を抑え込んできた、しかし極右安倍首相の誕生とそれによる日本右翼の軽挙妄動の激化で抑えきれなくなったというのが正しい。

*23:高野新笠

*24:515事件、浜口雄幸狙撃事件、226事件

*25:犬養毅浜口雄幸、斉藤実(暗殺時は内大臣)、高橋是清(暗殺時は蔵相)

*26:岡田啓介

*27:小渕内閣農水相小泉内閣経産相自民党政調会長安倍内閣時)を歴任

*28:福田内閣農水相、鈴木内閣科学技術庁長官。中川派ボス

*29:現在たちあがれ日本

*30:幸福実現党を経て現在無所属

*31:現在自民党

*32:民社党は、社会主義インターに加入してるし一応建て前は左派政党の筈なんだが(苦笑)

*33:小渕内閣森内閣で文相・科学技術庁長官。この文章を俺が書いた2011年6月4日現在、自民党参院議員会長

*34:ただしこの程度の微罪で家宅捜索までやっていいのかという問題意識は必要だと思う

*35:被爆の治療説」を批判しただけで「金正日の肝臓治療」説を何ら批判してないのに「生物兵器培養説」が確定的事実になるのが増元クオリティ

*36:増元氏は平気でデタラメなことを書くので本当にサッチャー改革がそんなものかは疑問だが

*37:社民党政策審議会長、国対委員長、国交副大臣鳩山内閣)を歴任、この文章を書いてる2011年6月4日現在、参議院議員民主党・無所属クラブ)、首相補佐官(災害ボランティア活動担当)。

*38:新党大地代表、前衆議院議員。北海道・沖縄開発庁長官(橋本内閣)、衆議院議院運営委員長(小泉内閣)を歴任

*39:小泉政権において、外務副大臣内閣官房副長官、法相を歴任。2009年衆院選で落選し国会議員引退を表明。

*40:無期懲役の場合は仮釈放による社会復帰の可能性はゼロではないですが

*41:むしろ「再犯防止」等のための政府の監視がしづらくなるので元囚人が国外に出ることの方が法的に難しいのではないかと思う

*42:何で爆破ってつけないんだろう。まあ、この文脈で大韓航空機撃墜事件と勘違いする人はいないだろうが

*43:そもそも何を理由に攻撃するのか?。実行したらイラク戦争と同様の批判が出たことは間違いないだろう。