【ネタ】「創生『日本』」に突っ込む

前・自民党衆議院議員赤池まさあきの「好きです!日本」から一部引用
http://akaike.blog-freejapan.jp/%e3%80%8c%e7%9c%9f%e3%83%bb%e4%bf%9d%e5%ae%88%e6%94%bf%e7%ad%96%e7%a0%94%e7%a9%b6%e4%bc%9a%e3%80%8d%e3%81%8c%e3%80%8c%e5%89%b5%e7%94%9f%e3%80%8e%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%80%8f%e3%80%8d%e3%81%b8

2月4日(木)午前11時45分から、自民党本部で、「真・保守政策研究会」(安倍晋三会長)が開催され

 自民党本部でやったと言うことは、平沼氏など無所属の人間も一部いるものの事実上、自民党タカ派の集まりだと言うことでしょう。そして無所属の方々も、場合によっては自民党と手を組む気満々と言うことでしょう。

「国会の新爆弾男」の異名を持つ西田昌司参議院議員が、「この顔ぶれで新党をつくりましょう」と発言(中略)しました。

・「「国会の新爆弾男」の異名を持つ西田昌司参議院議員
 誰がそんなことを言ってるんですか?。失礼ながら西田氏周辺が自称しているだけだと思いますが。
・「この顔ぶれで新党を」
 作りたいなら是非作ってください。その方が、あなた方に批判的な自民党支持者(いわゆるハト派)にとっても幸せです。作る気もない「口から出任せ」なんでしょうけど。

西田先生の話によると、法務省が「人権擁護法」の説明にきたといいます。(中略)もぐら叩きの様相です。その根源である民主党政権を早く倒さなくてはなりません。

 「人権擁護法案」を最初に提出したのは自公政権だが?。「民主党が根源」とか何寝ぼけたこと言ってるの?

冒頭、平沼先生は次のような趣旨の話をされました。(文責は赤池
 「中川昭一先生からお願いをされて、当研究会の最高顧問に就任しました。昨年56歳で(私注.会長の中川氏が)急逝された後、当研究会の会長には、安倍晋三先生しかいないと考え、会長をお願いしました。」

 会長が中川氏(酩酊記者会見)や安倍氏(突然の政権放り出し)って本当に真正保守には人材がいないんですね。真正保守に批判的な私にはありがたいことですが。

会の名称を「真・保守政策研究会」から「創生『日本』」に変更

保守という言葉は今の保守にとって、イメージが悪くて使いづらいと言うことでしょうか?。
最近出来た例の田母神の右翼団体も保守という言葉は団体名には出て来ませんし。
保守という言葉が悪いんじゃなくて当人たちが悪いんだと思いますけど。
ちなみに創生日本でググったら「日本創生ビレッジ」「JAPIC(日本プロジェクト産業協議会)日本創生委員会」(皮肉にも委員長は寺島実郎氏)、「総務省デジタル日本創生プロジェクト(ICT鳩山プラン)」「JASRAC日本音楽著作権協会)音楽創生・日本の音フェスティバル」と右翼と関係ない物がたくさんヒットしました。

安全保障では、日米同盟を損ない、国際的孤立への道を進み

 「日米同盟を損ない」はともかく、外国人地方参政権に反対したり、「対馬が危ない」と韓国を侵略国家呼ばわりしたりするあなた方の方がよほど「国際的孤立への道を進」んでいると思います。まあ、あなた方にとって日米同盟さえ無事なら外交はオールOKなんでしょうが。

社会政策では、財政赤字をさらに悪化させバラマキ政治を強化し

 財政赤字を作ったのは自分たち自民であると言うことを見事に棚上げ。また、自民は一度もばらまきをやったことがないかのような物言いには呆れる。「ふるさと創生一億円事業」(竹下内閣)も「地域振興券」(小渕内閣)も「定額給付金」(麻生内閣)もばらまきではないわけですか?

夫婦別姓永住外国人地方参政権など、家族や国の骨格を危うくする政策を推進しようとしている。われわれは、このような誤った政治の暴走を阻止し、愛する日本を守っていかなければならない。

 自民党議員でもハト派はそうした政策(夫婦別姓永住外国人地方参政権)に反対してはいませんが?
 また1996年の法制審議会答申も、選択的夫婦別姓を認めていたと思いますが?

その一方でわれわれは、戦後ただの一度も憲法を改正できず

 改正する必要がないから改正しなかっただけですが?。自民党にも護憲派はいるんですが?

公務員制度を含む行政改革も、十分になしえてこなかった責任を強く自覚せざるを得ない。

 安倍内閣の「公務員制度改革」は無意味だったと言うことですか?

誇りある独立国家として復活するためには、このような「戦後レジーム」からの脱却を何としても成し遂げなければならない。

日米安保」を「脱却すべき戦後レジーム」と言えば「少しは」評価しますが、まあ、言わないんだろうな。
自分に都合の悪い物「だけ」を「戦後レジーム」呼ばわりですか、やれやれ。

1.社会主義的・全体主義的体質をむき出しにする民主党政権から一日も早く政権を奪還する。

 民主党政権を「社会主義的・全体主義的」などと寝ぼけたことを言ってるようじゃ政権奪還は無理です。
 大体、民主党政権が「社会主義的」だったら、ドイツ社民だの、北欧社民だのは極左になってしまいます。

2.永住外国人地方参政権夫婦別姓等、問題法案の成立を目指す動きに反対し、我が国の国益と地域共同体、そして家族の絆を守り抜く。

 地域共同体を小泉改革地方切り捨てで潰したのはどこの誰なんですか?
 「地域共同体」も「家族の絆」もまず飯が食えなけりゃ話になりません(恒産なくして恒心なし)。
 しかし、こういう真正保守の方は経済や社会保障に付いて全く話をしないから困ります。彼らが嫌う左翼の方がそうした話もそれなりにするんですから、勝負あったでは?。
 まあ、真正保守が選挙で勝てたとしてもそれは、利権とか後援会の絆とかもっと生活に密着した物であって、こんな右翼イデオロギーでないことだけは間違いないでしょう。だから新風や幸福実現党は勝てないわけです。それを真正保守当人(特に安倍氏のような叩き上げでない世襲政治家)がどれほど自覚できているか疑問ですが。

3.「戦後レジームからの脱却」に向けた政治の流れを強め、志を同じくする議員・候補者との連携・協力をめざす。

 自民党の将来のため、「志を同じくする議員・候補者との連携・協力」に新風、幸福実現党、先日出馬表明した藤井厳喜三輪和雄がいないことを願ってやみません。

4.各界の有識者、専門家と連携し、世界の平和と安定を守り、豊かで歴史と伝統のある日本の創生をめざす新たな構想・政策を立案する。

この「各界の有識者、専門家」には田母神とかも入ってるんだろうな、ああ(絶句)