今日のしんぶん赤旗紹介(2/14分)

まず民主党批判を一挙紹介。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-14/2010021402_01_0.html
記者座談会
“荒れた国会”光る共産党の論戦
共産・くらしの困難打開へ政治動かす
民主・野党時代の言動から後退/自民・消費増税迫る“破壊的野党”


(前略)
■自民も反省なし
B:
“政治を変えてほしい”との国民の願いを受けて政権交代したのに、民主党は代表(首相)と幹事長の「政治とカネ」の問題で国民の不信を買っている。自民党も反省もなしに民主党を攻撃するばかりだ。
(中略)

D:
 そんな中で圧巻だったのは、日本共産党志位和夫委員長の質問(8日)だった。この時ばかりは、多くの閣僚がウンウンとうなずいて聞き入るし、議場ではさかんに「その通り!」の声が飛んだね。
 (中略)

A:
 その翌日、政府を問いただすのではなく、自分の“演説”に終始した民主党議員の質問を見たある野党議員が、「共産党に質問させた方がよほど国民のためになる」と声を上げたことが印象的だった。

 (中略)
C:
 政府・民主党の態度はどうだろう。

A:
 一部には前向きの動きもあるが、沖縄・米軍普天間基地問題の迷走、後期高齢者医療制度廃止の先送り、労働者派遣法の抜本改正の骨抜き、財源問題での庶民負担増など、全体として野党時代の言動や総選挙公約から大きく後退しているのが特徴だ。

E:
 例えば、年金記録問題の解決は、これまで民主党の最大の売りの一つだったが、9日の予算委員会で、長妻昭厚生労働相が2年間先送りを表明した。
(中略)
 最近、国会内で行われたB型肝炎訴訟原告団の集会を取材したが、「財政が厳しいといって被害者である私たちの命にかかわる問題が後回しにされて憤りを感じる」「健全野党の共産党にぜひ力をいただきたい」との声が聞かれた。

D:
 野党第1党の自民党の姿もひどい。まさに“破壊的野党”の本領発揮という感じだ。

C:
 その象徴が消費税増税問題ではないか。谷垣禎一総裁は1日の衆院代表質問で、消費税増税のための「円卓会議」の開催を提案した。8日の基本的質疑で自民党議員が、「(消費税を)上げられないと(財政が)破たんする」などと脅しまで使って増税を迫ったのにはあきれたよ。なぜ、昨年の総選挙で惨敗したのか、いまだにわかっていないようだ。


■各党の立場明確
A:
 民主党小沢一郎幹事長をめぐる「政治とカネ」の問題をめぐっても、各党の立場は明確になっている。

B:
 12日は、実質的に「政治とカネ」の集中審議だったにもかかわらず、驚いたことに民主、社民、国民新の与党3党は小沢氏の疑惑に一言も触れなかった。自民党は、表面上は“対決”の格好をつけたが、もとは国民の税金であるゼネコンからの資金の還流という根本問題を避けたままだった。“すねに傷持つ”政党ではそこまでだ。

E:
 日本共産党佐々木憲昭議員は、小沢氏の資金管理団体陸山会」にこの15年間で15・5億円もの巨額の不明朗資金が集まり、そこにはゼネコンからのヤミ献金疑惑もあることを明らかにして、小沢氏らの証人喚問を正面から要求した。

C:
 企業・団体献金政党助成金を一銭ももらわない政党の“面目躍如”だね。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-14/2010021404_02_0.html
鳩山首相「定昇困難」「内部留保」発言
連合内からも批判の声
自公政権でも賃上げ要請したのに”


 今たたかわれている春闘で注目される「定期昇給」をめぐる鳩山由紀夫首相の発言に対し、民主党最大の支援組織である連合内からも「労働者の気持ちを分かっていない」との声があがっています。


 「連合のお考えは理解できるが、現在の経済状況はそう簡単ではない。経営者の皆さんにとって、簡単に昇給できる状況ではないと思う」


 鳩山首相は1月26日夜、連合が定期昇給確保を求めていることについて記者の質問に、こう答えました。
 定期昇給(定昇)とは勤続年数などに応じて給料が上がること。「賃金カーブ」ともいわれ、労働者と家族の人生設計の基盤となっているものです。


経団連に「理解」
 ところが、日本経団連は1月に出した経営労働政策委員会報告で「総額人件費の抑制」を理由に、ベースアップ(賃上げ)どころか「定昇の凍結もありうる」と賃下げをねらう異常な姿勢を打ち出しました。首相発言はこの経団連の立場に理解を示したと受け取れるものでした。
 財界の姿勢に対し連合は、鳩山発言と同じ日の朝に行われた経団連とのトップ会談で古賀伸明会長が「定期昇給の確保・賃金カーブ維持は最低限の方針であり、ここに手を付けることは労使関係を揺るがすことになる」と強調したばかりでした。
 鳩山発言を聞いた連合加盟の産別組合の幹部は「耳を疑った。経団連とのトップ会談当日にする発言か。労働者の気持ちを分かっていない。KY(空気が読めない)にもほどがある」と憤りを抑えきれない様子です。
 連合は翌27日、「首相が定期昇給を軽視するかのような発言をされたとすれば残念」と官邸に伝えました。官邸からは「懸念は理解した。与党議員の質問で首相に発言の真意をただす」と返答。さっそく同日の参院予算委員会で辻泰弘議員の質問に首相が「すでに経営側が主張していることを単に紹介しただけ」「自分の立場からどうこう言う立場ではない」と弁明しました。
 しかし、2008、09年の春闘では当時の福田康夫麻生太郎首相が経団連御手洗冨士夫会長を官邸に呼び、内需拡大のために賃上げを直接要請する異例の対応を行いました。産別幹部の一人は「介入しないという立場では弱い。自公政権でも経団連に賃上げ要請をしていたのに」と不満を漏らします。


■企業責任問わず
 定期昇給問題だけではありません。首相は、大企業の内部留保の還元を求める質問に「企業がそれぞれの状況に応じて経営判断を下すべきだ」(2日)と、自公政権麻生首相と同じ言い回しで、大企業の社会的責任を問わない答弁に終始。「大企業のぼろもうけを労働者と下請け企業に還元せよ」という世論に背を向けています。
 前出の産別幹部はこう語ります。


「経済の底割れに歯止めをかけるためにも雇用と賃金を守ることが不可欠であり、政府もその立場にたって行動すべきだ。政治とカネの問題でけじめをつけることも含めて、それができないのなら参院選で厳しい状況になりかねないことを考えるべきだ」(深山直人)

 次に布川事件足利事件に引き続き、再審が認められたのは本当によいこと。これを追い風に是非とも捜査の可視化を実現してほしいものだ。話はずれるが、捜査の可視化も実現していないのにマスコミ世論調査で多数が死刑容認する日本国民は本当にバカだと思う。冤罪の危険性無視かよ!。過去にも免田事件、財田川事件、松山事件、島田事件と再審で死刑判決が覆った事件があるのに(大した人間じゃないのにすごい偉そうですな、私(苦笑))

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-14/2010021414_01_1.html
冤罪生まぬ司法に
布川事件再審決定 日弁連が集会


 無実の桜井昌司さん、杉山卓男さんが40年以上にわたる苦難を強いられながら、最高裁で再審開始が決定した布川事件。日本弁護士連合会は13日、都内で集会を開き、必ず再審無罪を勝ち取り、二度と冤罪を生まぬ司法を実現しようと訴えました。(後略)


注)布川事件
 茨城県利根町布川で1967年に当時62歳の男性が殺害され、室内が荒らされていた事件。当時20歳だった桜井昌司さん、21歳だった杉山卓男さんが逮捕され、無期懲役の判決が確定、29年間を獄中で過ごし、96年に仮釈放されました。有罪の唯一の根拠となったのは、警察が強要した虚偽「自白」であり、2人は公判段階から一貫して否認。仮釈放後も再審を請求してきました。昨年12月14日に最高裁が再審開始を決定し、近く始まる再審で無罪が言い渡される公算が高くなっています。