【産経抄】9月8日

書き出しが「暑い夏」なのにオチはいつもの民主党叩き。きょうも産経抄は変だった。

日照りをとるか、台風をとるかは究極の選択だが、我々にない。民主党代表選も同じようなものだ。

 無理矢理なつなげ方。党員、サポーターでなきゃ選択権はないのは当たり前でしょう。

財務省の操り人形」か「平成の破壊王」かの究極の選択を迫られているが、民主党議員や党員・サポーターではない大多数の国民に投票権はない。

財務省の操り人形」
 一部の小沢支持者が消費税増税を唱える菅氏をそう呼んでることは事実ですが、いつから客観的事実になったんですか?
 大体、抄子の会社・産経も消費税増税論ですがあなた方も「財務省の操り人形」ですか? 菅氏が叩ければ自分らも消費税増税論者であることなどはどうでも良いという酷さ。

参考:
産経新聞「【民主党代表選】海江田氏「首相は財務省にマインドコントロールされている」」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100902/stt1009021056008-n1.htm

「平成の破壊王
 これまた随分と失礼な呼び方。
 それと「破壊」うんぬんより「政治と金」が問題だったのでは?

「大多数の国民に投票権はない」
 自民党総裁選も同じですが?。何故、民主党のみ問題にする。
 しかも自民の場合、選挙ではない、派閥ボス談合による総裁決定や禅譲もありましたが?

小欄のもとにも「変革時には嫌がられる政治家が必要だ」「政治とカネは大した問題ではない」といった手紙やはがきが何通かきている。剛腕・小沢が既得権益をぶっ壊し、官僚や大企業に搾取されている国民を救う、という英雄待望論の一種である。

 小沢氏支持者よりも、もっとわかりやすい「変な英雄待望論」を教えてあげましょう。
 阿久根の竹原支持者です(毒)。竹原は異常な理由で議会を敵に回しているんですが、アレを「剛腕」と評価している人間もいるらしくて頭が痛い。
 マスコミにはもっと竹原の下劣さを批判してもらいたいモノですな。

御本人も「首相の権限は強大だ。最高裁の判事も内閣が任命できる。やろうと思えばすべてできる権限を持つ」と意気軒高だ。三権分立くそ食らえ、というわけだが、危な過ぎる。

・少なくとも「三権分立クソ食らえ」なんてことは、小沢氏は言っていませんが。
 むしろ『国籍法改正時には本会議を採決前に退席。国籍法改正のきっかけとなった最高裁判決に対し「最高裁判決でも間違っているものは間違っている」との発言をしている(ウィキペディア参照)』赤池誠章氏や、裁判所判決を無視して恥じない阿久根の竹原のような人こそ「三権分立クソ食らえ」でしょう。
・それと過去の赤旗を読む限り、菅さんグループは独裁うんぬんと言う観点からはかなりやばそうですが、抄子的にはいいんでしょうか?

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-07-27/2010072702_02_1.html
「独裁」容認、「貧乏人は麦を食え」菅内閣3人組の危ない思想


菅直人内閣の重要政策決定を主導するトロイカ体制」(民主党衆院議員)といわれる菅首相仙谷由人官房長官玄葉光一郎内閣府特命相(民主党政調会長兼務)。その危うい政治思想に永田町の目が向けられています。
 菅首相は今年春の国会審議で、憲法と議会制民主主義の原則とは異質の国会観を披露しました。「言葉が過ぎると気をつけなきゃいけませんが、議会制民主主義というのは期限を切ったあるレベルの独裁を認めることだと思っているんです」(参院予算委3月16日)。
 菅首相は、著書『大臣』(岩波新書)のなかでも立法府(国会)と行政府(内閣)が一体化し、内閣が優位に立つとする「国会内閣制」を主張しています。国会を国権の最高機関と位置づける憲法から見ると、与党の多数独裁を認める独特の憲法解釈です。
 公務員制度改革担当で入閣した玄葉氏も「独裁」という言葉に抵抗感が薄いようです。茂木友三郎キッコーマン会長(21世紀臨調共同代表)との誌上対談で次のようなやりとりをしています。


「茂木:政治形態でいちばんいいのは『ビナイン・ディクテーターシップ(優しい専制主義)』だという言う人が多かった。
 玄葉:まったくおっしゃる通りで、私もそう思います。非常に賢くて、権力を抑制的に使う人が、独裁体制のもとでリーダーになったら、いちばんいいですよ」(『味の手帖』6月号)


 民主党参院選で大敗した一因に、6月の首相交代後に慣例の衆参予算委開催を拒絶するなど民主党の強権的な国会運営がありました。数を頼みに強権政治へ暴走した背景に、政権を握った側の独裁は許されるという民主党首脳陣の安易な政治思想と関連付ける見方があります。
 参院選で消費税増税を持ち出したのも、菅―仙谷―玄葉ライン。トロイカ体制をリードする仙谷氏は、自身が主催する21世紀改革研究会の発足講演(1998年12月11日)で語っています。


 「かつて『貧乏人は麦飯を食え』といった政治家がおりますけれど、今はそんな度胸のある政治家はありません。私はここまで(注・のどもとを指す)出かかっておりますが、次の選挙でもう一回落ちたらもう立ち上がれないと思っていますので、ちょっというのを控えています…」(仙谷由人『金融・経済危機、そして日本』)。「独裁」の裏腹としての国民軽視の思想がにじんでいます。
 仙谷氏が紹介するかつての政治家の発言とは、吉田茂内閣当時の池田勇人蔵相の国会答弁です。翌日の全国紙は「貧乏人は麦を食え」と伝え、当時の国民の憤激を呼びました。
 低所得層ほど負担が重い消費税増税は、「貧乏人こそ消費税を払え」といわんばかりの現代版「貧乏人麦飯」論です。

「小沢台風」が日本に上陸するのはごめん被りたい。

 国会議員を台風呼ばわりするとは冗談でも許されないレベルの発言。