【土・日曜日に書く】論説副委員長・渡部裕明、百済滅亡1350年に思う

日本はいやおうなくこの抗争に巻き込まれることとなる。

 「いやおうなく」ってオイオイ。嫌なら百済を見捨てても良いのだが?。やらなくてもいい「白村江の戦い」で惨敗して、唐・新羅連合軍の攻撃におびえるとか何だかなあ?。全然知らんけど、唐・新羅連合軍に勝って、百済再建できるとか当時の日本朝廷はガチで思っていたのだろうか?。だとしたら考えが甘過ぎない?

倭国政権が最も恐れた唐・新羅軍の日本侵攻は、新羅朝鮮半島を統一し、唐を半島から追い払ったことでかろうじて危機を脱した。しかし、新羅との対立は8世紀まで続くこととなる。

ウィキペディアによればこの時期、日本は「遣新羅使」なるモノを送ってるようですが?。対立って何が根拠だろう?。この認識は正しいんだろうか?

陸奥国でわが国初の金を発見し、東大寺大仏を完成させた百済王敬福(きょうふく)などはその一人である。

東大寺大仏完成に貢献した」とかならともかく「完成させた」って表現は適切なんでしょうか?。百済王敬福(黄金発見時は陸奥守)は発見した金を大仏造営に使ってくださいと献上しただけで、大仏造営それ自体には関与していないようですが。

平安遷都を行った桓武天皇の母は高野新笠といい、百済王家の末裔である。サッカーワールドカップ日韓大会を前にした2001年12月、天皇陛下は「桓武天皇の生母が百済武寧王の子孫であると『続日本紀』に記されていることに、韓国とのゆかりを感じます」と述べられ、話題になった。

 で、ネトウヨが発狂したと。

危機に瀕した百済を救援した倭国は、自身も多大な犠牲を払ったものの、律令制に基づいた「日本」という古代国家を生み出す果実を手に入れることができた。

・「百済を救援することによって唐の攻撃を受ける危険が出来た」
 「それに対応するために律令制度を導入した」を
 「百済を救援したから律令制度が導入できた」みたいに言うのはおかしいだろう。
・しかし産経が「倭国」と書くとは意外。確かに「日本」という国号が出来たのは律令制の導入と同時期というのが通説のようですが。

国が滅ぶことの悲惨さ

国が滅ぶって言っても、百済新羅は同じ朝鮮民族だし、1350年も昔だぞ?
つーか「国が滅ぶことの悲惨さ」といったら普通は「韓国併合」だろ?