【くにのあとさき】東京特派員・湯浅博「新世界」議員と野蛮人

「新世界」議員ってタイトルが斬新(苦笑)。新人議員のことかと一瞬思ってしまったがもちろん違う。

代表選さなかの民主党は、ハックスリーの『すばらしい新世界』を彷彿とさせる。無垢な世界で議員たちが楽しく政治を語っていたところへ、1人の野蛮人が登場する。彼には破壊力があり、「不幸を求める権利がある」と豪語する。

 小沢さんは「不幸を求める権利がある」なんて言っていませんが?。ネガキャンですか?

退屈な政治家よりも破壊力のある政治家の方が頼もしく見え、議員たちには次の選挙を勝利に導いてくれそうな気がする。前者は菅直人首相であり、後者は小沢一郎前幹事長を指すようだ。

・「退屈な政治家」って菅氏に失礼だろ?
・それと「退屈な政治家よりも破壊力のある政治家の方が頼もしく見え」ってことは『すばらしい新世界』の野蛮人とやらは政治リーダーにでもなるんですか?

その結果、条文に「尖閣」は挿入せずに問題を先送りした。外交上、「圧力に弱い日本」のイメージが定着した。

 いや、あの時点で尖閣問題解決なんて無理だろ?
 それに当時のトウ小平だって「この問題はしばらく置いてよいと思う。次の世代はわれわれより賢明で、実際的な解決法を見つけてくれるかもしれない」と言ったそうだから先送りは中国も同じなんですが。