2011.6.20
「韓国の政策変更」
報道によると、韓国が北朝鮮との対話優先政策への変更へ舵を切ったようだ。全く、北朝鮮の手のひらに乗せられた格好になってしまった。
俺は性格が悪いから大声で言いたい。「ざまあ、増元」と。
「太陽政策を行った親北朝鮮・左翼の金大中、盧武鉉と、保守の李明博は違うんです」「李は私たちの思いを理解して動いてくれるはず」と叫んでいた増元ら家族会・救う会一派が見事に李先生に裏切られたらしい（彼らが勝手に李氏に変な思い入れをしていただけで李先生の主観では裏切ってないのだろうし、客観的にも裏切りではないのだと思うが）。
ちなみに増元氏が騒ぐ「政策変更」については以下を参照。緊張緩和という意味で大変喜ばしいことではないかと思うが。
毎日新聞「韓国：南北対話再開探る 砲撃事件、謝罪を条件にせず」
http://mainichi.jp/select/world/news/20110620ddm003030135000c.html
大体、本当に韓国政府が怒り、北朝鮮への厳しい姿勢を見せるのであれば、「延坪島砲撃」後、直ちに韓国サイドから北朝鮮の開城工業団地まで延々と伸びる送電線の停止を実施すべきであった。
そういうことをして完全に南北関係を悪化させて本当にいいのか？。そしてそう言う超強硬路線にアメリカ、中国、ロシアと言った関係各国はＯＫを与えるのか？。国内でそう言う超強硬路線に全面的な支持が得られるのか？（多分国内世論は真っ二つになると思う）
常識で考えればそんな事は出来ないと思うのだが。
国民の生命より経済優先政策をとってきたがために外交での弱みも出てきている。
いや、増元の言うような強硬路線をとって戦争でも起こったら、「韓国国民の生命」も危ないと思うのだが。
既存のメディアは、中国での「反日デモ」に関しては大きく報道してきたが、日本国内における「反中国デモ」に関しては一切無視を決め込んで、中国の反発を避けてきたではないか。
スゴイ理解だな。中国の反発を避けたいのなら「反日デモ」だって報じないと思うのだが。中国は「反日デモ」を取り上げられることを嫌っていたと思うし、日本での反日デモの取り上げ方も必ずしも中国に好意的ではなかったのだから（平和的デモならともかく、事情がどうあれ一部の暴力デモは好意的に取り上げようがないだろうが）。
そして「反中デモ」を報じなかったのは「日本の多数意見じゃなく社会的影響力もほとんどないから」「極右過ぎて報道すると日本の恥をさらすことになるから」*1のどちらかであって「中国の反発を避けたい」からじゃないと思うが。個人的には「中国の態度がどうであれ、許し難い日本の恥」として批判的に報道すべきだったのではないかと思うが。
化学兵器を捨てたのが日本なのに「分捕る」？。
敗戦の時に遺棄されたものであるが、「武装解除命令」に従い、中国側に渡されたもの*3で、その責任は中国政府にあるものであることを隠蔽し、ただただ、中国に貢いできた歴史を持つ。
「日本は化学兵器を処理する法的責任はない」「だから日本が処理費用を出したのは中国による金の分捕りだ」という増元説は多分ガセネタでしょうね。私は詳しくないのでこの方面に詳しい人に増元を批判していただけると幸いです*4。しかし北朝鮮を非難する男（増元）が平然と嘘をついて中国を中傷するとは。家族会もいい加減この男を事務局長から解任しろよ。そして除名されるべきは蓮池透さんじゃなくて極右の増元だろうに。
「日本軍が遺棄した化学兵器」について参考
Apes! Not Monkeys! はてな別館「その後の戸井田とおるセンセイ」
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070908/p2
【追記】
コメ欄でid:Apeman氏に某サイトをご教示いただきました。ありがとうございます。
