【その１：珍右翼が巣くう会福岡】
教師が反日誘導「日本人に拉致を言う権利はない」、産経朝刊
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=472
こんな酷い記事を評価するとは、「珍右翼が巣くう会福岡」副会長・馬場ってのは全くロクでもない。
まったく何が酷いって、この記事に出てくる生徒とやらの実在性が怪しいのが酷い。何せ匿名でどこの朝鮮学校卒業生かも性別すら不明ですから。産経ウオッチャーなら、「産経の匿名」は「非実在」あるいはそこまで酷くなくても「証言者が公正中立な立場の人間とはとても言えないことを隠すため」で、「情報源の秘匿」でも何でもないことが珍しくないことは常識でしょう。大体、「何故告発先が朝日、読売、毎日でなく、産経」なんだか？（苦笑）。俺だったら産経以外に告発するぞ。産経はデマ記事常習で信用がないから。
そしてこの元生徒が実在だとしても、
「この元生徒は嘘を言ってないか？」
「他の元生徒（例えば彼の同級生）はどういってるのか？」
「この元生徒の発言が事実だとして、それは、朝鮮学校全体に共通する話ではなく一部の朝鮮学校や一部の教師の暴走に過ぎないのではないか？」
「この元生徒の発言が事実だとしてもそれは大昔のことではないのか？（なお、記事を読む限りこの生徒の卒業年次も現在の年齢も全く不明）」という疑問が俺にはありますが、その辺りこの記事を読んでもさっぱり分からない。まあ、産経にまともな記事作成能力があるとは思ってませんが。大体、こんな記事が許されるのなら「朝鮮学校に限らず」、産経、自民党、何でも良いですが、ある組織の不満分子（不満分子がいない組織というのは普通ないでしょう）に匿名で「自民党幹部が闇献金を受け取る現場に立ち会った」とかあることないこといわせて「内部告発」扱いすることが許されますが、それでいいんですか、産経さん？
産経の記事の具体的記述にも突っ込んでみましょう。
教師が授業中、強制連行を例にこう言い放ったのを記憶している。「日帝（植民地）時代にあれだけ朝鮮人を拉致した日本人が拉致問題を言う権利はない」
単にその教師の個人的意見に過ぎないんじゃないの？。
そして日本のウヨ教師にも「原爆を落としたアメリカに日本は侵略国家呼ばわりされるいわれはない」とかいう奴はいると思うが。
ちなみに俺は一般の日本人やアメリカ人には非難する資格はあると思うが、原爆を正当化するアメリカ右翼や、強制連行を否定する日本右翼には、戦前日本や北朝鮮を非難する資格なんかないと思うね。
「目上の言うことを聞くのが朝鮮文化だ」。教師の指導は「絶対服従だった」と今、思う。
「目上のいうことを目下は絶対服従しろ」そう言う独裁的な人は日本の学校教師にもいますし、下手すりゃ「会社の上司」なんかにもいますから（所謂ブラック企業）。何、朝鮮学校限定扱いしてるのか。
生徒が北朝鮮について「独裁」と漏らすと呼び出された。
随分、自由な校風ですね。私はそういうことは「教師にも生徒にもいろいろな人がいるから、もめ事を起こさないように学内では言わないことにしてる」のかと思ってましたよ。で、そう言うことを言っても停学処分とかもされないんですか。朝鮮学校の関係者には失礼ながら意外でした。産経のネガキャンに俺も少し毒されてたな。
生徒が自由に学校を選べる環境を作ってほしい。
選べるでしょ。常識で考えて。あんたも転校したんだし。「朝鮮学校に行かない」と何か酷い目に遭わされるんですか？。大体、産経は別の記事では「偏向教育のせいで入学者が減ってる」と書いてたんですがね。整合性のない新聞だ。
朝鮮学校に通い続けると日本社会に適応できず苦しむ
そんな学校だったら現在まで存続してるわけがないでしょうに。
朝鮮学校から別の学校に移った高校生が耐えられなかったのが「反省会」と称するホームルームの存在だった。
クラスはいくつかのグループに分けられ、一日を振り返って得点をつけさせられる。教室で日本語を使ったら減点。「反省することがない」と報告すると、教師から「ダメだ」と突き返された。
「日本語使用で減点」云々はともかく、反省会なんて日本の学校にもありますよ（ない学校もあるが）。下手すると反省会のある企業すらある。反省会の何がそんなに問題なんですか？
在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）職員の子供たちは学費さえ免除されていた。この事実は他の学校関係者も証言している。
産経以外には誰も報じず、かつ産経でも匿名証言者しか出てこない「怪しい」情報ですが。
大体、そんな事が事実だとして無償化除外なんて差別行為の正当化理由になると本気で思ってるのか？
県の要請に、学校側は拉致を描いた映画を上映し、生徒らに感想文を書かせると約束しているが、生徒は「教師の都合に合わせ適当に書かされるだけだ」とも語った。
つうか、自分から進んで読んだり見たりしたものの感動を誰かに伝えたくて自主的に書く感想文ならともかく、教師や親から強制された感想文なんか「親や教師が感心しそうなこと」を適当に書くのが普通の子どもですよ。こいつは金一族崇拝強要（事実か怪しいが）とやらは非難する癖に「映画『めぐみ』の視聴と感想文の強要」は何とも思ってないらしい。
授業内容があまりに違い、日本の学校を受験しにくい点
現在も朝鮮学校が存続してることを考えると本当にそんな事実があるのか疑問だが、「民族学校教育に日本の学校が多少はあわせるべきではないか」と思わないのがバカすぎる。
そしてそんな事実は少なくとも無償化除外なんて差別の正当化理由にはならん。
【その２:増元照明】
2011.10.14
「これでも正しかったといえるのか、辻元清美」
増元の主張は上で突っ込んだ産経の怪しい記事を鵜呑みにした上で、無償化賛成派らしい辻元氏を罵倒するというバカげた代物。俺は最近、増元が会社を辞めたのは「思い込みの激しい使えない奴で会社で浮いてたから」ではないかと疑ってる。だってこいつ本当に書く事が酷いもの。
増元の辻元批判で唯一正しいのは「鈴木宗男を批判した人が、鈴木の衆院外務委員長就任を黙認するのは筋が通らないのではないか」、ただそれだけだ。そしてそういう批判は赤旗など他の鈴木批判者の文章でも読める（大体、その問題と朝鮮学校や北朝鮮の問題と関係ないが）ので増元のこの文章には増元オリジナルのまともな内容は何一つない。
大体、違法行為をして裁かれた西村真悟とつきあってる人間がよくそういう辻元批判が出来る（そしてこの「鈴木批判した過去があるのに今は何だ！」という批判は与党関係者なら辻本氏だけでなく、増元の大好きな松原仁などにも該当するのだが）。
某週間何がし誌上
「週刊金曜日」の名ぐらい出せよ。某会の、某長をつとめる某・照明さんよお（毒）
