今日のMSN産経ニュース(2/6分)

■日本人拉致 「今年は勝負の年」救う会運動方針 2回の国民大集会開催へ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120212/kor12021218350003-n1.htm
『昔は「勝負の年じゃなかったのか?」』
『今年が勝負の年の言う理由は?』としか言いようがありません。彼らと近いと言われる松原仁が拉致担当相になったので「今が落ち目の俺たちが巻き返しの宣伝をする時期」と言ってるようにしか見えません。

4月の集会には、北朝鮮による拉致の疑いのある米国人、デイビッド・スネドン氏の家族を招く。

いろんな意味であきれる発表。
「日本人拉致被害者も救出できてないのに余裕だな」という意味(本当にスネドン氏が北朝鮮拉致だとしても、普通、日本人拉致被害者救出に頭がいっぱいでこんなことまでやる気にならないでしょう)でも
「スネドン氏は米国政府が拉致認定してないんだけど、日本政府に何かできると思ってるのか?」という意味でも。
まあ、「拉致を口実に日朝国交交渉を妨害してる」ということなんでしょうが。それなら「騒ぐネタは多ければ多いほどいい」。

北朝鮮拉致被害者の再調査の約束を反故にしたことに対し、政府が追加制裁などの厳しい措置を取らなければ、国会前などでの座り込みも辞さないという。

前も書きましたけど「再調査約束」は福田政権時代にしたことでもう、だいぶ時間がたっています。ポスト福田の麻生政権、鳩山政権、菅政権はそんなことしなかったのに今更持ち出せる話じゃない。
しかも約束は「経済制裁の一部解除」とバーターですからね。「お前らだって約束を守ってないじゃないか」(麻生政権に代わって、福田政権の約束はたなざらしになった)といわれるだけです。バーターをすれば何か出てきたかも知れないし、正直、「バーターで取引」するしかないと思うんですが(だからこそ巣食う会は福田政権を非難していたわけですが)。ほかの問題はともかく、拉致に限定すれば「福田政権崩壊」は日本にとってデメリットが大きすぎたのではないかと思います。


建国記念の日 奉祝パレード「日本の伝統 未来に」 東京・明治神宮付近
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120211/trd12021121140011-n1.htm

ブクマもつけましたがエントリでもコメント。

式典では、谷垣氏が祝辞で、建国記念の日に政府主催の式典が開かれていないことに触れ、「自民党が政権を取り返したら、こういう式典は当然、政府主催で行う」と話した。

あとで某サイトの記述を紹介しますが、「自民時代から政府主催式典をやってない」のにまるで「民主党政権になってからやめた」みたいな発言はやめてほしい。デマじゃないですか。

豊島区の会社員、望月泰裕さん(26)は「国を大事にして、みこしなどの日本の伝統文化を自分の子供たちの代も引き継いでほしい」と話した。

建国記念の日」批判派は「みこしなどの日本の伝統文化」を否定してる訳じゃありませんが。


参考

http://kenkoku.web.fc2.com/kenkoku.htm
日本の建国を祝う会とは
 私達「日本の建国を祝う会」は、前身である「建国記念の日奉祝会」と「奉祝運営委員会」とが改組し、昭和62年に発足した団体です。
 昭和41年、建国記念の日が法制化されると、紀元節の復興運動推進団体であった「紀元節奉祝会」を受け継いだ「建国記念の日奉祝会」が発足し、昭和53年からは「奉祝運営委員会」を組織して、政府後援の式典を開催してきました。
 昭和60年からは、新たに結成された「建国記念の日を祝う会」により首相参列のもとの式典が開催されたことで、「建国記念の日奉祝会」は独自の式典は開催せず、「建国記念の日を祝う会」の式典に参列してゆくこととなりました。
 しかし、「建国記念の日を祝う会」が昭和61年3月に財団法人「国民の祝日を祝う会」へと財団化し、式典の趣旨から神武天皇建国の意義が除かれ、政府主催化も求めないと表明されたことから、 この2点を重要と考える「建国記念の日奉祝会」と「奉祝運営委員会」は「日本の建国を祝う会」へと改組し、独自の式典を開催することとなったのです。
 その後、「国民の祝日を祝う会」の政府後援による式典は、首相の参列がなくなるとともに、平成17年からは記念コンサートの開催のみ(平成18年は1月に開催)となって、次第に活動は停滞し、平成18年3月には会自体が解散いたしました。

つまり小泉政権時代から政府が関与する式典は一切されなくなった、それ以前も後援であって主催じゃなかったということです。