「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年4/8分:荒木和博の巻)

北朝鮮の外国人拉致
北朝鮮の外国人拉致(R3.4.7) - YouTube
 6分10秒程度の動画です。馬鹿馬鹿しいですね。「外国人の拉致被害者救出」などをやってる余裕はないでしょう。
 ぶっちゃけ「日本人拉致被害者救出」だけで「2002年の小泉訪朝から18年に及ぶ拉致敗戦」であり、「精神的に一杯一杯」であり、外国政府に頼まれてもないし、解決の可能性が高いわけでもないのに、「外国人拉致」まで手なんか出したら収拾が付かなくなります。「外国人拉致」については外国政府に任せれば良い話です。俺は拉致に限らず「日本政府は基本的に日本人(それプラスせいぜい日本在住の外国人)のことだけやれば良い」「外国人(特に日本国外の外国人)のことは外国政府がやればいい」という「自国民中心主義」「身内優先主義」の考えです。
 まあ、荒木ら救う会の場合、日朝国交正常化を妨害するために「収拾をつかなくするため」ために外国人拉致に手を出すわけですが。
 これが「北朝鮮拉致問題」以外なら荒木等は絶対に「日本人だけ助けても意味が無い」などとは言わず、外国人の人権のことなど興味は持たないでしょう。
 それでも「本当の外国人拉致オンリー」ならまだいい。救う会は「スネドン君拉致疑惑」などという明らかなデマ(外国人の特定失踪者)を垂れ流すのだから呆れます。
 スネドン君の失踪は「小泉訪朝後」、失踪場所は「中国雲南省」だから北朝鮮拉致の可能性はほとんどありません。そもそも「日本人の特定失踪者」と同じで、スネドン君失踪を北朝鮮拉致認定するまともな根拠は何一つありません。だから米国国務省も自国民であるスネドン君の失踪を北朝鮮拉致認定なんかしない。
 さて外国人の拉致というと例えば「曽我夫妻が目撃したルーマニア人女性(これは荒木等のデマと違い信用できる話です)」がいますが、ルーマニアは小泉訪朝のような「拉致被害者帰国」の成果は上げていません。そのことを考えれば家族会は大いに小泉氏に感謝すべきでしょうに、罵倒してやる気をなくさせるのだから呆れます。
 まあ、ある意味外国政府が成果を上げないのは「当然」でしょう。「小泉訪朝」の方がむしろ「奇跡」「僥倖」です。我々日本人の多くにとって「拉致被害者のこと」など「家族でも知人、友人でもない赤の他人」でどうでも良いのと同様、ルーマニア人大多数にとっても「拉致被害者」など赤の他人でどうでも良い。そして日本においても「家族会の思い上がった態度」や「家族会を自らの右翼運動に利用しようとする救う会」に対する反発から、今や「拉致被害者なんて赤の他人。赤の他人のことなんかどうでも良いよ」「そんなことより例えばコロナ不況の方が、外食産業や観光産業で働く俺にとって深刻な問題だ(いわゆる拉致の風化、拉致敗戦)」になってしまったわけです。


大屋敷正行さんが失踪した沼津市大瀬崎「現地了解」(R3.4.7): 荒木和博BLOG
 6分20秒程度の動画です。正直、途中で馬鹿馬鹿しくなって見るのを辞めました。

 地元沼津の小澤隆市議にもご一緒していただきました。

 荒木の与太に付き合うのだから相当の非常識極右でしょうね。


沼津市大瀬崎 大屋敷正行さん失踪現場ライブ(R03.4.7): 荒木和博BLOG
 10分20秒程度の動画です。

 昭和44年(1969)7月にキャンプに来た東京の高校生、大屋敷正行さんはここ沼津市大瀬崎のキャンプ場で失踪しました。令和3年4月7日、その現場でのライブです。

という動画説明文だけで見る気が失せます。実際、見る価値はありませんが。
 どこの世界に「不特定多数の人間が沢山居るキャンプ場」で拉致する工作員が居るのか。何か犯罪に巻き込まれたのだとしても「チンピラとケンカになって殺されて遺体が見つからない」のような「偶発的犯行」でしょうね。もちろん事故や自発的失踪でないという保証もないですが。
 そして、この失踪場所が「当時のままの訳」もない。1969年に失踪した場所について令和3年(2012年)、つまり40年以上も経ってから「探偵ごっこ」なんかしたってわかることがあるわけもない。例えば

松川事件三鷹事件(1949年)
三億円事件(1968年)
朝日新聞阪神支局襲撃事件(1987年)
◆小説『悪魔の詩』翻訳者殺人事件(五十嵐一・筑波大助教授殺害事件、1991年)
◆国松警察庁長官狙撃事件(1995年)
◆世田谷一家殺人事件(2000年)
◆『餃子の王将』社長射殺事件(2003年)

などといった「未解決事件(未解決事件 - Wikipedia参照)」の現場を今調査して何か分かるのか。わかるわけがない。