今日のMSN産経ニュース(5/3分)

 産経にマジレスしてもばかばかしいんですが。

産経抄】5月3日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130503/plc13050303080000-n1.htm

本紙が発表した「国民の憲法」要綱に対しても、予想を上回る数のご意見が読者から寄せられている。
(中略)
憲法記念日はあっても、いかに国民がその議論に飢えていたかを示している。

いつから産経読者が国民になったんでしょうか。産経に対して「改憲案をつくったことを評価する」と手紙を送るような人間は確かに「産経的改憲論」に飢えていたんでしょうね。でもそれは国民が産経的改憲案に飢えてることを全く意味しないんですが。
そして議論というのは「産経的改憲案」をたたき台にしないと出来ないわけでもない。
毎年憲法記念日には護憲派改憲派それぞれの集会が行われてるのだから議論自体は行われています。
今回は「安倍政権が極右的改憲論を打ち出してる」ということが違うだけです。
なお、過去にも自民党が極右的改憲論を「政府として」打ち出したことはあります。岸内閣時の「憲法調査会案」です。ただしこの案は国民の支持を得られなかったため、その後、こうした極右的改憲論を自民党は長く主張しないようになります。
 「議論を封印」云々という産経ですが封印したのは自民党の方ですし、いわゆる護憲派が「産経的改憲論」なんか唱えるわけがないでしょう。で、それの何が問題なのか。