共産への配慮？ 改憲で歯切れ悪く 立民代表選 - 産経ニュース
「改憲右翼」産経らしい記事で苦笑しました。
第一にもちろん「護憲の立場である共産、社民、れいわ」への配慮がないとは言いません。しかし立民自身が「改憲に消極的、否定的なリベラル層」を支持基盤とし、護憲派の有力政治家（辻元氏、菅元首相など）を抱えている政党です。そもそも、自民党支持層にも護憲派は未だにおり、「護憲」イコール「左派」あるいは「野党」という話ではない。
第二に「維新の躍進ガー」として「国民は改憲を希望」と強弁する産経ですが、衆院選において改憲が大きな争点になったとはいえないでしょう。維新が「改憲ガー」ではなく「文通費ガー」でパフォーマンスをしかけてるのも「行政改革パフォーマンス*1」で得票したと理解しているからでしょう。おそらくそのような理解の方が適切であることは産経ですら本当は理解しているでしょうが。
共産・小池書記局長、野党共闘は立民代表選の争点にならず - 産経ニュース
正確には「討論会などで見直し論が出てないので、代表選挙において野党共闘見直し論は議論の対象にはなってないと認識している」という牽制発言ですね。
勿論小池氏*2に限らず、共産党側も「候補者自身や、候補者を支援する人間」の過去の言動から「立民党代表として共闘を続けてきた枝野がリーダーの枝野グループが擁立した逢坂*3」が一番野党共闘継続という意味では信用がおけて、逆に泉*4が最も信用がおけないことはわかってるでしょう。なお、大串*5が担いだ小川と、菅グループが担いだ西村について言えば、泉に近いのが小川*6、逢坂に近いのが西村*7と俺は見ています。
とはいえ、1）他党の代表選挙なので「当然、今後も野党共闘を継続するという候補に当選してほしい」レベルならともかく、具体的候補者名まで出すのは内政干渉に当たって好ましくない、2）過去の言動はともかく、今回の選挙戦に限ればはっきりと「野党共闘の見直し、中止」を公言している候補がいないため、こうした牽制発言になったのでしょう。
無免許都議、辞職を表明 - 産経ニュース
所属していた都民ファから見捨てられ、都民ファも賛成して、議員辞職勧告決議案が可決（都民ファ以外はかばう理由がないので、当然賛成）されてるので「予想の範囲内」ですが、まずは喜びたい。
それにしても、「議員辞職勧告決議案可決」でも、すぐに辞任しないで居座っていたのは何だったのかと思いますね。何とか復権できるとでも思っていたのか。
横浜点滴連続中毒死、弁護側も控訴 - 産経ニュース
検察も弁護側もどちらも控訴しなければ勿論判決は確定します。弁護側としては「心神耗弱を認めよ」と控訴して、かえって逆転死刑判決が出るかもしれないリスクを冒すくらいなら「検察が控訴しないのなら、弁護側もせず無期判決を確定させよう（事実上、心神耗弱を認めたような判決なので）」と「現実的判断」で動いたところ、検察が控訴したので、遠慮なく「心神耗弱を認めよ」として控訴したのでしょうね。
断言していいと思いますが、検察が控訴しなければ、弁護側は「逆転死刑判決が出るリスク」を回避して、控訴せずに判決を確定させたでしょう。
横浜点滴中毒死で控訴 無期懲役不服と検察側 - 産経ニュース
「検察の控訴」は予想の範囲内で何一つ驚きはありませんが、過去には「裁判員裁判の判決は重視されるべきだ」といって「一審死刑判決を無期刑に減刑した高裁の裁判官を非難した過去」のある「検察のでたらめさ」には心底呆れますね。
これについては
裁判員裁判というのも、重刑・厳刑のために導入されたわけではない（当たり前） - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
そんなことを言うのであれば、検察は今後裁判員裁判では、量刑不当の控訴はしないのかという話になる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
検察は、裁判員裁判での量刑を最大限尊重するんじゃなかったっけ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
検察は、かつての主張を撤回したのかな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
を紹介しておきます。
【脳を知る】電子たばこの危険性 血栓や副流煙の悪影響も - 産経ニュース
1）電子たばこは副流煙が出ない（つまり周囲の非喫煙者に害がない）だけで喫煙者には害がある、2）むしろ副流煙として今まで吸わないで済んでいた煙まで、自分で吸い込んで、紙たばこよりも有害な恐れがある、つう話です。
