新刊紹介:「前衛」10月号

「前衛」10月号の全体の内容については以下のサイトを参照ください。
http://www.jcp.or.jp/web_book/cat458/cat/
 以下は私が読んで面白いと思った部分のみ紹介します。(詳しくは10月号を読んでください)
 
■「スターリン秘史――スターリンヒトラーの接近」(不破哲三*1
(内容要約)
・連載の9回目。ミュンヘン会談(1938年9月)でイギリス、フランスがナチドイツの恫喝に屈服し、ズデーテン割譲を認めたことはディミトロフ(コミンテルン書記長)にとって衝撃であり、彼は「反ファシズム闘争の強化」が必要と考えた。コミンテルンスターリンの同意もえた上で人民戦線戦術を掲げ、スペイン内戦支援*2などをしていた以上、それは当然のことであった。
 しかしこの頃スターリンは人民戦線戦術の放棄とヒトラーとの接近を画策していた。それが1939年8月に独ソ不可侵条約として表面化する。
・なお、スターリンの粛清が1938年3月のブハーリン裁判を機に沈静化したのも「粛清がナチスとの闘争」を口実にしていたため、粛清を実施しながらナチとの提携に動くのは無理がありすぎたためと不破は推測している。
・なおスターリン独ソ不可侵条約締結前に「英仏」とポーランド問題(ドイツがポーランド侵略に踏み切ったときの対応)についての協議を行っている。
 これを不破は「英仏が宥和主義のため、本気でポーランド問題に関与する気はない」と見なした上で「英仏の宥和主義のために問題が解決しなかった→仕方なくドイツと不可侵条約を結んだ」と言い訳するためのマヌーバーであると判断している。


■「切り開いた条件生かし、対案掲げ、国民とともに安倍政権の暴走阻止へ」(山下芳生*3
(内容要約)
・二大政党論(というか民主党)や第3極ブーム(特に維新)の崩壊が共産党の躍進をうんだと認識している。
・もちろんそうした崩壊が「共産党への一定の期待」につながったのは、我が党が民主党や第三極と違い「自民党との対立軸」を打ち出したことにあるのであり、「そうした長年の政治的蓄積」については一定の自信を持って良いと自負している。
・今回、参院で計11議席を獲得したことで「予算を伴わない議案提案権」が復活した。これを十二分に生かしていきたい。
共産党の今回の獲得票数と党員数、赤旗読者数に乖離があることは否定できない。こうした乖離を「党員数、赤旗読者数の増」で埋めていくとともに、党外の各種団体(労組や市民団体)との共闘関係を強めていくことで今回の躍進を一過性のものに終わらせないようにしたい。


■特集「2013年参院選 躍進の記録」
【座談会「激戦をどうたたかいぬいたか:躍進の流れの本格化に挑む」(山口勝利*4、若林義春*5、渡辺和俊*6/司会・中井作太郎*7
(内容要約)
 いろいろとおっしゃってるわけだが小生の興味関心に基づいて適当に書いてみる。
・「民主党と第三極の沈没が予想以上だった、正直、都議選結果がでるまではこれほどとは予想していなかった。あれで党員、支持者も運動にやる気が出たし、有権者の側も『共産党に入れても死票にならない』と共産党を見る目が変わったのではないか」(若林氏)。
 もちろん第三極没落を早めたのは例の橋下慰安婦失言だ(この結果、維新とみんなの選挙協力の可能性が消滅した)。ただし橋下があの暴言を吐いたのは「衆院選挙後、維新支持率がどんどん下降線だったから目立とうとしてしくじった」という話なので「没落スピードが加速されただけ(まあ、それでもあれがなければ都議選でもっと議席が多く没落スピードもかなり遅かったかもしれんが)」ではある。
Webマンガ『ヨーコの突撃@共産党』(共産党京都、http://www.jcp-kyoto.jp/comics/)の反応が良かった。今後もこうした取り組みを続けたいとのこと。
・従来共産に「死票論」があるのだが少なくとも今回、議席を取った東京、京都、大阪に限れば「むしろ民主党死票論が出ていた」。その結果、京都では「自公の票を民主に」と公言される事態にもなったわけだが、それがかえって民主党にダメージだったらしいことは皮肉ではある。
 なお、東京、京都について言えば「分裂選挙(東京)」「北神候補が極右過ぎてドンビキ(京都)」と言う要素は大きいだろう。


現地リポート*8
【青森「ぶれない党への信頼、全県下で党支持の流れ」(堀幸光)】
(内容要約)
 自民党王国の青森において「脱原発」「TPP反対」という保守層にも支持のある政策を訴え一定の成果が得られました、今後も頑張りますという話。
【神奈川「比例票全国一の伸び率、論戦で優位性を発揮」(小池潔)】
(内容要約)
 東京、京都、大阪とともに歴史的に共産が強く「議席獲得が有力視されていた(残念ながら惜敗した)」神奈川の報告。惜敗したのはやはり力不足ということで(どう実現していくかという方法論はさておき)党勢(党員、赤旗購読者数等)の拡大と、党外各種団体との共闘の拡大が今後の重点目標とされる。
 興味深かったのは連合神奈川が「民主党の再生は可能か」というシンポジウム(6月)を開催したとき、パネラー全員が「再生可能かわからない」と民主党を酷評したという話(パネラーの一人・寺島実郎の酷評については高橋敏男のブログ『平和を願う、鳩山元首相』(http://3620065.at.webry.info/201306/article_24.html)参照)。
 小池氏は「民主党と連合の混迷ぶりを象徴する話」として紹介している。


■「憲法を生かして日本を守る:中国や北朝鮮をめぐる疑問にもこたえて」(川田忠明)
(内容要約)
 対話調で書いてみる。
川田氏
憲法九条問題については、いろいろな攻撃が改憲派からされますが、今回は中国、北朝鮮の脅威という問題について論じてみたいと思います。先ず中国ですが、中国についてはよく『南沙諸島問題(ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、台湾)』が改憲派によって指摘されます。尖閣だけが問題じゃない、中国が悪いんだというアピールですね。しかし注意すべき事はこの問題では南シナ海共同宣言という文書があると言うことです。中国もこの問題では『我が国は宣言に反した行動は取ってない、むしろフィリピンが反してる』などといい宣言それ自体は否定しない。もちろん宣言があるから問題はないとは言いません。近隣諸国(フィリピンなど)が米軍と合同軍事演習するなどといった軍事的動きもあります。しかしそれは決して『南シナ海共同宣言を全否定し軍事行動に打って出る』という意味合いのものではないのです」

「どこの国も、全面的な軍事対決なんて功利主義的な意味でも無理ですよねえ。」
川田氏
「そういうことです。日本も南シナ海共同宣言のようなものが中国との間にあればいいのですが、この点、日本には2つ問題があります。1つは『尖閣に領土問題は存在しない』というフィクションの存在。このフィクションを前提とする限り交渉は成り立ちません。第2に安倍政権の閣僚による靖国参拝などにより日中関係が極めて悪化していることです。靖国A級戦犯を賛美し、附属博物館・遊就館で戦前を美化するような施設であり、そんなところへの参拝が外交上、許されるわけもないでしょう。」

「そもそもあの戦争への反省もしないで『九条を変えたい』と言ってもアル中が『酒が飲みたい』というようなもので周辺諸国もそんな危ないことはさせられませんよね」
川田氏
「次に北朝鮮について考えて見ましょう。先ずこの件で大事なことは米国や韓国の動きですね。たとえば今、米国人がスパイ活動を理由に北朝鮮に拘束されてますがそういうとき米国がどうするかといったらこれは外交の訳です。日本のタカ派が騒ぐように『軍事力で懲罰』なんて話にはならない。1990年代のいわゆる核危機もカーター訪朝で解決したわけです。あるいは韓国。もう韓国はヨンビョン島砲撃事件とか過去何度も酷い目に遭ってるわけです。最近も開城工業団地問題でもめましたが、結局再開の方向で動く。日本みたいな軍事懲罰論はお呼びじゃないわけです。 軍事的緊張が高まれば、観光客や進出してきた外国企業が逃げる恐れがある。韓国にとってメリットはないわけです。もちろん本当にドンパチが始まれば多数の死者がでます。日本の右翼以外軍事的懲罰論なんか唱えてないわけです。一方、北朝鮮の側も考えてることは『体制維持のためのチキンゲーム』でしょう。赤化統一なんか考えてない。そういう理解の元に太陽政策はなされてるわけです」

「中国、北朝鮮問題を理由とした九条攻撃論に道理がないことがよくわかりました」


■「生活保護改悪攻撃にいかに対抗するのか」(尾藤廣喜)
(内容要約)
 安倍内閣が行う生活保護改悪への批判。安倍内閣が攻撃を強めるキッカケは「お笑いタレント・河本某へのバッシングに民主党政権が悪のりしマスコミもまともに批判しなかったから」という尾藤氏の指摘には同感。民主党政権の三年は「あまりにも失望が大きすぎた」。特に野田時代。またマスコミの権力批判精神、能力のなさにはいつもながら呆れる。


参考
赤旗
生活保護基準 きょうから引き下げ、子育て世代ほど削減額大」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-01/2013080101_04_1.html
生活保護 「基準下げは憲法違反」、札幌宣伝 審査請求に8人申し込み、減額を開始」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-02/2013080201_03_1.html
生活保護基準引き下げ撤回へ、広がる「審査請求」運動、全生連など 1万人規模の参加めざす」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-16/2013081601_04_1.html
「「生活保護費 減額やめて」の審査請求、福祉事務所が受け取り拒否、各地で続出」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-20/2013082001_01_1.html
生活保護基準の引き下げ、広島288人 審査請求」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-31/2013083101_04_1.html
生活保護大改悪、不服審査請求広げ反撃、社保協・全生連が集会」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-09-01/2013090101_03_1.html


■インタビュー「原発再稼働のための新「規制基準」:置き去りにされる地震津波への対応」(立石雅昭)
(内容要約)
 ググったところ既に『原発直下に活断層で容認も、規制委チーム 地震津波の新基準案、
安全より原発依存の規制委「骨子案」活断層定義に疑問 立石雅昭・新潟大名誉教授に聞く』(「しんぶん赤旗」2013/01/30)(http://www.jcpre.com/genpa-fukushima2011-3/2013-01-30gen.html)、『「新規制基準」を斬る、原発をなくす全国連絡会が学習会』(しんぶん赤旗2013/07/24)(http://www.jcpre.com/genpa-fukushima2011-3/2013-07-24gen.html)ということで既に立石氏は赤旗の取材に批判意見を述べているようだ。で、当然ながら今回の前衛での批判と以前の赤旗での批判はほとんどかぶる。活断層問題がメインではあるが、前衛インタビューでは津波についても若干触れられている。
 津波想定については「2002年の土木学会の見解を使用しているが、2011年震災後にそれでいいのか」といった批判がなされている。


参考
赤旗
原発直下に活断層で容認も、規制委チーム 地震津波の新基準案』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-01-30/2013013001_02_1.html
活断層あってもOK 重要施設5年義務づけず、規制委案 再稼働ありきの新基準』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-04-11/2013041101_02_1.html
原発「新規制基準」、再稼働先にありきの暴走』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-06-04/2013060401_04_1.html
『再稼働ありきの新基準 笠井氏追及、規制委員長、異常水準の放出正当化、衆院特別委』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-06-22/2013062201_01_1.html
論戦ハイライト『安全置き去りの原発新基準 笠井議員追及』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-06-22/2013062205_01_1.html
『新規制基準の適合審査始まる、大飯原発 法令違反の疑い、ポンプ車台数 規制委、「共用」でごまかし、笠井議員の調査で判明』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-16/2013071614_01_1.html
原発新基準ここが問題、科学者会議の集いで討論』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-26/2013082614_01_1.html


■「世界の逆を向く「人権後進国日本」:社会権規約拷問等禁止条約審査を傍聴して」(吉田好一)
(内容要約)
 例の「上田人権人道大使」が「シャラップ」と叫んで「日本の中世社会ぶり」を世界にさらした拷問禁止委員会、及び社会権規約委員会の傍聴報告。
 委員会では次のような勧告意見が出されたという(俺ちゃんが読んで何となく理解できたものや興味のあるもののみ紹介)。
社会権規約委員会:5/17)
朝鮮学校の無償化除外は差別であり、早急に無償化を実施すべし
 「朝鮮学校無償化除外」を運動方針とする守る会の会員、つまり「レイシストid:noharra先生がこういう国連意見を無視し自分に都合のいい国連意見しか持ち出さないことは言うまでもない。まさに「キングオブクズ」。クズのid:noharraは「死ねばいいのに」。なお、シャラップ上田のバカは国連の質問に「民団系の韓国学校は無償化対象だから民族差別じゃない、朝鮮総連北朝鮮が悪い」とほざいたそうでまさに国辱である。
・可能な限り早急に無償化の内容に入学料、教科書費を含めること
・相続についての婚外子差別規定に懸念の意を表明
 今回、最高裁でも違憲判決が出たので早急な改正が望まれる。
・過労死、過労自殺の撲滅
・障害者権利条約の早期批准、雇用における障害者差別禁止の立法措置
最低賃金生活保護費を下回るいわゆる逆転現象の撲滅
・男女間賃金格差が縮小しない事への懸念の表明
・無年金高齢者の救済措置
福島原発事故被災者のニーズが充分満たされること。
原発の安全性強化措置
慰安婦違法性否定論の撲滅(学校教育や市民への啓発活動で慰安婦問題を教えよ)
 当の安倍政権が「慰安婦違法性否定論の本丸」であることは言うまでもない。あげく安倍政権は「法的拘束力がない」と居直り発言するから救いようがない。
・「日本の国内法が公務員ストライキを認めていないこと」を理由とした規約8条(ストライキ権)の留保を撤回せよ


(拷問禁止委員会:5/31)
代用監獄の廃止:
 「何度目だ、ナウシカ」ならぬ「何度目だ、代用監獄」である。代用監獄が一番わかりやすいが日本はこの種の意見を「法的拘束力ねえし、知ったことか」と無視しまくるダメ国家である。まあ担当大使がシャラップ上田だからな。
・全取り調べの録音、録画による可視化
・死刑制度の廃止
慰安婦違法性否定論の撲滅(学校教育や市民への啓発活動で慰安婦問題を教えよ)
体罰の禁止
 「一応法律で禁止してますけど」といいたいところだが、明らかに野放し状態だからな(苦笑)
・移民労働者権利条約、障害者権利条約の早期批准


■シリーズ「若者の困難とその打開のとりくみ」
【就活の変化と困難に対抗する学びととりくみを(児美川孝一郎*9)】
(内容要約)
 著書『キャリア教育のウソ』(2013年、ちくまプリマー新書)をもとに話が進められる。従来の大学のキャリア教育は「新卒正社員、終身雇用を前提としている」がその前提は崩れた以上「非正社員や派遣と言った形ででもやっていけるキャリア教育*10」といったものを構築していく必要があるという話。


奨学金問題を通して若者の困難を考える(大内裕和*11)】
(内容要約)
 日本の奨学金問題の批判。従来から日本の奨学金は欧米に比べ貧弱であったが、近年は新自由主義の蔓延で日本学生支援機構は有利子・貸与奨学金がほとんどの上、利子も決して安くはない。
 このような中、勉学をあきらめる学生やブラック企業でのバイトに苦しむ学生も少なくない。
 筆者は奨学金問題対策全国会議共同代表として以下のことを目指している。
1)有利子貸与奨学金の利子引き下げ
2)有利子貸与奨学金の無利子貸与化、あるいは給付奨学金化(無利子でも返済は楽ではないので給付型が最も望ましい)
3)延滞金の廃止(当面は年利10%の利子引き下げ)
4)連帯保証人制度の廃止


参考
赤旗
奨学金 有利子が7割にも、サラ金以上の取り立て 宮本議員告発、文科相“適切な対応考える時期”』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-04-02/2013040201_01_1.html
論戦ハイライト『奨学金問題 宮本議員が追及』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-04-02/2013040202_01_1.html
『日本の異常、高学費・有利子奨学金、4年間で借金700万円』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-04-08/2013040801_05_1.html


■論点
「東電、大手元請の責任問う原発作業員の闘い」(山本眞直)
(内容要約)
 赤旗記事の紹介で代替。


赤旗
『退職か“被ばく隠し”か 迫られ、自ら線量計外し作業、福島原発の元作業員が告白』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-08-17/2012081701_04_1.html
『高汚染水 建屋で被ばく、元作業員、東電などを告発へ、福島第1原発
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-10-26/2012102601_01_1.html
『「危険手当増額させた労働者がいます」、ポスター張り出し原発作業員を応援、福島』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-02/2013050214_02_1.html
『危険手当不払いなど不当、福島第1事故関連 作業員が初提訴へ、2次下請け 一方的に賃金引き下げ・解雇、仙台地裁
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-12/2013071201_04_1.html
原発関連作業 未払い賃金払わせた、福島第1元作業員 違法労働訴え/多重派遣に改善命令』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-31/2013073115_01_1.html


「米国で広がる最低賃金引き上げを求める運動」(島田峰隆)
(内容要約)
 赤旗記事の紹介で代替。


赤旗
米大統領の一般教書演説、最賃引き上げ提案に波紋、共和党 生活費連動に難色 民主党 「さらに」の声』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-02-16/2013021607_01_1.html
『最賃引き上げ、米ファストフード労働者、60都市でデモ・集会』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-31/2013083107_02_1.html
『米7都市でスト・デモ、「ピザ食べただけで消える時給では…」、ファストフード労働者 最賃倍増要求』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-31/2013073107_01_1.html


■暮らしの焦点「質屋をかたるヤミ金融「偽装質屋」」(竹腰将弘)
(内容要約)
 赤旗記事の紹介で代替。


赤旗
『偽装質屋 ヤミ金新手口、「担保」は年金 年利200%の高利も、九州から各地へ被害拡大』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-04/2013050401_04_1.html
『年金を食い物 「偽装質屋」被害、銀行の責任問う声も、口座から引き落とし 野放し』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-15/2013051515_01_1.html
『偽装質屋 被害広げた「収納代行」、「規制緩和」で法規制せず』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-19/2013051915_01_1.html
『「偽装質屋」対策急いで、参院委 大門氏が対処求める』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-06-13/2013061315_01_1.html


■文化の話題
【演劇:トム・プロジェクト「百枚めの写真・一銭五厘たちの横丁」(水村武)】
(内容要約)
 トム・プロジェクト「百枚めの写真・一銭五厘たちの横丁」(http://www.tomproject.com/works/issen.html)の紹介。


参考
『百枚めの写真〜一銭五厘たちの横丁』鳥山昌克・森川由樹インタビュー
http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/archives/51878630.html


【音楽:新国立劇場と日本オペラ(小村公次)】
(内容要約)
 新国立劇場で日本オペラが全然上演されないのはいかがな物かという指摘。もちろん「駄作だから上演されないのではないか」という側面は当然大なり小なりあるだろうが、新国立は単なる商業演劇公演施設ではないのだからその点何とかならないかという話。


■スポーツ最前線「富士山入山料を考える」(青山俊明)
(内容要約)
 赤旗記事の紹介で代替。


赤旗
『富士山 どう守る どう登る、世界の“宝”に登山者急増、弾丸登山 / 事故多発 / トイレ処理限界』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-14/2013081401_07_1.html
『法規制逃れ山肌削る、東・北富士演習場 世界遺産の価値と相いれず』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-26/2013082603_01_1.html
世界遺産に実弾 富士、地響き、陸自総合火力演習
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-26/2013082601_02_1.html


■メディア時評
【新聞:8・15―全国紙と地方紙の対照(金光奎)】
(内容要約)
 靖国参拝問題について、読売、産経、日経の右派三紙が安倍政権批判しないのはいつものことで驚きもないが、従来、一定のリベラル性を見せていた朝日、毎日までもが「首相参拝しなかったことを評価」などとし、首相の玉串料奉納や閣僚参拝を事実上容認したことには全国紙の腐敗、堕落もそこまで来たかと呆れた。
 この点、閣僚参拝、玉串料奉納をきちんと批判した北海道新聞など地方紙は一定の良識を示したと言えよう。「比較的まともな地方紙、権力の犬・全国紙(特に酷いのが読売、産経、日経)」と言う傾向は今日も健在である。


【テレビ:『標的の村』が伝えるもの(沢木啓三)】
(内容要約)
 沖縄県東村・高江の基地問題を取り上げたドキュメンタリー映画『標的の村』の紹介。公式サイトやネット記事の紹介で代替。


『標的の村』公式サイト(http://www.hyoteki.com/
週刊プレイボーイ「映画『標的の村』が伝える、オスプレイ強行配備のウラにあった知られざる“沖縄の怒り”」
http://wpb.shueisha.co.jp/2013/08/19/21282/
東京スポーツ『映画「標的の村」があぶり出す米兵の素顔』
http://www.tokyo-sports.co.jp/blogwriter-watanabe/9322/
読売新聞『地元テレビ局制作「標的の村」…報道キャスターが監督』
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/cnews/20130802-OYT8T00791.htm?cx_thumbnail=10&from=yolsp
毎日新聞ドキュメンタリー映画:「標的の村」大阪・神戸で上映 沖縄・東村高江地区の姿 三上監督「基地の現実、知って」 /兵庫』
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130830ddlk28040371000c.html
沖縄タイムス『映画「標的の村」7日桜坂で公開』
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-09-05_53737
琉球新報『QAB製作映画「標的の村」 三上監督「知れば心動く」』
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-212092-storytopic-1.html

*1:著書『スターリン大国主義』(1982年、新日本新書)

*2:支援の仕方に問題があったことについては『新刊紹介:「前衛」8月号』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130717/5421309876)参照

*3:参議院議員、党書記局長代行

*4:大阪府委員長

*5:党東京都委員長

*6:京都府委員長

*7:党書記局次長、選挙対策局長

*8:筆者は全て各県の党委員長

*9:著書『キャリア教育のウソ』(2013年、ちくまプリマー新書

*10:もちろん非正規や派遣の蔓延を正当化しているわけではなく現状がそうである以上それに対応せざるを得ないという話である。

*11:奨学金問題対策全国会議共同代表、中京大学教授