「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(10/12分:島田洋一の巻)(追記・訂正あり)

■島田のツィート(2014年1/21)

イルカ漁を批判したキャロライン・ケネディ大使発言に関する South China Morning Post の記事。私のコメントも載っている。http://www.scmp.com/news/asia/article/1409735/us-envoy-touches-nerves-after-tweeting-concern-japan-dolphin-slaughter

 確かに島田洋一(Yoichi Shimada)という名前がありますが著名人ともこの問題の専門家とも言い難い島田のコメントが載るのかは意味不明です。
 サウスチャイナモーニングポストの島田コメントをグーグル翻訳で読んでみます。
 まず英語原文。

Yoichi Shimada, a professor at Japan's Fukui Prefectural University, said the tradition of killing dolphins has been going on for centuries and because the dolphins consume the sea life that local fishermen rely on, the matter is "a life-or-death problem".
"Many Japanese are sympathetic towards the local fishermen and they argue that Westerners eat baby cows and sheep, so it is wrong to only blame the fishermen," he added.

"I do not believe that Ambassador Kennedy knows much about the history of these arguments," he added. "And she has the right to raise the issue, but just putting out messages on Twitter or Facebook is inappropriate.

"There are a limited number of words that can be used on a Twitter message and it is impossible to truly debate a matter such as this," he added.

次にグーグル翻訳(意味が通じないところは適当になおしました)

「イルカ漁は何世紀にもわたって続いている伝統である。」
「多くの日本人は、地元の漁師に対し同情的であり、彼ら日本人は西洋人も牛や羊を食べるので、漁師を責めるのは間違っていると主張している」
ツイッターでこうしたデリケートな問題を扱うのは適当ではない」

とでも言ったところでしょうか。いつものトンデモと違い、まともだとは思いますが、島田でなくても言えるレベルの発言でしかありません。わざわざ島田を取り上げる意味がわからない。


■島田のツィート(2014年1/19)

無理なものは無理ということだろう。人間的な対応だ。 
■【都知事選】片山氏*1、舛添氏支持依頼に難色 「婚外子*2への慰謝料扶養が不十分」 - 産経 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140119/plc14011917580011-n1.htm

 まあ、「養育費をまともに支払わない元夫・舛添」の支援なんか片山でなくてもやるわけがない。
 片山は都知事選を担当する自民党東京都連幹部でもないからそんな事をやる義務もない。
 そう言う意味で島田の発言は正論ですが、島田は「片山に舛添支援を求めた自民党幹部の一人は、島田の大好きな安倍」と言う事実をどう考えてるんでしょうか。この島田ツィートは安倍批判と理解していいのか。
 結局なんだかんだ言って島田やその仲間たち(例:櫻井よしこ)は本心では安倍が好きでもなければ評価もしておらず「都合のいい操り人形」くらいにしか思ってないのかもしれません。
 なお、この片山の指摘が事実なら「舛添を支持しない理由」が俺は一つ増えました。「離婚や浮気」は「批判に値しない」という立場に立っても「養育費をまともに払わない」なんてのは批判せざるをえないでしょう。払うのは当然の義務でしょう。ましてや舛添は「養育費が払えないほど貧乏」でもないでしょうから。「自分の子どもにその態度」の人間に俺だったら政治は任せたくないですね。

北のトップ*3に引導を渡す義士が出ないのが情けない。@伊藤博文*4を暗殺した安重根の記念館開館 現場の中国・ハルビン駅に - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140119/kor14011916380001-n1.htm

仮にも国家元首の暗殺希望を公言するとは本当にバカで屑な男です。


■島田のツィート(2014年1/17)

存命の元首相のほとんどがこのレベル。日本がおかしくなったのも無理はない。@「都知事選 細川元首相「東京五輪辞退論」に陣営からも批判続出」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/140116/plt14011622180026-n1.html

 小生は「福島原発事故が収束していない以上、今から五輪を返上してもおかしくない、むしろ返上すべきではないか」と思いますけどね(残念ながらそういう日本人は少ないのでしょうが)。つうか返上論が仮におかしいとしても島田ら日本ウヨの「河野談話は虚偽だ、撤回しろ」だの「首相が靖国参拝して何が悪い」だのの非常識よりはマシだと思いますね。
 そして産経記事と言い島田と言い突っ込む所がおかしくないか。細川氏でむしろ問題なのは「徳洲会疑惑で辞めた猪瀬の後釜が佐川疑惑で首相を辞めた人でいいのか」だと思いますが、島田にとっても産経にとってもそれはどうでもいいようです。

ケビン・メアのバランスの取れた正論だ。
@安倍参拝非難のアメリカ識者は傲慢だ
http://www.iza.ne.jp/izablog/komoriy2/3239416/

 メアと言えば国務省日本部長時代にいわゆるオフレコであることをいいことに「沖縄人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人でゴーヤーも栽培できないほど怠惰」と放言していたことが暴露*5され引責辞任に追い込まれるような非常識な御仁です(ウィキペディアケビン・メア」参照)。そんなバカ米国人しか自己正当化に持ち出せないとは島田や古森も恥ずかしい連中です。


■島田のツィート(2014年1/16)

日本に対抗して中共と連携することを韓国では「連中」という。文字通り愚かな連中だ。@「慰安婦」の記憶遺産登録、中国も協力の意向 (読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140116-OYT1T01003.htm?from=tw

むしろ島田や安倍が「河野談話撤回論」というバカを抜かすことによって「慰安婦関係の歴史資料を記憶遺産登録でもしないと本当に安倍は河野談話を撤回するかも知れない」と言う危機感が中韓に生まれてこういう事態になったわけですが島田は勿論そういう理解をしません。ただ悪口雑言を吐くだけです。

しっかりした保守の知日派を育てるのが日本の課題となろう。
日経『米知日派、首相靖国参拝「緊張高まり大きな不安」』
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM16012_W4A110C1EB1000/

 安倍の靖国参拝に否定的な人間は知日派でないという戯言です。日経に名前が出てくる『マイケル・グリーン*6CSIS戦略国際問題研究所)上級副所長』や『カート・キャンベル*7前国務次官補』は島田にとっては知日派ではないわけですが、実際には彼らは日米間の政治にそれなりの影響力を持つので「あんな奴ら知日派じゃない」と言っても意味がありません。少なくとも島田が持ち上げる類の米国人(ジム・アワー(ヴァンダービルト大教授)、ケビン・ドークジョージタウン大教授)、テキサス親父など)に比べたらずっとグリーン、キャンベル両氏の方が米国の対日外交については政治力があるわけです。


■島田のツィート(2014年1/14)

河野の卑日姿勢は確かに揺るぎない。@「河野氏、談話の「判断揺るがず」 駐日韓国大使との会談で」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/140114/wor14011422510030-n1.html

河野氏のような人間がこうして動かなかったらもっと日韓関係は悪化していたでしょう。何せ「河野談話否定派」を中教審委員(櫻井よしこ)やNHK経営委員(百田尚樹)にして恥じない男が安倍です。
 バカでない限り安倍の本心は分かりきってる。国際社会の批判(特に米国)が怖くて河野談話を撤回できないだけであるという本心はモロバレです。モロバレであるからこそ韓国の批判はやまない。
 要するに批判されたくなかったらよしこだの百田だのを公職に就けなければいいんです。「河野談話を踏襲する」といったところでよしこが中教審委員で誰が信用するのか。
・ただ島田の場合「日韓関係が悪化しても構わない」だから困ります。日韓関係の重要性を考えたら「悪化していい」わけがないし、悪化の理由が「河野談話撤回論」という筋の通らない暴論では誰も日本の味方なんかしません。

嘉田ピエロ由紀子・汚沢一郎*8コンビの二の舞にすべき無責任さだ。
■【電力危機は続く】細川&小泉両元首相の「脱原発タッグ」に九州の政財界から怒りの声 玄海町長「老兵は潔く去るべき」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140114/stt14011420520007-n1.htm

・そりゃ玄海町長は「原発補助金でまち作りしてきた」んだからそれを否定されれば反感を持つでしょう。でもそんなことは「原発の是非」と何ら関係ない。そう言う意味で産経のこの記事は実にばかばかしい。
 国交省に「高速道路は必要か」と聞けば、あるいは、文科省に「原子力研究は今も必要か」と聞けば「必要だ」と答えるでしょう。この記事はその程度の話に過ぎません。当事者に聞けばまあ、通常、必要性は否定しないでしょうね。でもそれは必要性の証明に何らなりません。
・まあ、それはともかく。島田の言う「嘉田・小沢コンビ(未来の党)」は衆院選敗北後の嘉田追放劇で崩壊しました。細川&小泉コンビが「落選した場合」、同様の醜態を見せない保障はありません。
 もちろん「当選した場合」だって「二人で脱原発へ一直線」という保障もないですが。まあ、ああいう怪しい二人組に「脱原発の票」を投じるくらいなら「彼らよりは信用できそうな宇都宮氏」に俺だったら「脱原発の票」は投じますね。


■島田のツィート(2014年1/12)

確かにおかしい。中学生レベルの国際認識、なら分かるが。「告げ口外交」は外相ユン・ビョンセら男の腐ったような左翼*9が主導している。 
■「女学生のような言いつけ外交」 野田前首相発言に韓国メディア猛反発
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/140112/wor14011221420025-n1.html

コントに
A「中学生か、お前は、なんて言って失礼でした」
B「そうや、わしを何と思うとるんや。お前ふざけるな」
A「中学生に失礼でした」
B「アホか、お前、ふざけるな」
という類の代物がありますがそれを思い起こさせる島田の珍ツィートです。
何せ島田のツィートは上のコント風に書くと
島田「野田氏は朴大統領を女学生呼ばわりするなんて間違ってる!」
野田批判派「その通りだ!」
島田「朴クネは女学生(戦前の制度。今の女子高生にあたる)どころかそれ以下だ、女子中学生だ!」
野田批判派「はあ?」
って話ですからね。これが大学教授というのだから空恐ろしい。
 しかし「男の腐ったような」のは「河野談話が真実と認められずぐちゃぐちゃ詭弁を吐く島田ら日本ウヨ」の方でしょうに、よくここまで歪んだ事実認識が出来るもんです。


■島田のツィート(2014年1/11)

すでに遅きに失しているが、最低限このスケジュールやってもらいたい。 ■憲法解釈変更は「通常国会で」 首相補佐官が意向(中日Web)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014011201001224.html

1)島田は安倍以上の極右で安倍に不満があるが
2)それでも安倍を糞味噌には言わない
という話です。なお「このスケジュールで行かなくても」島田は安倍批判などせず、せいぜい「公明党自民党役員、内閣の閣僚が悪い」などと責任転嫁しかしないでしょう。

高坂正堯教授が、戦前の首相近衛文麿*10について「薄志弱行の典型」*11と常々評していた。(俺の注:近衛の孫である)細川護煕氏にも当てはまろう。

 ちなみに近衛が細川氏の祖父だからこういう悪口が出るわけです(島田は近衛と細川氏の関係を何一つ書いていませんのでこの島田ツィートだけ読んだら予備知識なしでは意味不明、理解不能ですが)。祖父と孫は別人格なんですけど*12。「岸信介*13安倍晋三」「吉田茂*14麻生太郎*15」が別人格であるように(どちらもウヨですがまあ岸や吉田の方が孫よりは有能でまともでしょうね)。こういう批判が有効だと思ってるなら島田はただのバカです。まあ、こういう事言わなくても島田はバカですが。細川氏が「薄志弱行」か知りませんが、そう言いたいなら「細川氏の薄志弱行と思われる言動を指摘すればいい」のであって祖父の悪口を言う必要はどこにもない。安倍批判するのに岸を、麻生批判するのに吉田批判する人は普通いないでしょう。いやまあ、「安倍批判するのに岸批判」はあるかな。岸も安倍も改憲派だし、安倍はやたら「祖父の意思を受け継ぐ」と言ってますからね。 
 しかし高坂氏はともかく島田は「近衛を批判する」と「当然近衛内閣の政治も批判せざるをえないこと」をわかってるんでしょうか。
 近衛内閣の政策としては
・「国民政府を相手にせず」としたいわゆる近衛声明、日独伊防共協定の締結(第一次近衛内閣)
大政翼賛会の結成(総裁は首相の近衛)。仏印(フランス領インドシナ)進駐。日独伊三国軍事同盟締結。日ソ中立条約締結(第二次近衛内閣)
がありますが島田はこれらをどう評価するんですかね。まあ、左派なんかは「近衛声明は日中和平のチャンスを潰した」「日独伊三国軍事同盟や仏印進駐は日米関係を悪化させ太平洋戦争を招いた」などと批判するんですけどね。
 それはともかく、近衛政治に限らず、戦前日本の政治を批判すると自虐史観と罵倒してきたのが島田らウヨではなかったんでしょうか?


■島田のツィート(2014年1/10)

「反対するけど、仲間はずれにはしないでくれ」は調子が良すぎるだろう。 ■公明代表、「自維み」連携けん制 集団的自衛権で(中日) http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014011001002100.html

  意味不明ですね。この種の政治的牽制なんて、公明党以外でもある話で別に珍しい話でもない。ウヨの島田的には阿比留なんかと同様「自民維新みんな」で公明を排除したいんでしょうが、まあ、そううまくいかないでしょうね。
 公明党には一定の集票力がありますが維新、みんなは明らかに落ち目ですから。


■野田前総理の発言が酷すぎる
 以前、朴クネ大統領が国際社会に向けて、安倍の靖国参拝や「慰安婦問題での態度」を批判したとき、島田が「告げ口外交」などと抜かしたので、俺はその非常識さに呆れましたが、それと全く同じ事を野田氏が言ったそうです。

産経新聞『「女学生のような言いつけ外交」 野田前首相発言に韓国メディア猛反発』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140112/kor14011220570009-n1.htm

 「なるほど、島田が鳩山氏や菅氏を糞味噌に言っても野田氏をあまり批判しなかったのはそういうことか」と実感しました。
 安倍外交による日韓関係悪化を非難すべき立場の最大野党幹部が「韓国にも問題がある」「女学生のような言いつけ外交」なんて悪口雑言はいて安倍をアシストしてどうするのか。
 メディアの世論調査を信じれば*16
1)靖国参拝後も安倍の支持率は微減しかせず(しかも減少理由はむしろ特定秘密保護法や4月からの消費税増など靖国とは別問題。靖国限定の世論調査でも「参拝について賛否拮抗」という酷さ)
2)最近では「沖縄基地問題で安倍の要請に仲井真知事が応じたこと」をマスコミが「基地問題進展」と報じたことを受けて支持率が復調してる(沖縄県民からは仲井真批判が出てるのだが。近々ある名護市長選でぜひとも政府を批判する現職の再選を果たしたいところだ)
そうで日本人のアホさ、馬鹿さ、屑さに改めて絶望します。
がそうした事態を助長してるのが「野田氏のような愚か者」でしょう。
 「安倍に媚びて自民にでも移籍したいのか」、はたまた「韓国批判して、安倍に公平な態度がとれる俺ってすばらしい」と自分に酔ってるのか。


■浅井基文氏*17の衝撃の発言に驚く:安倍ブレーンは「島田と同レベルの極右で」日中戦争すら辞さないらしい

http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2014/566.html
尖閣問題をめぐる大戦勃発の可能性(グラハム・アリソン*18文章)
 アメリカの雑誌"National Interest"1月号に掲載されたハーバード大学のグラハム・アリソンの文章「2014年 大戦の年?」("2014: Good Year for a Great War?")を紹介します。米中両国の危機管理能力は場数も踏んで実証済みなので米中戦争の危険性は低いけれども、落ち目の日本(安倍首相)の対応については感情的要因が入り込むだろうから日中局地戦争が起こる可能性は排除できず、それにアメリカが日本側に立って巻き込まれることになれば大戦に発展してしまう危険性が排除できない、とする論旨です。
アリソンが明示的に指摘しているわけではありませんが、要するに日本に危機管理能力がない(落第生である)ことが日中戦争ひいてはアメリカを巻き込む大戦争を引き起こす原因になるということでしょう。
(中略)
昨2013年のあるシンポジウムに同席した、安保法制懇のメンバーである大阪大学坂元一哉*19教授が「中国と戦争したら勝てるかもしれない」と真顔で口にする姿に接して信じられない思いを味わった私には、アリソンの指摘を「悪い冗談」として片づけられない不吉な思いがぬぐえません
(後略)

 浅井氏もいくら何でもこんな発言をでっちあげて坂元教授を侮辱する動機もないと思います。
 いくら坂元教授が「安保法制懇のメンバー(つまり安倍ブレーン)」で「産経・正論新風賞受賞者」だからといってデマ中傷はしないのではないか。
 ただそうなると「こういう非常識発言を安倍ブレーンたる坂元教授が友人でも何でもない、むしろ坂元氏に批判的な浅井氏の前で放言した」ということでそれも恐ろしい話です。ただ安倍の無茶苦茶ぶりを見てると「安倍ブレーンにそういう発言があってもおかしくない気」はします。
 なお、浅井氏もそう考えてるでしょうし、多くの人間もそう考えてるでしょうが小生は「尖閣で日中局地戦」など起こったらそれは「日本の外交的敗北」だと思います。日本が軍事的に中国に勝とうが、それは決して外交的勝利を意味しないでしょう(浅井氏を信じれば坂元氏は「外交的勝利」と考えてるようですが)。もちろん中国にとっても、それは「外交的敗北」でしょう。


■歓迎できるも改善が必要な大使たちの対中反論−「発砲せず」の意味
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239502/
 『日本は中国と違って戦後、自衛隊が一発も弾を打ってない平和国家』という佐々江駐米大使のトンデモ発言を支持するんだそうです。島田には「アホか」としか言いようがないですね。
 その佐々江氏の理屈だと「ベトナム戦争に参戦した韓国」や「イラク戦争、アフガン戦争などを実行した米国」にも「日本批判する資格はない」ということになるでしょう(佐々江氏が口に出さなくてもそういう論理にならざるを得ない)。でそんな理屈を誰が支持するのか。そんなことと「安倍の靖国参拝の是非」と全く関係ない。
 大体中国が対外戦争したのなんか「中ソ国境紛争」「中印国境紛争」「中越戦争」と全部だいぶ昔の事じゃないですか(チベット暴動鎮圧や天安門事件は国内問題ですのでここで持ち出すのは不適切でしょう)。
 また「佐々江大使の発言を支持する」としながら「今後も自衛隊が一切弾を撃たないかのように誤解されない注意が必要」と言い出すところはさすが島田です。島田としては「尖閣問題での対中国戦争」すら平然と容認する気ですからそういう話になるわけです。


■さまざまなケネディとキャロライン氏のツイッター対応
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239473/

1963年に暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領は、イデオロギー的には反共

 まあ、JFKはピッグズ湾事件(キューバカストロ政権転覆未遂事件)の実行者ですからね(ただし計画の発案は前任者・アイゼンハワー*20時代に既にあった)。またベトナムへの積極的軍事介入を進めたのもケネディです(いわゆるトンキン湾事件の発生はジョンソン大統領時代だがそれ以前から米国は軍事介入積極路線であった)。そういうケネディの問題点はしっかり理解しないと行けない。
・なお、ピッグズ湾事件は失敗に終わります。「キューバ軍の力を過小評価していたこと」が原因であり、JFKはアレン・ダレスCIA長官を更迭します。
 一方、カストロキューバ首相)はこの事件から「米国との対決は不可避」と考えこれが後にキューバ危機を招きます。

民主党が、対内対外政策ともに著しく左傾化したのは、JFK死後である。

 「共和党と比べたら相対的に民主党が左」なのは事実ですが「JFK死後、著しく左傾」というのは極右・島田の主張なので話半分に聞いておきます。「左傾」と評価する何の根拠も提示されてませんしね。ちなみにJFK以降の民主党大統領は「JFK暗殺で副大統領から昇格した」ジョンソン、「ジョージア州知事から大統領になった」カーター、「アーカンソー州知事から大統領になった」クリントン、「初の黒人大統領」オバマです。

1968年、大統領選遊説中に暗殺された弟のロバート・ケネディ元司法長官も、「赤狩り」旋風で有名なジョー・マッカーシー上院議員のスタッフを務め、子供の名付け親も同議員に頼むなど、リベラル派とはほど遠い一面があった。

マッカーシーなんて今やよほどの極右でない限り評価しないでしょう。ま、島田は極右ですから平然と評価するわけですが。
 おそらくロバート氏にとってはマッカーシーとの関係なんて黒歴史以外何物でもないでしょう。
・なお、ロバート氏が暗殺された大統領選挙で民主党はハンフリー(ジョンソン政権副大統領)を候補に擁立しますが共和党ニクソン*21に敗れます。

逆に末弟のエドワード・ケネディ上院議員は、戯画的なまでの容共リベラルだった。

容共かどうかはともかく、ベトナム戦争反対派だったようです(ウィキペ「エドワード・ケネディ」)。おそらく島田にとっては「ベトナム戦争反対=容共」なのでしょう。

キャロライン・ケネディ駐日大使はエドワードに最も近い感があり、危惧される。

 頭痛がしてきますね。島田が問題にしてるのはケネディ大使の「安倍靖国参拝批判」「慰安婦への同情」「イルカ漁批判」のようですが全て「米国政府の方針」であって彼女の個人的意見ではないんですが。
 ついでに書いておけば、こうした方針はおそらく『よほどの極右でない限り』共和党議員もおそらく同意見でしょう。
 島田は卑劣にもイルカ漁批判が「ケネディ氏のスタンドプレーであるかのように印象操作する」ため、「ケネディ大使のイルカ漁批判はもちろん、彼女の個人的見解ではなく以前からの米国政府の方針」とするハーフ国務省副報道官の発表を完全無視していますが、後で紹介しておきます。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140122/amr14012208470000-n1.htm
産経新聞『米、イルカ漁に懸念を表明 「大使は政府の見解示した」』
 米国務省のハーフ副報道官は21日の電話記者会見で、日本でのイルカ漁に関し「生物資源の持続可能性と道義性の両面で懸念している」と表明した。
 商業捕鯨に反対する米政府の立場を重ねて強調。ケネディ駐日米大使が、短文投稿サイトのツイッターでイルカの追い込み漁に反対したことには「米政府の長年の見解を表現したものだ」と述べ、日本政府に直接、懸念を伝えていることも明らかにした。

キャロライン氏は、出来れば味方につけたい存在


 朴クネ氏や習近平氏には糞味噌の島田が、まあアメリカ要人にだけはヘタレなことです。まあ、「靖国参拝」「慰安婦問題」で安倍の味方につけるなんて、無理ですけどね。


■佐々江*22駐米大使の対中反論−その功罪
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239438/
 小生の理解では佐々江氏の主張は「中国だっていろいろ問題があるじゃないか」というただの居直り、話のすり替えと「安倍首相の靖国参拝は戦争への反省と矛盾しない」という詭弁でしかありません。世界に通用する代物ではない。安倍がトップだとこういう詭弁、話のすり替えしかできないんでしょう。全く醜態です。ただこうした政府の愚行をマスコミがまともに批判しないこともあって、まだ安倍批判が低調であることは全くもって残念です。安倍がどうなろうと知ったことではありませんが外交を破壊されてはたまったものではない。

歴史認識に関する部分は相変わらず、反省の態度を強調する「逃げの反論」にとどまっている。安倍首相は歴代政権の声明を引き継ぐのみならず、「今後も守る(will honor)」という部分など問題だろう。

 要するに「佐々江氏は村山談話河野談話の撤回を主張せよ」というのが島田の言い分です。そんなことができるわけもない。

特に、「戦争中、『慰安婦』が性的奴隷状態を強要された証拠はない」という安倍政権の認識*23(事実に基づいている*24)を非難する中国側に対し、佐々江論説はまったく沈黙している。

だって反論のしようがないでしょうよ。反論したら「河野談話踏襲」という安倍政権の「建前(閣議決定)」にもろに抵触するからです。その結果、中国は勿論、韓国や米国まで敵に回してしまいます。

もっとも佐々江氏をあまり批判するわけにはいかないだろう。政権が明確に意志を定めなければ、現場の外交官が踏み込める範囲は限られる。

要するに「佐々江の言動は許せないが、一番悪いのは佐々江じゃない。安倍政権が佐々江にきちんとああしろこうしろと指示しないからだ」という安倍批判です。ま、それでも島田は安倍信者なので、随分とぬるい安倍批判ですが。


■感想―2014/01/10-19
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239436/

常識に照らして、いま名乗りを上げている都知事候補を評価するなら次の順になるだろう。
田母神俊雄*25
②マスゾエ要一
ドクター中松
細川護煕
⑤宇都宮(名前は忘れた)*26

田母神が1位だの、ドクター中松が3位*27だの本当に非常識な男です。ウヨ仲間(例:櫻井よしこ)ですら「何で中松が三位なの?」と呆れるんじゃないか。


都知事選と元首相たち
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239434/

 木曜(16日)に上京し、国家基本問題研究所・朝鮮問題研究会、同企画委員会などに出た。
 東京都知事選も、主議題ではないが話題になり、(中略)細川護煕氏は論外という意見が圧倒的だった。

そりゃそうでしょう。細川氏
1)「非自民連立政権の首相として自民党を下野させた」
2)「民主党が支援を表明」
3)「脱原発を今回訴えてる」
4)「島田ほどの極右ではなく、1993年8月15日に、日本武道館の「戦没者追悼式典」で首相として初めて「日本のアジアに対する加害責任」を表明する文言を挿入した辞を述べたこともある(ウィキペ「細川護煕」参照)」のだから島田らウヨにとって評価すべき点は何もないでしょう。
 細川氏が「自民候補」なら手放しで褒め称えてるでしょうけど。
 まあ小生も細川氏を支持しませんがそれは「佐川問題(前任者・猪瀬が徳洲会問題で辞任だからなおさら問題だと思う)」「首相時代、原発推進派だった小泉に担がれる脱原発など信用できない」からで島田とは理由が違います。

ところで、首相経験者の内、小泉*28、菅*29、鳩山、野田*30などが揃って細川支持らしい。

 自民の小泉氏はともかく、他の面子が支持表明するのは当然でしょう。民主党が支持表明しているからです。

私が有権者なら、立候補予定者中、田母神氏以外の名前を書く気は一切起こらないだろう。

 びっくり仰天です。自民党中央本部が支持表明していないとは言え、自民党都連が舛添支持表明してるのに本気なんでしょうか?。小生は島田が『田母神さんは好きだが、自民党が支持していない。俺にとっては何よりも安倍自民が大事だ。田母神氏には悪いが舛添支持しかない。国家基本問題研究所など俺の仲間にもそう主張するつもりだ』『むしろ田母神さんには自民舛添の落選の危険を避けるため、候補者からおりて欲しい』と言うと思い込んでいました。しかしそれでも島田は「何故自民は田母神さんを支持しないで舛添ごときを!。田母神氏を公認しろとは言わないがせめて支持表明したらどうなのか!。それが無理なら誰も支持しない自主投票にしろ!。舛添支持なんかふざけるな!」という度胸はさすがにないようです。


■外務省が戦略目標とすべき、真の知日派ジム・アワー氏の靖国慰安婦
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239413/
 ジム・アワーというのは島田ら日本ウヨのダチ米国人で「首相の靖国参拝に問題ない」だの「河野談話は間違ってる」だの島田らと似たり寄ったりのことをいうわけですが、オバマ政権要人でも何でもないのだから何の意味もありません。「慰安婦決議が米国下院で決議されたこと」や「来日したヘーゲル国防長官、ケリー国務長官靖国にはいかずに千鳥ヶ淵へ行ったこと」の重みをいい加減理解したらどうなんでしょうか。


河野談話村山談話の「発展的継承」―ツイッター、FBを敷衍(140110-14)
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239429/
 もちろん「日本は侵略などしていない」「慰安婦は違法でも何でもない」「村山富市河野洋平を絶対に許さない、あいつらは国賊だ」などという島田の「発展的継承」とは「撤回」のことです。「談話発表後の研究の進展を反映してもっといいものにしよう」とか「単に談話を出すだけでなく、教科書で子どもたちに侵略の歴史を教えよう」とかそういうんじゃない。
 撤回を「継承」と強弁しようというのだからあきれ果てた男です。そんなふざけた話がどこに通用するのか。「軍事的敗北による撤退」を「転進(進む方向を変えただけ)」と強弁した戦前日本軍並みの酷さです。何でそういう意味不明なことを言うのかよくわかりませんが。戦前日本軍なら当時はいわゆる「大本営発表」ですから、「転進」でだまされる日本人もいたのでしょうが、島田の「発展的継承」でだまされる人はいないわけですから。


岡崎久彦氏の靖国「正論」とアメリカへの注文
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239426/
 「靖国参拝して何が悪い、できれば安倍総理は今後も参拝して欲しい」と放言する岡崎には「ああ、所詮、その程度の男か。ま、元タイ大使と言っても所詮産経文化人だからな」としか思いませんね。
 そんなことが外交上、出来るかどうか、すべきかどうか考えろと言いたいですね。
 大体「もうおしまいにしよう」って「拉致問題は完全に解決した」という北朝鮮の言い分とどこが違うのか。そういう北朝鮮の言い分に「勝手に終わりにするな」と激高しながら、中韓米相手に「もう終わりにしてくれ」なんだから本当にバカです。向こうの方が「安倍が参拝しなきゃ終わりになるだろ、そこまでして参拝したい理由は何だよ?」と呆れるだけでしょう。

岡崎氏の文に、「今回でご本人は一応ご満足かもしれないが(注:これを機会に年中行事にしてほしい)」とあるのは、安倍首相にとって心外だろう。

 いや岡崎なりの安倍への配慮でしょう。「参拝して欲しいけど無理にやらせて安倍を苦しめたくない」と。
 正直「もう参拝しなくていいよ」と極右支持層に言われれば安倍もこれ以上の首相参拝には固執しないんじゃないか。

小泉元首相が、退陣が決まり、外交的影響力のない「過去の人」となってから8月15日参拝の「公約」を果たしたように、仮に行くとしても最後に一度行けば公約を果たしたことになるなどと示唆してきたのが、下の櫻井よしこ氏の一文にある「小賢しい優先順位論」者だった

この島田の一文からは次のことがわかります。
1)小泉という人は彼なりに外交に配慮していたと言う事ですね。まあ、「8/15じゃなきゃ参拝していい」という話でもないですし、当然中韓も抗議してますが。
2)で、島田としては「8/15に行ったのが退陣表明後とはどういう話だ」と小泉を罵倒と。「8/15以外の日に行った」「8/15に行ったが首相退陣表明後」じゃ島田にとってはだめなわけでつまりは今回の安倍参拝だって「8/15じゃないなんて」「8/15に行けよ」「もちろん小泉みたいに退陣表明後とかなしで」と本心では思ってるわけです。まあ、相手が「島田にとっての神様仏様」の安倍なのでそういうことを露骨には言わないわけですが。一方、小泉にはそういう思い入れがないから島田は平気で罵倒できるわけです。


■訪米自民党議員とアーミテージ*31の会話―「終わったこと」について
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239405/
 「終わったこと」とはわかりやすく言うと「今回は大目に見てやるが首相在任中、安倍は2度と参拝するな」「そうすれば俺個人は終わったことにしてそういう方向で動く。批判はしない。しかし首相参拝を続けるなら終わったことにならないし俺も批判せざるを得ないbyアーミテージ」という話です。
 「今後批判を控える」と言う意味ではアーミテージは「かなり安倍に甘い」のですが、そのアーミテージですら「2度と参拝しない」と言う条件付であることに注意しましょう。
 「安倍が在任中、何回、参拝しようとかばう」なんてお人好しは日本極右以外いない。もちろんアーミテージはかなり甘い方で「今後、参拝しなくても安倍を批判する」人だって当然いるわけです。
 アーミテージは「共和党右派」で「島田にかなり近い立場」であるので島田が習近平*32国家主席や朴クネ大統領相手のように「ふざけんな、アーミテージ」と言えずに「何度参拝しようが安倍首相を擁護してくれとアーミテージを説得しよう」と言ってるのには失笑ですね。そんなことはありえない。アーミテージはそれほどのバカじゃない。
 また「共和党右派」アーミテージですら安倍の「河野談話撤回論」を批判していますがそれについても朴クネ大統領や河野洋平氏相手のように「ふざけんな、アーミテージ」とは言えずに「河野談話が間違いであることをアーミテージに理解してもらおう」と言ってるのには失笑ですね。そんなこともありえない。アーミテージはそれほどのバカじゃない。まあ、百歩譲って「アーミテージが予想を上回るバカ」であって、そんなことがあったとしても「オバマ政権は民主党政権」なんだから「共和党右派」アーミテージの意見なんか意味ないですけど。
 しかし訪米団メンバーとして安倍の尻ぬぐいに行かされた中曽根弘文*33塩崎恭久*34小坂憲次*35にはある意味同情しますね。


■「戦時」に政権を投げ出した細川護煕元首相
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239440/
・島田が細川氏に悪口雑言なのは「元首相の登場」にそれなりに危機意識を抱いてるからでしょう。宇都宮氏(元日弁連会長、社民、共産が支持表明)に現時点で触れないのはそう言う意味では危機意識がないのでしょう(もちろん宇都宮氏が政治家ではないので島田にとって過去の実績で批判しづらいという面もあるでしょうが)。
 まあ、俺だったら宇都宮氏一択なのですがね。都民は石原を選んで疑問感じないような知性ですからねえ。
・まあ、細川氏の首相辞任が「無様だったこと」は否定しません。またそれを理由に「あんな無様な辞任劇をした人は都知事にふさわしくない」と「都知事選出馬」を批判するのも一つの考えでしょう。しかし、そういうことを「普通の常識人」が言うならともかく、「無様な辞任をした安倍」を詭弁でかばう島田が言うなんて滑稽なだけです。
・「細川氏の首相辞任」は確かに無様ですが、「当時の自民党が佐川急便スキャンダルを理由に首相辞任を細川氏に求めていたこと」「細川辞任を自民党は当然喜んだこと」は島田的にはどう理解されてるんですかね。ま、自民支持者・島田は「自民党は戦時に馬鹿な事を言うな」とは言わないのでしょうが「であるなら」、「戦時に辞めた」などと細川氏を批判することも出来なくなると思うのですがね。まあ、島田にその種の論理一貫性を期待してもばかばかしいですが。

当時(細川政権は1993年8月9日から1994年4月28日まで)は、第一次朝鮮半島核危機が進行中で、米クリントン政権は北の再処理施設爆撃も検討していた。

北朝鮮核危機があったことは事実ですが別に「戦時」ではないでしょう。つうか戦争の可能性はないでしょうね。韓国にも米国にもそういうタカ派路線に対する批判が存在したからです。金泳三(当時大統領)も「在韓米軍の北朝鮮攻撃には協力、賛同できない」旨、クリントンに伝えたと後に語っています。その結果、カーター訪朝となるわけです(カーター訪朝時は羽田政権)。
・しかしカーター訪朝がなく北朝鮮危機が長引いたら「ポスト羽田」はどうなったのかは気になるところです。
 「北朝鮮危機を巡る対応策」で「社会党自民党の亀裂が深まり」、村山内閣など出来ずに自社さ連立は挫折したのか。はたまたそれでも「反小沢」「政権復帰の野望(自民)」で自社さ連立は成立したのか。成立したとしてどうなったのか?。早期に挫折したのか、はたまたそれなりに続いたのか。自社さが挫折したらポスト羽田でも小沢が「連立政権のボス」として君臨していたのか。

この状況下、「戦時に日本を預かる自信はない」が、細川氏が政権を投げ出したより大きな理由だったと私は伝え聞いている。

 誰からそんなことを伝え聞いたんですかね。まあ、通説(つうかこれこそが事実でしょうが)の「佐川急便問題*36」「いわゆる国民福祉税騒動」でも辞任理由として充分恥ずかしい話で、細川氏が反論しがたいと島田は思ってるのかも知れません(「それは違う、佐川と国民福祉税で辞めた」と反論するのも無様ですから)。
 それにしても、デマの垂れ流しも大概にしたらどうなのか。

 今また、朝鮮半島はきな臭く、中国共産党は日本への敵対行動の度を増している。首都東京は、軍事攻撃、テロ攻撃の最大目標となろう。

 ばかばかしい。どこの誰が東京をテロ攻撃なんかするんでしょうか。そんなことがあるわけもない。

この時に当たり、細川氏都知事に適任とはとても思えない。

・つうか外国によるテロだの軍事攻撃だのが起こったら、誰が都知事であれ、都知事でどうこうできる話じゃないでしょう(まああり得ない話ですし、島田も大ぼら吹いてるだけでしょうが)。
・むしろテロが起こったら「第一次内閣で無様な辞任劇の安倍が今、総理」のほうがよほど恐ろしいですが。安倍にはそういう非常時に適切に対応するような柔軟性や「国を背負って立つ覚悟」なんてものはなく、ただおろおろするだけでしょう。
・ちなみにさすがの島田も「石原・維新の会共同代表がプッシュする田母神」を支持する気はないようです。「田母神」の名前は登場しません。
 まあ、自民が擁立するであろう舛添*37支持なんでしょう。ただ島田は過去さんざん舛添の悪口を言ってるので、最後まで「舛添なんて大嫌いだ、でも自民候補だから支持なんだ」とぐだぐだ言うのではないか。


■『社民党主がほめる岸田*38・谷垣*39両閣僚―ツイッター、FBを敷衍(2014/01/03-01/09)』
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239401/
 マジレスすると俺が思うに、ほめてはいないですね。むしろ皮肉じゃないか。二人とも元々は加藤紘一*40の子分であり「ハト派かどうかはともかく」、安倍ほどの極右ではないので「加藤氏の元子分ならそれらしい態度を取ったらどうだ」「谷垣さん、あんた元自民総裁として今のままでいいと思ってるのか」「岸田さん、あんた外交の最高責任者として安倍靖国参拝なんか容認して外交がやってけると思ってるのか」と苦言を呈したという話です。まあ、これと同じ事は「昔の親分・加藤氏」も思ってるんじゃないですかね。
 まあ、とはいえ「安倍靖国参拝後、自分の靖国参拝して事態を悪化させる極右・新藤総務相」などに比べればこの二人はずっとマシなわけですが。新藤が外相なら今より恐ろしいことになったでしょう(今だって充分恐ろしいですが)。
 岸田氏・外相任命を安倍に進言したのは「比較的まともな自民党幹部」であり、その進言を受け入れる程度には安倍も「まとも」なのかもしれません。


■「韓国の意向を取り入れたのだから安心」は外務省系アドバイザーの痼疾
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239395/
 いつもの「河野*41談話を安倍総理は撤回しろ」という寝言です。id:scopedog氏も以前エントリ『逃げる稲田、追う平山』(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20130607/1370613274)で指摘していましたが、あの稲田朋美(第二次安倍内閣行革相)すら平山某記者の質問「橋下氏の慰安婦発言をどう思いますか」に対し、橋下擁護して国内外の批判を浴びることを恐れ、「慰安婦は重大な女性の人権侵害であり同情している、橋下氏は間違ってる」と言う主旨の発言をした*42*43のに安倍が談話撤回などするわけがないでしょう。
 大体「河野談話を出したから韓国ともめる」のではなく「安倍が河野談話を撤回しようとするからもめる」のであってこうした日韓対立が起こるのはいつも「安倍が河野談話撤回論を吐くとき」です。
 河野談話は宮沢*44内閣時の談話ですが、「ポスト宮沢」細川、羽田*45、村山、橋本*46、小渕*47といった内閣でこうした紛争が起こったかといえば起こってないわけです。
 「国際的批判から撤回をあきらめたとは言え」、それまでは未だに河野談話撤回論に固執する安倍と、そんな安倍を総理にした自民党及びその支持者(選挙結果を見ればそうした安倍支持者が日本のマジョリティであるわけですが)には心底呆れます。
 隣国との関係を悪化させて日本がやっていけるかどうか、その程度の常識もないんでしょうか。


■フィリピン元大統領の言葉とパックネ氏の言葉―日本への「恨」について
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239391/
 ぶっちゃけラモス氏*48の発言に喜ぶ島田には呆れますね。彼は「元大統領」であって現役の大統領ではない。そして仮にラモス氏の意見がフィリピン政府やフィリピン民衆の意見と一致していたとしても*49「フィリピンが安倍を支持すれば中韓との関係が悪化しても構わない」なんてわけにはいかない。「遠く離れてて関係も浅い」フィリピンと「隣国で関係も深い」中韓とどちらが日本にとって重要かは「フィリピンには失礼ながら」言うまでもないでしょう。
 島田の主張とは異なり、実際には「フィリピンも中韓同様に日本によって侵略の被害を受けている」ので「日本に対する批判意識」は中韓同様当然にあるでしょう。ラモス氏の発言は「経済大国・日本ともめると厄介だ」と言うレベルの発言に過ぎないでしょう。
 小生、以前、「フィリピンによる日本の侵略批判」について拙エントリ『新刊紹介:「歴史評論」3月号』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130220/5210278609)である人物の文章を紹介しましたが改めてそのときの文章を再掲してみましょう。

http://booklog.kinokuniya.co.jp/hayase/archives/2010/03/19451953.html
『フィリピンと対日戦犯裁判 1945-1953年』永井均(岩波書店)
 『日本のフィリピン占領(一九四二〜四五年)の帰結として、一九三九年の国勢調査人口約一六〇〇万人に対し一一一万人余りという膨大な数のフィリピン人の人命が失われ、家畜と重要産業の精糖工場の各六割が灰燼に帰した。国内全体の損害総額が八〇億ドルとも見積もられるなど、フィリピンは文字通り壊滅状態に追い込まれた』。


 その惨状は、世界的に見ても異常で、『一九四六年五月にマニラを訪れたアイゼンハワー将軍は廃墟となったマニラの光景を見て啞然とし、「ワルシャワ以外に、このような最悪の破壊を目にしたことがない!」と叫んだと報じられた』。
 本書は、のちの大統領で1953年に日本人戦犯に恩赦を出して、全員の帰国を許したエルピディオ・キリノが、1945年2月のマニラ市街戦で家族7人のうち、妻、次男、長女、三女の4人を同時に失った場面からはじまる。妻と長女の遺体を数日間道端に放置せざるを得なかった計り知れない悲しみを感じると、なぜこのような寛大な恩赦を出すことができたのか、まず最初にその謎を知りたいと思った。その謎は本書である程度は理解できたが、そのフィリピン人の寛大さを理解し、戦後の日本とフィリピンとの関係にいかせなかった日本人に憤りを感じた。わたしの個人的な感想は後にして、まず本書の学問的価値をみていこう。
 本書の概略は、表紙見返しにつぎのように適確にまとめられている。


『フィリピンにおける日本軍の残虐行為の捜査が本格化した一九四五年から、国交が回復されない中、モンテンルパのBC級戦犯全員が釈放された一九五三年までの八年間、アジア・太平洋戦争をめぐって日比両国は何を考え、どのように向き合ったのか。膨大な一次資料とインタビューに基づいて、戦後日比関係の出発点となった対日戦犯裁判のプロセスを明らかにし、その歴史的な意味を再考する』。


 著者、永井均は、従来の対日戦犯裁判の歴史研究を『自国中心の戦争観・裁判観に基づく一国史的な見方』ととらえ、それを乗り越えるために、『すでに忘れられ、風化しつつあるフィリピンによる対日戦犯処理への取り組みの軌跡を日比両方の視点から見つめ直し』たいという。著者は、本書の特徴をつぎのように説明している。


 『従来の対日戦犯裁判の歴史研究では、米英等、戦犯裁判を実施し、これを主導した大国(宗主国)の政策や大国間の政治力学の解明が精力的に進められ、多くの成果を上げてきた。その一方で、日本軍に侵略・占領され、国土が戦場となったアジアの側から描く研究はやや取り残された感がある。前述のように、日本軍の残虐行為が多発したフィリピンを分析の軸に据えた研究蓄積は、日本はもとより、フィリピン、米国においても、あたかも死角をなすが如く極めて乏しかった。以上のような研究史の中で、本書は従来の日比関係史や戦犯裁判研究で看過されてきた主題に関する萌芽的な研究と位置づけることができよう。その特徴は、第一に、東京裁判論、あるいはBC級裁判論として、従来の戦犯裁判研究で個別に研究されてきた二つの対日戦犯裁判を、フィリピンの視座から、捜査、裁判、赦免、釈放に至る対日戦犯処理の全体を視野に入れて系統的に考察を加えたところにあり、第二に、分析に際しては一国中心的な見方を排し、戦犯問題をめぐるフィリピン側の政策動向に日本側の立場と対応−認識・戦略・行動−を交差させ、フィリピンの旧宗主国で対日占領を主導した米国の関わりも視野に入れるなど、フィリピンと戦犯問題について多面的な検討に努めたところにある』。


 著者が控えめにいう「萌芽的な研究」としては、ひとまず成功したといっていいだろう。
「国際社会の視線を意識しつつ、そして何よりも自国民の強い反日感情に囲まれて対日戦犯裁判を遂行することになった」「フィリピン軍による戦犯裁判は一九四七年八月一日から四九年一二月二八日まで実施され、七三のケース、被告一五一名が主に現地住民の殺害、虐待、強姦等の廉で裁かれた。米軍から移管された容疑者の半数以上がその容疑を「解除(cleared)」される一方で、起訴された戦犯の約九〇%が有罪を宣告され、その約半数に当たる七九名に死刑判決が下され」た。しかし、その「死刑判決を受けたフィリピン戦犯のうち、実際に刑を執行されたのが約二割(一七名)にとどまったという低い執行率は、他国(米国、英国、中国、フランス、オランダ、オーストラリア)が実施したBC級裁判での高い執行率(約八割)と比較した時、著しい対照をなしていた」。この著しい対照を、本書はまだ充分に説明し切れていない。それは、他国のそれぞれの戦犯裁判の研究を相対化する研究が、まだ充分でないからである。
 たとえば、いろいろと曲解されるインドのパル判事については、フィリピンのハラニーリャ判事の選出のいきさつを知り、「パル判決」を批判するハラニーリャの「同意意見」を読むと、従来とは違った評価が出てくるだろう。ハラニーリャ判事は、パル判事と同様、第一候補ではなく、第一候補が辞退した後、有力候補を差し置いて、定かな理由なしに選ばれた。しかも、当時62歳と高齢で、その5年前に軍人としてはかなり高齢の57歳の時にバターン戦敗戦後の「死の行進」を経験していた。多くの部下を失い、自身日本軍による虐待を受け、収容所で病気と栄養失調のために死線をさまよった。
 ハラニーリャ判事は、東京裁判の判決(多数判決)を作成した多数派判事のひとりであったが、「われわれ多数意見の者は、すでにわれわれの決定を書き上げ、本官はそれに同意するのであるが、卑見によれば、さらに論議と説明を必要とするいくつかの点があるので、本官はこの同意意見を書かないわけにはいかない」と、1948年11月1日付で「同意意見」を裁判所に提出した。11項目からなる意見書のなかには、東京裁判の正当性に根本的疑義を呈したパルを批判したものが含まれている。そして、一部の被告について、より厳しい量刑を求めた。東京裁判には、BC級戦犯裁判を実施した7ヶ国のほかにソ連、カナダ、ニュージーランド、インドが加わり、検事、判事を指名し派遣した。これらの検事、判事のそれぞれについて、あまり知られていない。
 著者は、日比関係史や戦犯裁判研究の新たな展開の基礎となる研究を試みている。ともに、本書を従来の研究の主題にどうからめていくかが、ポイントとなる。日比関係史であれば、賠償問題を含め、戦前からの人脈を辿って多くの日比両国の人びとが水面下で動いた。敗戦直後から、日本の商船はマニラに入港していた。また、戦犯裁判にかかわった欧米人は、第一次世界大戦後のことが念頭にあった。たとえば、天皇の戦争責任をめぐっては、ドイツ皇帝の戦争責任の問題を意識せざるを得なかっただろう。アジア・太平洋戦争の戦後処理は、第一次世界大戦から引き続く第二次世界大戦の戦後処理の一面ももっていた。
 日比関係史にかんして、本書には新たな展開を期待させるものが多く含まれている。そのひとつが、戦後認識が日本とフィリピンとで大きく違ったことであり、それが戦後の日比関係に大きな負の影響を与えた。本書から、いくつかの具体例を拾ってみよう。 まず、敗戦時に、「フィリピン人と交流を深めていた在留邦人も含めて、大多数の日本人は敗北するやいなや、フィリピン社会のどこにも身の置きどころがなく、フィリピン人から文字通り石をもって追われた。そして、少なからぬ日本人たちが「二度ともうフィリピンなんかに来るものか」と、恨みに近い感情を抱いてフィリピンを後にした」。
 先にとりあげた「ハラニーリャの「同意意見」は日本では一部新聞に論評なく、小さく報じられただけだった」のにたいして、「フィリピン国内では多くの新聞がハラニーリャの「同意意見」を取り上げ、その見解を肯定的に報じ、彼の見解がフィリピン国民の感覚にも沿ったものだったことを示唆」した。「日本国民は、戦争の主たる責任は指導者にある」とし、「傍観者的な態度で裁判を他人事と見なし、次第に裁判自体にも強い関心を向けなくなった」。
 その要因のひとつは、新聞各紙が裁判に充分な紙面を割かなかったためで、「東京裁判の判決を見つめる日本国民の視界から、フィリピンなどアジアの被害者の存在は外れていた」。「日本側は東京裁判で裁きが終わり、過去の問題が一応の決着を見たと感じ、その関心と視線を将来の平和構築に移そうとしたが、フィリピン側はこれを拒否した」。「このように、東京裁判終結を迎えた時、戦争と占領をめぐる両国の立場の隔たりは余りに大きく、日本のフィリピン占領で生じた日比間の亀裂が修復に向かうきざしは全く見えなかった」。
 日比間の隔たりを埋める絶好の機会は、フィリピンのモンテンルパ刑務所に服役していた日本人戦犯が恩赦され、日本に帰国する時に訪れた。その前に、フィリピンでの戦犯の待遇についてみてみよう。「モンテンルパの獄窓でフィリピン人看守と会話を交わし、あるいは友達のような関係を築いていく者もあった。他国の戦犯(容疑者)収容所で私的制裁(リンチ)が横行したとの伝聞が少なくない中(とりわけ英軍が管理するシンガポールチャンギー刑務所とオートラム刑務所に顕著だったという)、モンテンルパで虐待を受けたという回想はほとんどなく、むしろ寛大さを評価する向きが多いように見受けられ」た。食糧、衣糧、嗜好品についても、「「品種その他についても殆ど制限を設けなかった」ように、フィリピン当局は救恤品の件についても「非常に寛大」で、その後も、復員局の救恤品に加え、来訪者の差し入れなど「正規のルート以外」の救恤物資(金銭も含む)などもモンテンルパ流入した」。
 そして、自分の家族を日本人に殺されたキリノ大統領と弟を殺されたり虐待されたりしたエリサルデ外務長官は、苦渋に満ちた決断をした。エリサルデの弟を虐待した「下手人」を含む日本人戦犯全員(再審の結果、死刑を確認された3名を含む)に恩赦を与えたのである。しかし、その交渉にあたった日本人は、その「苦渋」を日本国民に伝えることなく、詳細は報じられなかった。吉田茂首相からキリノ大統領宛への恩赦を求める書簡にも「キリノの妻子の死を悼む、あるいは謝罪にまつわる文言はメッセージに含まれていなかった」。恩赦発表後の岡崎勝男外相の談話は、敗戦直後にマニラ市街戦時の日本軍の残虐行為を知って、「嗚咽し、顔面蒼白となり、倒れてしまうと思われるほど」の体験をしていたにもかかわらず、たんに「キリノの「キリスト教的精神からでた寛大な措置」に「感謝」するとの表現にとどまり、それ以上踏み込むことはなかった」。その結果、「当時の日本の新聞論調は、フィリピン国民の対日感情がすでに好転し、日本人に赦しを与えたとの見方が中心」になっていった。
 しかし、現実は違っていた。帰国の途につくためにマニラ港埠頭に向かった戦犯たちは、「沿道の人達からあらゆる罵声を聞いた」。取材のために来ていた新聞記者も、「戦犯たちの乗ったトラックがモンテンルパからマニラの港まで走る間、これを見送る路傍のフィリピン人たちの大部分は白い眼を向けて、「ドロボー」と叫んだ」と書いている。戦犯のひとりは、「比島人全体の対日感情をよくするためにはまだ日がかかると思う」と語り、記者は、フィリピン人の恨みや憎しみは、「生きているうちに消える日が来るかも知れない。しかし、それでも少くとも、十年、二十年の歳月はかかるにちがいない」と、一種のあきらめを感じた」ほどであった。
 そして、著者は、本書をつぎのように結んでいる。


キリノ大統領による戦犯恩赦は、日本側が隣国との歴史を顧みる一つの契機となりえたものの、当時の日本の国内論調はフィリピン国民の対日感情について主観的な楽観主義に傾き、過去の具体的内実を深く見つめ、そこから教訓を学ぶという公的規範の形成の転機とはならなかった。日比両国民の相互不信の悪循環を断つために、被害者側(フィリピン)が先んじて譲歩した「赦しの先行」は、日本側に過去を直視するよう促す問いかけとも見ることができるが、この問いかけは完結することなく、戦争をめぐる認識ギャップの最小化への努力を喚起するように、今なお未完の問いであり続けているのである」。


 日本人戦犯にたいする「赦しの先行」や賠償をめぐる問題の具体的なことについては、充分な証拠がなく、このような研究書に書けないことが多々ある。したがって、単純にフィリピン人の「寛大さ」でかたづけられないことがあるのは確かである。しかし、そういった「寛大さ」であっても、日本人はそれを真摯に受け止め、「未完の問い」に向き合う必要がある。わたしが本書を読み終えて憤りを感じたのは、本書から日比関係においては戦後処理が失敗であったと読み取ったからである。戦後処理失敗の「戦犯」は、日本占領下でフィリピン人が味わった痛みを知りながら、それを国民に伝えなかった人びとである。当時の状況から言えない、書けないことがあったとしても、フィリピン人の「寛大さ」を身をもって体験した人びとは、機会をみてそれを伝える責任があったはずだ。それをしなかった、あるいはできなかったのは、知ろうとしなかった国民にも原因がある。つまり、日本国民すべてに、日比間にかんして戦後処理に失敗した責任がある。それが、戦争を知らない世代にも、今日まで重くのしかかっている。なぜこれほど、日本人は敗戦後、とくに戦場としたフィリピンを含む東南アジアにたいして鈍感になったのか。本書のように、その原点を問い続けなければ、フィリピン人の痛みを理解し、わだかまり抜きの友好関係を築くことはできない。「十年、二十年」どころか、65年たってもフィリピン人のわだかまりは消えず、戦争を知らない世代にも着実に受けつがれていることを、日本人はもっと深刻に受け止める必要がある。


遠藤浩一氏を悼む
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239350/
 遠藤のようなゲス右翼が早死にしようが知ったことではないのですが、びっくり仰天ですね。
 島田は「パロディー」と称して平気で無茶苦茶なことを書くので何かの冗談かと思いました。「永六輔の人食い人種話」みたいな(後で【追記】で紹介します)
 遠藤(拓殖大学日本文化研究所所長、国家基本問題研究所理事。産経の「正論新風賞」受賞者)は1958年生まれ、「人間50年」の織田信長の時代ならともかく「人生80年時代」の今日、どう見ても早死にです。しかも数日前、島田は遠藤のコラムを紹介するエントリ『遠藤浩一氏の的を射た「現実肯定主義」批判と福田恆存論』(http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3238247/
を書いたし、島田(福井県立大学教授、国家基本問題研究所企画委員、巣くう会副会長)は1957年生まれで遠藤とほぼ同年齢ですから複雑な思いでしょう。
 ちなみに遠藤の名前でググったら、島田同様に、遠藤のウヨ仲間の古森義久が『遠藤浩一氏を悼む』(http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/3239310/)という島田と全く同じタイトルのエントリを書いています。また佐藤守という遠藤のウヨ仲間も『遠藤浩一氏の若すぎる死を悼む』(http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20140106/1389004125)なんてエントリを書いています(なお、古森は1947年生まれ、佐藤は1939年生まれで遠藤よりもずっと年上)。
 ググっても「1/4の新年会で不調を訴えた後、急病死(つまり早死にだが事故死ではない、また末期がんのような「余命がわかってた死」でもないということくらいしかわからない)」ということしか遠藤の死についてはわかりません。葬儀は近親者のみで行うそうで、「死亡理由」など、詳しいことは世間に公表したくないのでしょう。

【追記】
1)

http://miyearnzzlabo.com/archives/16482
吉田豪
 永さんがパプアニューギニアで人食い人種に食べられて死んだってラジオで放送して大問題になったっていう事件があるんですよ。
(中略)
 永さん、パプアニューギニアに旅行に行ってて。帰国第一回の放送がこれだったんですよ。
(中略)
 芸人さんとかだったら悪ふざけで済むかもしれないですけど、映画監督の武智鉄二*50さんとか演劇評論家安藤鶴夫さん*51とか、芸能界で認められている、ちゃんとした人たちが弔辞を述べたりしたことでリスナーは本気で永さんが人食い人種に食べられて死んだと思ってしまったと。
(中略)
 最後は本人が出てきたらしいんですけど。それまで本当にまじめにそういうことをやっていたんで、大変な騒ぎになっちゃうんですよ。TBSの電話がパンクしたみたいですね(笑)。

 本当かどうか知らないですけどそういう話を確かに永は小生の持ってるエッセイ集『旅・父と子』(1975年、角川文庫、永と、永の父親・忠順の共著)の中で書いてますね。吉田は「おふざけ弔辞」の読み手として、武智と安藤の名前を挙げていますが、永はエッセイ集の中では「黒柳徹子前田武彦松村達雄(寅さんの二代目おいちゃん*52)、山本直純(寅さんのテーマソングなどで知られる作曲家)」の名前を挙げています。
 まあ、永もやることが無茶苦茶ですけど協力したという面子も永並みに無茶苦茶ですね。

2)産経抄も遠藤の死をついて触れていますのでコメントしてみます。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140107/trd14010703150002-n1.htm

1月3日付の小紙「正論」欄では、現状肯定主義に取り憑(つ)かれた政治家を厳しく批判していた。

村山談話河野談話踏襲」「安倍靖国参拝批判」を「現状肯定主義」と罵倒するトンデモ論説です。小生のような「ウヨでない人間」にとっては笑う他はない。

平成21年に正論メンバーとなって以来、軸のぶれない論調は、高い評価を受けてきた。

 「高い評価」とは「産経など極右の世界において」ですね。まともな人間は正論メンバーになどそもそもなりません。

首相の靖国神社参拝に、米国が「失望」を表明したからといって、あたふたする必要はない。遠藤さんならそう言うだろう。「肝要なのは、アメリカは明白なる他者であるという当り前の前提に立つことである」。13年前に出た、デビュー作となる『消費される権力者』*53で、すでにこう看破していた。

いろんな意味でばからしいですね。
1)アメリカに限らず「外国が他者」なのは当たり前です。当然「他者」である以上「変な思い入れ」は問題ですが、一方で「他者だから相手が俺をどう思おうと知ったことか、靖国参拝して何が悪い」というわけにもいかないでしょう。それでは外交は成り立ちません。大体その産経の理屈では「チベットを俺がどうしようと俺の勝手(中国)」「核開発しようが俺の勝手(北朝鮮)」になってしまうでしょう。
2)「アメリカは他者」なんてことは「アメリカと日本は同じ価値観」*54と言いたがる右翼以外にとっては「言うまでもない当然のこと」でしょう。
 で産経及び産経文化人は自分に都合のいいときは「米国とは同じ価値観」と強弁し、都合の悪いときは「違う国だから価値観が違って当然」と言い出すから呆れます。
3)「靖国参拝に米国が失望を表明したからと言ってあたふたする必要はない」
 普通あたふたするでしょうね。米国は日本の友好国の一つで、それも貿易額などを考えるととても重要な国だからです。そういう国との関係がぎくしゃくしていいことはない。
 大体「沖縄基地問題」では「米国の失望」を理由に「沖縄県民を説得して米国の希望にこたえよ」と言う産経が「靖国問題」では「米国の考えなんか知った事じゃない」というのだから全く持っていい加減です。大体こういうことを言わずにはいられないところがむしろ「あたふたぶり」の証明でしょう。

政治学者の坂本多加雄さんが、52歳の若さで急逝したのは、平成14年の秋だった。保守論壇は、近い将来中心に立つべき人物を、またも失ってしまった。

ああ、忘れてましたけど、そういえばつくる会理事を務めた坂本某って人がいましたね(ウィキペに寄れば死因は胃がんだそうです)。
 家族や友人、大学の同僚などにとっては「大切な人」だったのでしょうが、まあ、産経にとっては正直坂本は「どうでもいい人」でしょう。坂本についての文章なんか最近全然見ませんから。産経にとって重要なことは「存命の右翼活動家をプッシュすること」であってそれ以上ではない。死んだ人なんて産経にとってはどうでもいい訳です。当然、坂本の学問的業績にも興味ないでしょう(学問的業績があるのか知りませんし、興味もないですが)。
 坂本同様、遠藤もいずれ「ああそう言えばそういう人もいたねえ」で産経ら右翼が片付けてしまうのは間違いないでしょう。


■スーパースター、エウゼビオ死去
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239223/
 こういうまともなエントリだけ書いてればいいのに。簡単にコメントします。

エウゼビオは1970年、ポルトガルベンフィカ・リスボンの一員として来日し、凄いプレーを見せた。サッカー少年だった私は文字どおりテレビに釘付けになった。
(中略)
ペレ(ブラジル)、ルイジ・リバ(イタリア)、ギュンター・ネッツァー(ドイツ*55)などと並び、私の少年時代を豊かにしてくれた人だった。合掌。

「サッカー少年だった」島田って面白いなと思います(もちろん「普段の極右暴論」のようなばかばかしいという意味の「面白い」ではない)。島田の言う1970年といえばちょうど「巨人のV9時代(1965〜1973年)」「ON時代*56」に当たります。島田の年齢なら「野球大好き、サッカー何それ?」だと思うんですけどね。
 島田は野球には興味なかったんですかね。
 大体、よほどのサッカーファンでもない限り「ペレ」「ベッケンバウアー」「マラドーナ」といった「サッカー素人でも知ってる選手名」ならともかく、「エウゼビオ」「ルイジ・リバ」「ギュンター・ネッツァー」なんて知らないんじゃないですかね(島田の年代なら特にそうでしょう)。ちなみに小生は勿論知りません。
 以前テレビで川淵三郎*57が語ってましたけど「漫画・キャプテン翼(1981〜1988年、週刊少年ジャンプ連載)の大ヒット」「Jリーグ開幕(1993年)」以前は野球と比べたら、全然サッカーなんて子どもに人気なかった、「Jリーグも内心成功するか不安だった」「Jリーグ当時は日本がワールドカップ出場できるとは思ってなかった」と言ってましたからね。

【追記】
Bill_McCrearyさんのコメントに応答してみます。

ネッツァーとは島田もなかなか渋い名前を出しますね。オフェラーツのライバルです。

オフェラーツについてはウィキペの記述を引用してみましょう(ただしウィキペでは「オフェラート」)。

ウィキペ「オフェラート」
 西ドイツ代表では同じポジションを巡りギュンター・ネッツァーとの間で熾烈な争いを繰り広げた事で知られる。特に1974年の西ドイツ大会における争いは有名で、結果的にオフェラートが勝利したが、これはネッツァーの一発のロングパスで局面を打開するスタイルより、オフェラートの中盤で幅広く動き回り丁寧にパスを繋ぐスタイルが監督に好まれたとも、主将のフランツ・ベッケンバウアーが監督にネッツァー外しを進言した結果ともいわれる。

その系統をついだのだが、シュスター

 シュスターについてもウィキペの記述を引用してみましょう。

ウィキペ「シュスター」
・その華麗なプレースタイルからブロンダー・エンゲル(金髪の天使)の異名を持った。特に繊細なボールタッチから繰り出される正確無比なパスは、1970年代の西ドイツの名プレーメーカーギュンター・ネッツァーが誇った「センチメーターパス」を彷彿とさせると言われた。
・1982年のFIFAワールドカップ・スペイン大会は怪我の影響や、ユップ・デアヴァル監督との確執もあって参加を辞退した。その後、1984年2月までに21試合に出場したが24歳の若さで代表から退いた。
 1984年に監督に就任したフランツ・ベッケンバウアーからは1986年のFIFAワールドカップ・メキシコ大会の予選、本大会と幾度となく代表復帰の要請を受けたが、マネージャーを務める妻の要求した金銭面など条件の折り合いが付かず、辞退する事となった。1994年にはベルティ・フォクツ監督からFIFAワールドカップアメリカ大会出場の要請を受けたが、既に34歳という年齢もあってこれを辞退した。
・ワールドカップ出場経験が無いために同年代のミシェル・プラティニ(フランス)やジーコ(ブラジル)と比べ知名度が低いが、彼らと並び賞される、1980年代を代表するゲームメーカーの1人である。


■「謙虚に、真摯に耳を傾け」て見える本質は何か―歴史と中韓
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3238949/
 まあ、タイトルだけで言いたいことは丸わかりです。公明党山口那津男*58代表が安倍の靖国参拝に対し「海外の厳しい声に謙虚に、真摯に耳を傾け、世界の平和や安定に貢献する日本であるという姿を示していかなければいけない」と遠回しに安倍批判したそうです。
 まあ、公明党も野党*59みたいにはっきりと「2度と靖国参拝しないで欲しい」「政教分離原則に反するし、A級戦犯礼賛、戦前日本正当化と誤解される」「明らかに日本の国益を害している」などと言えよ、ぬるい批判だなと思いますが、それはさておき。島田曰く「謙虚に、真摯に耳を傾け」たが「やはり安倍首相の靖国参拝は間違ってない、批判する方が間違ってる」「中韓反日だから因縁つけてるだけだ、それが靖国問題の本質だ」と言う結論しか出ないそうです(もちろん米国やロシア、EUも批判してるのでこうした島田の理解は大間違いですが)。
 まあ、島田の場合そういう結論しか出ないでしょう。
 島田の態度は「永田鉄山陸軍省軍務局長を暗殺した相澤三郎陸軍中佐」や「226事件*60の実行犯(磯部浅一元陸軍一等主計、村中孝次元陸軍大尉など)」が「君側の奸に対する天誅だから殺人じゃない。正義の行動だ。処罰されるいわれはない」と公言するようなもので独りよがりでまともな常識のない人間(島田や相澤中佐、磯部浅一など)には何を言っても空しいという話です。


遠藤浩一*61の的を射た「現実肯定主義」批判と福田恆存
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3238247/
 問題は島田や遠藤の言う「現実(現状)肯定主義」批判とは何なのかと言うことです。
 例えば「現状批判」の結果、提示される代替案が非現実的(実現が極めて困難)だったり、「現実をより悪化させたりする」案だったら現実維持の方がマシなわけです。ケースバイケースであって現状批判が常に正しいとは限りません。たとえば戦前日本の中国や東南アジアへの侵略は「日本による国際秩序の作り替え」という「現状打破」の試みでしたがそれが「敗戦の悲劇」を招いたことは言うまでもないでしょう。
 で島田や遠藤が「悪しき現状を打破した」として褒めるのが安倍の靖国参拝です。勘弁してくれと思いますね。政教分離原則に反するという意味で「理念的に間違ってる」と俺は思いますが、それ以前に現実無視にも程があるでしょう。
 米国、中国、韓国、ロシア、EUなど、国際社会から総スカンを食らうようなことをやって何の意味があるのか。日韓・日中の首脳会談が出来ない状態をさらに悪化させて何の意味があるのか。
 国益が害されただけです。
 そうした「国益が害された」という現実に対して島田や遠藤は「説明すれば米国は日本の真意をわかるはず」「中韓の不当な内政干渉」「中韓と首脳会談が出来ないならしなくていい」だのといった「無意味なお題目や居直り」を繰り返すだけで何ら説得力ある解決策を提示できません。
 そんな「現状肯定主義批判」など単に有害なだけです。

安倍首相の周囲にも、外務省系アドバイザーをはじめ前原流の「現実肯定主義者」は多数いる。

具体的に誰のことを言ってるのか名前を出して欲しい物です。
谷内正太郎内閣官房参与(元外務事務次官)」とか「岸田文雄*62外相」とか。
現時点では名前を出しても安倍に無視されて面子が丸つぶれになることを恐れているのか島田は具体的な名前を何も言っていませんが、いずれ「前原流の現実主義者」とやらの名前を挙げて糞味噌に罵倒するのかも知れません。ちなみに「前原流の現実主義」とは「前原誠司*63靖国参拝河野談話否定論に批判的な事」を指しています。「日中・日韓関係が悪化するから現実的にそんなことはできない、すべきでない」という前原氏の主張は「まともな現実主義」だと思いますが島田はそうは思わないわけです。

遠藤氏が触れている「某国際政治学者」は、私の指導教官だった故高坂正堯教授である。

 まあ、遠藤も「某」なんて書かずにはっきり名前を書けばいいと思いますが、「うろ覚えで書いてる」のか、はたまた名前を出したくないほど高坂氏を嫌ってるのか。どっちにしろ失礼な話ですけど。 恩師がそういう無礼な扱いをされて遠藤に対して怒らない島田も変わった男です。恩師としての感謝の念が実はないんでしょうか?

腰の据わった姿勢から、物事の本質を鋭くしっかりつかみ、自在のレトリックで論争相手を翻弄する福田恆存の姿は、私にとってまさに理想の言論人そのものだった。

 福田って人がどんな人か知りませんが島田に褒められても褒め殺しでしかありません。

*1:小泉内閣経産大臣政務官、第二次安倍内閣総務大臣政務官を歴任

*2:要するに舛添と片山の間の子どもと言う事でしょうか?(追記:片山と結婚していたときの浮気相手の子のようです)

*3:金正恩国防委員長のこと

*4:首相、枢密院議長、貴族院議長、韓国統監などの要職を歴任。元老の一人

*5:「いくらオフレコでもこんな暴言を許していいのか」と思う人々が暴露したわけです。これに「オフレコの約束を破った」と逆ギレしたのがメアです。

*6:ブッシュjr政権でNSC国家安全保障会議)日本・朝鮮担当部長、NSC上級アジア部長兼東アジア担当大統領特別補佐官を歴任

*7:クリントン政権アジア・太平洋担当国防副次官補、オバマ政権東アジア・太平洋担当国務次官補などを歴任

*8:こういうげすな文章を書かずにいられないところが島田の酷さです。普通に嘉田、小沢と書けばいいのに。

*9:朴クネ政権はどう考えても保守だが、自分が気にくわないと左翼呼ばわりするのが島田だ。

*10:貴族院議長、首相、枢密院議長を歴任

*11:具体的指摘がまるでないので、細川氏にせよ近衛にせよ高坂氏や島田が何を「薄志弱行」と考えてるのかさっぱりわかりません

*12:つうかこの島田の書き方では細川氏に限らず近衛の子孫全体に対する「先祖が薄志弱行だからお前らも薄志弱行だろ?」という侮辱と理解されても島田は文句を言えないと思う。まあ、島田のような男は近衛の子孫の方々にそう理解され激怒されても知ったことではないのかも知れないが。

*13:自民党幹事長、石橋内閣外相などを経て首相

*14:東久邇、幣原内閣外相などを経て首相

*15:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第1次安倍内閣外相などを経て、現在、第二次安倍内閣財務相

*16:まあ「捏造やデータ処理のミスなどによる結果歪曲」を疑う理由もないですがあまりにも結果が酷すぎて「俺と同じ日本人なのか、こいつら」と思いますね

*17:著書『日本の外交』(1989年、岩波新書)、『外交官』(1991年、講談社現代新書)、『「国際貢献」と日本』(1992年、岩波ジュニア新書)、『「国連中心主義」と日本国憲法』(1993年、岩波ブックレット)、『集団的自衛権日本国憲法』(2002年、集英社新書)など

*18:ただしウィキペでは「グレアム・アリソン」。著書『決定の本質:キューバ・ミサイル危機の分析』(1977年、中央公論社)、『日・米・ロ新時代へのシナリオ:「北方領土」ジレンマからの脱出』(共著、1993年、ダイヤモンド社)、『核テロ:今ここにある恐怖のシナリオ』(2006年、日本経済新聞社

*19:著書『日米同盟の絆:安保条約と相互性の模索』(2000年、有斐閣)、『日米同盟の難問:「還暦」をむかえた安保条約』(2012年、PHP研究所

*20:連合国遠征軍最高司令官、NATO軍最高司令官を経て大統領

*21:アイゼンハワー政権で副大統領。大統領任期中のウォータゲート事件で辞任に追い込まれる。

*22:アジア大洋州局長、外務審議官、外務事務次官などを経て,現在、駐米大使

*23:本心では安倍はそういう認識でしょうが「河野談話踏襲」を閣議決定した以上建前では「慰安婦は性奴隷」が「安倍政権の認識」です

*24:もちろん事実じゃありません

*25:しかし田母神ではなく、舛添の支援を表明した自民党及びそのトップ安倍へ何一つ批判しないご都合主義ぶりはさすが島田です。

*26:普通調べると思うのですが、まあ、失礼な男です。ちなみに「健児」ですね。

*27:中松が島田好みのウヨなのか、単に細川氏や宇都宮氏への嫌がらせとして中松をわざと三位にしたのかは不明。どっちにしろばかばかしいが。

*28:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*29:橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相などを経て首相

*30:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相などを経て首相

*31:レーガン政権国防次官補、ブッシュjr政権国務副長官を歴任

*32:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*33:小渕、森内閣文相(科学技術庁長官兼任)、麻生内閣外相、自民党参議院議員会長などを歴任

*34:第1次安倍内閣官房長官

*35:小泉内閣文科相自民党参議院幹事長などを歴任

*36:細川氏のように金銭や女性のスキャンダルで首相辞任に追い込まれた人間は他にも、山本権兵衛シーメンス事件)、芦田均昭和電工疑惑)、田中角栄(金脈問題)、竹下登リクルート疑惑)、宇野宗佑(女性スキャンダル)があり珍しいことではありません

*37:安倍、福田、麻生内閣厚労相

*38:小泉内閣文科副大臣、第1次安倍、福田内閣北方・沖縄等担当相などを経て、現在第二次安倍内閣外相

*39:橋本内閣科学技術庁長官、森内閣金融再生委員会委員長、小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政務調査会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相自民党総裁などを経て、現在、第二次安倍内閣法相

*40:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政務調査会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任

*41:中曽根内閣科学技術庁長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長などを歴任

*42:なお、「そのお考えと例の広告と矛盾しないのですか?」とさらに記者に聞かれた稲田はしどろもどろ状態になっています。

*43:こうした稲田の発言を島田は知りながら「稲田氏は河野談話を支持するのか、彼女の真意を問いたい」と一回書いただけでそれ以上何ら稲田発言には触れません。どれほど稲田に甘いんでしょうか。

*44:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*45:竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣外相を経て首相

*46:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、自民党幹事長(宇野総裁時代)、海部内閣蔵相、自民党政務調査会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相を経て首相

*47:竹下内閣官房長官自民党幹事長(海部総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相

*48:マルコス政権警察軍司令官、軍参謀次長、アキノ政権軍参謀総長、国防相などを経て大統領。

*49:多分一致していないでしょうが

*50:武智を映画監督と表現するのは相当問題だと思う。映画監督以外に「武智歌舞伎」とか演劇演出家的な事をいろいろやってるしそっちの方が本業じゃないですかね。

*51:むしろ安藤鶴夫で一番有名なのは「演劇」じゃなくて「演芸、特に落語」だろう。書き起こした人間が吉田の発言を聞き間違ったか、吉田が言い間違ったか、それとも吉田が「演劇評論がメイン」と勘違いしてるのか

*52:ちなみに初代が森川信で、三代目が下條正巳

*53:2001年、中央公論新社刊行

*54:「産経ら右翼の本心」かどうか知りませんが

*55:ネッツァー現役時代には勿論「西ドイツ」

*56:王は1959年入団、1980年引退。長嶋は1958年入団、1974年引退。

*57:古川電工サッカー部監督、日本代表監督、Jリーグ初代チェアマン、日本サッカー協会会長などを経て現在日本サッカー協会最高顧問。東京都教育委員(2011〜2012年)、首都大学東京理事長(2013年〜)を務めるなど政治的には石原や猪瀬に近いと見られる。

*58:細川内閣防衛政務次官公明党参議院国会対策委員長公明党政務調査会長などを経て現在、公明党代表

*59:維新の会のような極右野党を除く

*60:斉藤實内大臣高橋是清蔵相、渡辺錠太郎陸軍教育総監を暗殺

*61:著書『福田恆存三島由紀夫 1945〜1970 (上・下)』(2010年、麗澤大学出版会)

*62:岸田派会長。小泉内閣文科副大臣、第1次安倍内閣福田内閣沖縄・北方等担当相、自民党国会対策委員長(谷垣総裁時代)などを歴任

*63:鳩山内閣国交相菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相を歴任