【張成沢失脚後の】今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(1/18分)(追記・訂正あり)

 2014年1月の日付のエントリで、紹介記事は2014年2月の記事と日付が大幅にずれてますが連続更新の形にしたいので。

中日新聞『帰国拉致被害者の給付金延長へ 17日から検討本格化』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014021501001609.html
 誤解を恐れずあえて言えば「いつまで給付金続けるんだろう?」ですね。小泉訪朝から10年経ったわけで打ち切っていいんじゃないか。
 本来、「北朝鮮から帰国した浦島太郎では生活が難しいから支援」という話なのだから、「生活が安定したら打ち切った方がいい」代物でしょう。で、蓮池一家、地村一家、曽我一家というのはそんなに生活が大変なのか。そうは思えないですけどね。そもそも「帰国から10年も経てば生活も安定するだろう」との判断の下、期限があったんでしょうし。


毎日新聞『政府:北朝鮮を管轄下に…国連人権事務所に要請へ』
http://mainichi.jp/select/news/20140216k0000m010067000c.html
 実現可能性*1や是非はともかく。こういうことをやるということは「拉致問題で日本単独でやれることはもはやほとんどない」という認識なんでしょう。


産経新聞『「人道に対する罪」認定 北朝鮮人権で国連』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140215/kor14021501340000-n1.htm
 さすがに拉致については「特定失踪者」なんて地雷は踏まず、政府認定拉致被害者についてのみ触れるにとどまると思いますが、どうなるか。


朝日新聞『南北離散家族再会、予定通り実施へ 韓国・北朝鮮が合意』
http://www.asahi.com/articles/ASG2G54MVG2GUHBI01Q.html
産経新聞『中国、南北合意に祝賀「譲り合った結果だ」』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140215/chn14021516300001-n1.htm
産経新聞『「北朝鮮の変化に期待」 米、再会事業合意を歓迎』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140215/amr14021511300003-n1.htm
 これらの記事からは二つのことがわかると思います。
 第一。南北朝鮮は対立することがあってもお互い「破局に突き進むこと」は望んでないと言う事。
 だから離散家族問題で一定の合意に達したわけです。
 第二に中国と米国のニュアンスの違いです。中国は「お互い、譲り合って良かった」。米国は「北朝鮮が譲ってくれて良かった」。米国が「俺達大して譲ってないから」とアピールしたがってるのに対して、中国が「お互い譲って良かった」と韓国の譲歩を強調するのは立場の違いの反映と言えるでしょう。実際はどうなのかは評価は保留しますが(朝日は『米韓軍事演習延期要求』を取り下げた北朝鮮の方がより多く譲歩したと見ています)。


朝鮮日報大韓航空ハイジャック事件 拉致被害者家族が訪朝申請へ』

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/14/2014021401610.html
【ソウル聯合ニュース】1969年に起こった大韓航空機ハイジャック事件の拉致被害者家族会の代表を務める黄仁哲(ファン・インチョル)氏が14日、北朝鮮赤十字社に父親の生死を自ら確認する目的で韓国政府に訪朝を申請する考えを明らかにした。

 まあ、韓国及び北朝鮮が訪問を許可するかはわかりません。かつ訪朝しても何もわからないでしょう。そんなことはおそらく黄氏もわかってる。基本的にこれは「韓国世論にこの問題に興味を持ってもらうためのパフォーマンス」と見るべきでしょう。でも、まあ、こういう「訪朝したい」と言う気持ちはわかる気がします。
 わからないのは「孫が平壌にいるのに訪朝しない横田夫妻」です。

*1:毎日記事は決して高くないとしています