今日のMSN産経ニュース(2/28分)

■【産経抄】あの頃はいい国だった 2月28日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140228/plc14022803130002-n1.htm

セピア色になった当日の夕刊をめくると、人々が「日中友好」の4文字にどれほど明るい未来を重ねていたか、痛いほどわかる。

 まあ、今の反中国は明らかに異常すぎますよね。産経や安倍のような「靖国参拝して何が悪い」「南京事件は捏造」だなんてのはまともな批判の名に値しません。今と昔の違いはいろいろあるでしょうが大きいのはやはり「ソ連の存在」でしょうね。
 ロシアを産経や安倍がどう評価してるのか知りませんが「旧ソ連」ほどには脅威視していないのでしょう。で何故か新たな脅威に中国が躍り出たと。

増大する軍事力にものを言わせて、尖閣諸島への侵犯はすでに日常化している。

きちんとウオッチしていないのでよく知りませんが漁船ではなく「軍事艦船」の侵犯が日常化してるんですか? 
ま、それが事実だとしていいことだとは言いませんが、「領土が奪われる」などという話ではなく「中国の領土アピール」にすぎないのであって産経のように騒ぐのもどうかと思います。

世界のあちこちで、日本に「軍国主義」のレッテルを貼っておとしめる情報戦を展開中だ。

首相が靖国参拝したり「侵略の定義はない」「河野談話を見直したい」と言ったり、首相の友人でNHK経営委員という御仁(百田尚樹長谷川三千子)が「南京事件は中国の捏造」*1と言っても、戦前礼賛右翼「野村秋介」のテロ行為を賞賛*2しても、かばい立てしてNHK経営委員から更迭しなかったり、それで「軍国主義」呼ばわりされなかったらその方がおかしい。何も日本をそういう目で見てるのは中国だけではない。「中国の情報戦」以前の話です。

その中国が、反日の新たなカードを切ろうとしている。
▼戦時中の過酷な労働を理由に、中国人元労働者と遺族が、日本企業に損害賠償などを求める訴えを起こした。中国政府は、それを支持する考えだというのだ。

裁判の訴状を裁判所が受け取ることはどこの国でも当然の義務でしょう。
日中関係が悪くなるから受け取らない」なんて態度だったらその方がおかしい。受け取ったからと言ってそれは「原告支持」じゃないわけです。何で「国の行為じゃない民事訴訟」を「国が当然の義務として訴訟受理すること」が「反日カード」になるのか。

日中共同声明で、中国は「日本に対する戦争賠償の請求を放棄する」と宣言したはずだ。日本も、総額3兆6千億円を超えるODAを中国に供与してきた。

そんなことは戦争被害者にとって関係ない話です。
大体、中国へのODAに反対しまくってきた産経がこういう時に「ODAがどうこう」いうのは全くもって醜悪です。

*1:百田の発言

*2:長谷川の発言