今日の産経ニュース(12/27分)(追記・訂正あり)

■【経済インサイド】このままだと中国の「思うつぼ」 TPP「来年5月合意」逃せば交渉は「中断」に
http://www.sankei.com/premium/news/141227/prm1412270003-n1.html
 TPPの目的は「経済活動が活発になり参加国の利益になるから」という話だと思ったのですが産経的にはそうではないようです。「中国、中国」て産経にとってはTPPとは「中国封じ込めの道具」のようですが
1)現時点では中国はTPP交渉に参加していないが、今後参加を申し入れる可能性があること、そして、その中国の申し入れは受け入れられる可能性があること
2)いずれにせよTPPの主目的は中国封じ込めではないこと
は産経にとってはどうでもいいようです。
 つうか「TPPでは国民皆保険制度が危ない(医師会など)」「農業が危ない(農業など)」などといったTPP反対派、懐疑派、消極派に向かって言うべき事は「あなた方の不安は杞憂です」であって「中国封じ込め」じゃないでしょうに。彼らが「中国が封じ込めれば皆保険制度や日本の農業がどうなってもいい」なんて言うわけもないし。むしろ彼らはこの記事を読んで「TPPは挫折する可能性があるのか、反対運動頑張ろう」と思うんじゃないですかね。