今日の産経ニュース(3/10分)(追記・訂正あり)

下関市長“サクラ散る” 市立大「修士論文」不合格、「論文に自信」情報公開請求へ 大学側「ルールにのっとっただけ」
http://www.sankei.com/politics/news/150310/plt1503100036-n1.html
 下関市立大学に「予算を出してる」下関市長が修士論文を出す。どう見ても「市長の俺には当然、修士号を認めるよな」という脅しでしょう。
 まあ市長本人の主観がどうでアレ、大学側や第三者がそう見てもおかしくない。普通の人間ならこんなことはしない。たとえば「創価大に池田創価学会名誉会長が修士論文を出すか」といったらさすがに出さないでしょう。
 普通は「別の大学に論文を出します」。
 下関市長がこれ、山口県選出の現首相があれでは「山口県って大丈夫なのか」と他人事ながら心配になります。
 で、「内容が酷かった*1のでさすがに修士論文として認められなかったら」、「何故修士論文として認めないのか」と抗議すると言うんだから正気じゃありません。そんなに自信があるのなら「別の大学でそのまま修士論文として出せばいい」んじゃないですかね。

【追記】
 拙エントリがライプツィヒの夏『なかなか面白いニュースだ』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/d6b2d4d2c6a0300f4a3b1f2a1fdb7e7b)で簡単にご紹介いただきました。どうもありがとうございます。

*1:市長相手に不合格ですからよほど酷かったんでしょう。市長の方が「何かいてもどうせ通るだろ」という態度だったのかも知れません