【最初に】
kojitakenに今日も悪口する(2023年4/23日記載)(追記あり:補選での自民4勝、維新1勝にへこむ) - bogus-simotukareのブログでも触れたように残念ながらkojitakenが危惧する「自民4勝、維新1勝」という「野党共闘支持者」にとって最悪の結果に補選はなりましたが「諦めずに戦おう」と書いておきます。
やはり維新は関西では脅威と言えるでしょう。しかし「保坂世田谷区長の当選」がわかりやすいですが、現時点では油断は禁物だが「関西以外ではそれほどではない」といえるでしょう。維新当選ということは「和歌山での岸田襲撃の同情票」はそれほどではなかったのでしょう。
【選挙開票前に】
小生の個人情報を書きたくないので詳細は書きませんが、小生の自治体の地方選挙は「大都市というわけでもない」ので政党公認は「公明1、共産1*1」のみのようです。小規模自治体(町村や、一応市だが大して大きくない市)ではそんな選挙は珍しくない。小規模なので定数が少ないし、そんなところで「2人も立てられる力」は多くの場合、共産にも公明にもない。
小規模自治体では「政党公認」でも大してメリットがないので(共産、公明以外は)公認をもらわない。勿論「自民、立民、維新の県議、国会議員」などとつながりのある「自民系、立民系、維新系」はいるでしょうが。
勿論俺は共産候補に投票しますが。
なお、詳細を書くと個人情報の暴露になるので書きませんが「定数10*2」で「候補者11~13」とかその程度です。
だから「楽々当選できる」とは言いませんが激戦の火ぶた切る 定数16に25候補 日高市議選 | 文化新聞*3のような激戦ではない。
「定員16人で25人の候補(候補者数が定員の1.5倍程度)」「9人落選」というのは昨今では「かなりの激戦*4」でしょうが、小生の自治体はそこまでではない(つまりは小生は日高市民では無いと言うことですが)。
「1~3人程度のはみ出し」など「あって当然の話」であり、それなりの支持基盤があれば「下位で何とか当選できる話」です(勿論上位当選が望ましいですが)。
ただ、埼玉も別に共産が強いわけではないですからね(前半の県議選では残念ながら減らした)。当選できるかどうかは分かりません。
なお、不幸にして落選したとしてこれを「松竹除名の影響」というのは無理でしょう。「下位でも当選できるだけの力」を形成できなかった候補個人や、候補を十分支援できなかった(あるいは言葉を選ばず言えばそうした『今ひとつの候補しか擁立できなかった』)埼玉県党の問題です。
前半戦での「共産後退、維新躍進」を考えると後半戦でも「同様の事態が危惧され憂鬱」ですが、とにかく戦うしかないのでしょう。
【追記】
結論からいえば、幸いにも当選しました。まあ「1~3人程度のはみ出し」なのでこれで「下位でも当選しない」ようでは「きついことを言います」がはっきり言って、ウチの地域の党支部は「党としてダメ」ですからね。「上位、中位、下位」で分けると公明が上位当選、共産が中位当選ですね。結果だけ見れば、「下位当選者」や「落選者」と比べるとかなり差(共産で約2倍、公明で約3倍)がついています。
恐らく「当選自体は選挙前から公明、共産ともほぼ確実視」だったのではないか。「上を見れば切りがない」とはいえ、公明の上位当選を見るにやはり「そうした盤石の戦いをしたい」と思うところではあります。
【追記終わり】
多分、今日は「統一地方選」より「補選結果」の方をマスコミも大々的に報じるでしょうが、補選では「野党候補が接戦とされる千葉(立民系)、山口2区(野党共闘候補、立民の元職)、大分(社民系の野党共闘候補、大分が社民党が伝統的に強い)」で何とか勝ちたいところです。千葉で野党共闘が成立しなかったこと(共産などが独自候補を立てた)は残念ではあります。
但し和歌山(維新と自民が接戦)はむしろ「自民に勝ってほしい」ですね。俺は維新については「自民の方がまし」と言う評価ですので。勿論「自民でも維新でもない候補」に勝って欲しいですが和歌山補選の情勢報道ではそれは難しそうですのでね。
【8時以降】
津市長選、現職の前葉泰幸氏が4選確実 : 読売新聞
津市長に前葉氏4選 新人との一騎打ち制す - 産経ニュース
実はこの記事、8時の投開票前掲載です。いわゆる「8時直後のゼロ打ち」ならともかく投開票前にこうした記事を掲載するのはいかがな物か。
さて、予想通り「国政補選」の方が「統一地方選」より大きな扱いです。
国政補選ですが、
三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
自民党の吉田真次氏*5が、立憲民主党の有田芳生氏*6らを引き離して優勢で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、当選が確実となりました。
ということで山口四区は予想通りですが、残念ながら「自民の当確」がほぼ「ゼロ打ち」で出ました。
やはり「地元候補」を出せなかった点が痛かったのでしょう(有田氏は元参院議員だが、当時の選挙区は東京)。地元に基盤がある候補を立てた「山口二区」「大分」は接戦ですから。
他については8時直後では「千葉(自民と立民が接戦:国民民主、維新が自民票を食ってる一方で、立民が無党派層をかなり獲得)」「山口二区(自民と野党共闘(立民元職)が接戦)」「和歌山(自民と維新が接戦)」「大分(自民と野党共闘(元社民、現立民)が接戦)」でまだ当確が出ていません。
地方選挙をいくつか見てみましょう。
三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
函館市長選
立憲民主党が支持する大泉潤氏*7が、自民党と公明党が推薦する現職の工藤寿樹氏*8を引き離して優勢で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、当選が確実となりました。
立民が支持とは言え「現職の元側近」であり、立民色は薄いのですが、自民批判派としてひとまずは喜びたい。「弟が大泉洋」というのは果たしてどれほどの影響があったのか気になるところです。
三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
明石市長選
無所属の丸谷聡子氏*9が、自民党と公明党が推薦する林健太氏らを引き離して優勢で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、当選が確実となりました。
「パワハラ泉の後継」なので何ともかんともです。
三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
世田谷区長選は保坂氏が優勢。全世代で優勢なのでいけるでしょう。
自公、維新相乗り(対立候補)当選の恐れがなくなったようで何よりです。
【統一地方選】激戦の東京・世田谷区長選 29歳新人VS4選目指す現職、新庁舎建設問題で対立(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
自民党で総務会長を務めた笹川尭氏*10が(ボーガス注:保坂氏の)応援に入る
など、保守派にも一定の支持があったことが大きいのでしょう。
[選挙 速報]衆院補選で山口2区岸信千世氏・4区は吉田真次氏が当選確実 : 読売新聞
まだ「慎重居士」NHKが当確を打ってないところ、読売が8時15分で「山口2区での岸当確」を打っています。
残念ながら
三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
(ボーガス注:出口)調査から現時点で99%形勢は見えていますが、(ボーガス注:NHKなど慎重派は)99%で当確は打てないという感じです。岩国、周南の票の出方をうかがってから打つということになると思います。
◆antilock2020
山口2区は一部報道機関が岸信千世の当確をゼロ打ちしていますね。
ということで、山口2区での野党共闘の勝利は難しそうです。とはいえ、野党共闘が成立し、善戦したことは評価したい。
こうなると何としても千葉と大分で勝ちたいところです
【追記】
三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
衆参補選は残念な結果でした。市長選や区長選には(ボーガス注:保坂世田谷区長の当選など)ほっとしたものもありました。
残念ながら千葉と大分でも敗戦しました。但し本当に僅差です。和歌山での敗戦も考えれば、岸田にとっては「接戦と報じられた場所(千葉、山口2区、和歌山、大分)で全て落とす」という「最悪の事態」は回避したものの、手放しで喜べる物ではないし、早期解散に打って出るかも疑問です。
三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
宮崎市議選、スーパークレイジー君が2位当選なんだけど(定数40)。2位!?
【統一地方選】スーパークレイジー君氏当選「若い人でもやればできる。見せつけられた」宮崎市議 - 社会 : 日刊スポーツ
スーパークレイジー君氏をめぐっては、21年1月の戸田市議選で初当選するも、公職選挙法に定められた選挙区内での3カ月以上の居住実態を満たしていないとして、市選管が当選無効を決定した。また、昨年末には宮崎県知事選に出馬したが、現職の河野俊嗣氏、東国原英夫氏に及ばず、落選していた。
何でこういうろくでもない人間を上位当選させますかね。
山口4区当確の吉田氏「改憲や拉致問題に取り組みたい」 - 産経ニュース
安倍後継らしい右翼発言です。とはいえ彼がこの発言を何処まで具体化できるかは「?」でしょうが。
1)何処まで本気か(安倍昭恵や安倍支持層への社交辞令では?)、というのもあれば、2)「元首相」安倍ほどの力がない彼が何処までできるかというのもある。
またこの吉田という御仁については以下の点に注意が必要です。
[山口県]次期衆院選で選挙区1減…自民党の公認、林芳正外相と吉田真次氏で競合か:地域ニュース : 読売新聞
下関市を含む4区は「新3区」に再編される。4人から3人に絞られる公認争いで、まず焦点となる選挙区で、下関市出身の林芳正外相(現3区)との競合が予想される。
吉田陣営は候補者調整を有利に運ぶために、安倍氏が前回戦で獲得した8万票を目標としていた。
しかし、吉田氏の得票は約5万2000票。
つまり当選したとしても「林(岸田派)の親分である岸田」が「吉田を公認せず、切って捨てる可能性」が十分あると言うことです。何せ得票が目標値を下回った上、「大臣経験者(福田内閣防衛相、第二次、第三次安倍内閣農水相、第四次安倍内閣文科相を経て現在、外相)」林(3区)の方が大幹部ですからね(裏返せば、今回野党共闘候補の有田氏が4区で当選しても、林相手に厳しい戦いが続いたろうと言うことですが)。
1区は「高村正彦*11の息子」、2区は先日当選した「岸信夫(安倍の実弟、菅内閣防衛相)の息子」であり、これまた「吉田を切り捨てる可能性」の高い面子です。
衆参補欠選挙 統一地方選挙 開票速報タイムライン | NHK | 統一地方選
記者団が、今回の衆参5つの補欠選挙で1議席も獲得できなかった結果を受けて、泉代表や岡田幹事長の進退について質問したのに対し「泉代表が責任をとるという話ではない。補欠選挙だからだ。私も、泉代表から言われないかぎりは 幹事長を続けることで、次の解散・総選挙でしっかり結果を出したい」と述べました。
「千葉、大分は僅差、山口2区も接戦であり辞める必要はないと思う」ならともかく「補選」というのは何の言い訳にもならないでしょう。
三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト
気にしてた市議の人たちもけっこう受かってるなぁ。れいわの当選者も20人を超えてますね。立憲と共産の市議は多すぎて現時点では把握が。
後半戦はそれなりにれいわが善戦したようです。「立憲と共産の市議は多すぎて」云々で分かるように、それでも立民や共産より勢力が弱いのは言うまでもないですが。
野党一本化「それはまさに野合だ」国民・榛葉幹事長 - 産経ニュース
と国民民主が言ったところで「大分や山口2区での善戦」は野党共闘が少なくない国民に支持されてることを示しています。
そしてこんなことを国民民主が言ったところで「ほとんど相手にもされない」のが滑稽です。「アンチ野党共闘&アンチ自公」の層はほとんどは維新支持の訳です(その維新支持層も「立民、共産、社民、れいわの総合計」と比べて段違いに大きいわけでもない)。
大阪・八尾市長選は維新現職が再選 創設者の松井氏地元 知事選の構図再び - 産経ニュース
大阪・高石市長選 維新新人が7選目指した現職破り初当選 - 産経ニュース
奈良・河合町長に森川氏 大阪以外の市町村長選で維新公認が初勝利 - 産経ニュース
【詳報】自民、衆参補選4勝1敗 維新の地方議員は600人超に [統一地方選挙2023] [衆参補欠選挙2023]:朝日新聞デジタル
日本維新の会は統一地方選後半戦でも議席を伸ばし、目標に掲げた「地方議員600人以上」を達成する見通しとなった。馬場伸幸代表は実現できなければ辞任する意向を示していた。全国政党化を目指す維新にとって大きな弾みとなりそうだ。
朝日新聞の集計によると、一般市議選などが行われた後半戦でも勢いをみせ、地域政党「大阪維新の会」の獲得議席と、今回の統一地方選で選挙がなかった非改選議席も合わせると、600議席を超えた。
「600」は選挙前の約1・5倍にあたる。
げんなりしますが地道に戦っていこうと自分を鼓舞しておきます。
但し「維新の脅威は油断できない」とはいえ京都・木津川市長選 谷口氏が維新候補らに競り勝つ - 産経ニュースというグッドニュース(維新当選を阻止)もあります。
「非自民」の票が分散し、野党側は「政治とカネ」問題などへの批判を議席獲得につなげることができなかった。
【詳報】自民、衆参補選4勝1敗 維新の地方議員は600人超に [統一地方選挙2023] [衆参補欠選挙2023]:朝日新聞デジタルでこう書く朝日ですが、NHK選挙速報が「国民民主と維新が自民の票を食ってる」と分析したように結果的には「分散はむしろ立民を利した(その結果の接戦)」のではないか。
秋田市議選は再度自民が7議席維持、立民は1減、共産2減 - 産経ニュース
「定数36、候補者50人の激戦」とはいえ、議席減は共産支持者としてはげんなりですね。
とはいえ
自民7人、公明4人がそれぞれ全員当選して現有議席を維持。一方、立民は現職1人が落選して2議席、共産は現職2人が落選して2議席に減らした。維新は1議席を獲得した。国民、社民、参政、諸派は議席確保に至らなかった。
と言うことで「立民と同数、維新よりは上」で「何とか踏みとどまった」とは思いたい。勿論減っていいわけではないので「今後の反省と巻き返し」が必要ですが。
統一地方選挙で公明党候補12人落選 98年以来、過去最多 - 日本経済新聞
「12人落選で最多」とは「公明党の票読み(当選確実とみた候補しか出さず冒険しないので共産など他党と比べて落選者数が低い傾向)」の堅さに舌を巻きますが、とはいえ
公明党(創価学会票)の存在意義が薄くなった - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
公明党の退潮ぶりも明らかだ(創価学会の団塊チルドレン世代があまり選挙に動いてくれない?) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
という指摘を裏付ける事実ではあるでしょう。
勿論日経もそういう意味合いでの報道でしょう。
*1:なお、共産は現職だが、公明は新人。党の定めた制限規程「69歳または在職24年(参院議員だと4期、その他だと6期)で原則引退」(例えば公明定年内規 厳格運用なら党幹部ほぼ「引退」 迫る解散、どうする公認 | 毎日新聞(2020.7.14)参照)で交代したようです。
*2:定数10だと言ってるわけではなくたとえ話です。
*3:ちなみに日高市議選は政党推薦は「公明2(現職)」「立民、共産、参政各1(共産のみ現職)」です。
*4:とはいえこの中にはいわゆる泡沫もいるでしょうが。
*8:函館市秘書課長、財務部長、企画部長、副市長等を経て市長