「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(4/21分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)

■軍事大国
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news198827920-a.html

 9月20日、私が勤務する拓殖大学ではベトナムから二人のパネラーをお迎えして「南シナ海をめぐる中越関係と日本」というテーマのシンポジウムを行いました。
(中略)
 シンポジウムの中でパネラーのお一人から「日本は経済大国だけでなく軍事大国にもなってもらいたい*1ベトナムと日米の関係をさらに強くしたい」というお話しがありました。

 バカバカしい。拓殖大に来るような面子は相当の反中国極右のわけです。しかも二人のパネラーは政府高官でも何でもない。
 ベトナム政府はもっとしたたかでしょう。彼らは「中国との貿易を考えれば中国と必要以上にもめるわけに行かない」ということはわかってる。
 「戦前日本のベトナム侵略」「ベトナム戦争での在日米軍の攻撃」「カンボジア侵攻を口実にした欧米や日本の対ベトナム経済制裁」で欧米や日本が「今ベトナムに好意的でもいつ何があるか分からない、過去にはベトナムに攻撃を加えたのだから」ということもわかってる。
 ベトナム政府はその結果「領土問題で日米に期待するような態度を取りながら」、一方で「AIIBに参加したり、この間の抗日戦争勝利記念式典に国家主席が出席したりして」中国ともそれなりの関係を持つわけです。特定の国に肩入れするとまずいということはよくわかってる。
 大体南シナ海の領土問題は「中国対ベトナム」て問題じゃない。他にも「台湾とフィリピン」があるわけです。

 かつてベトナム(当時は北ベトナム)は米国と戦いました。そして日本はその兵站を担ったわけですが、そのベトナムのエリート*2が日本の軍事的プレゼンスの拡大、日米との協力を語ることに時代の変化を感じた次第です。

日本の軍事的プレゼンスの拡大、日米との協力を語ること

ベトナムの政府方針でも何でもなく「拓殖に来た一べトナム極右の発言」に過ぎませんが、「ベトナム戦争時と今とで」日本、米国とベトナムの関係が「友好的な方向に」変わってることは事実でしょう。
 要するに日本、米国、ベトナム全て党利党略ですよね。「昨日の敵は今日の友」て奴です。でも「今日の友は明日の敵」になるかもしれない。党利党略だから何がどう転がるか分からないわけです。
 まあ、「時代の変化」と言えば以下のようなのも時代の変化でしょう(他にもあると思いますが)。
1)AIIBへの英仏独伊の参加
 欧米諸国の盟主を自認する米国が「俺は参加しねえ!」と言ってるのに同盟国が無視して参加するなんて冷戦時代では考えられないことでしょう。
2)中台友好の進展
 昔は中国は台湾侵攻を、一方台湾は中国反攻を口にしていましたが今はそんな事ないわけです。その結果産経などが「台湾の国民党が裏切った」と「蒋介石政権時代は友好関係だった国民党」に悪口雑言する事態になっています。まあ、「蒋介石と産経の友好」だって「戦後の党利党略」「中国共産党と対抗するため仕方なく」であって戦前戦中は「打倒蒋介石」だったわけですが。


日経ビジネスオンライン『「ヒトラーと心中した日本」になる韓国:「姫!ご乱心」と叫ぶ保守メディア』(鈴置高史)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/091600014/
 「荒木のダチ」「自称・韓国ウオッチャー」鈴置氏の珍論に突っ込んでみます。
 中国をヒトラードイツ扱いとは鈴置氏は何を考えてるんでしょうか?。英独仏伊など世界各国が参加したAIIBの存在をどう理解してるのかと聞きたくなります。


日経ビジネスオンライン『統一は中国とスクラム組んで:帰国後も習近平を見つめる朴槿恵』(鈴置高史)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/091500013/
 「荒木のダチ」「自称・韓国ウオッチャー」鈴置氏の珍論に突っ込んでみます。

北京での抗日式典に参加し、国民から大きな支持を得た朴槿恵(パク・クンヘ)大統領。帰国の機中で「中国と協力し統一を目指す」と宣言した。この予想外の急速な中国傾斜に、保守派も米中二股派も「韓米同盟が消滅する」と悲鳴をあげた。

 バカバカしい。北朝鮮を中国、ロシアが支援してる以上、「中国、ロシアの協力無しで統一を目指すこと」は非現実的です。

 地雷事件は中国の北朝鮮への圧力もあって解決できた、と韓国では報じられています。結局、8月末から9月初めにかけての2週間で支持率が20%ポイントも回復したのは、中国のおかげでした。

 つまりは鈴置氏の罵倒「朴クネの暴走」に反し、むしろ「中国との融和路線」は国民の支持を得てるわけです。政治家が国民の要望に応えるのは至極当然です。


■国家基本問題研究所・直言『中国製通信機器・ソフト使用の危険性』(太田文雄)
http://jinf.jp/weekly/archives/16996
 スパイソフトの危機というのなら「中国製以外」も可能性としてはあるでしょう。中国製だけをワーワー騒ぐ理由は何なのかといったらそれは単に「アンチ中国」なだけでしょう。まあ、「官公庁」だと「外国製ソフト」はなるたけ避けた方がいい「かもしれませんが」一般人には関係ない事でしょう。


■安保法案審議で感じたこと 
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news198627918-8.html

話し合いには限界がある。

 おいおいです。まさか安倍も自分たちのやってること(強行採決)を「話し合いをする気がない人間には力しかない!」と荒木に、対北朝鮮強硬論のネタにされるとは思っても見なかったでしょう。
 荒木の主観はともかく、これは客観的には「安倍政権は反民主主義であり交渉の成り立たない集団であり、その点では北朝鮮と同じ」と言ってるのも同然で非難の言葉でしかありません。いや最近安倍にきつい荒木にとってこれは主観的にも「安倍批判」かもしれません。

(注:いつまで経っても自衛隊北朝鮮に投入しないで、日朝交渉をだらだら続ける)そういう意味での「アベ政治を許さない*3」なら私も賛成します

 条件付とは言えついに荒木が「アベ政治を許さない」と公言しました。


■救うのか、見捨てるのか
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news198127913-8.html

(注:政府は)救うのか、見捨てるのかはっきりしろということです。

 荒木もついに安倍相手にここまで言うようになりました。
 そりゃ「救う」に決まってるでしょう。しかしこういう事抜かすのは荒木の脳内で「救う=自衛隊特殊部隊の北朝鮮突入」「救う=北朝鮮の政権転覆」という特異な理解をされてるからです。
 したがって「政権転覆なんてできない」「自衛隊特殊部隊突入なんてできない」というとめでたく「見捨ててる扱いされる」わけです。俺が家族会メンバーなら「荒木、お前北朝鮮武力行使したいだけと違うのか?。本気で拉致被害者を救う気があるのか?」と思ってドンビキですが、そんな荒木について行くのが家族会だからどうにもなりません。


怪文書
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news198027912-9.html

 昨日(11日)勤務先大学に理事長宛で次のようなFAXが届きました。

 拓大海外事情研究所の荒木和博教授が(注:大森本人は無罪を訴えてるが)北海道庁爆破事件の犯人で(注:北海道庁職員という)一般市民二人を殺した(注:として最高裁で死刑判決が確定した)大森勝久死刑囚(東アジア反日武装戦線)を顧問にし、獄中からの応援メッセージを公表しています。
 荒木教授は昨年警察庁前で、嫌がらせの座り込みを何日もやりました。
 朝鮮学校立命館の教授なら分かりますがこれは拓大教授のすることでしょうか*4。学生や社会はどう思うでしょうか*5。特に採用担当者がどう見るか心配です。

 差出人の名前が書いてない*6とは言え、そして「朝鮮学校立命館*7への失礼な物言い」はともかくそれ以外は言ってること、嘘でも何でもない。荒木がやらかしたことは非常識の極みだし荒木なんか野放しにし続ければまともな人間は拓殖なんか評価するわけもない。
 怪文書で片付けていい話じゃない。拓殖なら「怪文書」で片付けるのかも知れませんが。
 まあ拓殖以外の大学なら荒木なんかとっくの昔に処分されてもおかしくないでしょう。つうか拓殖以外ならそもそも荒木なんか教授にしませんが。

 大森勝久氏を顧問にしたのは先日集会を行った「山本美保さんDNAデータ偽装事件の真相を究明する会」で、応援メッセージというのは集会への顧問としてのメッセージです。また、昨年の私の座り込みもDNAデータ偽装事件に関することでした。ところがこの怪文書、そのことは書いていません。つまり、これに関わった私を中傷*8するものでありながら、一方で事件のことは書いていないわけで、これでは誰が書いたか大体想像が付いてしまいます。
 いずれにしてもこういう姑息な真似はしないで、正々堂々と自分が(注:荒木らが騒ぎ立てる「DNA鑑定捏造疑惑」について)無実であることを表に出て証明すれば良いでしょう。

 要するに「警察の嫌がらせだ」と言いたいのでしょう。実際どうか知りませんがこんなことで「警察の嫌がらせ」呼ばわりできるわけがないでしょう。荒木以外なら警察に名誉毀損で告訴されてもおかしくない言動です。まあ、「俺のバックには右翼政治家がついてるんだ、警察なんか怖くねえ」と言うとんでもないバカが荒木でしょうけど。いい加減警察も荒木を野放しにするのはやめた方がいいと思いますね。
 「刑事ドラマで警察が政治家の圧力に屈して後援会会長など有力支持者のスピード違反もみ消したりするのはやっぱ事実なんだ」と警察不信を確実に助長しますから。つうか俺は正直、この件では警察不信です。

こちらは訴訟でも何でも受けて立ちます。

 「アホか」ですね。名誉毀損で自分は警察に絶対に訴えられないと警察を舐めてるから荒木はこんな放言ができるわけです。
 それはともかく「警察が名誉毀損訴訟したいなら受けて立つ」じゃなくて荒木が警察を行政訴訟で訴えればいい。
 形式的には荒木じゃなくて「美保さんの遺族」になりますけど。荒木が美保さんの遺族に「もうこうなったら行政訴訟しかない、DNA鑑定報告を公開するよう警察に求める行政訴訟を起こしましょう」て言えばいい。何でそうしないのか(そういう訴訟になったら警察に俺は同情しますけど、「荒木が敗訴すれば片がつく」わけで、その方が警察にとってはいいかもしれない)。
 行政訴訟をおこされたら警察はそれを無視できない。裁判の場で「何故公開できないか」説明する義務が生じるわけです。裁判官相手にデタラメなことを言ったら、それこそ大問題になるから警察はまともなことを言うでしょう。
 そして仮に「公開請求を認める判決」が出たら荒木は万々歳じゃないですか。
 美保さんの遺族も何で「訴訟がしたい」て言わないのか。こんだけ警察ともめてるんだから今さら訴訟を躊躇する理由ないでしょう。
 頭がおかしいんじゃないのか。「自分らの主張に道理がないと自覚してる」から荒木ら救う会も「美保さんの遺族」も訴訟しないんだと言われても文句は言えないでしょう。

 なお、大森さんは確かに死刑囚ですが、一貫して無罪を主張*9しており、それについては自身のホームページ「北海道庁爆破・再審請求裁判(大森勝久)」で詳細に経過を記載しています。某省庁の人*10は「これでは本来なら起訴さえもできないのではないか*11」と言ったとか。

 やれやれです。俺は何で荒木が「死刑囚・大森氏」を顧問にするのかわけがわかりません。
 荒木の言いなりになるウヨ活動家として大森氏は「かわいい奴」なのかもしれませんがそれ運動の私物化じゃないですか。
 「大森氏は無罪を訴えてる(荒木)」て俺から言わせれば「そうらしいね。でも再審無罪判決出てないジャン。いつ死刑執行されてもおかしくないジャン」で終わる話です。無罪判決が出てない以上「俺は大森氏が無罪だと信じる(荒木)」と言ったところで「俺は信じない、以上」「文句があるなら再審無罪判決とってこいよ」で水掛け論になってしまう。
 でそういう水掛け論をしてまで大森氏を顧問にする意味があるのかって話です。
 普通に考えてあるとは思えない。こういう顧問*12つうのは普通
1)「死刑囚などと言う悪い意味の有名人ではない」いい意味での著名人(学者、作家、俳優、スポーツ選手など)
2)この問題の専門家
のどっちかがなることが普通のわけです。
 で、大森氏というのはそのどちらにも当たらない。しかも刑務所に拘留されてるから活動なんかろくにできるわけがない。そんな人間を顧問にして意味があるのかって事です。巣くう会内部で、あるいは美保さんの遺族から「いくら無罪を訴えてるからって死刑囚の顧問はまずいだろ、間違いなく無実だなんて再審無罪判決が出ない限り言えないし、いつ死刑執行されるか分からないし」「大体刑務所に身柄勾留されてて何ができるんだ」て批判はなかったのか。
 もしないのなら荒木べったりにも程があります。
 つうか引き受ける大森氏も非常識の極みです。何で「俺はろくに活動なんかできないから辞退する」と言わないのか。それとも「辞退したら再審請求がどうなるかわかってんだろうな」と荒木側から脅しでもあったのか。

その意味ではDNAデータ偽装事件と通じるものがあります。

というのなら大森氏が何度か再審請求を出したように荒木も「DNA公開請求の行政訴訟」でもおこしたらどうなのか。


■山谷大臣に要請
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news197827911-9.html

1、根本的に拉致問題を進展させるためには北朝鮮の体制を崩壊させ、他の人権問題とあわせて解決していくしかありません。日本政府が直接他国政府の体制転換をできるとは思いませんが、調査会としては直接北朝鮮に乗り込むことも含めて例え微力でも実力行使の方法を今後模索していきます。側面からのご協力をお願いします。

 わけがわかりません。「体制を崩壊させるため直接乗り込んで実力行使」、「側面からのご支援」とはどういう意味なのか。
 素直に考えれば「直接乗り込んで実力行使=北朝鮮相手に荒木一味が戦争を仕掛ける*13」と言う意味でしょうがそんな馬鹿な事を日本政府が「側面だろうが何だろうが」支援できるわけないでしょう。
 以前から荒木の主張は正気ではないですが、どんどんキチガイじみた方向に突進しています。
 こんなん、いくらウヨの山谷でも「ハイ、喜んで」なんて言えるわけない。家族会も良くこんな男について行ける。特に横田夫妻は「孫のこと」をどう思ってるんですかね。こう書くと荒木一味は「北朝鮮シンパが孫をネタに脅してる」とか言いそうですがそう言う話じゃないでしょう。
 荒木一味の主張は「北朝鮮相手の戦争」としか読めないし、そんなことをやれば、ウンギョンさんの身が危うくなることは常識で分かることです。俺が横田滋さんなら巣くう会一味とは縁切りしてるところです。

3、本来朝鮮総聯が退去しなければならないはずの本部ビルが未だに残っている問題は根本的には日朝交渉の中で取引材料にしようという意図が政府にあることが原因です。

 ばかばかしい。「退去する義務」なんかどこにもないですが。

また、自治体から支出している総聯系学校への補助金、税金の減免措置などを早急に廃止するよう政府の姿勢を明らかにされるよう求めます。

 これまたばかばかしい。そんな事は拉致の解決とはかけらも関係ありません。
 「竹島問題を解決するために韓国学校(民団系)への補助金をやめよう」と言うぐらいの暴論でしょう。


■天安
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news197727911-1.html
 「荒木って何考えてるんだろう」「荒木について行く家族会て何考えてるんだろう」と思わずにはいられません。天安沈没事件なんて拉致とは直接には関係ないわけですから。

韓国の中では未だに左翼親北勢力が北朝鮮のしわざではないと言っていますが、どう考えても他の理由は考えられないでしょう。

 俺も「北朝鮮の犯行じゃないかな」とは思います。ともかくこれ以降の話はそう言う前提で話を進めていきます。

結局こんなことをやめさせるためには北朝鮮の体制を変えるしかない、そうしなければ必ずまた同じようなことが起きます。拉致もそうですが根本的な問題から目を逸らすべきではないと思います。

 「体制をかえる」つうのが「ああいう行為を北朝鮮がやらないように北朝鮮の考えを変えていく」というのなら問題はないでしょう。太陽政策とはそういうものだったわけです。
 「北朝鮮がああ言う事をやるのはカネに詰まってるからだ、カネにつまらなくなればああ言う事はやらないだろう」と。もちろん他にも「ある程度北朝鮮経済を立て直しておかないと、統一の時に韓国経済が沈んでしまう」という判断もあったでしょう。つまり太陽政策とはかなり「現実的な話」であり単純な北朝鮮シンパじゃないし、そう言う意味では北朝鮮にとっても「カネが儲かるという意味ではありがたい」が簡単に乗れる話でもないわけです。
 一方「体制をかえる」つうのが「政権転覆」なら論外です。そんなことはできるわけがない。


■調査会理事会(9月4日)について 
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/94news197627910.html

 調査会では先週金曜、9月4日に理事会を開催しました。以下はそのときの議論の要約です。
・根本的には私たちの手で北朝鮮の体制を崩壊させるしかない。政府がそれをやるはずがないが、そうしなければ問題は解決しない。調査会としては政府に対するデモや座り込みよりも直接北朝鮮に乗り込むことも含めて実力行使を模索していく。国内では総聯の補助金カットなど兵糧攻めにも取り組んでいく。

 いつもながら非常識きわまりないので絶句です。
 先ず第一に何で「拉致の解決=北朝鮮打倒」なのか。旧ソ連東ドイツのように平和的に崩壊すればいいですが「イラクやアフガン」のように内戦でも起こったらかえって拉致被害者の命が危険にさらされる。そして荒木らは「建前論ですら」、「こういうやり方で平和的崩壊を目指します」なんて言わないわけです。事実上、「非平和的崩壊」を容認してるわけで全くとんでもない話です。
 まあ、id:noharraの「10万人の脱北者を引き受けよう」と同じで「口先だけで」平和的崩壊を目指すと言っても無意味ですが、荒木らの場合「口先ですら」そう言わないから呆れます。
 第二に「政府(安倍政権)がやるはずもないが私たちの手で北朝鮮を崩壊させる」「デモや座り込みよりも直接北朝鮮に乗り込むことも含めて実力行使」てのはどういう意味なのか。
 是非はともかく「政府を動かして自衛隊が実力行使」ならわかります(勿論支持はしませんよ)。
 荒木らチンピラ右翼が「自ら北朝鮮に戦争を仕掛ける」としか読めない文章ですが本気でそんな事ができるとか、すべきとか思ってるのか。noharraの「10万人の脱北者を引き受けよう」すらまともに見えるほどの非常識な大言壮語でしょう。
 最初に荒木は「打倒北朝鮮」と言ってますからこの「実力行使」とは「拉致被害者救出の為の荒木一味の北朝鮮出撃」に限定されてるわけではないでしょう。いや「アキとカズ(産経連載の与太小説)」的な「拉致被害者救出の為の荒木一味の北朝鮮出撃」に限定でも非常識ですけどね。
 第三に「朝鮮総連補助金カット」てそんな事が拉致解決や北朝鮮打倒と何の関係があるのか。「朴政権を打倒するために民団を痛めつけましょう」てのと同レベルの発言です。別にそんな事で打倒できないでしょう。いやそもそも北朝鮮打倒論自体非常識ですが。
 本来拉致を解決する上では「外交しか手はなく」、その外交をやる上に置いて「総連は重要なパイプ」でしょう。また総連には「北朝鮮との距離感」など、さまざまな問題があるにせよ「重要な在日朝鮮・韓国人系民族団体の一つ」でもあることは事実でしょう。であるなら「補助金カット」なんてとんでもない話でしょう。こんなとんでもない連中にいつまでもついて行ける家族会は全く理解できません。

 政府の対応については9月一杯待って何も起こらなかったならそれに対して発言していく。状況によってはこれまでの政府の不作為に対して訴訟を起こすことなども検討する。

 本当に荒木にそんなことができるかは疑問です。
 なお、「作為が間違ってる」と言う訴訟ならともかく「不作為が間違ってる(要するに制裁を再開しろとか特定失踪者を拉致認定しろとかそういうことでしょう)」という訴訟は無理ではないものの、「荒木の与太に限らず」一般的にいって「不作為の違法」を認めさせるのは難しいでしょうね。
 「法的に明らかにやる義務のあることをやらない」とか「やらない理由が嫌がらせとかおよそまともでない理由」とかでもなければ。たとえば朝鮮学校無償化除外違法訴訟が成り立つのは「他の学校が無償化対象なのに朝鮮学校を除外するのはやるべきことを故意にやってない違法だ」と主張できるからです。
 「桶川ストーカー事件」で警察の無為無策に対し訴訟が成り立ったのは「被害者の相談に対しきちんと対応すべきだったのにしなかったのは違法だ」と主張できるからです。その種の主張が荒木らの与太で可能とはとても思えません。

 北に対する情報流入を行うため、新たにテーマを明確にした直接的な寄附を募ることを検討する。

 よほど金に詰まってるんだろうとは思いますが「一体どういう口実で金を引っ張るつもり」なんでしょうか。

 山本美保さんDNAデータ偽装事件について、拉致問題の本質の象徴でもあり、あらためて重点的な取り組みを行う。

 こんな陰謀論はやればやるほど、「良識派が離れていく」と思いますがそう言う常識は荒木らにはないようです。

 「安倍さん以外にいない」ということが世論の歯止めになっているのであって、同じ状況が民主党政権自民党でも他の総理で続いていたら反発は決して少なくないはずです。

 「はあ?」ですね。「民主党政権(鳩山、菅、野田、あるいは今後、首相就任があり得る岡田、枝野など)や自民党でも他の総理(福田、麻生、あるいは今後首相就任があり得る石原伸晃、石破、谷垣など)ならもっと批判してる」てどんだけお前ら安倍に甘いのよ、て話です。
 今の安倍の路線が納得いかないなら荒木らは批判すればいい。id:Bill_McCrearyさんが『それなら安倍政権を批判すればいいだけの話じゃん』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/7905f07a9b7847d5a77a8fd45ac01d6d)と書いてるとおりです。
 そして今世論は拉致なんか興味ないでしょう。別に「安倍だから反発しない」んじゃなくて「興味がない」だけです。拉致は「北朝鮮に制裁が効いてる」と荒木が強弁していた時期も目立った動きはなかった。だったら「ストックホルム合意後の交渉で目立った成果がなくても」、「ずーっと目立った成果がないんだからどうでもいいよ(世論)」になってしまうでしょう。「竹島北方領土のついての日本国民の意識」に近い意識に今拉致への国民意識はたぶんなってる。「そりゃ北方領土竹島は戻ってほしいけど、向こうが動かないんじゃ手がないジャン」「そりゃ拉致は解決して欲しいけど向こうが(以下略)」「大体俺は拉致被害者家族や元島民などの当事者じゃないし、そんな事に関心持ってられないよ」て話です。
 今さら荒木らの言う制裁を再開したところで「成果が出る可能性はゼロ」です。「こうすれば成果が出る」という何かがあってそれに反する行為を安倍がしてるのなら反発も出るでしょう。でも「制裁なんか無意味」てことはずっと続いた制裁が意味がなかったことでもう明白なわけです。交渉するしかないことは明白なわけで「交渉の内容」ならともかく「交渉それ自体」に荒木のように反発するなんて論外です。
 一方性格は違いますが「安倍は間違ってる」という認識が強ければ先日の「安保法案反対デモ」のような大きな動きが起こるわけです。
 今拉致問題であれだけのデモが打てるか。いや荒木全盛期ですら打てたか疑問ですが、今はなおさら打てないでしょう。拉致問題では荒木らに対する国民の支持などその程度のもんです。


■国家基本問題研究所『抗日戦勝70周年軍事パレードのまやかし』(太田文雄)
http://jinf.jp/weekly/archives/16953

 第二次大戦で日本が戦ったのは中華民国であり、共産党が支配する中華人民共和国ではない。従って中華人民共和国戦勝国のメンバーではなく、抗日戦勝70年パレードを行うのは歴史の捏造である。

 やれやれです。共産党国共合作のもと、日本軍と戦ってますからこんな物言いは成り立ちません。大体「ならば台湾の政権が抗日式典をやれば」納得するのかと言えばそうではないのだから詭弁でしかありません。

 中華人民共和国の成立は戦後の1949年で、国際的に最初に行ったことは朝鮮戦争への介入で韓国に侵攻し国連軍*14と干戈を交えて挑戦したことである。その韓国の大統領と国連の事務総長が軍事パレードに参列することは中華人民共和国の侵略を是認する事になる。

 ばかばかしい。中韓国交正常化が実現した時点で「朝鮮戦争の話は片がついた」と見るべきでしょう。その「片の付け方が適切かどうか」なんてことは当事者の中韓が議論すべき話でよそ者の日本人がどうこう言う話じゃありません。大体「朝鮮戦争で韓国を支援した米国や英国からも政府代表(確か駐中国大使)が式典に出席してる」のにどうして「朝鮮戦争での中国参戦正当化」になるのか。
 いずれにせよ「軍事パレード参加」を「朝鮮戦争での中国参戦支持」と見る韓国人はいないであろうことは「訪中直後の朴政権支持率の上昇」でも明白です。
 そもそもあの軍事パレードは「少なくとも建前では朝鮮戦争など関係ない」ので当たり前の話ですが。

 朝日新聞の9月3日夕刊見出しのように「兵力30万人削減、平和重視を強調」と、習近平演説を額面通り報じるのは余程お目出度いか背後に潜められた意図を疑わざるを得ない。

 「本音はともかく」、建前において習主席が「平和アピールした」のは事実です。朝日が報じたのはその程度の事に過ぎず別に「額面通り受け止めた」わけではないでしょう。と同時に「政治アピール」はたとえ建前でも「本音をある程度拘束せざるを得ません」。「建前ではああ言ったがアレは嘘だ」なんてことは公言できる話じゃないからです。


■国家基本問題研究所『アベノミクスの本質に立ち返れ:社会保障改革とデフレ意識』(大岩雄次郎)
http://jinf.jp/weekly/archives/16951
 アベノミクスに「本質」なんてもんがあるとは思いませんが、それはさておき。「アベノミクス」に対するおべっかはともかく、内容は「景気を良くするためにも福祉を充実すべき」という「ある種の社民主義」であり国基研のコラムとは思えない比較的まともな代物です。


■続・ブルーリボンバッジ
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news19742798-53.html
ブルーリボンバッジ
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news19692791-ec.html
の続報です。

 テレビドラマのブルーリボンバッジの問題はTBSがことの顛末を明らかにしてとりあえず決着しました。

荒木の言う事の顛末とは
1)最近ブルーリボンバッジをしてる政治家が多いのでああいうバッジをつけると政治家ぽく見えていいかと思った
2)それ以上の他意はないが、「拉致被害者家族の心を傷つけて申し訳ない」。今後このようなことがないよう注意すると共に、このドラマについては再放送やDVD化は考えてない(以上、TBSの釈明)
んだそうです。
 TBSの屈服には「がっかり」ですが、とはいえ「このドラマに対する思い入れが別になければ」ある意味「お利口な対応」ではあるでしょう。

 まあ本当に悪意があったらあれほどはっきりとやるとも思えません。もっとサブリミナルというか、分かりにくくするでしょう。特定失踪者の問題*15をはじめとする拉致問題でTBSや一部ですがその系列局は継続して報道してくれており、今回のことはもう放送自体の問題より、逆にバッジを付けていれば拉致問題に関わったかのようになっている現在の永田町の問題に注意を払うべきと思います。

 やれやれです(苦笑)。
 「報道特集とかでTBSは俺達に好意的だし、わびも入ったから、まあ許してやるか」「そもそも故意ににやるんだったらあんなに露骨にしないだろ」だそうです。
 なお

バッジを付けていれば拉致問題に関わったかのようになっている現在の永田町の問題

と言う荒木ですがそうなってしまったのは
1)「家族会」「荒木ら救う会」が蓮池透氏家族会除名なんて無法をやり世間をドンビキさせたから(救う会や家族会とはまともにつきあえないから適当に扱っておこう)
2)「家族会」「荒木ら救う会」が「とにかくブルーリボンバッジをつけろ」とバッジを売り込んだから
なんですがね。
 なんか「家族会」「荒木ら救う会」を見てると「八鹿高校事件を正当化した昔の部落解放同盟」を見てるようで絶句します。小生はあの事件(1974年)をリアルタイムで知ってるわけではなく「本での知識」ですが。
 「八鹿高校側に問題があろうとも」あんな暴力行為は正当化出来るもんではないでしょうが、当時の解放同盟は居直ってしまった。そして「部落差別者と思われたくない」「解放同盟の票や政治献金が欲しい(さまざまな政治家)」「部落解放同盟は反共の道具に使える(自民党?)」などの思惑からか、メディアも政党もそんな解放同盟をろくに批判しなかった。「共産党」「部落解放同盟と対立する他の部落解放組織(自民党に近い同和会共産党に近い全解連)」「一部のジャーナリスト」など、批判する人間は決して多くなかったわけです。
 それが部落解放同盟にとって良かったか悪かったかは今さら言うまでもないでしょう。多くの人間が「部落は怖い、同和は怖い」「ああいう事とは関わり合いたくない」とドンビキしてしまった。
 「解放同盟の過去の過ちの道」と同じ道を拉致もたどってるように思います。しかし「解放同盟の居直りはまだ理解できる*16」のですが「家族会の救う会べったり」は全く理解できません。

ところで先日新聞の取材を受けてあらためて思い起こしたのですが、私が拉致問題を知ったのは昭和55年1月の産経新聞のアベック拉致に関するスクープでした。しかし自分は当時何もしませんでした。

つまりはそういうことです。
 何故荒木らウヨはほとんどの人間が動かなかったか。
 先ず第一に、当時荒木らウヨにとって「最大の敵」は「ソ連」でした。ソ連が「全国規模の広域暴力団、日本最大の暴力団山口組」だとすれば、北朝鮮なんか「仁義なき戦いの広島ヤクザ」みたいなもんです。山口組に比べたらたいしたことない。と同時に「山口組ソ連)の友好組織=北朝鮮」なんですから、「北朝鮮に何か言ってもソ連がバックだからあまり意味がない」つうことになってしまう。
 第二に「拉致の根拠が薄弱だった」からです。

運動に関わるのは平成8年10月号の月刊「現代コリア*17」に掲載された石高健次*18さんの原稿から少女拉致のことが分かり、その年の暮れにその少女の名前が横田めぐみであると分かってからです。

 要するに「15歳の少女が拉致されたなんてこれはお涙頂戴的な意味で使える」と荒木が判断したと言う事でしょう。と同時にその頃はソ連がなくなっていた。ソ連がなくなって荒木らウヨの中で「北朝鮮の仮想敵としての位置」が急速にアップするわけです。
 しかし荒木も「私は李恩恵疑惑が浮上した1980年代後半から運動に携わってました」と嘘を言えとは言いませんが「平成8年(1996年)からコミットしました」と平気で公言できるとはどういう神経してるのか。俺ならこんなこといいません。
 1996年と言えば橋本内閣ですが、この荒木の立場では「橋本*19内閣以前の内閣*20の拉致に対する態度」は到底批判出来ないでしょう。また「荒木よりもずっと早く、橋本敦参院議員の『李恩恵』質問で梶山*21国家公安委員長、宇野*22外相に『政府として初めて拉致疑惑を認めさせた』共産党」も到底批判出来ないでしょう(共産党北朝鮮拉致疑惑追及については拙エントリ『共産党の「北朝鮮拉致問題追及」のすばらしさをしんぶん赤旗で学ぼう』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20071015/1307052595)参照)。ところが荒木は共産党も批判すれば、「橋本内閣以前の内閣」も批判するのだから呆れます。
 なお、荒木の発言が事実なら「1998年が家族会が右翼方向に歪む分岐点」だったんじゃないか。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-11-18/04_0401.html
木島
『この「拉致議連」は残念ながら、今年三月に会長の中山正暉*23自民党衆院議員が辞任を表明したことを受け、日本共産党に事前の連絡もなく解散してしまいました。
 そして、四月二十五日に現在の「拉致議連」(北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟)が発足しますが、この議連は最初から日本共産党社民党を除外して、他の国会議員に参加がよびかけられたものでした。』

という木島元衆院議員発言も「荒木が拉致にコミットしたという1996年以降荒木らウヨが拉致を自分らの政治的道具にするため策謀していたこと」を示していると思います。

実に(注:昭和55年(1980年)の産経報道から、平成8年(1996年)に拉致に関わるまで)この間16年、私は何もしていなかったわけですが、その理由は一つには北朝鮮が怖かったことと、もう一つは面倒なこと*24に関わるよりも自分の暮らしを楽しんでいたかったからでした。

嘘つくな、ですね。北朝鮮の何が怖いのか。既に指摘しましたが荒木がコミットしなかった理由は

 先ず第一に、当時荒木らウヨにとって「最大の敵」は「ソ連」でした。ソ連が「全国規模の広域暴力団、日本最大の暴力団山口組」だとすれば、北朝鮮なんか「仁義なき戦いの広島ヤクザ」みたいなもんです。山口組に比べたらたいしたことない。と同時に「山口組ソ連)の友好組織=北朝鮮」なんですから、「北朝鮮に何か言ってもソ連がバックだからあまり意味がない」つうことになってしまう。
 第二に「拉致の根拠が薄弱だった」からです。

でしょう。第二の理由は荒木がコミットした時点でも「薄弱」でしたが、第一の理由は大きく変わりました。「ソ連の崩壊」により荒木らウヨは「ソ連にかわる敵を探していた」。その荒木にとって格好の攻撃対象として「拉致疑惑の北朝鮮」が浮上したわけです。「中国と違って日本企業のつきあいもほとんどない」し実に叩きやすい。
 断言してもいいでしょうが
1)今もソ連が健在なら荒木らウヨはソ連叩きに全力投球でしょう
2)また、「北朝鮮が今の中国や韓国並みの経済力を持っていたら」今ほど北朝鮮に敵対的な態度がとれたか疑問です。
 とはいえ荒木が

ソ連健在時にソ連叩きがウヨの政治活動のメインになるのは当然だろ、北朝鮮なんか叩いてられるか

と言えずに

北朝鮮が怖かったことと、もう一つは面倒なことに関わるよりも自分の暮らしを楽しんでいたかったからでした。

つうのは面白い。荒木の建前「北朝鮮が怖い」(?)が本音「ソ連叩き>越えられない壁>北朝鮮叩き」と比べて「格好いい」とは俺は思いませんが荒木は「格好いい」と思ってるようです。

その意味で私にはこのことに関わろうとしない人を非難する資格はないと思っています。

「ええ、お前非難しないどころか、非難してんじゃん、何バカ抜かしてるの?」ですね。荒木とつきあえる家族会は本当に理解できません。


日経ビジネスオンライン『韓国は「帰らざる橋」を渡る、「非民主国家連合に参加」と世界から見なされた朴槿恵』(鈴置高史)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/090400012/?P=1
 久しぶりに「荒木のダチ」「自称・韓国ウオッチャー」鈴置氏の珍論に突っ込んでみます。
 最初から結論ありきの暴論です。
 たとえば、鈴置氏及び「氏のアンチ韓国、アンチ中国仲間である木村幹・神戸大教授」は式典に参加した政府としてわざわざ

ロシア(大統領)、スーダン(大統領)、北朝鮮朝鮮労働党書記)

といった一般に独裁的とされる国のみをあげ「韓国が非民主国家連合に参加」と強弁しますが

フランス、イタリア(外相)、米国、カナダ、ドイツ(駐中国大使)

など民主主義国家とされる国も参加者がいるのですからそんな理屈は全く成り立ちません。むしろ鈴置、木村コンビの「異常なアンチ韓国、アンチ中国ブリ」が露呈されてるだけです。
 また、鈴置氏は「これで朝貢体制が復活した、韓国は中国の属国になった」と強弁しますがそのように理解することは以下の理由から無茶苦茶でしょう。
・韓国は今回の式典では「朴大統領が習主席と昼食を共にする」など、かなり優遇されています。
 したがってこの鈴置理論「韓国は中国の属国となった」では「韓国よりも待遇の悪い」ベトナムやモンゴルはどうなるのかという話になります(ちなみにベトナムやモンゴルも大統領が出席しました)。ベトナムやモンゴルも一時、朝貢関係にあった*25わけですから、鈴置理論では「ベトナムやモンゴルも属国となりしかも、韓国以下の扱いをされた」「それをベトナムとモンゴルは受け入れた」ということになるでしょうが、そんな理解はおかしいでしょう。
 「韓国の中国との友好関係」をおとしめるために結果として「ベトナムやモンゴルまで貶めてしまう珍理論」が鈴置理論です。ただ鈴置氏のような人間はもしかしたら韓国だけでなく、マジで「ベトナムやモンゴル」も「中国にへいこらする属国」と小馬鹿にしてるのかも知れません。
 なお、鈴置氏はこの駄文の後半で「これで韓米同盟も終わった」と無茶苦茶言ってますがそんなわけないでしょう。朴政権は「韓米同盟を終わらせる気なんかない」からです。一方の米国も「訪中したら韓米同盟も終わりだ」なんて言ってるのは一部の極右政治家だけです。本気でオバマ政権がそう考えてるなら「安倍の靖国参拝をやめさせたように朴大統領の訪中発表時に遺憾表明する」など、あらゆる手段を使って訪中を阻止したでしょう。
 ただし私見を言えば「韓米同盟って続ける意味あるのか?」とは思います。今の北朝鮮には「韓国に戦争をしかける能力なんかない」ですから、そう言う意味では在韓米軍はいりません。
 と同時に「韓国がベトナム戦争に出兵したこと」でわかるように在韓米軍は「単なる防衛同盟」じゃない。米国の軍事戦略の一環のわけです。今後の米韓両国政府の思惑によっては「米韓軍でISと戦闘」なんてこともありうる。でそれでええんか、てことです。
 「日米安保による集団的自衛権行使」に反対する俺としては「米韓同盟にも否定的評価をせざるを得ないか」と思います。
 そもそも中国が韓国に対して接近してる理由の一つ(全てではない)は「米韓同盟の脅威」でしょう。中国は「米国の方針によっては米韓同盟がいつ自分に向かってくるか分からない」と恐れてることでしょう。韓国としても「南北統一を果たす上で絶対に協力を得ることが必要な国」「韓国にとって重要な貿易相手」中国のそうした危機感を「軽減するため」にも訪中が必要だったと言う事でしょう。


■「真実は一つ」インターネットにアップロード
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news19732797-e4.html

 5日に行われた「究明する集い」で披露されたアニメ「真実は一つ:闇に包まれた失踪事件・山本美保物語」の第1部がインターネットにアップロードされました。
 引き続き来週には第2部が公開の予定で、第3部で完結します。恐縮ですがこのアニメを一人でも多くの方に見て頂けるよう、拡散のご協力をお願いします。

 こんな与太動画流して意味があると本気で思ってるんですかね。
 しかも「アニメ」という荒木ですが動画でなくて「静止画像」ですからね。完全に紙芝居状態です(苦笑)。ナレーターも完全な棒読みで素人が読んでるようにしか思えません。

 他の失踪者、さらには政府認定拉致被害者についても様々な形で隠蔽・不作為が行われている可能性があります。

 おいおいです。そこまで日本政府を疑うのならもはや信頼関係はないわけで巣くう会や家族会は政府への陳情なんかやめたらどうなのか。しかし「荒木が待望していた安倍政権」なのにここまで罵倒するとは。「かわいさ余って憎さ百倍」てことでしょうか。ただ安倍を罵倒したところで何がどうなるわけでもなく荒木も完全に八方ふさがりでしょう。


■DNAデータ偽装事件で川人弁護士が上申書提出
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/dnanews19732796.html
 「川人もどうしようもねえバカだ」としか言いようがないですね。過労死弁護でつきあいのある人間はこうした川人のバカさをきちんと突っ込んでるんですかね。もし「突っ込んでない」のならそれは「ペマギャルポを野放しにするid:Mukke」なみに最低の行為でしょう。

 川人博弁護士が9月3日、日弁連に対し対応を求める上申書を提出しました。
 昨年9月3日、日弁連は本件に関する人権救済申立(美保さんの母山本文子さん、妹の森本美砂さん、山下滋夫元山梨大教授*26・調査会代表荒木の4人が申立人)を認め、警察庁長官にDNA鑑定書の謄写*27(実質上の公開)を認めるよう勧告をしています。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/complaint/year/2014/140903.html
 しかし警察はこれに対して全く何もしていません。
(中略)
 上申書は日弁連に対し再度警察が謄写を実施するように対応を求めるものです。これでも警察が黙秘の状態を続けるならば究明する会としても次の対応*28をすることになると思います。
 それにしてもこのDNA鑑定書が本物なら出してしまえばそれまでのはずで、警察もこれほど大騒ぎする必要はないと思うのですが。よほど公開したくない理由があるのでしょう。

・先ず第一に、日弁連の指摘は「後ろ暗いところがなければ公開すればいい、そうすれば遺族の疑念も晴れると思うけど。公開しない正当な理由があるとは僕ら思えない」という話であって、荒木らの「美保さんは北朝鮮拉致だ」「美保さんが拉致であることを否定するため県警が鑑定を捏造した」だのという陰謀論を支持してないのは勿論、「鑑定が誤鑑定だ」という認識ですらないことを指摘しておきます。
・第二に荒木の県警への因縁をもじれば

それにしてもこのDNA鑑定書が「捏造だという自信が巣くう会やご遺族にそんなにある」なら「鑑定書の公開を求める行政訴訟」をしてしまえばそれまでのはずで、巣くう会やご遺族も「日弁連勧告に従え」とこれほど大騒ぎする必要はないと思うのですが。よほど裁判したくない理由があるのでしょう。

ですね。川人という「裁判経験がもちろんある人間」がいるのに何で行政訴訟しないのか。
 日弁連勧告なんて法的強制力はないんだから警察のこうした対応は十分予想できるもんです。
 「お前らウヨは大江『沖縄ノート』訴訟とか、百人斬り訴訟とか、グレンデール市の慰安婦銅像訴訟とか、NHKJapanデビュー訴訟とか裁判大好きジャン。負ける訴訟でも平気でやってんじゃん」 「何で美保さんの件だと裁判しないの?」と聞きたくなります。
「鑑定書の公開を求める行政訴訟」にせよ「警察の間違った発表により精神的被害を受けた→賠償を求めると言う訴訟」にせよ「動物(アマミノクロウサギイリオモテヤマネコなど)を原告とするエコロジストの環境保護訴訟」などと違い「違法訴訟として門前払いされる*29」なんてことはないでしょう(「エコロジストの訴訟」のように「門前払いを覚悟して注目を集める*30ためにあえて訴訟する」つうのもあり得ますけどね)。
 話が脱線しますが「動物を原告にした訴訟」について琉球新報の記事を参考に紹介しておきます。
 「動物を原告にした環境保護訴訟についての記事」てのはググればいくらでも見つかると思いますので興味のある方は探してみてもいいでしょう。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-119001-storytopic-86.html
琉球新報『動物は原告に適さずと却下/西表リゾート開発訴訟』
西表島のリゾートホテル開発に反対する自然保護団体のメンバーが、イリオモテヤマネコなど22種の動物を原告に、ユニマット不動産(東京)に開発中止を求めた訴訟の判決で、東京地裁は26日、動物に原告適格は認められないとして訴えを却下した。
メンバーは「開発予定地には絶滅の恐れがある多くの生き物が生息しており、コンクリート護岸化などで生存権が脅かされる」と主張していた。動物を原告にした国内の訴訟で、原告適格を認めた判決はない。

 で話を元に戻しますが、普通に考えれば美保さんのご遺族らが訴訟を起こさない理由は「勝てないと自覚してるから」「訴訟やってもアマミノクロウサギなどを原告とした訴訟ほどの注目もされないと自覚してるから」と言う答えしかないと思いますけど。まあ、そんなんだったら日弁連勧告振り回すなって話ですけど。
 第三に荒木は

よほど公開したくない理由があるのでしょう

と言ってますが、「公開したくない理由」が仮に「美保さんの鑑定は誤鑑定、遺体は別人」だとしてもそれは当然ながら「美保さんが北朝鮮で生きてる」なんて話ではない。正直、ご遺族だって「死亡という鑑定結果を覆せれば悪魔に魂を売って構わない、山形の死体が美保の遺体だなんて信じない、信じられない」と思ってるだけで「悪魔=巣くう会」の「美保さんの失踪は北朝鮮拉致」なんて結論を本気で信じてるわけじゃないでしょう。
 また「美保さんの鑑定は誤鑑定、遺体は別人」以外にも公開したくない理由は一応以下のように想定可能です。
1)公開すれば、誤鑑定じゃないと証明できるが何しても巣くう会は因縁つけるだろうから公開しない
 公開したところで「やれ捏造に違いない、本物を出せ」としつこいだろうってことですね。それでも俺は「誤鑑定でないことがきちんと証明できるのなら公開した方がええんと違うか」と個人的には思いますが。
 ちなみに、そういう因縁つけを北朝鮮相手にやって「めぐみさんは生きてるはずだ」「特定失踪者も北朝鮮拉致だ」とか抜かしてるのが巣くう会、家族会です。
2)「これは誤鑑定ではない」が他の鑑定に「誤鑑定の疑いがあり得る」ので他に波及するのが怖い
 警察の鑑定が「誤鑑定じゃね?」と言われてるのは何も、「荒木が騒いでる美保さんの件だけじゃない」わけです。


■大森勝久『「憲法9条2項改正」の主張は本来の憲法9条=「芦田*31修正論」を否定して国防不全の日本を維持するための謀略であるー安倍首相を批判する』
http://1st.geocities.jp/anpo1945/9jou2kou.html
 「芦田修正論採用」なんて無茶苦茶な解釈改憲ができるわけないでしょう。全く大森氏は非常識です。

 各国の刑法は「正当防衛行為」を定めている。古くからの<法>である。日本の刑法も36条(正当防衛)で、「急迫不正の侵害に対して、自己また他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない」と定めている。

 「国も同じだ」という大森氏ですがその理屈だと「集団的自衛権」なんて認められる余地ないですけどね。「他者の為の正当防衛」なんて「自分のための正当防衛」と違って「そうしないと他者が怪我する」とか例外的ケース以外、基本的に認められませんから(要するに他者が自ら防衛しろと言う事)。
 「他者の為の正当防衛」なんて安易に認めたらそれこそ「兄貴のために弟分の俺が反撃するのは当然(ヤクザ抗争とか)」とか恐ろしいことになります。
 そして「集団的自衛権の事に話に移せば」米国なんて「日本が守らなくても自分で身は守れる」わけです。別に本当に「日本に守って欲しい」わけではなくて、単に「中東辺りで共同軍事作戦したい」だけですから。
 つうか実際の集団的自衛権行使事例は「米国のベトナム戦争(同盟国の南ベトナムが侵略された)」「ソ連のアフガン侵略(同盟国のアフガンが、米国の間接侵略を受けた)」なんですから到底「正当防衛と同一視」なんかできるもんじゃない。
 また刑法の正当防衛の場合「過剰防衛」は処罰されますが、「集団的自衛権の場合」そういうチェック機能が基本的にないという問題もある。

 中共、ロシア、北朝鮮は日本の武力侵略を狙っている。

 そんなん誰が考えても狙ってない。大森氏は生き恥をさらしてる以外何物でもない。仮に彼が無罪だとしてもいっそ「死刑執行されてこの世から消えた方がいいんじゃないか」とすら思える無様さです。

 反日左翼は、日本の法を「ブルジョア法」だとして全否定する

 今時そんな左翼がどこにいるんですかね。いや昔だってそんな左翼がどれほどいたか疑問だと思いますが。

保守に偽装した反日左翼の安倍首相

 さすがに安倍が「巣くう会の自衛隊北朝鮮突撃論」など支持しないことを「反日左翼だ」「共産党と一緒だ」「自衛隊北朝鮮に突っ込むのは当然だ」と言っちゃう辺り本当に大森氏は気が狂ってます。いくら安倍だって「安保法制が成立したら拉致被害者救出の為に自衛隊北朝鮮に突っ込みます」なんて言えるわけがないでしょう。

 同盟国の中露が北朝鮮を経済的に支えている以上、経済制裁だけで北朝鮮拉致被害者を返すことなどありえないのは明らかなことだ。軍事力の行使が必要である。

 前半(制裁なんか効かない)はその通りですが後半の「だから北朝鮮自衛隊を突っ込もう」なんていうのは無茶苦茶な暴論です。

 日本の関東軍は1931年9月に「満州事変」を起した。これは、1922年のワシントン会議(9カ国)で調印された「中国に関する9カ国条約」(中国の主権・独立とその領土的・行政的保全の尊重等を規定。1925年発効)と1928年の「不戦条約」(侵略戦争を非合法化した)を破った軍事侵略であった。関東軍満州を軍事占領し、1932年3月にはカイライ国家の満州国を建国した。これは「右の反日左翼」(国家社会主義勢力)による「軍事クーデター」であった。

 『満州事変と満州国建国』を理由に「ワシントン会議の取り決めを破り英米の対日感情を悪化させた」と大森氏が関東軍を批判するのはもちろん問題はない。問題は「関東軍の行為を昭和天皇以下、日本の政府中枢」が事情はどうあれ、容認したことを大森氏が無視することです。「昭和天皇以下、日本の政府中枢」が事情はどうあれ、容認したのに何が「反日左翼の軍事クーデター」なんでしょうか。
 大体「満州事変」が「反日左翼の謀略」なら、「満州事変の中心人物の一人」で戦後東京裁判で死刑になった「板垣征四郎*32」が「反日左翼」になってしまいます。
 他のA級戦犯はともかく、大森氏の理屈では「板垣征四郎」は「反日左翼」であり、「靖国に合祀する」などとんでもない事であり一刻も早く「合祀取り止め*33」する必要があるでしょうがその辺り、大森氏はどう考えているのか。
 また大森氏は「太平洋戦争開戦」を「反日左翼の謀略」呼ばわりしますがその理屈だと「1941年12月8日開戦当時」の東条英機*34*35首相も「反日左翼」ということになり、板垣同様、「東条英機」は「反日左翼」であり、「靖国に合祀する」などとんでもない事であり一刻も早く「合祀取り止め」する必要があるでしょうがその辺り、大森氏はどう考えているのか。何故か大森氏は「ゾルゲ事件で近衛のブレーンの一人・尾崎秀実が逮捕された」せいか、「近衛文麿元首相ばかり非難します」し、近衛の諸政策が近衛の主観はともかく客観的には「日本を対英米戦争の方向に持っていった」のも事実ですが、「対米戦争の最終決断者は東条首相*36」なんですけどね。何故か東条を非難しない大森氏です。

共産党社会党は戦前は軍国主義と戦った」というのは真っ赤な嘘、歴史の捏造である。

 徳田球一*37宮本顕治*38ら幹部連が軒並みムショにぶち込まれた共産党はともかく社会党(正確には後に民社党となる社会党右派)は三輪寿壮*39河上丈太郎*40など「少なくない幹部連が大政翼賛会に参加してる」ので「軍国主義と闘った」とは言いがたいと思いますけどね。
 むしろ共産党から「大政翼賛会に参加するような人間が幹部でいる社会党は評価できない。戦前、戦争に反対した我が党こそが左派の本流だ」と言われ必死に弁明していたのが社会党だと思いますがどうにも、大森氏の政治認識は狂ってます。


拓殖大学海外事情研究所『アメリカ大統領選挙と日米同盟』(川上高司*41拓殖大学海外事情研究所所長)
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html

 トランプ候補ですが、(中略)「米国は、中国と日本に雇用を奪われている。雇用を取り戻そう」と、まるで、1980年代に逆戻りしたような古いことを訴えています。
 なぜ、トランプのような候補者が米国で人気を博すのでしょうか。米国では2009年にバラク・オバマが黒人として初めて大統領に就任してから白人は危機感を持ち始めました。非白人が米国社会の実権を握ることに嫌悪感を持つ白人層がティーパーティーを結成したり、白人の警察官が黒人を射殺する事件が続いて起こったりしています。そういった白人の不満をトランプが代弁し人気を得ていると考えられます。

 そういうことなんでしょうね。裏返せば「トランプが共和党候補になったり大統領に当選したりする可能性は低い」てことでしょう。米国には非白人もいるし、白人全てが「トランプのような排外主義」ではないからです。「トランプ的排外主義」を支持する白人の票なんて「有権者全体の票」からしたら少ないでしょう。オバマだって何も「非白人の票だけで当選した」わけではない。

 オバマ政権はアメリカの経済を立て直すという理由で、10年間で5千億ドルの軍事費削減を宣言し、米軍の前方展開兵力の予算を削減したために日本はアジア地域で「力の真空」が起きないように防衛力*42を強化せねばならなくなりました。日本は(注:尖閣がある)東シナ海だけでなく(注:日本が全く関係ない)南シナ海での守り*43を(注:米国の代わりに)行う必要がでてきたわけです。

 完全にアメリカの視点です。別にオバマの計算に日本が唯々諾々と従う義務はないわけです。
 つうかこういう事言っていいんですかね。集団的自衛権が日本防衛と全く関係ない事を認めてるのも同然ですが。
 しかしこういう事を言いながら「戦前日本を美化できる日本ウヨ」の神経は本当によく分かりません。


■攻撃は最大の防御
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news19722794-cd.html
 荒木の言う「攻撃は最大の防御」とは比喩でも何でもなく「北朝鮮にミサイルを撃ち込まれる前にこっちから打ち込めばいい」などという暴論なんだから話になりません。

今の北朝鮮の体制が続いている限り全被害者の救出は難しい

 バカも大概にして欲しい。拉致被害者救出を口実に北朝鮮打倒論唱えてるだけじゃないですか。良く家族会もこんなバカとつきあえるもんです。
 「中露が支援してる以上」打倒は無理でしょうがそれはさておき。
 東ドイツ崩壊のような平和的崩壊なら拉致被害者救出に役立つかも知れない。でもそんな保障はどこにもないわけです。アフガンやイラクのように内戦状態に突入したらかえって拉致被害者の命が危険にさらされる。

 政府がやらないなら私たちが直接北朝鮮に乗り込むなどのことも考えなければならないかもしれない。

 「やれるもんならやってみろ」て話です。やる気もないことを良くも放言できる。

 政府に対して訴訟を起こすとか、これまでの不作為について明確に切り込むことも考える必要はあると思いました。明日集会のある山本美保さんDNAデータ偽装事件も、ある意味拉致問題に関する政府の隠蔽の象徴のような事件です。

 だったらとっとと行政訴訟を起こせって話です。美保さんの遺体発見は「小泉政権時代のこと」なんですからいくらでも訴訟が起こせたはずなのに遺体発見から10年以上経った今でも訴訟を起こさないとはどういう事なのか。

専守防衛」という日本の国防方針も全くの虚構であり、現実にやれば沖縄戦のように国土に敵を引き込んで住民を巻き込んで戦うことになります。

 ばかばかしい。どこの世界に「国土に敵をやすやすと上陸させる国防軍」があるのか。水際作戦、つまり上陸する前に空と海から叩くに決まってるでしょうが。何のために海上自衛隊航空自衛隊があるのか。
 大体、沖縄戦のどこが専守防衛なのか。日本が真珠湾攻撃したから戦争が始まったんでしょうが。
 荒木は「真珠湾攻撃は自衛だ」とでも言う気なのか。ハワイまでわざわざ攻撃に行って自衛もない。
 そして沖縄に日本軍が敵を上陸させたのは「上陸させないだけの軍事力が日本になかった」ただそれだけの話です。上陸させないだけの軍事力があれば航空兵力と海上兵力で上陸を阻止したでしょう。
 米軍の上陸を阻止できず、上陸した米軍に勝つ見込みもほとんどないのだから、とっとと沖縄の日本軍は米軍に対して降伏なり、玉砕なりすればいいものを「民間人を犠牲にしてでも捨て石になれ、すぐに負けるな、米軍の本土上陸を一日でも遅らせろ」という中央の無茶な命令で「民間人を巻き添えにしただけ」です。あれが「専守防衛の当然の姿」なんて馬鹿な話はどこにもない。
 大体「日本軍による沖縄住民虐殺」が起こってるのに何が専守防衛なのか。

 早ければ10月の第28回、遅くとも12月の第29回までに1万キロ現地調査も1万キロを達成します。このような区切りは次のステップに進むことを象徴するもの

 ばかばかしい。「百名山制覇」「日本国内の世界遺産制覇*44」とかならまだしも「拉致調査で1万キロを突破すること」に何の意味があるのか。問題は「調査が拉致解決に役立ったかどうか」でそう言う意味では荒木の「なんちゃって調査」は糞の役にもたってないわけです。


■大森勝久氏が「究明する集い」にメッセージ 
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news19712793-54.html

 「山本美保さんDNAデータ偽装事件の真相を究明する会」の顧問である大森勝久氏が明後日9月5日に開催される「究明する集い」にメッセージを送りました。

 著名人でも何でもない一死刑囚に過ぎない大森氏のメッセージを自慢する荒木といい、「再審請求中のはず」なのに、そして「DNA鑑定の専門家でもない」のに、こんな会の顧問をやる大森氏といいわけのわからない連中です。
 つうか大森氏も「美保さんのDNA鑑定は捏造」とか、あまり馬鹿な事を言ってると「あの大森ってのは本当に無実なのか?」「真犯人なのに知能だか人格だかに問題があって『俺は無実だ』て言ってるだけじゃないの?」「ぼけ老人が朝飯を食べたのに『まだ朝飯食べてない』とボケた事言うのと似たり寄ったりの状況が大森じゃないの?」という扱いを世間にされかねないんじゃないか。

 (注:山梨県警のDNA鑑定捏造を黙認する)安倍首相も(注:小泉総理以下歴代の総理同様)拉致問題を「幕引き」して国交正常化を目指しています。拉致被害者切り捨てです。私たちは「法の支配」を否定する「悪の政府」とは断固戦っていかなくてはなりません

 荒木が紹介する大森氏の発言ですが、これは荒木も同意見と言う事でしょう。荒木も本当にとんでもない地点に来たもんです。


■大砲も動かせない
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news19702792-a9.html

 韓国の大手紙「朝鮮日報」のインターネットサイト「朝鮮.com」に面白い記事が載っていました。タイトルは「『準戦時状態のとき北朝鮮軍人・住民皆全滅の恐怖に震える』…戦力老朽化で大砲を動かすのにトラクターや女性まで動員」というもの。

 すこぶる信憑性の怪しい記事です。もちろん貧乏国家の北朝鮮に「韓国相手に大規模全面戦争を仕掛ける能力も意思もないでしょうが」さすがにトラクターで大砲を引っ張るというのは怪しいことこの上ない。ガセネタじゃないか。こんなもんを信じて、荒木が放言するように北朝鮮相手に戦争をしかけたりしたら恐ろしいことになるでしょう。もちろん韓国朴政権はそこまでバカじゃないわけですが。荒木みたいな低能ウスラバカについて行ける家族会連中の低能ウスラバカぶりには心底呆れます。


ブルーリボンバッジ
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/09/news19692791-ec.html

 ネットで流れていることで、自分が見たわけではないのですが、昨晩放送されたJNN*45系の「SP 八剱貴志」というテレビドラマで悪徳代議士*46ブルーリボンバッジを付けていたそうです。
(中略)
 何らかの責任ある人の釈明が必要だと思います。

・「うわ、昨日このドラマ見ておけば良かった、そうすれば荒木の言いがかりがもっと楽しめたのに(おい、俺!)」と後悔しました。
・とは言え正直な話、昨日テレビを見ても多分俺はそんな事気付かなかったろうと思います。俺もテレビドラマを見るときにわざわざ「登場人物のファッション」にそんなに気なんか使いませんから。
 まあ、俺は日常生活でも「ファッションに無頓着なださい男」ですが、一般の方だって、いちいち「ドラマの登場人物のファッション」なんか
1)自分の好きなイケメン若手俳優や美人女優がいかしたファッションしてる
2)コメディアンが故意にふざけたファッションしてる
3)「渥美清の寅さん」「石坂浩二金田一耕助チューリップハットに袴と下駄)」みたいに既にそのファッションが「定番化」しており見ててある種の安心感を感じる
なんてケースでなきゃ、ファッションなんてあまり気にしないんじゃないですかね。
・悪徳代議士がブルーのバッジだかリボンだかをつけてるなんてことに荒木が邪推するような意味はないでしょう。
 荒木は「巣くう会や拉致議連へのネガキャンだ」と強弁したいようですがそんなわけないでしょう。
 つうか荒木だって本気ではなくて、拉致の風化で「巣くう会の政治力がどんどん失われる中で」、こじつけでも何でもいいから注目を巣くう会に集めたいのに過ぎないでしょう。
・つうか見てる人間でそんな事、思った奴はほとんどいないでしょうし。そんだけ「ブルーリボンバッジ」だの「巣くう会」だのが世間から忘れ去られてるって事です。
 荒木全盛期なら製作途中で
A「おいおい、寺田さんにブルーのリボン(?)てやばくね?」
B「何のことですか?」
A「巣くう会が『ブルーリボンバッジをバカにしてるのか!』て言いがかりつけてきたら厄介って事だよ。」
B「ええ、あの人たちってそんなキチガイなんですか?」
A「そう言う噂だぜ。『触らぬ神にたたり無し』、別にブルーである必要ないんだから、別の色に変えろよ、それかいっそあんなリボンはつけなくていいだろ」
B「でももうかなり、撮影してますよ。そんな理由で今から一部撮り直しって言ったら、寺田さんや他の出演者が怒り出さないですかね。」
A「仕方ないだろ。俺が何とか説明するから。場合に寄ったら、後で寺田さんや出演者の人たちにお詫びとして『TBSの別のドラマの役をオファーする』とかお土産必要になるかも知れないな」
みたいなやりとりになったんじゃないですかね。
・確認したいので「放送の翌日にアップなんて違法動画じゃないか、つうかたぶん違法動画なんだろうな、本当は見るべきでないんだろうな」と思いながらもついユーチューブ動画を見てしまう俺。いや荒木の発言を確認するための不可抗力ですから(おい、俺!)。
 うん確かに、寺田さんはブルーのリボンみたいなもん背広につけてるね。ただこんなん気にする人はまずいないでしょう。ドラマ内でも特に説明はありません。仮に荒木の言うような「巣くう会への当てこすり*47だとしても」、このドラマでは当然ながら「北朝鮮拉致」なんて話は全く出てきませんので、「気付く人しか気付かない当てこすり」というどーでもいい話でしかありません。
・むしろブルーリボン云々より話の設定が、「寺田さん演じる悪徳代議士(前都知事)=新国立競技場建設を推進した石原か猪瀬」「萬田久子さん演じる、寺田さんが命を狙う新都知事=金がかかりすぎる、今のママでは費用負担できないとしてストップをかけた舛添」に見えますけどね。
 つうのもこのドラマでは新都知事は「前都知事の新都庁建設計画に反対」「むしろ震災対策や子育て支援などに金は使うべき」をスローガンに掲げて当選した*48上、「前都知事とゼネコンとの間で不正の疑いがある」として徹底調査をする意向だったからです。あわてた寺田さんが「萬田さんにヒットマンを放った*49り、自分の不正を知る子分(石原にとっての猪瀬にあたる)を口封じに殺したり」というのがこの話の本筋です。新都知事暗殺に失敗した上、捜査当局に過去の犯罪の全てを暴露された寺田さんは「殺人教唆収賄」で議員辞職に追い込まれた上、刑事責任追及される羽目になります。
 ただ、こういう設定だからと言って、テレビドラマ制作者が石原や猪瀬を非難したいわけでもなければ、舛添を称えたいわけでもないでしょうが。
 何せ「新都知事・萬田さんの命を守り、悪徳代議士(前都知事)・寺田さんを追い詰めるSP(主役)」は石原軍団の舘ひろしですから。
・つうか石原の場合「新銀行東京による不正融資の疑い」「鹿島*50が受注した秋葉原再開発」「東京ガスの跡地に作る予定の豊洲市場東京ガスへの利益供与の疑い)」とガチで疑惑まみれですが。本当に何か一個でもいいんで検察が疑惑を摘発して石原を刑務所にぶち込んでくれないかな。

 いっぽう、最近ブルーリボンバッジを付ける議員や閣僚が増えたこと自体は喜ばしいことですが、それなら何で事態が進展しないのか、とも考えてしまいます。

 そんなリボンをつけることで問題が進展すれば誰も苦労しません。本当に荒木はクズでバカです。

【追記】
■産経『印象操作か? 拉致解決のブルーリボン TBSドラマで悪徳代議士に着用』
http://www.sankei.com/affairs/news/150903/afr1509030029-n1.html
 荒木の言いがかりを記事にするとは産経は本当に気が狂っています。
■産経『TBSがドラマ演出でおわび 逮捕政治家に拉致救出シンボル』
http://www.sankei.com/world/news/150905/wor1509050029-n1.html
 未だに拉致被害者家族会がメディアタブーなのかと思うとうんざりしますが、こういう馬鹿な事をすればするほど誰も家族会とはつきあわなくなるでしょう。つきあっても「何を理由に攻撃されるか分かったものではなく」デメリットしかないからです。家族会みたいなバカの集まりとは、つきあわないことがベストです。


小野次郎議員から回答
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/news196827831-7.html
 小野氏の回答をいちいち詳しくは紹介しません。興味のある方は荒木エントリをお読みください。感想を言えば「うまく小野氏が荒木をかわした」と言うところでしょうか。荒木としては何か揚げ足取り、言いがかりをつけたかったでしょうがどうもつけるにつけられないようです。
 そもそも「美保さんDNA捏造事件の黒幕は小野氏」なんて荒木の主張は与太ですが仮にそれが事実だとしても「だから何?」て話です。
 荒木が「DNA鑑定が誤りだ」と言う事にしたいのなら、行政訴訟を警察相手に起こして「美保さんの遺体発見という発表は事実誤認」という裁判判決を得ればいいだけの話です。あるいは山谷えり子国家公安委員長なり、安倍総理なりに陳情して「美保さんの遺体発見という発表は事実誤認」と山谷なり安倍なりに声明してもらえばいい。山谷や安倍に声明されれば警察もどうしようもない。
 いずれにせよ、「美保さんの遺体発見という発表は事実誤認」ということにしたいなら、小野氏に質問状を送る必要なんかどこにもないわけです。
 仮に「小野氏の黒幕としての責任を問う為に質問状が必要だとしても」、そんなことは「美保さんの遺骨発見が事実誤認」とまず証明してからやるべき事です。
 でも荒木が「行政訴訟も起こさなければ」、「安倍や山谷に陳情もしない」のも要するに自分の主張のデタラメさを認めてるからでしょう。わけがわからないのは何で美保さんの遺族が「行政訴訟しよう」といわないか、です。
 あるいは荒木とこの件でつるんでる弁護士・川人博は何で「行政訴訟しよう」と言わないのか。美保さんの遺族や川人も自分らの主張が全くのデタラメだと自覚してるんじゃないかと疑いたくなりますね。


■『アキとカズ』書評
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/post-79bc.html

http://www.sankei.com/life/news/150830/lif1508300024-n1.html
 後半からは拉致問題が入り、自衛隊を使った被害者救出の話が出てくる。これについては私が代表をしている予備役ブルーリボンの会で行っているシミュレーションとも重なっている。最後で横田めぐみさんを擬した被害者を救出し自分は海に沈んでいく「尾藤」は同会の伊藤祐靖幹事長(元二等海佐)がモデルと思う
(中略)
 ストックホルム合意は既に破綻している。多くの人は口をつぐんでいるが、取り返すなら明らかに「力*51」が必要であり、そうしなければ見捨てるということだ。本書を読んでいると、それが実感として迫ってくる。

 よくもまあ家族会もこんなキチガイの荒木にいつまでもついて行けるもんだと心底呆れます。


■拉致より憲法
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/news196727829-c.html

秋田での署名活動中に近くで安保法案反対の活動をしていた社民党系組織の人間が「拉致より憲法だ」と言ったことが報道され、反発を呼んでいます。

 荒木のようなウヨ連中は騒いでますが世間的には全然騒がれていません。
 当たり前の話で
1)巣くう会が一方的に言ってることなので実際どういう発言がされたか不明
 発言者はすぐにその場を立ち去ったそうですし、巣くう会も「発言者の身元」を突き止めてるわけでもありません。発言が録音されてるわけでもなければ、発言者が名乗り出てるわけでもない。
 疑えば「そんな発言はそもそもなく巣くう会の捏造、捏造に基づく不当な誹謗中傷」という可能性もあるわけです。
2)少なくとも発言者は幹部でも何でもなく、当然、組織としての発言でもない
んですから。

8月19日の参院特別委でこれを取り上げた和田政宗参議院議員の質問にも岸田外務大臣が「相手国の了解が必要」と答えています。

 一般的に言って「主権国家の了解無しで」外国軍(この場合自衛隊)が活動できるわけがない。憲法云々というより、国際法違反の疑い濃厚ですし、現実問題としてそんなリスキーなことをやっても成果が出るわけがない。
 「主権国家の了解無しで外国軍が活動できない」つうのは「北朝鮮は拉致をやったから」なんて理由でちゃらにできるわけがない。
 かつこんな馬鹿な事を言ったら「反日デモが起こったら我が中国に、了解無しでも自衛隊を投入するのか(中国)」などといった疑念を産みますよ。問題が北朝鮮にとどまらない。
 実際、島田洋一とか一部極右は「反日デモ自衛隊を投入しろ」と放言してますし。

安倍総理自身が国会答弁などで軍事力による拉致被害者救出は国際法では認められるが日本では憲法の制約があるので不可能であるとの答弁をしています。

 安倍ですらそう言わざるをえないわけですが、正直、この問題は憲法は関係ありません。関係ないというと言い過ぎかも知れませんが、最大の問題はそんな事じゃない。
 最大の問題は先ず第一に「拉致被害者の居場所が分からないこと」、第二の問題は「仮に分かったとしてもリスキー過ぎるということ」です。
 憲法九条がない米国だって自国民が北朝鮮に身柄拘束されたときに行ったのは「カーターやクリントンの訪朝による外交」でした。米軍の投入じゃない。
 いい加減、安倍や岸田外相も「拉致被害者の居場所も分からないのにどこに投入するんですか」と言ったらどうなのか。
 そして家族会もいつまで荒木のようなキチガイについて行けば気が済むんでしょうか。

*1:既に日本は軍事大国ですが。自衛隊ベトナム軍とガチバトルしたらおそらく圧勝でしょう。まあ、このベトナム人が言いたいことは露骨に言えば「南シナ海で中国とガチバトルして欲しい」と言う暴論でしょうが

*2:単に拓殖大に来た面子がそう言ったというだけの話です。

*3:安倍批判派のスローガンの一つ

*4:冗談抜きで「拓殖大ってバカウヨの巣窟らしいからむしろやる方が自然じゃね(毒)」と言う気もしますが

*5:まあ、以前から拓殖なんて「ウヨの巣窟」扱いでしょうけど。

*6:勿論荒木の理解「警察の嫌がらせ」とは違い「救う会、家族会関係者の内部批判」と言う可能性もありますし、そんな事は荒木も分かってるでしょう。

*7:実際、立命館がどうなのか知りませんが差出人が立命館に対して「左翼学生運動が盛んな反日大学」などの偏見、敵意、悪意を持ってることが伺えます。と同時に立命館が出てくることで差出人が関西出身と想像できます。

*8:デマではないのだから中傷ではないでしょう。

*9:無罪主張ならたとえばロッキード事件田中角栄もしてましたので真犯人だって無罪主張はします。

*10:荒木の主張では実在自体疑わしいですが、「某省庁の人」とはどこの「省庁」なのか。その人の「名前や役職」どころか、「省庁の名前」すら出さないのではまるで説得力がありません。なおこれが「警察庁検察庁」といった捜査のプロならともかく「農水省総務省の役人」といった非専門家の発言ならそんなもんには価値などないでしょう。

*11:「そんな事言ったって、死刑の有罪判決でてるジャン、しかも最高裁の確定判決ジャン」「最高裁より自分が正しいと思ってるんだ、いいなあ、その自信がうらやましい(棒読み)」と言われたら完全な水掛け論ですよね(毒)

*12:顧問以外の会長とか理事とかそれなりの役職なら何でもいいですが

*13:完全に北大生が公安に逮捕された例の「私戦予備」じゃないですか。

*14:と言ってもメインは米軍で「なんちゃって国連軍」ですが

*15:特定失踪者なんて与太を報じるなんて全く馬鹿げています。

*16:支持ではない

*17:救う会初代会長を務めた現代コリア研究所所長・佐藤勝巳(故人)が発行していた月刊誌。今は休刊。

*18:大阪朝日放送プロデューサー。著書『金正日の拉致指令』(1998年、朝日文庫)、『これでもシラを切るのか北朝鮮』 (2003年、幻冬舎文庫)など

*19:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、村山内閣通産相などを経て首相

*20:政府認定拉致発生時からカウントすれば福田赳夫内閣以降、1980年1月の産経報道からカウントすれば大平内閣以降、橋本敦質問からカウントすれば竹下内閣以降の内閣

*21:竹下内閣自治相・国家公安委員長、宇野内閣通産相、海部内閣法相、自民党幹事長(宮沢総裁時代)、橋本内閣官房長官などを歴任

*22:田中内閣防衛庁長官福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相

*23:竹下内閣郵政相、村山内閣総務庁長官、小渕、森内閣建設相(国土庁長官兼務)など歴任。母が初の女性閣僚(池田内閣厚生相)となった中山マサ、兄が海部内閣外相を務めた中山太郎で、正暉本人も息子の泰秀に選挙地盤を譲ったというがちがちの世襲政治家

*24:まあ荒木にとってめぐみさん拉致疑惑が浮上するまでは「政治課題として優先順位が低かった」ことは確かでしょうが。

*25:だからこそ内モンゴル自治区なんてもんもあるわけです。

*26:普通「名誉教授」て書くと思うんですけどね。そう書かないと「不祥事で名誉教授号がもらえなかったん?」と誤解されかねませんので。それとも「定年退職でなく、個人的事情による途中退職なのでもらえなかった」ということなんですかね。

*27:謄写とはコピーのことです。要するにコピーをつくって遺族に渡せって事ですね。

*28:次の対応って何?。書き忘れたの?。もしかしてついに「行政訴訟」ですか?。

*29:現行法制度では動物は原告にできないというのが通説判例です。

*30:実際エコロジストの訴訟は少なくない注目を集めたわけです。

*31:幣原内閣厚生相、片山内閣副総理・外相を経て首相に就任した芦田均のこと。

*32:満州事変当時、関東軍高級参謀。その後も関東軍参謀長、近衛、平沼内閣陸軍大臣朝鮮軍司令官、第7方面軍(シンガポール等担当)司令官などを歴任。

*33:分祀ではない

*34:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官(陸軍航空本部長兼務)、近衛内閣陸軍大臣などを経て首相

*35:そもそも近衛内閣が崩壊したのは「対米戦争は不可避であり、早期に開戦しないと石油がつきてしまう(いわゆる石油じり貧論)から早期開戦すべきとする陸軍」と「リスキー過ぎる対米開戦を避けたい近衛」との間で対立が発生したからであり大森氏が強弁するほど近衛は「対米開戦論」ではありません。開戦するにせよしないにせよ、近衛の政治的能力では荷が重いとの判断の下、近衛は退陣を余儀なくされ、東条が後任首相に就任します。

*36:しかも東条は近衛内閣陸軍大臣ですし。

*37:戦後、共産党書記長、衆院議員

*38:戦後、共産党書記長、委員長、議長を歴任。参院議員

*39:戦前、日本労農党書記長。戦後は「A級戦犯容疑者」岸信介の依頼で岸の弁護活動をしている。三輪の葬儀では岸が弔辞を読んだ(三輪は民社党結党前に病死)。友人・三輪に社会党入党を誘われた岸は一時真剣に入党を考えたが左派の反対でぽしゃったと言われている。

*40:戦後、右派社会党委員長、社会党委員長を歴任。なお大政翼賛会への協力が問題視され一時公職追放されていた。右派の河上は民社党に向かうという見方もあったが、彼は社会党に残留した。

*41:著書『米軍の前方展開と日米同盟』(2004年、同文館)、『アメリカ世界を読む:歴史をつくったオバマ』(2009年、創成社新書)など

*42:「アジアでの米軍の展開や(米軍の代替としての)自衛隊の展開」を「防衛力」と呼ぶのは明らかに不適切でしょう。

*43:どうも川上氏は集団的自衛権を「南シナ海への自衛隊進出」と理解してるようですが俺は「そうではなくやはりメインは中東」と見ますね。中国とガチバトルする意思は米国にはないでしょう。

*44:さすがに「全ての世界遺産」はちょっと無理でしょう。なお、日本の世界遺産は「知床」「白神山地」「平泉」「日光」「富岡製糸場と絹産業遺産群」「小笠原諸島」「富士山」「白川郷・五箇山の合掌造り集落」「古都京都」「古都奈良」「熊野古道」「姫路城」「石見銀山遺跡」「原爆ドーム」「厳島神社」「明治日本の産業革命遺産」「屋久島」「琉球王国のグスク及び関連遺産群」だそうです。

*45:TBS系列ですね。

*46:天空の城ラピュタ」のムスカ役などで悪人役には定評のある寺田農氏だそうです。つうか寺田氏が出た時点で「ああ寺田さんがこの話の最大の悪なんだろうな」と「半分ネタバレ」だよな。

*47:そんな事あり得ませんが

*48:このドラマでは前都知事は「石原のように中央政界進出をやった上」、後釜に「猪瀬」のような子飼いを立てたわけですが、現実とは違いこのドラマでは子飼いが敗北、萬田さん当選というわけです。

*49:もちろん主役の舘演じるSPの活躍で暗殺は失敗しますが。

*50:石原の選挙参謀は鹿島出身

*51:もちろん前後の文脈からして「自衛隊北朝鮮投入」のこと