「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/5分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)

■昭和40年代前半・若い女性・北海道
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/06/40-f1c2.html
 勘の鋭い人はタイトルだけで荒木の主張が「エントリ本文を読まなくても」わかるでしょう。
 まあ、興味のある方は読んでもいいですけどはっきりいって時間の無駄ですね(苦笑)。
 面倒なのでいちいち荒木エントリを引用しませんが、要するに「昭和40年代前半」に「若い女性」が「北海道」で「多数謎の失踪をしている」、これは「北朝鮮拉致に違いない」と言ういつもの寝言です。
 1)そもそもそれらの失踪は単なる偶然に過ぎない
 2)単なる偶然でなく何らかの可能性があるとしても「大久保清の婦女暴行連続殺人」「実は彼らには意外なつながりがあり集団でカルトに入信」のような北朝鮮とは関係ない事件かもしれない
 3)仮に北朝鮮拉致だとしても証拠がなければどうしようもない。こんな怪しい代物を出しても向こうも相手なんかしない。大体「北朝鮮拉致でない場合」、こんな物を持ち出しては政府認定拉致の解決の邪魔になるだけ
ですよねえ。
 結局こんなものどうしようもない。荒木は「調査して成果を出したい」なんて言ってますが、警察が失踪当時、捜査してどうにもならなかった物を今さら荒木がどうにかできるわけがないでしょう。
 結局「ろくな調査成果もないのに北朝鮮拉致呼ばわりする」といういつもの与太話になるだけです。
 荒木が与太飛ばしてても誰も相手しなければ問題ないのですが家族会が荒木べったりなんですからうんざりします。


■虚言癖
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/06/post-28b6.html
 特定失踪者という酷い虚言癖の荒木が良く北朝鮮を非難出来るもんだとは思います。

 先日畏友福井義高・青学大教授から『金日成元帥様の革命歴史地図集(抗日武装闘争時期編)』という本を借りました。古書店で見つけたそうですが、めくってみてその凄さに圧倒されました。
 この本は金日成の抗日闘争を地図で表したもので本文78ページのハードカバーなのですが、ともかく書かれていることのほとんどがウソなのです。どんなウソかについてはこれから分析しようと思いますが(中略)本書が北朝鮮で出版されたのは1970(昭和45)年で、手許にあるのは日本でその2年後に発行されたものです。1970年と言えば北朝鮮で甲山派(金日成と同じパルチザングループの別派閥)の粛清が終わり金日成に対抗する勢力がなくなった後*1です。何を言っても誰も文句を言わないだろうということでこんなものが作られたのでしょう。もともと虚言癖国家とも言える北朝鮮の虚言に拍車がかかったのはこの頃からだと思います。おそらくは甲山派のやったこともすべて金日成の手柄になっているのでしょう。

で「そういうことやって拉致解決に何か意味あるの?」ですよねえ。
 荒木の建前は「私の活動は拉致解決最優先だ」つう建前なんですから。荒木も「安倍政権が誕生しても荒木にとっていいことは何もなく、展望が見えない」のでこういうことになるんですかね。
 まあ、荒木が「拉致問題運動家でない」北朝鮮研究家だとしても、まともな人間ならこういうことはしないでしょうけどね。既に影響力などないであろう「1970年代の本」なんかあげつらっても意味ないでしょう。
 和田春樹『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『朝鮮戦争』(1995年、岩波書店)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)のような研究書を書いてその中で一定の批判を加えるのならともかく。
 「スターリンソ連研究書」「ナチドイツ研究書」「戦前日本研究書」の中で「スターリン(ナチドイツ、戦前日本)は当時こういう宣伝をしていたがこれこれこういう理由でそれは嘘だ」など、当時の資料をもとに、一定の「スターリンソ連批判」「ナチドイツ批判」「戦前日本批判」をやる人はいても今時「もはや影響力のないスターリンソ連、ナチドイツ、戦前日本当時の本を引っ張り出してそれへの批判をえんえんやる」なんて人はいないであろうのと同じ事です。
 とはいえ荒木にそうしたまともな研究書を書く能力もないでしょうが。

この体質はひどくなりこそすれ直ってはいないのですから、あの「特別調査委員会」とやらも虚言であることは明らかです。

 そう言うことをいって交渉を否定したら何も出てきませんけどね。たとえば小泉政権がそう言う交渉否定の態度だったら、蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さん、及び彼らの家族は日本に帰国できなかったでしょう。結局「交渉で取り戻すしかない」わけです。
 それを否定したら「拉致解決はあきらめる」と言う結論しか出てこないでしょう。荒木の言う「自衛隊突撃」なんて何の現実性もないでしょう。


■5月31日付山梨日日新聞
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/531-1b48.html

 1面のコラム「風林火山」に杉原論説委員が書いて下さいました。

 何を書いたかは荒木が画像を張ってますので分かりますが「例の山本美保さん」です。
 勘弁して欲しいですね。特定失踪者なんてそもそも拉致の可能性は低い。ましてや美保さんなんて山梨県警が「山形県で遺体が発見された、DNA鑑定の結果で間違いない」と発表してるんですよ。
 にもかかわらず新聞1面コラム、つまり「朝日・天声人語」「産経抄」に当たる看板コラムに「山梨県警による遺体発見発表の事実を隠して」「美保さんが帰国する日をご家族と共に待ちたい」云々なんて与太を論説委員が書く。ローカル紙とは言え志が低すぎ、常識がなさ過ぎでしょう。結局荒木や「荒木とつるむ自民党タカ派政治家」にびびってるんでしょう。
 じゃあ荒木のように山梨県警を「DNA鑑定を捏造した」と言って非難するかといえば、怒った山梨県警に警察取材で酷い目に遭わされるのをおそれてそんなことしない*2ってんだから、もはや山梨日日はジャーナリズムの責任を放棄してますね。保身しかないわけです。


■1万キロ現地調査へのご協力ありがとうございました
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/1-4847.html

 昨日の報告会のとき、「今後動きがなかった場合どうするか」という質問がありました。日朝の協議に動きがないのだから政府はやり方を変えるべきと言っているのですから、こちらも動きがなければやり方を変えなければならないでしょう。

といっても「どう動きを変えるのか」については「今後の課題」で逃げてしまう荒木です。

なお、次回(第27回)1万キロ現地調査は7月に埼玉北部及び群馬で実施の予定です。

「海なし県の埼玉や群馬」で調査して意味あるんですかねえ(おそらく全部特定失踪者ですし)。
 群馬てのは
ライプツィヒの夏『なにを北朝鮮群馬県なんかで苦労して拉致をするんだか』
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/a155437d69c59f595d4e4f67b5c49d87
の例の話が登場するんでしょう。
 まあ、川口市に政府認定拉致被害者田口八重子さんが住んでたことがあるそうですが、川口って東京と隣接してる「埼玉南部」であって「北部」じゃないしね。


ストックホルム合意から1年を迎えて
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/1-b376.html
 荒木の言う事は過去の言動からおおよそ予想はできます。
 「ストックホルム合意なんか無意味だった」「経済制裁を復活しろ」「在日朝鮮人渡航を全面禁止しろ」「マツタケ事件で総連本部をガサ入れしろ」「自衛隊での拉致被害者救出を検討しろ」などなど(まあ実際にそう言うことをこのエントリで言ってますが)。
 たださすがに

朝鮮総聯に対する破壊活動防止法の適用

なんて馬鹿な事を言うとは思っても見なかったですね(苦笑&呆れ)。つうか荒木以外にそんな事言ってる人って巣くう会関係者、拉致議連関係者でいるんですかね?。何を理由に破防法を適用するのか。
 総連に破防法を適用するとどういう理屈で拉致が解決するのか。
 オウム真理教にも結局適用できなかったし、極右団体にせよ極左団体にせよ、過去に「破防法の団体適用→団体解散」なんて一件もないわけです。
 破防法の適用自体なら「三無事件(右翼のテロ未遂事件)」とかいろいろあるようですけどね。
 まあ、安倍もさすがにそんな馬鹿な事しないでしょうが、したら裁判闘争になりますよ。でいくら日本の裁判所が権力に甘いからと言って「朝鮮総連破防法適用」なんて行為にお墨付きを与えるわけもないでしょう。全く何考えてるんですかね。かつそこまで酷い挑発行為をすれば日朝交渉がぽしゃりかねませんよ。まあ、荒木はぽしゃっていいんでしょうけど。

 (注:昨年5月のストックホルム合意から)1年経って結果は見ての通りである。
(中略)
 昨日の記者会見で菅官房長官は「北朝鮮側からは昨年9月に調査は1年程度と言われた」と発言をしている。(注:最初の調査報告は2014年の)「夏の終わりから秋の初め(注:だと思う)」が「常識的には(注:2014年の)年内(注:だと思う)」になり、さらに(注:昨年5月のストックホルム合意から1年後の今年)5月(注:だと思う)が(注:特別調査委員会が正式に発足した昨年7月から1年後の今年)7月(注:だと思う)、そして(注:調査委員会発足後の北朝鮮の発言に寄れば今年の)9月(注:だと思う)と(注:菅発言の『最初の報告期日』がどんどん先延ばしに)なっている現実に怒りを禁じ得ない。

まあ、ここだけは珍しく荒木が正論です。
「2014年の夏の終わりか秋頃には最初の報告が出ると思う」
「2014年内、つまり2014年12月中には出ると思う」
「2014年度内、つまり2015年3月中には出ると思う」
ストックホルム合意から1年後の2015年5月中には出ると思う(今、ここ!)」とどんどん先延ばししたあげく、2015年5月末になったら
「もしかしたら出ないかも知れない。調査委員会の正式発足は7月だから、1年後の2015年7月まで待ちたい」だの「委員会発足後の北朝鮮発言だと2015年9月までかかるかも知れない、そこまで待ちたい」だの菅長官が言いだしたらそりゃ、荒木が言うようにちょっと家族会も怒るんじゃないですかね(まあ荒木の場合北朝鮮打倒論の立場で北朝鮮に悪口雑言してるだけですが)。
 まあ、安倍政権にもいろいろと事情があるのでしょうし、「交渉やめちまえ」なんて巣くう会の暴論に与する気もない。「日中、日韓関係を悪くしてる右翼的外交安保問題」や「景気を悪化させた消費税8%増税」はともかく、少なくともこの件で安倍政権批判する気は俺にはあまりないです。
 ないんですが、でも「Aまでには出ると思う」と言って「Aが来たら」、「やっぱりBまで待ちたい」を何度も繰り返すのは正直、家族会でなくても「不信や疑念を感じる愚策」ですよねえ。


■予備役ブルーリボンの会『戦後70年。「八紘為宇」の理念を見直すべし』(荒谷卓)
http://www.yobieki-br.jp/opinion/araya/ara_70.html
 荒木のお仲間だから仕方がないと言えば仕方がないですがためらいなく「八紘為宇(八紘一宇)」なんて右翼イデオロギーを公言できる神経には呆れます。


■国家基本問題研究所・直言『中国がグアム攻撃能力を誇示』(国基研研究員・企画委員 冨山泰*3
http://jinf.jp/weekly/archives/15982
 さすがに中国もグアム攻撃なんてしないと思いますが。国家基本問題研究所だって中国叩きのためにわざと騒いでるだけで本心ではそんな事は思ってないでしょう。


ライプツィヒの夏『根本的な問題を逃げる男、荒木和博』
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/d630005ca79284f5a6b8234c8a100c39

 またbogus-simotukareさんの記事からいただいたネタです。

いつもご紹介ありがとうございます。

それにしたって、荒木だって「荒木さん、自衛隊を投入するって、どこに投入するというんですか?」とか質問を受けたことがないわけじゃないでしょうにね。

 ですよねえ。そう言う質問を荒木にした人が今まで一人もいないとは思えません。結局、荒木が居場所の件について適当にごまかして逃げるのは「居場所が分からないから」でしょうが、それでは投入のしようがないでしょう。「とにかく自衛隊北朝鮮に行けばいい」ではどうにもなりません。
 しかし小生やid:Bill_McCrearyさんのような部外者ですら荒木のデタラメさに心底呆れるのにアレについて行ける家族会の気持ちはさっぱりわかりません。


■証言
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-a8aa.html

 昭和31年10月と言えば、私自身生まれたばかりで、60年近く前のことについて現地で調べるというのは容易なことではありません。当然記憶違いやその後報道などを見て記憶が加工される場合もあります。

 昭和31年に拉致などないというのが通説的見解であり、荒木も「昭和31年の失踪」を拉致だとするまともな根拠は何一つ提示できていませんがそれはさておき。
 「当時、詳細な日記をつけていた」のならまだしも、「昭和31年当時の記憶を鮮明に持ってる人」などまずいないでしょう。記憶はどうしても薄れていきます。ご本人が仮に「俺の記憶に間違いはない」といい、百歩譲って「間違いない」としても「記憶に間違いはない」と証明すること自体不可能でしょう。
 結局「記憶のみに基づいた50年以上前の出来事についての証言など」使いようがありません。これは何も荒木が騒ぐ「特定失踪者」に限りません。どんな事件でも同じです。「失踪直後」「事件直後」に警察の事情聴取を受けてその記録でも残ってるのなら話は別ですが。
 まあ、そもそも荒木が騒ぐ証言とは「不審な船を見た」程度の怪しい話であり、仮に「記憶が間違いない」としても使いようがない代物ですが。荒木も思わせぶりなことを言うだけで「この失踪は間違いなく北朝鮮拉致だ」なんて動かぬ証拠を出せるわけでも何でもありません。

それだけに証言は貴重であり、同時に聞く方にもこちら側の蓄積やテクニックが求められる

 ばかばかしいですね。あやふやな記憶というのは「聞き手のテクニック」で鮮明になるようなもんじゃありません。「よくわからない、覚えてない」と言う記憶はどんなに聞き手がテクニックを駆使したところ*4で「よくわからない、覚えてない」で終わってしまう話です。無理矢理何か聞き出そうとしたらそれこそ誘導尋問になってしまいます。

現地調査をやっていると、吹けば飛ぶような民間団体の限界を感じることばかりですが、誰かがやらなければならないことです。

 「民間団体の限界」とかそういうことじゃなくて「大昔の曖昧な証言を元に何かすること」なんか警察だって到底無理です。もちろんそんなことは「無意味、無価値なこと」だから誰もやる必要はない。本来もっとまともなことをやるべきですが、「まともなことをやりたくてもやれない」からこそ異常なことに突撃していく荒木です。荒木が何しようと知ったことでは本来ないのですが家族会がそれについて行くから問題のわけです。


余市防備隊
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-a949.html
 この荒木エントリは「平成27年5月27日」執筆だそうです。
 「前も荒木は似たようなこと書いてたな」と思ってググったら荒木が
余市防備隊
http://araki.way-nifty.com/araki/2011/08/post-a949.html
と言う全く同じタイトルでほとんど同じ事が過去のエントリに書いてありました(苦笑)。よほど荒木にも書くネタがないんでしょうか。
 小生も以前http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110823/5064208021で、荒木の過去エントリに突っ込んでますが
 当時は

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110823/5064208021

 隣の小樽にはかつて北朝鮮の船が入港していた。私が数年前に行ったときにもちょうど来ており、明らかに工作機関の人間と分かる男が乗っていた。(荒木の文章)

 テレビドラマじゃあるまいし、「明らかに工作機関の人間と分かる男」なんていないだろ。

という程度の「軽い突っ込み」*5しかしておらず、あまり本格的に突っ込んでないので今回は荒木の文章に「少し本格的に」突っ込んでみます。

 今日からの現地調査では寄らないと思いますが、小樽の隣り、余市海上自衛隊余市防備隊があります。ここには2度ほど行ったことがあるのですが、何で存在しているのかよく分からない部隊です。
(中略)
 ここにおかれているのはミサイル艇で、前に見学したときは水中翼船型のものが置かれていました。今は通常型の(注:金属製の?)船になっていますが、前のは浮き上がるために船体を軽くする必要からFRP*6製になっておりそのまま接岸すると(注:金属製と違い船体に)傷がついてしまうとのことでした。そして例えば工作船を追いかけたとすると浮き上がって走れば速すぎて追い越し、着水すると今度は遅すぎて追いつかないという代物でした。
 まあ、もともとがそういう目的の船ではないのですが、本来の目的の方も、肝心のミサイルが青森の大湊に置いてあり、必要になったら取りに行かなければならないとのこと。
(中略)
 (注:ミサイルのある大湊に置けばいいものを)何でこういう部隊が(注:余市に)あるのかよく分かりませんでした。

荒木は
■「余市防備隊」
http://araki.way-nifty.com/araki/2011/08/post-a949.html
でも全く同じ事言ってましたが当時は小生、うまい突っ込みが思い浮かばず、突っ込まずに流してしまいました。今回は突っ込んでみましょう。
 先ず第一にミサイル艇

もともとがそういう目的の船ではない

のなら荒木のように「工作船追跡に使えないなんて!」というのは無茶苦茶です。本来の目的に使えるかどうかで話は議論すべきです。
 次に荒木の言うように

肝心のミサイルが青森の大湊に置いてあり

と言うのが事実ならそれは荒木の言うように確かに問題でしょう。
 ただそれが事実なら荒木もこんなところで「ぶつくさ言う」よりははっきりと政府(安倍政権)、与党(自公)、防衛省自衛隊に対して「ミサイルのある大湊にミサイル艇を置くか、ミサイル艇のある余市にミサイルを置くか、どっちかにしたらどうですか」と言ったらどうなんですかね(ただ荒木の発言では本当かどうか怪しいところが問題ですが。ただし事実ならもちろんそういう変な事は解消すべきでしょうね)。

 数年前に行ったときは外から見ただけですが、その時気付いたのは何と入口に警衛所がないことで、「ご用の方はインターホンを押して下さい」と書いてありました。「工作員もインターホンを押して中に入るのかな」と思ったのですが、こういう軍事施設は世界的にも珍しいと思います。要は敵にも相手にされないという自信(?)があるんでしょう。

 「工作員」云々は荒木のくだらない冗談ですがそれはさておき。荒木の言いたいことは「受付」「警備員待機所」が入り口になくて不審者*7が侵入したらどうするんだってことでしょうね。
 その辺りどうなのかは荒木の悪口雑言とは関係なく気になるところです。「受付はないが、不審者が簡単には入れないようにいつもは施錠してある*8し、監視カメラとかもあるから大丈夫」ということなのか。

 今回現地調査をするところで起きた様々な事件と、それと全く関係のないかのように存在する軍事施設

 まあ、関係はないですよね。荒木の調査する「特定失踪者」なんてそもそも北朝鮮拉致じゃありませんし。「北朝鮮など外国勢力の犯行」どころか「自発的失踪」の可能性すら否定できない事件ばかりでしょう。仮に犯罪に巻き込まれたのだとしても「ヤクザなど国内勢力による一般犯罪」と見るべきでしょう。

 (注:余市警備隊を見ていると)この国の安全保障はどうなっているんだろうと考えさせられます。(注:拉致の)被害にあってきた国民を無視して集団的自衛権憲法9条だといっている議論に怒りさえ感じます。(注:集団的自衛権や9条改憲に)賛成でも反対でも良いので、それ以前にまず現実を見てもらいたいと思う次第です。

 やれやれですね。余市警備隊への荒木の批判の是非はともかく。
 「集団的自衛権憲法9条だ」と「拉致の解決」と関係ないから議論にならないだけです。
 拉致被害者の居場所も分からないのにどこに自衛隊を投入するのか。居場所がわかったってそんなリスキーな救出作戦はできないでしょうが、居場所が分からないんだからそれ以前の話です。
 荒木としては
1)安倍に「集団的自衛権拉致被害者救出が目的の一つです」とでも言って欲しかった
2)安倍が言わないなら「自民党タカ派」「自民党タカ派(次世代の党や産経など)」がそうしたことを叫び、世論にその方向に行って欲しかった
んですが今のところ荒木の要望通りにはいってないわけです。それをぼやく荒木ですが荒木の方こそ

まず現実を見てもらいたい

ですね。


ストックホルム合意1年
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/1-862e.html

 まもなくストックホルム*9での「再調査」合意から1年です。ちょうど1年目になる5月29日(金)は既にお知らせしているように1万キロ現地調査第26回(道南日本海側)の最終日で調査終了後下記の通り記者会見を兼ねた報告会を行います。この報告会の場で1年を迎えたことについてのコメントを発表する予定です。

 よくわかりませんが5/29のコメントとやらでは「1年経ったのに!」つうことで政府(安倍政権)、与党(自民、公明)、外務省、北朝鮮の4者に悪口雑言でもするんですかね。


■日高満男さんのお母様・林かな子さんのお父様逝去
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-e558.html
 日高満男さんは特定失踪者です。もちろん特定失踪者なんて戯言ですが。
 特に日高さんの場合「仕事は漁師、仕事で海へ出て失踪」なんだから北朝鮮拉致と考えるより「海難事故」と考える方が自然でしょう。
 一方、林かな子さんは「失踪者」ですが荒木の文章に寄ればどうも特定失踪者ではないようです。
 「特定失踪者じゃないけど、失踪者の親族で、私、荒木と親しい方がなくなられたので一緒に紹介しました」つうことでしょう。

 先日、林かな子さん(昭和60年東京都内で失踪)のお父さんで政治評論家の林卓男先生がこの3月亡くなられていたことを知りました。林先生は私がかつて所属していた民社党にも関係の深い方で、当時何度もお会いしたことがあります(もちろんお嬢さんの失踪については全く知りませんでしたが)。お元気なときは度々調査会の事務所にもおいでになっておられたのですが、結局何もできずにお別れすることになってしまいました。

 ちなみに「林卓男」でググったところ以下の記事がヒットしました。

http://www.sankei.com/entertainments/news/150401/ent1504010003-n1.html
産経新聞『林卓男氏死去 元毎日新聞社取締役編集主幹』
 林卓男氏(はやし・たくお=元毎日新聞社取締役編集主幹)
 3月26日、老衰のため死去、91歳。通夜・告別式は親族のみで行った。喪主は妻、安紀子(あきこ)さん。

 死去の時期からして、この「元毎日新聞編集主幹」氏が荒木のいう林氏でしょう。91才ならまあ大往生と言っていいんじゃないでしょうか。
 荒木の書きぶり「民社党にも関係の深い方」だと「旧民社党ブレーンの政治評論家」みたいですが、単に「政治部記者として民社党ともそれなりのつきあいがあった」という話なんでしょう。

 もちろんお嬢さんの失踪については全く知りませんでしたが

という荒木の文には「何が勿論なんだ?」と苦笑。荒木と林卓男氏が親しい関係なら「いや、荒木君、実は僕の娘も失踪していてねえ。僕が死ぬ前に所在が分かればと思ってるんだ、もちろん娘の失踪は、君が運動してる北朝鮮拉致なんてことはあり得ないけどね(苦笑)」とか話があってもおかしくないでしょうに。
 まあ、林氏と荒木はそう言う会話ができるほど親しくなかった、少なくとも林氏のほうは荒木にそこまで心を許してなかったということなんでしょう。まあ、荒木に「北朝鮮拉致かも知れません」なんて余計な事言われる恐れがありますから話をしなくて良かったんじゃないですかね。「失踪者の親族」が、たとえ旧民社党の同僚という「荒木のお仲間」だろうと「その失踪は北朝鮮拉致かもしれない」などと嘘ついて食い物にしようとして恥じないゲスが荒木でしょうから。
 何で荒木が「林氏死後」娘さんの失踪について知ったかは荒木が書いてないのでわかりませんが林氏の告別式なり「お別れの会」なり、何なりでそういう話が何らかの形で出たんでしょうか。

憲法9条を守ろう」でも「希望の同盟*10」でも何でも結構ですが、その間に落ち込んで命の保証すらない人たちと、そのご家族のことにもっと光を当ててもらいたいとあらためて痛感する次第です。

 まるきり意味不明ですね。拉致問題の解決と護憲改憲は全く関係ありません。
 荒木ら巣くう会は「拉致被害者救出の為には自衛隊北朝鮮に投入する必要がある、その為には改憲が必要だ」と強弁するわけですが「世界最大の軍事強国・米国」が米国人をスパイ容疑で北朝鮮に身柄拘束されたときにやったことは「外交交渉」であって米軍の投入なんかじゃありません。


■国家基本問題研究所『「修正主義」をめぐる必読論考:鄭大均首都大学東京特任教授)』
http://jinf.jp/feedback/archives/15777

 「修正主義者」(revisionist)とは誰か。その意味・用法について知りたい人は福井義高氏(青山学院大学教授)の論考(「『慰安婦』『南京』…歴史認識で処罰される恐怖」『正論』平成27年1月号)を読むがよい。

 要するに「反日左翼によるただのレッテル張りだという居直り」のようです。

 福井氏による「『性奴隷』誤解を解くカギはトルコに学べ」(『WILL』2014年12月号)も必読の論考である。4月12日、ローマ法王フランシスコが1915年に起きたオスマントルコによるアルメニア人殺害に言及、これを「20世紀最初のジェノサイド」と発言し、それにトルコ政府が強く反発していることは周知の通りである。
 福井氏によると、トルコ・アルメニア間の論争の争点は残虐行為(massacre)の有無にではなく、ナチス・ドイツによるホロコーストのごとき「民族絶滅行為」(genocide)の有無にある。氏はそのことを明らかにするとともに、アルメニア系米国人による本国政府と一体になった過去史糾弾の方法に注目、世界的なトルコ非難キャンペーンに対し、トルコ政府が自らの尊厳を守るためにいかに果敢に闘っているのかを記している。

 「トルコに学べ」も何も、福井や鄭らウヨが認めてるように、トルコの「アルメニア人虐殺否定」は欧米首脳やローマ法王などから非難されてるんですけどね。「トルコは酷い」と国際社会から非難されてる対応を「勉強になる」と言える神経は酷すぎます。つうか「トルコも日本も欧米に言いがかりつけられてる仲間だ」とでも思ってるようですが「慰安婦問題での欧米からの批判」に逆上するあまりトルコの無法を擁護するというのはあまりにもトンチキで二の句が継げませんね。


■労働新聞に異変?
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-1d19.html
■(続)労働新聞に異変?
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-8f32.html
 労働新聞サイトの更新が遅れた程度で騒ぐなんてばかばかしいですよね。


■総務委員会
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-524a.html
 拉致議連メンバーでもある民主党のウヨ議員・渡辺周*11救う会の意向を受けて質問したが安倍政権の対応が期待したものではなくて荒木が悪口雑言という話です(なお答弁者は高市総務大臣NHK幹部)。
 渡辺の質問は荒木の文章に寄れば以下の通りです。

1)救う会のやってる海外放送「しおかぜ」が中国の海外放送と混信している。何とかして欲しい。
2)「しおかぜ」放送を「100kwから300kwに出力を増大したら」基本料が上がった。何とかして欲しい。
3)NHK第二ラジオ(中波*12)が深夜使われてないので「しおかぜ放送」に使わせて欲しい

で回答。

1)混信を解消するには「現状の周波数帯のママで中国と交渉する(たとえば中国に海外放送をほかの周波数に移してもらうなど)」か、「現状のしおかぜの周波数を別の周波数に移す」必要があるが、おいそれとはできない(下手にやると別の混信をうむなど別の問題が起こる可能性があるから)。早くても7月以降実施されるITU(国際電気通信連合)の国際周波数調整会議を経て10月末からになる。
2)出力を増大したらその分の手間などがかかるのだから当然基本料金は上がる。基本料金を国なり、NHKなりが「しおかぜ」に配慮して一部肩代わりなどするかどうか、配慮するとして具体的にどうするかは今後の検討課題(ただし一民間団体にあまり過剰な便宜も図れない)
3)深夜使わせるには設備改修が必要であり、多額の費用がかかる。その費用をどう負担していくのか、しおかぜ側(救う会側)が一部でも負担するのか、NHK受信料に転嫁するのかなど、具体的なことを決めずに決定はできない

というものだったようです。
 まあ、1)と言う要望はいいでしょう。2)や3)についていえば荒木は虫が良すぎでしょう。
 出力増大すれば基本料金が上がるのは当たり前です。それを「払いたくない」ってねえ(苦笑)。
 3)にしたってNHK設備は荒木のためにある訳じゃない。
 まあ、荒木に政治力があれば、あるいは「しおかぜ放送に顕著な成果が認められれば」、または「荒木の要望が手間と時間のかからないものであれば」、安倍政権も色よい返事をしたのでしょうが
ア)拉致は風化しており荒木の政治力も衰退。あまりへいこらする必要はない。
イ)しおかぜ放送におそらく顕著な効果などない
ウ)手間と金がかかるのでおいそれとできない
ということでこういう答弁になるわけです。
 というか本当にしおかぜ放送に意味があるのであれば「国の責任でやるべき」であって「荒木一派に委託」なんて面倒なことする必要ないでしょう。もはやしおかぜ放送は「荒木一派の小金稼ぎに過ぎないんじゃないか」と疑いたくなります。


■できない理由
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-c7a2.html

 「できない理由」、私は現職・OBの自衛官からさんざん聞かされました。拉致被害者の救出に自衛隊を使えないのか、と聞いたときの答えです。これまでも何度か書きましたが、「態勢ができていない」「憲法上の制約がある」「自衛隊法に任務が書かれていない」「訓練がされていない」、できない理由の羅列でした。

 実際には「できない最大の理由」は「拉致被害者の居場所が分からないから」ですよねえ。
 荒木がそう言わない理由が
1)拉致被害者の居場所が分からないから救出できないという事実を荒木が故意に無視し、自衛隊がやる気ならいつでも救出できるかのように強弁したいからか
2)自衛隊側が「拉致被害者の居場所がわからないから救いようがない」というより「体制が整ってない」などと言う方が荒木ら救う会が納得すると思いそう言ってるから(ただし仮にそう自衛隊が考えてるにせよ荒木らは全く納得していませんが)
なのかはともかく実際には「できない最大の理由」は「拉致被害者の居場所が分からないから」です。
 個人的には
A)自衛官から一人も「居場所が分からないのにどこに送るんですか?」と言う言葉が出ないのは考えがたい
B)荒木は札付きの嘘つき
ということで1)かなと思いますが。
 いずれにせよ、「できない最大の理由」はまともな常識があれば容易に分かることで頭を酷く使う難しい話でも何でもありません。荒木は「で一体どこに自衛隊を投入するんですか?」と聞かれたら何と答えるつもりなんですかね?。


拓殖大学海外事情研究所『デモクラシーの死』(丹羽文生*13
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html

 4年に1度の統一地方選が終わりました。毎度のことですが、今回も盛り上がりに欠けました。その象徴が投票率の低下です。特に近年の落ち込み具合は異常です。
(中略)
 もちろん、選挙権には、「投票の自由」だけでなく「投票しない自由」も含まれます。棄権したとしても誰かに文句を言われる筋合いはありません。ですが、投票率の低下は民主政治の空洞化を生む危険性があります。
 有名な政治学の世界的権威であるロバート・M・ハッチンスは「デモクラシーの死は、やみ討ちによる暗殺から起こることはまずない。デモクラシーの死は、無関心、しらけ、栄養不良などによって徐々に進行する消滅である」と警告しました。棄権をするのは決して利口とは言えません。
 せめて「白票」を投ずるべきではないでしょうか。確かに白票は「無効票」として扱われてしまいますが、投票するに値する候補者がいないことを意味します。これも立派な一票です。
(中略)
 投票せずして政治家を批判する、愚痴を漏らすのは言語道断です。
 では、投票率をアップさせるための処方箋はあるのでしょうか。例えば、韓国大統領選のように、投票日を平日に充て、その日を「国民の休日」に設定する。エストニアで行われているインターネットを介した投票を実施する。郵便投票の対象者を拡大させる。棄権者にペナルティーを科した義務投票制(強制投票制)を設ける・・・。いろんな方法が考えられます。

 珍しく拓殖大コラムがまともです。


■大政悦子さん「総理に訴える!」
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-bb65.html

 「総理に訴える!」平成3年(1991)韓国慶州で失踪した大政由美さんのお母さん、大政悦子さんからの訴えです。

 韓国という失踪場所といい、1991年という失踪時期といい北朝鮮拉致じゃないでしょう。つうか訴えるのなら「韓国警察や朴大統領」に「徹底的な捜査」でも訴えるべきじゃないですかね。
 まあ、それはともかくこの動画(1分30秒程度)見たんですけど全然熱意が伝わってこないんですよね。
 だって言ってる事は「娘は北朝鮮拉致の疑いがあると思うから何とか交渉で拉致問題を少しでも前に進めて欲しい」て抽象論の繰り返しですから。別に大政悦子さんでなくても俺でも言えるレベルの無内容さです。
 本当に「首相に訴える」のならもう少し「これこれこういう理由で娘は北朝鮮拉致だと思う」とか具体性が必要だと思いますが、荒木もその辺りまともにチェックしてないでいい加減なんでしょう。
 大政悦子さんもどこまで本気か疑わしい。
 こんな動画はかえって荒木らの本気、情熱を疑わせると思いますよ。


■安保法制
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-55f5.html

 どうしても分からないのですが、これだけ大騒ぎしている安保法制の議論で、何で拉致問題が出てこないのでしょうか。

 どうしてもわからないのですが、「拉致被害者の居場所が分からないのに」何で荒木は「自衛隊で救出しよう」と放言するのでしょうか?(皮肉)


拓殖大学海外事情研究所の「海外事情」5月号
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-027e.html

今号は日韓国交正常化50年特集

 今年は「日韓国交正常化から50年」の記念の年です。つうことで外務省も「日韓国交正常化記念50周年サイト」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page3_001097.html)を作っています。

私は「『反共』と『反日』から見た日韓国交正常化」と題して寄稿しています。

 荒木の論文では韓国に悪口雑言してるだけなんでしょうねえ。


■5月13日付山梨日日新聞
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/513-a0dc.html
 北朝鮮拉致について報道するのはもちろん「何一つ問題はない」のですが、「山本美保さんは拉致かも知れない」なんていうのはやめてほしいですね。
 それ「山梨県警のDNA鑑定が間違いだった」ということを意味するわけですから。
 山梨日日に「DNA鑑定が間違いだった」とまで主張する覚悟があるかといったらまあないでしょう。ないからこそ「この記事」ではDNA鑑定問題について一切触れてないわけです。
 「荒木らを敵に回すのが怖いので美保さんは拉致かも知れないと調子を合わせる」が「DNA鑑定は間違いかもしれないと言って山梨県警を敵に回すのも怖いのでそこは触れずに逃げる」というのが山梨日日の態度です。
 拉致以外では考えられない非常識なことが拉致では公然とまかりとおっています。まさに山梨日日の行為はメディアにとって自殺行為でしょう。
 なお、山梨日日が記事内で「過去に特定失踪者認定された人間の所在が国内で判明したケース(それも中には生存ケースもあること)」「つまり北朝鮮拉致どころか犯罪や事故に巻き込まれたわけではなく、自分から失踪したケースもあること」を認めていることが皮肉です。
 だったら特定失踪者なんて全く馬鹿げてるわけですが、「拉致でないと否定できないケースもあるんじゃないか」という荒木なみの詭弁で特定失踪者認定を擁護するんだから唖然です。
 まあ、山梨日日の名誉のために断っておけば「産経ほど特定失踪者をプッシュするメディアは少ないとは言え」、一方「特定失踪者認定なんておかしいよ」と非難するメディアも全然ないという惨状が今の日本メディアですが。荒木ごときにこんなにびびってまともに政府や企業の批判ができるのか、つうか聞くまでもなく批判出来ないよね、実際批判してないし(自嘲)、と自虐的な気分になります。
 しかしこういうトンデモ記事を実名で書ける「山梨日日記者・杉原某氏」には心底呆れますね。


産経新聞『【北人民武力部長】玄永哲氏の映像放映 北朝鮮TV、処刑されず?』
http://www.sankei.com/world/news/150514/wor1505140047-n1.html
そして誰もいなくなった
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-f84e.html
北朝鮮防相粛清ネタで北朝鮮を非難していた荒木ですが、ここにいたって意外な報道が。

 ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮朝鮮中央テレビが14日に再放送した金正恩第1書記の記録映画の映像に、粛清が伝えられた玄永哲人民武力部長(国防相)の姿が映っていることが確認された。
 北朝鮮では粛清された人物の名前や姿を、公式記録や国営メディアから削除するのが一般的。玄氏は5〜11日放映の記録映画にも登場し、これまでに朝鮮労働党機関紙、労働新聞のウェブサイトなどからも名前が削除されておらず、処刑まではされていないのではないかとの指摘も出ている。
 韓国情報機関、国家情報院は13日、玄氏が4月30日ごろ粛清され、公開処刑されたとの情報もあるとしていた。
 一方、玄氏が正式な手続きを経ず急に粛清されたため削除に時間を要しているとの見方や、北朝鮮が度重なる高官*14の処刑を外部に公表するのを避けるため削除を控えているとの見方も出ている。(共同)

ということで「左遷はされたが処刑まではされてないんじゃないか」という説と「粛清されたが何らかの理由で名前や映像が削除されてないだけ」という説が出ています。
これらの説について「ド素人ながら」感想を書いてみましょう。
【1)「左遷はされても粛清されてない」説】
 映像が削除されてないことを素直に考えればこうなるでしょう。
しかしその場合、
A)北朝鮮が今のところ「粛清などしていない」と反論しないのは何故か
B)韓国政府が粛清されたと判断し公表したのは何故か
と言う疑問が出ます。
 まあ、この疑問、以下のように考えれば一応説明はつくとは思います。
A)について
 粛清はしていないが左遷は事実。反論して「何故左遷したのか」などと突っ込まれるのも愉快ではないのであえて粛清報道を放置(もちろんそういう北朝鮮の秘密主義は非常に問題でしょう)
B)について
 韓国政府が未確認情報を事実と誤って判断した(未確認情報が出た経緯*15やそれを韓国政府が真実と信じた経緯までは素人にはわかりませんが。もし事実誤認なら「秘密主義の北朝鮮」について事実認定は難しいとは言え、再発防止のための検証が必要でしょう)
 とはいえ「一応説明がつく」のと「それが事実かどうか」はまた別なので、今後の動向を見るしかないですが。
【2)粛清はされたが映像や名前が削除されてないだけ説】
 「粛清は間違いなく事実だ」と判断すればこっちの説になるわけです。
 ただその場合でも以下の疑問がありますが。
A)急な処刑だったので対応が間に合わなかったとする説があるが、「4月30日頃粛清」それも一部で噂されるように「公開処刑」だったのなら、メディア側も国防相の処刑を把握しているはず。「公開処刑」するほど、国防相の処刑を見せしめにしたいのなら党・政府側からもメディアに早急な削除の指示が出るのではないか。「5月5〜11日までには対応できる」のではないか。
B)今のところ公式には処刑が外部に公式発表されてないことから、処刑を当面は隠したかったとする説があるが、それは公開処刑説と矛盾しないか。いくら外部に正式公表しなくても公開処刑などしたら隠しようがないのではないか。
 まあ、これらの疑問にも一応の説明はつくと思いますが。
 公開処刑は事実でなく、実は処刑は秘密裏に行われたとすれば、一応の筋は通るかと思います*16公開処刑というのは「尾ひれがついただけ」なんだと。とはいえ、これまた、「一応説明がつく」のと「それが事実かどうか」はまた別なので、今後の動向を見るしかないですが。「国防相氏処刑を北朝鮮が発表」「国防相氏の名前が削除される」、あるいは逆に「国防相氏の健在が確認される(左遷されたとしても)」などといった情報が出ればいいですが出ないと「真偽不明でもやもやした感情」が続くことになるでしょうね。
 なお、この共同通信配信記事については朝鮮総連機関紙「朝鮮新報」記事(http://chosonsinbo.com/jp/2015/05/skst-62/)も簡単に紹介した上で
1)詳しい事情が分からないので今後の動向を見守りたい
2)いずれにせよ、北朝鮮政府が公式発表したわけでもないのにこうした問題(粛清説に矛盾するように思われる現象)を無視し、「粛清を確定的事実のように報じる日本マスコミ」は問題だ、「仮に粛清が事実」でも「未確定情報を確定的事実のように報じたことは正当化出来ない」としています。
 小生も全く同感です。

【追記】
 その後ググったところ、産経記事(元は共同通信配信記事)とほとんど同じ内容の「粛清は真偽不明」という記事が以下の通り見つかりました。
 参考までに紹介しておきます。

朝日新聞『処刑説の北朝鮮幹部、生存か?記録映画から削除されず』
http://www.asahi.com/articles/ASH5G7HP3H5GUHBI038.html
■ハフィントンポスト『北朝鮮「居眠りで公開処刑」は本当か? 記録映画に金正恩氏と並んで登場』
http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/14/dprk-hyon-yon-chol-questioned_n_7288488.html
■AFP通信『北朝鮮の国防相処刑は誤報?韓国当局「未確認」と強調』
http://www.afpbb.com/articles/-/3048672?ctm_campaign=sp_cate_b


■大森勝久ブログ『このままでは日本には中共、ロシア、北朝鮮に侵略されて国が滅びる未来しか待っていないことになってしまう!』
http://1st.geocities.jp/anpo1945/konomama.html
 タイトルだけで失笑物です。侵略なんてもんはそう簡単にできるもんじゃない。日本が海に囲まれてるため、また自衛隊在日米軍があるため軍事技術的に難しい。また「侵略は悪」という価値観が定着したため「政治的にも難しい」。今や軍事技術的に勝てればいいと言う物ではないわけです。それが政治的に正当化出来なければいけない。

「日支戦争*17」とは、(中略)その目的は自由主義国の米英らが支援する自由主義蒋介石国民党政府を革命戦争で倒して、毛沢東が支配する共産主義支那を作ることであった。また米英らを支那から追い出すことであった。

 そりゃ結果的には「毛沢東が勝利しました」がそれ結果論ですから。そういう「意図と結果がずれること」なんて世の中にはたくさんあります。
 たとえば「今イスラム国がイラクで勢力を伸ばしてるのはアメリカがフセイン政権を倒したから」ですが、だからといって「米国はイスラム国を産むためにフセイン政権を倒した」わけではない。
 「本能寺の変」によって結果的に「豊臣秀吉は天下人になりますが」だからといって「明智光秀豊臣秀吉に天下を取らせたかった」わけではない。明智氏の犯行動機(?)については「自分が天下人になりたかった」「何らかの理由で信長による粛清*18の恐怖を感じ『潰される前に潰す』ということでやった」など諸説ありますがいずれにせよ、秀吉の天下取りは結果論に過ぎません。
 この大森氏の文章で正しいのは日本が「蒋介石政権を倒したかった」「米英の影響力を中国から排除したかった」てところだけです。
 日本は「毛沢東蒋介石も倒して日本による中国完全植民地支配」を狙っていたのですがそれに失敗しただけです。

 毛沢東は1964年7月、日本社会党訪中団代表の佐々木更三*19が、日本軍国主義の中国侵略について(注:毛沢東がどう思うか)質問した時に、「何も申し訳なく思うことはありません。日本軍国主義は(注:蒋介石中国共産党打倒作戦を妨害する事によって)中国に大きな利益をもたらし、中国人民〔中国共産党のこと〕に権力を奪取させてくれました。みなさんの皇軍なしには、われわれが権力を奪取することは不可能だったのです」と語っているのである

 これ「社会党という親しい相手に対するジョーク」ですよねえ。社会党サイドがあまりにも「日本は申し訳ないことをした」というので「あんまり気にするなよ」という感じで出たジョークでしょう。社会党側が「そうですか、じゃあ日本は何も反省する必要はないんですね」などと応答したらそれこそ大問題になります(まあ、そんなバカをするわけもないですが)。
 まあ毛沢東発言がジョークとして適切かどうかは疑問です。個人的には「社会党の皆さんが侵略した訳じゃないんだからそんなに恐縮しないで下さい」「もちろんあの戦争での被害は大きかったが、今日本は社会党の皆さんの努力もあってああいう事は二度としないと思う」とか普通に返して欲しかったと思います。
 しかし、これを「毛沢東日中戦争中国共産党を支援するための日本政府内部の中国スパイ*20による謀略だったと自白してる」と考えるのは正気じゃありません。毛沢東の発言からわかることがあるとしたら「日本の蒋介石政権攻撃は結果的に毛沢東を利した」ということだけです。
 もちろん「日本の蒋介石攻撃があったから毛沢東蒋介石に潰されず勝てた」と言うほど話は単純ではない。「日本の侵略終結後」内戦は4年続き、当然ながら「その内戦中に打った手が毛沢東はうまくいき、蒋介石は失敗した」というのもあるでしょう。
 また「日本の侵略がなくても」毛沢東蒋介石の攻撃をうまくかわしたのかも知れない。ただ「日本の蒋介石政権攻撃は結果的に毛沢東を利した」ことは確かでしょう。

 安倍政権は2013年10月と2014年10月に、国連総会第一委員会の「核兵器不使用*21」の「共同声明」に賛同して署名をしている。

 安倍ですら国内外の反核世論を無視できなかったと言うだけの話です。
 日本は「米国の核の傘」を認めてるとは言え、「非核三原則」が一応国是ですから。それに「この共同声明は中露も対象にしている」のですが「米国の核の傘を否定するなんて中露の手先だ」と無茶な安倍批判をする大森氏です。


拓殖大学海外事情研究所「メディアが見逃した中国の対日融和」(富坂聰*22
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html
 「拓殖大教員」富坂は勿論「アンチ中国ウヨ」なのですが、それでも「総長」渡辺利夫、「同僚」荒木和博などと違い「日中友好関係はそれなりに維持しないとまずい」というそれなりの常識は「意外にも」あるようです。
 富坂曰く「バンドンで日中首脳会談ができて本当によかった」「これで日中友好が進む事を望みたい、安倍氏も習氏もそのつもりだろう。国内の反日世論を抑え込み首脳会談にこぎつけた習氏の熱意と手腕を評価したい」「しかるにそうした安倍氏や習氏の思いを理解せずやれ『習の安倍首相に対する態度が無礼だ』『たった25分だ*23』『こんな会談は評価できない』などと反中国発言をのたまう日本国内のメディアは何を考えてるのか」だそうです。
 まあ、富坂が非難する「反中国発言をのたまう日本国内のメディア」の典型って産経で、皮肉にも拓殖大の面子はそうした産経を「そうだ、習の野郎は本当に無礼だ、産経の言うとおりだ」とほめたたえ、習主席ら中国首脳を罵倒するような連中ばかりなのですが。
 ちなみに、「ウヨ反中国」富坂とは「穏健保守(あるいは中道左派か)で親中国派」ということで、立場が違うとは言え「バンドンでの日中首脳会談」で中国が「友好関係の方向に大きくシフトを切った」と富坂と同じ見方をする論者*24として浅井基文氏の文章を紹介しておきます。また「面倒なので紹介はしませんが」韓国保守メディア(朝鮮日報中央日報東亜日報)のインターネット版(日本語版)なんかにも「中国は日中友好にシフトしてるのではないか」という「富坂や浅井氏に似た事実認識*25」という記事が載ったことがあります。

http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2015/702.html
 私*26は、インドネシアバンドン会議60周年に出席する安倍首相と中国の習近平主席が会談する方向で調整を進めているという報道に関してあるメディアの取材を受けたとき、①多くの国々の首脳が出席するこの会議の性格上、安倍首相が求めれば、習近平主席としてもむげに断ることはできないだろう、しかし、②会議における安倍首相の歴史認識に関する発言が中国として肯定できるものであるならばともかく、そうでなければ、習近平としては通り一遍の挨拶でお茶を濁すのがせいぜいではないか、と答えました。私がそのように述べた背景には、昨年の日中4点「合意」及びAPEC首脳会議に際しての日中首脳会談以後の安倍政権の言動に対して、中国メディアは対日批判のトーンを強めていることが中国政府の意向を反映しているだろうという判断が働いていました。
 しかし、4月22日に実現した日中首脳会談は、(注:時間は短かく安倍批判発言もあったとは言え)正直に言って、私の予想を超えた実質的な会談でした。しかも、バンドン会議における安倍首相の歴史認識にかかわる発言は、私が予想したとおりのひどい内容だったのです。
(中略)
 私は、自らの判断が間違った原因はどこにあるのかを考えています。その原因を突き止めなければ、これからも同じような誤りを犯す可能性があるわけですから。そのためのプロセスとして、まず、日中首脳会談における双方の発言内容を、中国外交部WSに発表された文章によって確認します。次に、今回の日中首脳会談を肯定的に評価した4月24日付環球時報社説と4月27日付中国網所掲の暁岸署名文章が、どのように肯定的に評価しているかを見ます。その上で、この二つの文章に対するコメントを含め、私自身の判断の誤りの原因がどこにあったかを再検討してみようと思います。
(中略)
 私が(注:4月24日付環球時報社説と4月27日付中国網所掲の暁岸署名文章という)上記2つの文章を読んでもっとも強く感じたことは、中国は、尖閣問題(注:や安倍靖国参拝問題)に起因して起こった日中間の一触即発の危機状態は峠を越したという基本的判断に立って、危機対処が中心だった過去2〜3年の対日政策から、今後の中日関係を中国にとって望ましい方向に誘導することに中国の対日外交の力点を移そうとしているということでした。そして、このことこそ、私が見て取ることができなかったことであり、したがって判断を誤った最大の原因でした。正直に言って、私の基本判断は、中国の対日政策はまだ危機対処を中心にして営まれているということでした。
(中略)
 もちろん、中国が安倍政権の危険性について深刻な問題意識を持っていることにはなんら変わりはありません。
(中略)
 しかし、中国としては、「中日が如何に互いを面倒に思っても、相手を排除したり、自分とは無関係としたりすることは(注:隣国でしかも大国である以上)不可能であって、いずれ形成されるであろうアジア地域の協力システムの中で如何に共存するかを模索せざるを得ない」(暁岸文章)のであり、「あまり好きではない日本とアジアにおいて共存することを試す必要がある」(同)という醒めた対日認識に基づいて、日本をなんとか中国にとって好ましい(より悪くない)方向に取り込んでいこうとしているということでしょう。日中首脳会談において、習近平アジアインフラ投資銀行をわざわざ取り上げたのも、そういうメッセージとして受けとめることができると思います。


■弾圧と人権蹂躙
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-2753.html

労働党の下部機関でしかない朝鮮総聯

 一応お断りしておけば「民団が少なくとも形式的には朴チョンヒ軍事独裁政権の下部組織ではなかった」「公明党が少なくとも形式的には創価学会の下部組織ではない」「自民党民主党社民党共産党などに政治的に近い各種団体(市民団体など)が少なくとも形式的には下部組織ではない」のと同様、少なくとも形式的には「朝鮮総連」は朝鮮労働党の下部組織ではありません。友好団体でしかない。

朝鮮総聯がなぜ今の日本に残っているのか、私たちは冷静に考える必要がありそうです。

 やれやれですね。「続ける人がいるから残ってる」だけの話です。何で続けるのかは部外者ですので興味もありません。別に小生は朝鮮総連に存続して欲しいとも思いませんがなくなって欲しいとも思いません。全くの部外者ですから関係ないわけです。暴力団のような反社会的団体でない限り*27、興味のある方がおかしい。いや暴力団だって「なくなって欲しい」とは思いますが「警察官とか暴力団被害者とか」でない限りそうそう暴力団の動向になんか興味は持ちません。たまに「暴力団犯罪のニュース」を聞いて、「本当にヤクザは酷いな、社会から撲滅されればいいのに」と思うのが関の山です(少なくとも俺はそうです)。
 まあ、あえて言えば「今の時点では総連が残っていた方が日本にとって都合がいいかな」とは思います。何せ日本と北朝鮮には国交がない。当然大使館がない。交渉するのに一番信用できるパイプといったらやはり総連じゃないんですかね。
 もちろん「総連が仮になくたって」、「大物在日財界人」とか探せばパイプはあるのでしょうが、やはり総連が一番無難でしょう。
 まあ、荒木のようなウヨは交渉する気がないからこそ総連打倒論を唱えるわけですが。

 (注:マツタケ密輸事件で)日本政府や警察がこの先どこまで腰を据えてやれるかは何とも言えません。
(中略)
 「もう安倍政権に任せておけば大丈夫」などと気を緩めることはあってはなりません。

 「巣くう会に相談なしに横田夫妻とお孫さんを会わせた一件」「巣くう会に相談なしに日朝交渉を始めた一件」「安倍の政治工作が疑われる総連本部ビル転売の一件」などで荒木も安倍には相当不満を抱いてるようです。


そして誰もいなくなった
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-f84e.html
 タイトルは「高齢化が進む拉致被害者家族会のこと」ではありません(毒)。

 北朝鮮人民武力部長(国防相)の玄ヨンチョルが粛清されたというニュースが流れています。

 そのようですね。粛清が事実だとして、何故粛清されたのかはやはり気になるところです。正直、「粛清が事実ならば」北朝鮮のこの行為にはがっかりですね。もちろん小生も「北朝鮮が素晴らしい国だ」なんて思ってません。「金正恩は海外留学経験があるから期待できる」ともあまり思ってない。id:noharra先生など、誤解されてる方がいるようなのではっきり書いておきます。
とはいえ
1)「日朝交渉の最中」だし、
2)「金正恩は留学帰りだ」というのは北朝鮮サイドが宣伝してるようだし
3)小規模粛清はあったとしても最近「張成沢・国防副委員長」レベルの大物の粛清の話なんか聞かないと思う
ということで「日朝交渉中は問題行為は北朝鮮が自重して何か成果が出ればいいなあ」と思っていたのですがね。
 一方巣くう会一味は「あんな野蛮な国と交渉できるか」と宣伝できて大喜びでしょう。

使われたのが高射機関銃という話で、本当ならおそらく横浜の海上保安庁資料館にある北朝鮮工作船についていたのと似たようなものだと思います。あれで撃たれたら身体はバラバラになって原形を留めないでしょう。

 いやさすがに処刑にそんなもん使わないでしょう。処刑には小銃で十分なわけで、機関銃なんて銃弾の無駄遣いです。まあ「アンチ北朝鮮さん」のネガキャンでしょうね。

会議で居眠りしたとか金正恩の言うことに従わなかったとか金正恩について不満を漏らしたのが理由とのこと。
(中略)
 それにしても居眠りしたり指導部に楯突いたり不満を漏らしたりで銃殺にしていたら日本の国会議員など自民党から共産党まで一人もいなくなってしまうでしょう。

 居眠りはともかく、「たてつくとか不満を漏らすとか」の内容にもよるでしょうね。「金正恩政権転覆すら企んでるんじゃないかと疑われるレベル」ならまあ処刑もあり得るでしょう。その辺り分からないと何とも評価できません。
 なお、「物理的粛清(金正恩)と政治的粛清(安倍)」を同一視はもちろんできませんが、「安倍の朝日バッシング」だの「野田聖子の総務会長更迭」だのを見れば分かるように安倍は粛清体質であり、「北朝鮮に比べて日本は立派」とはとても言えません。まあ可能なら安倍だって反対派への銃殺とか投獄とかはためらわないんじゃないか。今の日本はさすがにそんなことできないわけですが。

いよいよかな、という感じです。

 いつも荒木の北朝鮮崩壊論です。「金日成死亡時に崩壊論」「金正日死亡時に崩壊論」の荒木にまともに相手するのも馬鹿げていますが、「何故崩壊を喜ぶ?。崩壊したらウンギョンさんとか寺越武志さんとかどうするんだ」て話ですよね。荒木だと自衛隊で助けるとかバカ言うわけですが。

一方日本では朝鮮総聯議長の許宗萬の息子が逮捕されました。この先は許宗萬自身の逮捕と総聯本部全体の家宅捜索へと続くことが期待されます。

まあ、その荒木の期待通りに行くかは疑問ですし、仮に行ったとして拉致問題の解決とは全く関係ないわけですが
1)荒木は拉致解決の意思などない
2)荒木にとって何より大事なことは北朝鮮朝鮮総連が苦しむこと
なのでこういう物言いになるわけです。


■1万キロ現地調査第26回(道南日本海側)について
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/126-3c75.html
 荒木がこれから行う特定失踪者調査とやらの予告編です。荒木の調査については予告編も報告も毎回、実に無内容です。
 先ず第一に荒木が「特定失踪者を北朝鮮拉致と疑うまともな根拠が全く示されてない」。
 第二に調査結果とやらが「そんな事は当時の警察も調べて分かってるんじゃ?」「そんな事が分かったからと言って意味があるの?」と言うのがほとんどです。
 たとえば映画「砂の器」で
1)被害者(緒方拳)が生前、容疑者と思われる人物(実際犯人の訳ですが)に「カメダは今も変わらない」云々と話してた
2)秋田県の「カメダ」と言う土地に不審な人物が事件後、現れたという情報を聞きつけた刑事たち(丹波哲郎森田健作)が「多分関係ないだろうな」「関係があるとしてもその人物について調べようがないだろう」と思いながら、「捜査が行き詰まってるため」、現地調査に向かうが結局「仮に不審人物が殺人事件関係者だとしても情報が少なすぎてどうにもならない、ほかの方向から捜査するしかない」「現地警察が何か新情報が出たと言ってきたとき*28だけ追加捜査するという形しかないよ」(丹波、森田)ととぼとぼかえってくるシーン*29があります。
 まあ、実際、あの「カメダ」は「島根県のカメダケ」だったし、当然、「不審な人物」は事件と関係ない*30わけですが、荒木の調査結果て「砂の器の『秋田カメダ調査』」レベルですからね。
 まともな人間ならそもそも調査しないし、調査しても砂の器のように「情報が少なすぎてどうにもならない」んですが、そうはならないのが荒木の酷いところです。荒木が砂の器の刑事(丹波哲郎森田健作)なら「秋田の調査では不審人物の正体は分かりませんでしたが、殺人事件後、カメダに不審人物が現れるなど単なる偶然とは思えません。今後も引き続き調査を続け不審人物の正体を少しでも明らかにしたいと思います」というとんでもない事になるんでしょうね。もちろん砂の器では「犯人と被害者の会話や、犯人と被害者が酒を飲んだ店やその周辺についての聞き込み」「被害者の過去の経歴調査(過去に被害者に殺意を持つ者がいないか)」「被害者の旅行中の足取り調査」といった調査が重点的に行われ、「秋田のカメダ」なんて捜査は一回で終わってしまうわけですが。


■産別関連失踪者
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-eb62.html

産業別労働組合と関連した失踪者・拉致被害者の一覧です。先日メーデーで展示したパネルの内容。今のところUAゼンセンしか産別独自の対応はありませんが、他の産別もぜひ動いていただきたいものです。

 ほかの産別労組はこんなことには関わらないでしょうね。関わってるUAゼンセンがおかしい。なぜなら「言うまでもないことですが」
1)拉致問題は労働問題ではないし
2)拉致被害者は労組員だから拉致されたわけでもないからです。
 なお、荒木パネルの「UAゼンセン関係失踪者」の中で政府認定拉致は松本京子さんだけで後は皆特定失踪者です。そう言う意味でもUAゼンセンはおかしいわけです。


公開処刑
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-0b63.html

 平成14年(2002)9月17日、小泉訪朝の日の飯倉公館、有本恵子さんが亡くなっていると聞かされたお父さんの有本明弘さんは「殺されたんや。公開銃殺されたんや」と叫びました。

 興味深い話ですね。後に田原総一朗氏の「外務省は有本恵子さんを死亡したと見なしてる」発言に激怒して、田原氏相手に民事訴訟をおこして「娘・恵子は生きてる、田原氏の放言は許せない」と言った人間とは思えない有本パパの発言です。
 しかし荒木も何でこういう発言を今紹介するんでしょうか。その気持ちがよく分かりません。「北朝鮮拉致被害者を殺してもおかしくない鬼畜の集団」とネガキャンしたいのかも知れません。しかしそれ過去の荒木発言「北朝鮮拉致被害者を殺したりしない、大事な交渉のネタだから」と矛盾しないのか?。
 それはともかく、拉致被害者家族が本当に「自分の家族が生きてると思ってるか」疑わしく思える話です。彼らは
1)巣くう会が生きてると言うから本当か怪しいと思いながら、それにすがってるだけではないか
とか
2)実は死んでる、殺されたんだと思って、復讐の思いに燃えてるがそれを隠してる
んじゃないかと思えてきますね。増元がやたら無茶苦茶な事を言うのも内心では

「殺されたんや。公開銃殺されたんや」

と思い「北朝鮮に復讐してやる」と考えてるんじゃないか。そして荒木が「公開銃殺されたんや」ではなく「生きてるんや、北朝鮮は嘘ついてるんや」と言ってるのは単に「その方が荒木らにとって美味しいと思うから」でしょう。
 「公開銃殺されたんや」のほうが美味しいと思えば荒木は「公開銃殺されたんや」と叫び拉致被害者家族の報復感情を煽っていたことでしょう。


■4月26日家族懇談会・国民大集会動画
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/426-933a.html

ところで日本文化チャンネル桜で去る4月26日に開催された特定失踪者家族懇談会と、引き続き行われた国民大集会のうち特定失踪者関連部分を編集してインターネットにアップロードして下さいました。

 1時間の長時間動画ですのでさすがに見る気はありません。
 まあ、チャンネル桜なんて「右翼団体」との交友を自慢する荒木にも困ったもんですが、
1)荒木も荒木の周辺(巣くう会、拉致議連拉致被害者家族会、特定失踪者家族)も常軌を逸した極右
2)今や拉致は風化してチャンネル桜でもなければ拉致で「1時間番組」なんか作ってくれない
ということで「チャンネル桜が1時間番組を作ってくれました!。私のブログでその動画を紹介します(荒木)」という悲惨なことになるわけです。

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等
★6月17日(水)18:00 草莽志塾(同会主催)
●かでる2・7(札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル 011-204-5100)
●代表荒木が参加
●問合せ:出口塾頭(011-737-1798)

 団体名(草莽志塾)からし右翼団体でしょうが、荒木は「右翼にシンパシーを感じる人間」だからそういうことは気にしないわけです。その結果「非右翼」に拉致問題が敬遠されるわけですが。


■悪口
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-04c3.html

 北朝鮮の中央通信は昨日付で「政治的侍女*31の醜悪な姿」という論評を発表し、山谷えり子拉致問題担当大臣を非難しています。
(中略)
拉致問題の真の解決を望まないこのような有象無象

 まあ実際巣くう会はどう見ても拉致の解決を望んでないですよねえ。そのことを北朝鮮サイドも良く理解してるわけです。

 何となくかつて北朝鮮朴槿恵大統領に激烈な批判を加えていたときの論調に似ています。普段たびたび出てくる言い回しだと「人間のクズ」とか、「殺人魔」「戦争狂」なんかが入っていないので、まだもう少しパンチが足りません。山谷大臣もこう言われるまで頑張られると良いかと思います。

 いつもながらウスラバカの荒木には「アホか」としか言いようがありませんね。
 北朝鮮の悪口雑言がエスカレートして何かいいことがあるのか。北朝鮮の反発で交渉がぽしゃったら日本にはどうにも打つ手がないのですが荒木の場合「拉致は解決しなくていい、とにかく北朝鮮を叩きたい」なのでどうしようもありません。しかし家族会も良く荒木なんかにトゥギャザーできるもんです。蓮池さんは「荒木一味(巣くう会)は北朝鮮打倒論者で本当は拉致を解決する気はないのではないか、いつまでも家族会が荒木一味にトゥギャザーしてていいのか」「左派が典型的だが極右・荒木一味と立場の違う人間は我々家族会から離れてるではないか、これでどこがオールジャパンの運動なのか」と言ったら「裏切り者扱いで会から追放」ですから今の家族会は話になりません。
 なお、安倍政権はともかく、荒木ら巣くう会一味に話を限れば「戦争狂」も「人間のくず」も全く正しいですよね。
 何せ「特定失踪者なんてデマを垂れ流す人間のくず」で「自衛隊北朝鮮への投入を叫ぶ戦争狂」ですから。「河野談話否定論」安倍政権は「人間のくず」と言ってもいいでしょうがさすがに「自衛隊北朝鮮への投入を企む戦争狂」ではないでしょう。


■5月3日付労働新聞
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/53-9d9e.html

金正恩「うーん、(注:ミサイルを)どこに落とそうかな。東京かな、北京かな。それともけしからんイベントをやるみたいだからロスにでも落とすか」

 ばかばかしいですね。そんな事を北朝鮮がやったら国が終わってしまいますよ。しかし「北京」て。中国と北朝鮮にはそんな対立はないでしょうよ。そして「ソウル」て荒木が書かないのは何故なんですかね?

衛星なら「そんなことやってる場合かよ」となりますし、ミサイルなら問題外。まあ地道に稼ぐ気はとうになくなっているでしょうからこういうものしか頼れないのかも知れません。

 愚にもつかない荒木の悪口雑言です。
 なぜ北朝鮮は「ロケット(ミサイル)開発」してるのかといったら
1)米国に対する瀬戸際外交(ミサイル開発の中止あるいは一時停止を条件にお土産を引っ張る)
2)ロケット(ミサイル)ビジネス
3)国威発揚でしょうねえ。
 2)についてもう少し詳しく言えば、「衛星打ち上げロケット」または「ミサイル」として海外に売って外貨稼ぎするってことです。ちなみに欧米や日本などがロケット(ミサイル)開発してる目的の一つも「2)と3)」です。
 まあ、米国の反発で制裁という事態を考えると1)〜3)と言う思惑が成功してると言えるか疑問に思いますが荒木が言うほど無駄なコトしてるわけでもない。
 と同時に「開城工業団地のような経済特区」「金剛山観光開発」のような荒木の言う「地道に稼ぐ」道も北朝鮮は模索してるわけです。


自衛隊
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/05/post-2f5c.html
 いつもの「拉致被害者救出の為に自衛隊出撃を」と言う寝言です。荒木が言うように、憲法上の制約や近隣諸国(中国、韓国、ロシア)の反発と言った問題は勿論あります。しかし荒木が言うように「そう言ったものがなければ出撃できるのか」?
 あるいは荒木が言うように「そんなものは無視して出撃すべき」「出撃すれば拉致被害者は救出できるのか」?。そもそも「憲法上の制約」「近隣諸国の反発」以前に「どこに出撃するのか」。拉致被害者の居場所が分からないのに出撃のしようがないでしょう。
 たとえば「ヤクザに身柄拘束された疑いのある人A氏がいる」として「居場所も分からないのに」いきなりヤクザの組事務所に突撃する警官がいるのか?。かえってA氏の身の安全が害されるだけでしょう。そのくらい荒木の主張は暴論です。
 荒木一味の馬鹿さには心底呆れます。そして荒木とつきあって恥じない家族会の馬鹿さにも心底呆れます。

 私*32が(注:『自衛隊拉致被害者救出の為に北朝鮮に出撃すべきではないか』と)水を向けても「法律が整備されていない」「憲法の制約がある」という、できない理由を延々と述べる人が(特に幹部自衛官には)少なくありませんでした。

 自衛官たちは本当なら「どこに出撃するんだ?」と言いたいでしょう。しかしそう言っても荒木はバカだから「とにかく出撃すればいい」と言うだろうと思って「法律の制約がある」というんでしょう。
 あるいは勇気ある自衛官の中には「どこに出撃するんですか?、拉致被害者の居場所も分からないのに?。自衛官が犬死にするだけじゃないですか?」「かえって拉致被害者の生命が危険にさらされますよ」と言う人間がいるのに荒木が「自衛官は法律の制約で逃げてる」とデマってるのかもしれません。
 どっちにしろ荒木の暴論はまともな人間ならつきあえるもんじゃありません。つきあえる家族会には心底呆れますし理解もできません。拉致議連なんぞは「拉致を解決する気など本当はかけらもない」反北朝鮮ウヨの集まりなので荒木の暴論についていくことには「呆れはしますが理解はできます」。家族会ってのはもはや拉致を解決する気なんかないんでしょうか。家族会はもはや「ただの極右団体」に転落してしまったのか?

 法的な制約は私も分かっているつもりです。ただ、残念なのはそれらの言い訳の中に自分たちが拉致被害者を放置していることが申し訳ない、あるいは悔しいという語感をほとんど感じられなかったことです。そしてそう語る人の多くが極めて真面目な自衛官であることにショックを受けました。

 ばかばかしいですね。俺の方こそこんな暴論を唱える男・荒木が家族会に支持されてることが心底ショックです。そしてこんな暴論を後ろめたさもなしに放言できる荒木の人間としてのくずぶりにショックです。荒木がまともな人間ならいかに荒木が「自衛隊海外派兵論者」でもこんな口から出任せはとても言えないでしょう。たとえば「フセイン政権打倒のためのイラク戦争への自衛隊参戦」「タリバン政権打倒のためのアフガン戦争への自衛隊参戦」「イスラム国打倒戦争への自衛隊参戦」*33ならまだしもこんな件で「自衛隊出撃」を唱えるのは「拉致被害者救出なんてできるわけがない」と言う意味で論外です。さすがに荒木も「拉致被害者なんてどうでもいい、とにかく北朝鮮自衛隊で痛めつけたい、可能なら政権転覆したい」とは言えないからこういう詭弁が出るのでしょうけど。

もちろん、調査会の活動はこの間様々な形で現職・OBの自衛官に支えられてきました

 まあ、田母神や佐藤守のような「頭がいかれてる自衛官OB」も残念ながら複数いて、そいつらバカウヨが荒木と一緒になって「予備役ブルーリボンの会」なんてふざけたウヨ運動をやってるという話です。まともな自衛官ならたとえ左派でなくてもこんな馬鹿げた話「自衛隊北朝鮮出撃論」にはついて行けないでしょう。
 ついていけるのは荒木や田母神、佐藤守レベルのバカウヨだけです。安倍ですらそんな危ない話にはついていけないでしょう。拉致被害者の居場所が分からないんだから出撃しようがない。そして「北朝鮮の友好国」中国、ロシアはもちろん、米国、韓国すら「第二次朝鮮戦争勃発」になりかねない、そんなリスキーな話には乗るわけがない。拉致被害者救出の可能性などない上、どこの国も賛同しないようなリスキーな話に乗りたがるほど外務省や防衛省は無謀ではないでしょうし、外務省などの反対を押し切って暴走するほど安倍も愚かではないでしょう。

 警察官が非番のとき犯罪を目撃したり、消防士が休暇中に火事に遭遇したとき、実際に動けるかどうかはそのときの状況によるでしょうが、少なくとも「何とかしなければならない」という思いは皆持つと思います。

  全然違う話じゃないですか。非番の警官や消防官が「犯罪や火事に出会って何とかしようとする」のと、荒木の無謀な自衛隊出撃論と何の関係があるのか。
 なお、荒木が「実際に動けるかどうかはそのときの状況によるでしょうが」と書くように「いくら警官や消防官でも」非番の時では「拳銃や耐火服などの装備はないでしょうから」、無理して「殉職の危険を冒してまで」犯罪や火事に対応する必要はどこにもありません。まあ、その場合でも警察や消防への通報ぐらいはするでしょうが(つうかまあ一般人だって通報ぐらいはするでしょう)。
 それはともかく、自衛官だって「非番時の警官や消防官」と同じで「荒木の自衛隊出撃論」のような「無茶苦茶な業務を強要されるいわれ」はどこにもありません。
 つうかもう荒木は「北朝鮮を口実つけて自衛隊で攻撃したい」とか「とにかく自衛隊を海外で活動させたい」というウヨ的な野望が見え透いてますよねえ。俺はハト派として自衛隊の海外派兵に反対ですが、それ以前に荒木のように「拉致を口実に自衛隊出撃論を唱える」なんて最悪です。何度も言いますが拉致被害者の居場所も分からないのに出撃のしようがないでしょう。

*1:金日成国家主席ポストに就くのも、主体思想が国家指導理念になるのも1970年代です。また拉致も「1970年代から始まった」と言うのが通説です。金日成絶対主義の成立がいろいろなところに影響を及ぼしてるわけです。

*2:まあ、荒木と一緒に山梨県警批判されても、それも嫌ですが

*3:著書『謝罪無用!:日本外交 土下座に終止符を』(2003年、恒文社21)など

*4:まあ荒木にそんなテクニックなどないでしょうが。

*5:なお今回バージョンの「余市防備隊」にはこの「明らかに工作機関の人間」と言うトンデモ文章はありません

*6:繊維強化プラスチックのこと

*7:まあ、工作員なんてことはなくてせいぜい酔っぱらいとか「通り魔事件をおこすような変質者」とかでしょうが

*8:御用の方がインターホンを鳴らしたときだけ施錠解除

*9:スウェーデンの首都

*10:安倍が米国議会で行った演説の一節。日米同盟(日米安保)のこと。

*11:鳩山、菅内閣総務副大臣、野田内閣防衛副大臣を歴任

*12:海外向けの短波ならともかく国内向けの中波を何に使おうと言うんでしょうか?

*13:著書『日中国交正常化と台湾』(2012年、北樹出版

*14:ただし小生の理解では「小物も入れれば」度重なってるのでしょうが、国防相レベルの大物の粛清は「張成沢・国防副委員長粛清」以降はこれが初めてでしょう。

*15:アンチ北朝鮮ネガキャンか?

*16:公開処刑と映像放映は矛盾する。北朝鮮のやってる行為は確かにちぐはぐだが、ちぐはぐなことをやる組織だから仕方がない」という解釈もまあできるでしょうが、ここは俺なりに合理的に解釈しました。

*17:日中戦争のこと。ただ当時は「米国の中立法の発動を恐れて」日本は「支那事変」「日支事変」と呼んで「戦争と呼ぶことを避けてた」ので「日支戦争」とは大森氏独自の呼び方だと思う。

*18:信長は1580年に重臣佐久間信盛林通勝安藤守就に対し「領地没収、追放」という粛清をしています。

*19:社会党副委員長、委員長など歴任

*20:大森氏に寄ればその一人が近衛文麿首相

*21:そもそも核保有国ですら「防衛用の保有」としており「先制攻撃の核使用」まで肯定してるわけではありません。

*22:著書『中国の地下経済』(2010年、文春新書)、『中国人民解放軍の内幕』(2012年、文春新書)、『中国という大難』(2013年、新潮文庫)など

*23:もちろん富坂は「以前(5分程度)より時間が延びて良かった」と好意的評価します。

*24:ただし富坂のように「良かった、良かった」と手放しで喜んではいませんが。おそらく「安倍がまともになったわけでも何でもなく、中国も安倍批判をやめたわけでも何でもないので過大評価できない」ということでしょう。また今回の「友好へのシフト」が仮に習主席の意向が大きいなら、彼の動向(いずれは彼は退任するわけです)や彼の反対勢力の動向によっては、状況は大きく変わります。

*25:まあ、韓国メディアが「だから安倍と朴大統領はバンドンでの日中首脳会談のように日韓首脳会談してはどうか」と書いているのに対し富坂や浅井氏は「日韓首脳会談すべきだ」とは書いてませんが

*26:浅井氏のこと

*27:まあ、荒木は平然と「総連は反社会的だ」と強弁するわけですが。

*28:もちろんそんなことはないわけですが

*29:なお、清張原作では不審人物は「被害者のカメダ発言を報じる新聞記事を読んだ真犯人が捜査攪乱を狙ってカネで雇った人間(後で口封じのために殺す羽目になる)」という設定でしたが、映画では「話がややこしくなるだけで面白くない」「説得力がない(捜査攪乱どころかかえって自分の首を締めかねない)」と判断されたのかその設定は採用されていません(個人的にはそれで正解だったと思う)。

*30:警察の捜査の難航ぶりを描いてるわけですが、正直事件解決に結びつかないのであのシーンはちょっと浮いてるとは思います

*31:北朝鮮の悪口雑言はともかく山谷が「安倍の引きがなければ到底大臣になどなれない」、安倍の「政治的侍女」でしかないことは事実です。

*32:荒木のこと

*33:もちろん俺はハト派なのでそんなものは支持しません。ただし「フセイン政権打倒やタリバン政権打倒、イスラム国打倒は現実的可能性がある(つうかフセインについて言えば実際打倒されましたが)」と言う意味では荒木の「現実性ゼロの与太話」拉致被害者救出論よりはある意味まともでしょう。