「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(5/2分:巣くう会集会報告ほかの巻)(追記・訂正あり)

ストックホルム合意から1年半:被害者救出のために今必要なこと 東京連続集会報告3
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5084.html

西岡力(巣くう会会長)
 私は昨日まで北京に行っていまして、最近話題になっている「東京新聞」の報道について、その記事を書いた城内特派員と会ってきました。北朝鮮の内部から、拉致をしていた工作員の教本が出てきた。金正日政治軍事大学の教本です。そこに拉致という言葉が書いてあった。この教本は2011年まで使われていたから11年まで拉致があったのではないかと言われている、という記事です。
(中略)
 綴りは南の表記です。300ページあるものがすべて南の表記になっています。
(中略)
 そして、韓国にいる元工作員に見せると、「韓国担当工作員のための教材にはこういうものがある」と。つまり、拉致という言葉は、情報を取るための拉致で、韓国人を拉致して情報を取ることです。日本とは関係ない。韓国でそういうことが行われたことがあるということだけが分かったということです。
 あの資料は対日工作員の資料ではない。私が持っている別の資料で、日本に潜入する工作員たちが持っているものでは綴りを韓国式にすることはないんです。
(中略)
 これは城内さんも「確かにそうです」と言っていました。「日本の拉致とは直接関係ありません」と。

 小生が以前
■『「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(4/1分:高英起の巻)(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140401/5064208022
■『「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(4/30分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20150430/2506420802
■『「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(7/4分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20150704/5064208022
で批判した東京新聞の与太記事の件です。
 おいおいですね。
 「お前らの仲間の、高英起、荒木和博や高世仁id:takase22)は、東京新聞が取り上げた資料は日本の拉致に関係がある、小泉訪朝以降も拉致もやっていたに違いないと公言してるのに今頃それか?」「つうか東京新聞の記事は俺も読んだが『これは日本は関係ありません』なんて確か一言も書いてなかったぞ」つう話です。一言で言えば「西岡、城内、お前らふざけんな」。
 「韓国のこと」なら何で大騒ぎしたのか。韓国の拉致なんて日本とは直接関係ないでしょうに。
 とはいえ「ちょっとこの資料は日本の拉致と関係があるとは強弁できそうにないなあ(城内や西岡)」という辺りは「小泉訪朝以降も拉致があったんだ!」と強弁する荒木や高世と違って、城内や西岡はよく言えば「まとも」、悪く言えば「狡猾」とは言えるでしょう。
 つうか本当に「韓国向けの本物」かどうかも怪しいですけどね。日韓公安辺りの捏造の疑いは否定できません。

島田洋一(巣くう会副会長)
 外務省主導の交渉だと、結局制裁解除の復活とか、追加制裁という話をすると、「そういうことをすると交渉が切られてしまう」と言います。先ほど、中山先生がおっしゃったように、今の外務省のルートが切れても構わない。切れた方がいいかもしれないわけで、そうした上で圧力を強化しつつ、水面下で特使による交渉をし、もし北が動かなければどんどん圧力を強化していきますよという形でやるのがいいと思います。

 言ってることが本当に支離滅裂ですね。
「制裁で外務省の交渉がぽしゃってもいい、別のルートで交渉すればいい、北朝鮮に特使を送ればいい」。
 別のルートってどこよ、特使って誰よって話ですよねえ。ただ興味深いのは島田らが「交渉なんかしなくていい」とは言ってないことです。実際は交渉なんかする気ないからこそ制裁論を唱えるわけですが、何故かそうは言えないらしくて「外務省とは別ルートで交渉すればいい、特使を送ればいい」と言い出すわけです。

総連本部への居座りを許してしまった。これはよくないことだと思います。

 ばかばかしい。別に島田の言う「居座り」は違法行為ではないし、そもそも「居座ろうが居座るまいが」拉致の解決には関係ないでしょう。島田らが単に朝鮮総連を敵視して嫌がらせがしたいだけの話です。

西岡力(巣くう会会長)
 去年から外務省とやってきた裏交渉の結果、朝鮮総連中央本部に居座りができた後、北朝鮮は、「約束通りのことが実現しただけだ」というようなことを言っていたそうです。

 やれやれですね。「外務官僚のせいで居座りが起こった」と言いたげな西岡ですが外務官僚の上には「安倍が任命した岸田外相」がいて、岸田外相の上にはもちろん「岸田氏を外相に任命した」首相の安倍がいるわけです。
 つまり「居座り=約束」ならそれは「安倍もOKしている」わけで「安倍許すまじ」と言わないと筋が通らないのに巣くう会連中が非難するのはせいぜい岸田外相止まりですから心底呆れます。総連本部ビルの件で安倍を無視して岸田外相が動き安倍は何もできないとでも強弁する気なのか。
 いや実際、岸田氏の暴走で安倍がそれを止められない*1のだとしても、それは安倍が「無能で怠慢」というだけの話です。正直今の総理が安倍以外なら巣くう会連中は総連ビルの件だけでも「何故居座りを許した、総理はふざけてる」と糞味噌でしょう。

 私はこの間、10月頃だと思いますが、大阪のテレビ局である「よみうりテレビ」に行って、「拉致問題を解決するために何をしたらいいですか」に対して、「朝鮮総連解散新法」を出しました。

 例の悪名高いウヨ番組「たかじんの委員会」のようです。ぶっちゃけそんな新法を作って何か意味があるのか(さすがの安倍もたぶんそんなものをつくらないでしょうが。拉致の解決に役立つわけがないし、違憲立法だと批判される破防法の団体解散規定*2同様、行政訴訟を起こされたら国が負ける可能性が大だからです。破防法の団体解散規定も未だかつて使われたことがありません)
 総連を「交渉のパイプとして使おう」というならまだしも「潰したい」というのはわけがわかりません。「総連の解散」など拉致の解決には関係ないでしょう。西岡らが単に朝鮮総連を敵視して嫌がらせがしたいだけの話です。


ストックホルム合意から1年半:被害者救出のために今必要なこと 東京連続集会報告2
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5074.html

西岡力(巣くう会会長)
 中山先生が大臣だった時に、再調査委員会ができかけた時がありました

 中山が大臣だった時ってのは福田内閣です。何でできかけたのかと言えば福田氏が「制裁一部解除を約束したから」です。
 何でできなかったのかといえば「福田内閣が退陣し」、後継の麻生内閣は制裁一部解除を引き継がなかったからです。だから北朝鮮が「一部解除がないんじゃ再調査なんかしない」となってしまった。
 そして福田内閣では拉致担当大臣だった中山は麻生内閣では逆に「拉致担当首相補佐官」と格下げになりました。ちなみに麻生内閣拉致担当相は河村*3官房長官の兼任です。

 生存情報がある。
「遺骨が来た瞬間に、生存情報をオープンにして、殺したんだと言いますよ」と。

 やれやれですね。怪しい生存情報なんか話になりません。まあそれはともかく。結局「もし仮にマジの遺骨が出てきたらやばい」と怯える巣くう会が「遺骨が出てこないように北朝鮮に牽制かけてるだけ」でしょう。もちろん「そんなことをするまでもなく、北朝鮮には遺骨を出す気などない(遺骨など幸か不幸かないから)」かもしれませんが。どっちにせよ遺骨がでてこなかったことについて根拠レスで「俺達の警告の成果だ」と放言する巣くう会とその放言を容認する家族会には心底呆れます。

 ストックホルム合意とは何なのか。(ボーガス注:外務省の伊原アジア大洋州)局長の覚書に過ぎないんです。条約でもない。首相が言った声明でもない。

 おいおいですね。その局長の覚書とやらにOKだしたのは外相であり首相なのにそんな詭弁が成り立つわけないでしょう。

 統一戦線部は、「横田早紀江さんが問題だ。この人の影響力が世の中を動かしている。この人は政治家ではないか」ということで調べたら、立候補した経験がなかった。そこで、「田舎のばかなおばさんが過激な安倍晋三とか救う会の言うことを鵜呑みにしてしゃべっているだけなんだ」ということを日本に広げろという工作方針を決めた。これは当時統一戦線部にいた人から聞いた話です。

 思わず吹き出してしまいました。
 これは「問うに落ちず語るに落ちる」て奴じゃないんですかねえ。

田舎のばかなおばさんが過激な安倍晋三とか救う会の言うことを鵜呑みにしてしゃべっているだけなんだ

つうのは「朝鮮労働党の統一戦線部」云々と西岡は言ってるがこれは西岡ら巣くう会の「横田奥さんに対する本音」じゃないのか。
 つまりは巣くう会一味は横田奥さんを「安倍や俺達巣くう会のいいなりの馬鹿なおばさん」と心底バカにしてるし、そうした蔑視感情を「朝鮮労働党の統一戦線部」云々とごまかしてはいるものの口にすることを全く躊躇しないわけです。
 まあ、俺も正直横田の奥さんは

田舎のばかなおばさんが過激な安倍晋三とか救う会の言うことを鵜呑みにしてしゃべっているだけなんだ

と思いますけどね。まあそれはともかく、北朝鮮ってそんな工作してましたかねえ。「めぐみさんは既に死んでるので巣くう会のデマに横田夫妻はたぶらかされないでほしい、お孫さんに会いに来て欲しい」とは横田奥さんに言ってた気はしますが、「横田奥さんは低能ウスラバカだ」なんて言ってましたっけ?。「お孫さんに会いたいとは思いませんか?」と言ってる国が「横田奥さんは馬鹿野郎」なんて言うわけもないでしょう。
 内心北朝鮮がどう思ってるか知りませんけど、そう言うことは言ってないと思いますよ。
 「お前は低能ウスラバカて悪口雑言して横田奥さんをバカにしてるジャン」ですか?。いや別に俺、北朝鮮工作員じゃねえし(苦笑)。
 つうかろくな根拠もないのにめぐみさん生存説を唱えるわ、「何故めぐみを取り返せない!」と小泉首相福田官房長官、田中アジア大洋州局長(役職は全て当時)に悪口雑言するわ、田中氏が刀剣友の会のテロ事件にあったときも「自業自得」みたいな事言うし、「めぐみさんを取り返せない」と言う意味では小泉首相らと違いはないはずなのに「アンチ北朝鮮だというだけ」で安倍官房副長官中山恭子参与(役職は全て当時)はほめたたえるわ、アンチ北朝鮮感情だけで「日本代表サッカーチームは平壌に行くな」「日朝戦を観戦に平壌に行くツアーなんか旅行会社はやるな」というわ、なんて人間(横田奥さんとか増元とか)は俺にとっては「低能ウスラバカ」でしかないんですが。世間がどうであれ浅田真央が嫌いだというid:Bill_McCrearyさんじゃないですが世間がどうであれ「拉致被害者家族ならなんでも許されると思ってるのか、調子に乗るな!。俺は手前ら拉致被害者家族会なんか大嫌いだ!」と思いますね。
 まあ、日本では「浅田真央と横田奥さんの悪口は言ってはいけないみたい」なので、おおっぴらにこういう事は俺も公言はしませんが、俺は横田奥さんに対してはそう言う価値観です。
 浅田に対しては別に「好感情も悪感情も」何の感情もありませんが浅田を必要以上に持ち上げる日本マスコミは気持ち悪いとは思います。


ストックホルム合意から1年半:被害者救出のために今必要なこと 東京連続集会報告1
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5072.html

中山恭子参議院議員(次世代の党代表、元拉致問題担当大臣
 この合意が拉致被害者の帰国につながるというところは1点もないと言っても過言ではないと思っています。

 おいおいですね。

拉致問題については、拉致被害者及び行方不明者に対する調査の状況を日本側に随時通報し、調査の過程において日本人の生存者が発見される場合には,その状況を日本側に伝え、帰国させる方向で去就の問題に関して協議し、必要な措置を講じることとした

と言う合意をどう理解したら「拉致被害者の帰国につながるというところは1点もない」になるのか。
 これが「合意それ自体はいい合意だが北朝鮮にはやる気がないから意味がない」というならまだわかりますけどね。

 向こうで被害者が今どういう状況にいるかはっきり分かっているわけですから、例えば今被害者がお風呂に入っているか、食事をしているか、そのくらい分かっていると私は考えていました

 いや「日本政府には」全然分かってないでしょうよ。それともここでの「分かってる」の主語は「日本政府」ではなくて「北朝鮮政府」なんですかね。それなら北朝鮮側はたぶんわかってる*4でしょうがそうだとしてそれが何だと言うんでしょうか。
 「北朝鮮は分かってるはずなんだから再調査なんか必要ない、すぐ返せ」と言ったってなにがどうなるもんでもないでしょう。

 少なくとも日本政府に対して、被害者の名簿と現状についての報告を提出してこない限り、制裁解除に価する行動ではありません。

 それ単に巣くう会や中山の考えに過ぎませんよね。「再調査時点で解除してもいい」「再調査それ自体が解除に値する行動」という理解だって十分あり得るわけです。つうか俺はそう言う考えだし、再調査合意に達した安倍政権は少なくとも合意時点ではそう言う考えだったわけですが。
 しかし「拉致被害者が実際に帰ってこない限り解除するな」なんて増元照明島田洋一なんかは言ってたかと思いますがそれに比べたら「名簿と簡単な現状報告だけでもいい」という中山は「増元や島田よりはまだマシ」ではあります。

 拉致問題というのは、絶対的に被害者を取り込んでいる犯罪で、被害者を持っている人々の方が、交渉するにしても絶対的に強い立場にあります。
(中略) 
 被害者を解放せよというのは弱い立場ですから、これを補うためにあらゆる制裁措置をかけたいということです。

 意味がわからないですね。人質を取られてるのに制裁してどうするのか。たとえばダッカ事件赤軍派に制裁したんですか、違いますよね、て話です。

日朝国交正常化のための扉が少し開かれたということで、その前に、拉致被害者救出の動きがなければいけないんです。

 ばかばかしい。何で「拉致解決が先行しないといけない」のか。拉致が解決しさえすれば国交正常化が先行してもいいでしょうよ。
 結局「今の北朝鮮政権には拉致は解決できない」との判断の下に国交正常化交渉妨害に拉致を政治利用してるだけじゃないですか。

西岡力(巣くう会会長)
 いくつかの情報ラインから、「生きている人を殺して死亡の証拠を作る準備をしている」と聞きました。

 ばかばかしい。常識で考えてそんなことはするわけがないでしょう。「生きてる人間を帰したくないなら」、わざわざ殺すなんて物騒な事はせず、所在不明で片付けるでしょう。
 結局「もし仮にマジの遺骨が出てきたらやばい」と怯える巣くう会が「遺骨が出てこないように北朝鮮に牽制かけてるだけ」でしょう。


■北(ボーガス注:朝鮮)へ強力な制裁実施の通告を
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5023.html
・制裁をやると何で拉致が解決するのか、さっぱりわかりません。小泉訪朝後「安倍が日朝交渉路線にシフトチェンジし、一部制裁解除するまでは」ずっと制裁しましたが拉致は解決しなかった。和田春樹氏らが言うように「中露が公然と北朝鮮支援してるから」です。
 中露が支援してる以上「制裁に根を上げて日本に降参する」なんてことはあり得ません。
・巣くう会の主張がわけが分からないのも当然で巣くう会がしたいのは「拉致解決を口実にした北朝鮮への嫌がらせ」だからです。弱るのはこの制裁論を「家族会が是としてること」でしょう。

 対中関係悪化と外貨不足などから日本との協議を打ち切ることもできずにいる。

 北朝鮮が協議を打ち切らないのはそういうことではなく「安倍の本心が読めないから」でしょう。
 安倍が「交渉にやる気があってその為にお土産(経済支援)も用意してる」のなら打ち切るのは勿体ない。
 「安倍が交渉にやる気を失った」と思えばいつでも打ち切るでしょう。安倍のお土産はもらえるなら嬉しいが、「無理してもらう必要はない」わけです。
 なお、「朝鮮労働党結党70周年記念式典」に「ナンバー1・習主席やナンバー2・李首相」ほどではないと言え「中国共産党ナンバー5の劉雲山・党中央書記処常務書記(党中央精神文明建設指導委員会主任、中央党校校長兼務)」が出席し、金正恩と会談したことを考えれば少なくとも「巣くう会が言うほどには中朝関係が悪化してないこと」は明白でしょう。今回の「70年式典」に「中国から誰が来るか、金正恩と会談するのか」が注目されていたわけですが結果は巣くう会の主張「中朝関係は悪化している」を裏切る結果でした。

参考
■朝日『金正恩氏、中国政府高官と会談』
http://www.asahi.com/articles/ASHBB2JPQHBBUHBI00G.html
■毎日『北朝鮮金正恩氏と中国序列5位の劉氏と会談』
http://mainichi.jp/select/news/20151010k0000e030198000c.html
■日経『金正恩氏、中国序列5位と会談 「中朝関係を強化」』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM10H42_Q5A011C1AM1000/
産経
■『北朝鮮、党創建70周年記念日 金第1書記、中国指導部メンバーと初会談』
http://www.sankei.com/world/news/151010/wor1510100032-n1.html
■『中国の劉常務委員、北序列2位、金永南*5と会談 劉氏「人民生活の向上…金書記の指導の結果」』
http://www.sankei.com/world/news/151011/wor1510110020-n1.html

 ちなみにこの劉氏、先日、訪中した山口・公明党代表とも「1時間ほど」会談しています。
 俺が思うに「中国と長年つきあいがあって、一応友好関係が建前だが最近関係がぎくしゃくしてる人間(金正恩や山口代表)のお相手」をするのが「ナンバー5の劉氏」なんでしょう。
 ぎくしゃくしている以上「ナンバー1・習主席やナンバー2・李首相」は出せないが、「長年のつきあいを考えてナンバー5ぐらいなら出す」つうことでしょう。

参考
■西日本『年内の日中与党交流再開を確認 公明代表が序列5位と会談』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/201427
■毎日『公明党代表:北京で常務委員と会談 習国家主席訪日を要請』
http://mainichi.jp/select/news/20151017k0000m010117000c.html


北朝鮮はどう動くか−東京連続集会報告5
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5033.html

横田滋横田めぐみさん父、家族会前代表)
 やはり生きている兄弟や子どもを、一刻でも早く連れてくることが大切だと思います。特に外務省の方たちなんかはそういうことに気をつけていただけらばと思います。

 そんなことは今さら言われなくても外務官僚だって分かってるでしょうよ。むしろ向こうは「今頃何言ってるんだ、この男は」「交渉ごとがそうそう簡単に解決すれば誰も苦労しねえよ」と呆れてるでしょうね。何で家族会の連中はこうもバカなんでしょうか。

本間勝(田口八重子さん兄)
 西岡さんが言われましたが、飯島参与という北(ボーガス注:朝鮮)のスピーカーの人が、「生存率が50%」と言ったということは、私としては気になります。

 やれやれですね。飯島氏は「拉致被害者が100パー生きてると思ったら間違いじゃないか、生存の可能性は50%ぐらいに考えた方がいいんじゃないか」「100パーでないと北朝鮮が報告を出しても受け取らないと日本が言うからダメなんじゃないか、まず受け取るべきだ、でないと話が進まない」と言う主旨の事を言っただけですが、それで「北朝鮮のスピーカー」呼ばわりですから呆れます。拉致被害者5人の帰国を実現した小泉訪朝の立役者の一人・飯島氏に対して全く失礼な馬鹿野郎です。

増元照明(増元るみ子さん弟)
 今回の人事には私は非常に失望しています。これまで「拉致問題は最重要課題」と、総理以下、官房長官もおっしゃっていました。そして総理は、「重要閣僚は代えない*6」とおっしゃっていました。しかし、拉致問題担当大臣は代えられました。これは、拉致問題が重要問題ではないということを明言したことになります。
 これが一番まずいのは、北朝鮮に、「安倍さんも拉致問題はそんなに重要でないと思っているんだ」という思いを抱かせる*7ことです。

 やれやれですね。第二次安倍内閣以降の拉致担当相の交代というなら、既に「古屋→山谷」の交代があるので、今回が「初めての交代」ではないんですが。
 増元が問題にしてるのはむしろ交代それ自体より
1)加藤大臣は安倍内閣の目玉政策と言われる「一億総活躍」「女性活躍推進」の担当大臣であり、「拉致が風化した今」拉致より明らかに、そちらにマスコミのスポットが当たってる。なお、「新設の一億総活躍」はともかく、山谷拉致担当相の頃から、「女性活躍推進担当大臣」はあり、山谷拉致担当相とは別の人間(有村治子)が任命されていたが今回初めて「拉致担当相と女性活躍推進担当相」がワンセットになった
2)拉致担当相の兼任ポストは過去「国家公安委員長」なのに今回安倍は国家公安委員長河野太郎氏を任命し「拉致担当相と国家公安委員長」が何故か切り離された
3)加藤氏は安倍側近のウヨだと言うが、古屋や山谷と違い拉致議連メンバーではなく増元らとつきあいがない
と言う辺りでしょう。なお、これら全ては増元らが危惧するように「巣くう会、家族会と手を切りたい」という安倍の意思の表れではないかと俺も思います。

 ただ、この日本で安倍さんを批判するということは、できないんですよ。なぜなら歴代総理の中で、安倍さんが一番北朝鮮の問題、拉致問題に力を入れているのは間違いないです。
 福田*8総理の時から、拉致問題担当部署は、「福田さんは一生懸命やっておられますよ」ということでしたし、麻生*9さんの時も同じでした。民主党政権になっても、「この問題に対する気持ちは本当に強いですよ」と、ずっと言い続けています。結局何もなかったでしょう。

 やれやれですね。福田氏らに成果がないというなら安倍だって成果なんか今のところありません。
 「安倍政権の日朝交渉開始を評価する」というなら増元は福田氏を評価すべきでしょう。「福田氏に近いと言われる衛藤征士郎・元衆院副議長」など、関係者の証言から「福田氏は総理在任中、制裁一部解除による再調査合意を目指していた」「首相としての訪朝さえ視野に入れていた」らしいことが判明しているからです。安倍が今やってることを、「約7年前に目指していた」。やはり「福田氏」と言う人間は自民党の中では「まともな人間」と言っていいでしょう。
 この福田氏の動きは「福田氏がいわゆる与党内の福田おろしに抵抗できずに退任し」、後継の麻生が福田路線をとらなかったことで挫折しますが「福田氏があのとき、退任しなかったら」という思いを俺は持たざるを得ません。
 まあ、それはともかく首相として感謝すべきなら
1位:小泉氏
 拉致被害者を帰国させたから
2位:福田氏
 小泉訪朝の立役者の一人。また、「早期退陣で成果を出せなかった」が首相在任中、北朝鮮との再交渉による拉致問題解決を目指していたから
でしょう。
 それ以外は失礼ながら「拉致問題では」大して違いはないでしょう。あえて言えば「巣くう会を調子に乗せた」安倍が「拉致問題では最低最悪の首相」でしょう(まあ、拉致限定でなくても安倍は最悪ですが)。
 しかし家族会や巣くう会は小泉氏や福田氏を評価せずに「何の役にも立ってない安倍」を評価するんだから心底呆れます。安倍が小泉訪朝で蚊帳の外だったこと、小泉訪朝を仕切ったのは安倍以外(おそらく福田官房長官や飯島首相補佐官)であることは安倍自身も認めていることです。

 先ほど西岡さんも、本間さんもおっしゃいましたが、飯島参与って何なんですかね。あの方をあの政権に残していること自体が、安倍さんのちょっとおかしいところではないかと私は思っています。

 増元が何を言おうと安倍は飯島氏を更迭などしないでしょう。そもそも増元らが問題にする発言は「フジサンケイグループ」BSフジの政治討論番組「プライムニュース」ででた発言です(インタビュアーもフジのアナウンサー)。
 このプライムニュース、フジサンケイらしく過去の放送は

http://www.bsfuji.tv/primenews/text/txt150914.html
桜井よしこが見る民意:側近が語る首相の本音
ゲスト
桜井よしこ:ジャーナリスト・国際基本問題研究所理事長
萩生田光一自由民主党総裁特別補佐 衆議院議員

http://www.bsfuji.tv/primenews/text/txt150408.html
石原慎太郎が緊急提言 イスラム過激派の元凶
ゲスト
石原慎太郎:作家・元東京都知事
西部邁:評論家

などと、まあ、「さすがフジサンケイ」と唖然とするほどの右翼ぶりです。そんな右翼色濃厚な番組で「安倍の側近(内閣官房参与)・飯島氏」がした発言は普通に考えて「安倍やフジサンケイの了解の元にされた情報工作の一環」の疑い濃厚でしょう。
 そもそも増元たちは何故BSフジ「プライムニュース」を非難しないのか。かけてもいいですがこれがTBS「ニュース23」あたりだったら「TBSを許さない」と糞味噌でしょう。フジ系列なら非難しないのだからその露骨な身びいきには唖然です。

 今回本当に安倍さんが首相官邸直結でやるというのでしたら、拉致問題担当大臣は菅さんが兼任すればいいんですよ。

 「菅長官が兼務すればいい」て、何を今さらですよね。
 ちなみに第一次安倍、福田、麻生内閣では拉致担当相は官房長官の兼任でした(ただし福田改造内閣では官房長官ではなく中山恭子が拉致担当相)。
 民主党政権になってから「国家公安委員長の兼任」となり安倍もそれを引き継いだのですが、今回「一億総活躍担当相との兼務」という「前例がない事態」です。
 いや、あえて言えば「少子化担当相、公文書管理担当相」と拉致担当相を兼務させた、何ともトリッキーな「福田改造内閣中山恭子拉致担当相」に似てる気もします(ちなみに加藤氏も少子化担当相を兼務しています)。ただ中山の場合「巣くう会とずぶずぶだった」と言う意味で今回の「巣くう会とつきあいがない」加藤大臣とは違うでしょう。

 一億総活躍相、女性活躍相、少子化担当相等、色々な部署をまかされて、拉致問題担当相と。

 少子化担当相との兼務なら「中山恭子拉致担当相(福田改造内閣)」と言う前例があるんですけどね(苦笑)。もちろんそのとき増元らが「少子化担当と兼務とは何だ!、そんなんで拉致が解決するのか!」などというどころか能天気に「ブラボー中山さん」だったことは言うまでもない。


北朝鮮はどう動くか−東京連続集会報告4
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5029.html

西岡力(巣くう会会長)
 10月4日には、朴槿惠大統領が天安門の首席台に上って、習近平主席の隣に立っていた。プーチン大統領もいました。そしてスーダンの大統領もいました。スーダンの大統領は、今金正恩国際刑事裁判所に訴追すべきだと言われていますが、国内の虐殺問題で訴追されて、国連の刑事裁判所から指名手配されている人です。その人が壇上にいた。
 国連事務総長もそこにいた。もう潘基文さんは失格だと思います。本当は手錠を持って逮捕しなくてはならない。あそこの壇上にいた人はプーチン大統領も含めて、武力によって今領土を拡張したり、国内で虐殺をしたり、独裁をしている独裁者、軍国主義者ばかりです。それが軍事パレードに来てお祝いをした。
 朴槿惠大統領だけが自由陣営の人です。

 やれやれですね。拉致問題を語るはずの集会で「中国やロシア、潘基文総長の悪口雑言」とは何考えてるんでしょうか。
 なお、「国家元首(首相や大統領)なら」確かに「西岡の言う自由陣営(欧米の経済先進国、いわゆるG7)の人」はいませんが「外相(イタリア、フランス)」「駐中国大使(米国、カナダ、ドイツ)」という形で西側要人は出席しました。
 「首相や大統領が行かない」ということはある意味距離を置いたわけですが、「首相や大統領に比べたら格が落ちる」とはいえ「別の要人が出席した」わけですから、西岡が言うほど西側諸国は中国を敵視してるわけでは勿論ありません。

 中国は9月中旬頃、平壌に密使を送って、「ミサイル実験と核実験をやめろ。もしもそれを実行したら日本が核武装するぞ。それはお前たちの責任だ。だからそれをやったら北朝鮮人民軍に提供している石油を止める。軍服や靴などの供給も止める」と脅したんだそうです。そして最終的に、「やりません」ということになった。

 西岡は自分の言ってることが「北朝鮮にとって、一番大事なのは中国の経済支援だ」、つまり「日本の経済制裁なんか無意味だ」という意味であることが分かってるんでしょうか?
 そして西岡の発言が事実なら日本が対北朝鮮外交で最も頼るべきは中国でしょう。しかし西岡らは中国敵視ですからわけがわかりません。

北朝鮮から見て安倍政権の価値が高まっている。

 やれやれですね。北朝鮮は小泉訪朝後は基本的にずっと「日朝交渉ウエルカム」でしょう。「日本の価値が高まってる」というなら小泉訪朝後はずっとそうだったわけです。しかし日本がその要請に応じてこなかった。最近安倍が方針転換して制裁一部解除したから日朝交渉が始まってるだけです。「第二次安倍政権になってから、諸事情で北朝鮮が政治的、経済的に追い込まれてるから」日本に泣きついて日朝交渉が始まったわけでは全然ない。
 日本が交渉する気なら「第一次安倍、福田、麻生、鳩山、菅、野田内閣」でも日朝交渉はスタートしていたでしょう。

明日、家族会と加藤新大臣との面会がありますので、そこでどんなお話をされるのかも含めてお話を聞きたいと思っています。

 加藤拉致担当相について荒木は「安倍さんの側近か知らないが拉致議連メンバーじゃないし巣くう会ともつきあいがない」「大体、一億総活躍担当相や女性活躍推進担当相との兼務じゃないか。安倍内閣では拉致よりそっちが大事なんじゃないのか?」と糞味噌ですが、西岡は今の時点ではそこまで悪口雑言する気はないようです。

向こうは困っていて秘密協議を切れないでいる。

 何度も言いますが「安倍の考えが読めないから切れない」だけでしょう。「もしかしたら安倍はお土産(北朝鮮への経済支援)を用意してるんじゃないか、もし、そうなら交渉打ち切ったら勿体ないな」と思うから切れないのであって西岡の言うような意味で「困ってる」わけじゃない。むしろ困ってるのは「今まで持ち上げてた安倍が交渉路線に切り替えたため」批判しづらい西岡ら巣くう会の方でしょう。

去年から始まった最終決戦はまだ勝負がついていないと思います。十分勝ち目はある。

 この辺り「もうストックホルム合意なんか反故にして、交渉なんか辞めちまえ」という荒木とは西岡は少し違うようです。
 もちろん「安倍を敵に回したくないから」こういってるだけで、安倍以外ならおそらく西岡は糞味噌でしょうが。

中国との関係がどんどん悪くなっている

 どこがだよ、ですよねえ。最近も朝鮮労働党結党70周年記念式典に中国共産党ナンバー5の劉雲山・党中央書記処常務書記(党中央精神文明建設指導委員会主任、中央党校校長兼務)が出席したのに、西岡は

中朝関係は悪くない、中国が北朝鮮を見捨てたという噂は嘘だということを国内に必死で示すために、仲のいいふりをしていた

と強弁するのだから呆れます。ナンバー1・習主席やナンバー2・李首相ではなかったと言う意味では「仲はぎくしゃくしてる」のかもしれませんがナンバー5訪朝ってのは充分好待遇ですよねえ。
 好待遇しても「仲のいいふりだ」でごまかすのならいくらでも「中朝関係の悪化」とやらを公言できるでしょう。でもそれはただのデマカセでしかない。

安倍政権の目玉は「1億総活躍」と「拉致」ですよね。

おいおいですね。「一億総活躍」は目玉と言っていいでしょう。あとは「アベノミクス新三本の矢(GDP600兆円達成、希望出生率1.8達成、介護離職ゼロ)」か。拉致なんかもはや目玉なんかじゃない。
 安倍の「内閣改造直後」記者会見記録は政府ホームページ(http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2015/1007kaiken.html)で確認できます。安倍の発言も、記者の質問も「新設の一億総活躍担当大臣」や「アベノミクス新三の矢」に集中しています。
 加藤大臣について安倍が言ったことは

http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2015/1007kaiken.html
・新設の一億総活躍担当大臣には、これまで官房副長官として官邸主導の政権運営を支えてきた加藤大臣にお願いいたしました。女性活躍や社会保障改革において、霞が関の関係省庁を束ね、強いリーダーシップを発揮してきた方であります。
加藤大臣には早急に「一億総活躍国民会議」を立ち上げ、対策を取りまとめてもらう考えです。さらには、2020年、そしてその先を見据えながら、3つの明確な目標に向かって、そしていつまでに実現を目指し、さらには具体的にどのような政策を実行するのか。具体的なロードマップを「ニッポン一億総活躍プラン」として取りまとめてもらいます。

と「一億総活躍関係ばかりで拉致なんか全然ない」わけです。
 今回の国会で話題になったのは安保法です。その前は特定秘密保護法です。他に安倍政権で話題になったことと言えばアベノミクスと「派遣法改悪」と「女性活躍推進」でしょうか。とにかく拉致なんか今や完全に安倍政権にとって「どうでもいい代物」になっています。


北朝鮮はどう動くか−東京連続集会報告3
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5027.html

西岡力(巣くう会会長)
 安倍政権は拉致最優先で、それ以外の物は受け取らないと言い続けてにらみ合い

 いい加減にして欲しいですね。どこまで日本人妻や「現地に埋葬された残留邦人の遺族」をないがしろにし、バカにすれば気が済むのか。俺は日本政府や巣くう会は勿論拉致被害者家族会のバカ共(例:飯塚会長や横田夫妻)にも、もはや憎悪と憤りしか感じません。

 未だに官邸の参与という肩書を持っている*10飯島さんが、フジテレビのBS番組に出て、自分の推測だがという言い方をしていますが、「調査は終わっていて、日本側が政治的な理由で受け取りを拒否している(注:可能性がある)。生存率が悪いかもしれない。50%かもしれない」と言いました。
 日本政府は今、死亡の証拠がないから「全員生存を前提に助ける」と言っているのに、官邸で参与という肩書が付いている人がテレビで、日本政府が予算をかけて広報している内容と違う内容を言うというのは大問題だと思っています。

なんて西岡が言ったところで巣くう会集会でぼやくのが関の山でしょう。安倍に「飯島発言はどういう事なのか?」と問いただす度胸はたぶん西岡ら巣くう会にはない。おそらく西岡ら巣くう会は「下手にこの問題を騒げば俺達は安倍に切って捨てられるかも」「飯島発言は安倍の了解による政治工作かも」「飯島発言は俺達の仲間のはずのフジサンケイグループのBSフジでの発言だ(恐怖)」という危機感、恐怖を感じてるでしょう。
 なお、BSフジでの飯島発言は次の通りです。

http://www.bsfuji.tv/primenews/text/txt150904.html
■拉致再調査から1年超
松村一*11キャスター
北朝鮮による拉致の調査の原状は?。進められているのでしょうか?」
平井氏*12
「おそらく調査委員会の調査自体は終わったという気がしますね。具体的な調査はほぼ終わっているのではないか。1年という期限を区切っていましたし」
飯島氏
「先生の見立てとほぼ同じですね。(注:安倍首相は)第2次安倍内閣で自分が拉致問題を必ず解決すると宣言している。その内容は、金正日の時から再調査ということでこれまできている。ただし、全員生きているということが、拉致関係者と官邸の発言です。1人でも2人でも死んでいた場合、解決にならない。隠しているだろうと。そうでない場合、誰がそのババを掴むかといった場合、逆説的に考えれば、外部者や官邸は受け取りを拒否していると見ることもできるんですよ、日本側で。これはわからないですよ。渡すけれど、受け取らない。受け取らない場合の原因は何か。全員が生きていないということです。これはどうですか?。第一人者の先生から見て」
平井氏
「その結果の中身については、我々わかりませんけれど、北朝鮮側から言っても現在の日本の政治状況がこういう結論を出すのに適切な時期かどうかということについては少し躊躇があることはあるのかなと。政局ですよね。特に安保法制で揺れている時に、この問題を出すことが自分達に有利かどうなのかという判断をしている可能性は少しあるのではないのかなと」
飯島氏
「私の物差しではお叱りを受けるかもしれないが、期待する100%の生存ではなく、70%とか、50%という生存率、拉致された人の。(注:生存が100%でない場合の)日本側の受け取る時期は、参議院選挙が終わったあとでしょう。そうならざるを得ないでしょう。この種のアレは、政治的な判断の交渉と外交が直感的に大事だと思います。しかし、生存率が低い場合は、これは選挙の洗礼を受ける政治家は誰も触りたくないですよ。そういう状態で考察しなければいけないと。北だけが悪いわけではないと。心から融和の精神を持たないとお互いに信用できないでしょう。信用できない状態で改善なんてあると思いますか。信頼できる関係がある程度あれば、あとから…」

 (ボーガス注:北朝鮮側から横田夫妻を丸め込むためか)ウンギョンさんが東京に来るとか、横田さんたちが平壌に行くとかいう情報も8月くらいから盛んに流されていました。
 そして、「横田さんたちもあんなににこにこしていたんだから、満足するだろう」というようなまことしやかな解説も流されていました。しかし、9月17日の記者会見で(ボーガス注:横田夫妻は)明確に、「そんなことはない。今娘を探しているんだ。孫には娘さえ見つかれば自由に会えるようになる」とおっしゃった

 前から思う事ですが何でこう横田夫妻(特に横田ママ)はバカなのか。
「ウンギョンさんに会わなければ生きためぐみさんに会えるのか」
「ウンギョンさんに会えば生きためぐみさんに会えないのか」
「そもそもめぐみさんが今も生きてるという確実な証拠があるのか」
 いずれもノーですよねえ。
一方で
「高齢だからこのままだと体調不良で、訪朝してウンギョンさんに会えなくなる危険性がある(ウンギョンさんが祖父母にあいに訪日できる保証は残念ながらありません)」
「高齢だからいつ死ぬか分からない、死ななくても認知症になる危険性がある、そうなればウンギョンさんが訪日できても意味がない」わけですよねえ。
 だったらどんどん訪朝してウンギョンさんと会えばいいじゃないですか。訪朝がどうしても嫌だというなら前回の面会みたいにモンゴルとか北朝鮮以外の第三国でもいいですけど。本当に「孫がかわいくない」んですかね?
 こういう事を言うと横田ママは「北朝鮮の丸め込みに乗れと言うのか、お前は北朝鮮の思惑が分からないバカか、それとも北朝鮮の手先か」と言うんでしょうねえ。でもいいじゃないですか、乗って。もちろん北朝鮮には「巣くう会と横田夫妻を分断して巣くう会の政治力をさらに落とそう」と言う思惑はあるでしょう。
 で「そんな思惑には乗らないぞ、我々は巣くう会とつきあい続ける(横田ママ)」と言って何かいいことがあるのか。何もないでしょうよ。でも、まあそう言う常識を「明らかに巣くう会べったり」の横田ママには俺はほとんど期待してませんが。せめて横田ママよりはまともそうな横田パパに「俺は妻と離婚してでもウンギョンに会う」と言う決断をして欲しいですがこれも「どう見ても尻に敷かれてるパパ」にはたぶん無理なんでしょうね。

 韓国で北朝鮮が埋めた地雷で韓国兵がけがをする事件が起き、韓国は軍事報復をすると言って大変軍事的な緊張が高まりました。その時(ボーガス注:南北軍事衝突を望まない)中国は、(ボーガス注:北朝鮮に隣接する)瀋陽軍区の戦車部隊を2つと自走砲部隊を1つ(ボーガス注:北朝鮮及び韓国への牽制として)中朝国境に動かしました。
(中略)
 そういうこともあって北朝鮮が急速に降りて、(韓国に)話し合いをしたいと言ってきて、拡声器放送さえやめてくれれば遺憾と言う」と言ってきたそうです。

 実際どうか分かりませんが、これが事実なら「中国に借りを作った」朴クネ大統領が「抗日戦争勝利記念式典」に出席するのも理解できます。そしてここからは「対北朝鮮外交には中国の力が大きいこと、日本も大いに中国の協力を得るべき事」がわかる。
 しかしこういう指摘をしながら「北朝鮮なんて中国には逆らえない寒い国だ」とバカにするだけで、「朴大統領の式典参加は非難する」わ、「中国をやたら敵視する」わだから西岡らウヨには心底呆れます。


北朝鮮はどう動くか−東京連続集会報告2
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5025.html

横田拓也(横田めぐみさん弟)
 日朝二国間だけの拉致問題ではないんだということを中心に据えて話をさせていただきました。

 要するに「韓国にもルーマニアにも拉致被害者がいる」つう話ですが問題は「韓国政府もルーマニア政府も日本の拉致被害者家族会や巣くう会、あるいは日本政府と連携してるわけでは全くない」ということでしょう。
 実質的には拉致は「日朝二国間問題」でしかない。「韓国やルーマニア拉致被害者家族」といくら連携したって何がどうなるもんでもない。いや実際問題「韓国やルーマニア拉致被害者家族」とどれほど連携できているのかも疑問に思いますが。
 つうかあまりにも日本で拉致が風化したが故に「日本がダメなら海外がある、韓国がある、ルーマニアがある」と横田拓也たちは現実から逃避してるようにしか見えません。
 「現実を見ろよ」と言いたくなる。

 石川局長が先頭を切って発現されたわけですが、日本の意見をきっちり表明していただいたのは、「北朝鮮拉致問題の解決なくして日朝間の国交正常化はありえない」ということでした。

 ばかばかしい。何で「北方領土棚上げ(日露)」「尖閣棚上げ(日中)」「竹島棚上げ(日韓)」のような現実的対応ができないんでしょうか。


北朝鮮はどう動くか−東京連続集会報告1
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5021.html

飯塚耕一郎(田口八重子さん長男)
 日本だけで数百名ものの拉致の可能性がある人がいるということ、さらに韓国、タイ、ルーマニア*13レバノン等の国民が拉致された可能性があること、またCOI(国連調査委員会)の報告では、それ以外にマレーシア、シンガポール、フランス、オランダ、中国にも拉致被害者がいるということ、つまりグローバルに拉致被害者がいることを主張しました。

やれやれですね。
この飯塚の発言のウチ

・日本だけで数百名ものの拉致の可能性がある人がいるということ
・マレーシア、シンガポール、フランス、オランダ、中国にも拉致被害者がいるということ

なんてのは北朝鮮が認めてないのはもちろんですが、それどころか
1)「日本政府は特定失踪者なんて政府認定拉致として認めてない」し
2)「マレーシア、シンガポール、フランス、オランダ、中国は自国民が北朝鮮に拉致されたとして交渉など何らかの措置をしているわけではない」
のだから話になりません。
 「COI」とやらが本当にそんなあほな報告をしているのなら「報告者が故意に北朝鮮叩きに走ってる巣くう会並の反北朝鮮ウヨ」か「ただのバカ」か、どっちかでしょう。このCOIとやらの件では国連には大いに失望しました。
 大体、国連機関の決定、報告であっても「クマラスワミ報告やマクドガル報告(慰安婦関係)」、先日のユネスコ世界記憶遺産への南京事件の登録に「いちゃもんつける」癖に、自分に都合のいい国連報告なら「まるで説得力のない与太=特定失踪者800人は拉致、マレーシア、シンガポール、フランス、オランダ、中国にも拉致被害者がいる」を「控え、控えおろう」と水戸黄門の印籠のように振り回すのだから巣くう会や家族会のウヨ連中には呆れます。まあ、「フランスなどは自国民の拉致など認めてない」など、あまりにもその主張に説得力がない上に「中露が北朝鮮を公然と支援し、COI報告を非難している」ため、政治的意味は皆無に等しいのがCOI報告のようですが。
 なお、「マレーシア、シンガポール、フランス、オランダ、中国」については拉致の可能性は低い一方で、「韓国、ルーマニア、タイ、レバノン」については脚注で指摘したように、「北朝鮮拉致の可能性は高い」ようです。ただ俺個人は「日本政府は日本人拉致だけ解決すればいい」という「自国民優先」の立場です。したがって「韓国、ルーマニア、タイ、レバノン」については日本はコミットすべきでないと思ってる。
 「自国民さえよければそれでいい、身内さえ良ければそれでいい(まあ、あまり大声では言えませんが)」「基本的に余裕があるときに他人の面倒を見ればいい」て考えが小生です。はっきり言って「外人拉致被害者の面倒まで見てられるほど」日本の拉致被害者家族会のメンバー、特に横田夫妻など高齢化するメンバーには余裕はないでしょう。
 基本的に「韓国、ルーマニア、タイ、レバノン」についてはそれぞれの国の政府が対応すべき事でしょう。もちろん「韓国、ルーマニアなどと日本が連携をとることによって、日本と韓国など、双方の国の拉致被害者も救出が見込めるウインウインの関係が期待できる」のなら協力することは否定しません。しかし「虻蜂取らず」、つまりどっちも解決しないと言う危険性もあるわけで、小生は「安易な連携論には反対」です。つうかどう見ても巣くう会一味は「拉致解決のハードルを高くするため」に「韓国、ルーマニアなど」外国の件を持ち出してるに過ぎないでしょう。
 こんなことをすれば「何だ、日本人を帰しても意味ねえんじゃん」ということで北朝鮮の交渉意欲を阻害する危険性大でしょう。

 日本は第二次大戦で北朝鮮を含むアジア各国に対して色々な人権問題を起こしたのではないかという趣旨の発言がありました。
 これについては、石川事務局長がものすごくうまい切り返しをして、「日本は、平和、民主主義、基本的人権、法の支配を重んじてきた国家だと述べ、拉致被害者が一刻も早く帰るべきことは日本国民の総意であり国会の意思である。拉致問題の解決を含む北朝鮮の人権状況の改善について具体的な動きを求める」という趣旨の発言がありました。

 全然うまい切り返しじゃないですよねえ。家族会や巣くう会にウヨが巣くっているが故に、安倍政権が戦後最悪の極右政権であるが故に「平和、民主主義、基本的人権、法の支配を重んじてきた国家」なんて抽象的なことしか言えず、「戦前の侵略や植民地支配については深く反省している、南京事件否定論河野談話否定論など戦前美化の動きには反対だ」なんてことは一言も言えなかったわけです。


加藤勝信拉致問題担当大臣に初面会−家族会・救う会
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5020.html

横田早紀江横田めぐみさん母)
 育児の方法が間違ったのだろうかと思い詰めてきた。

 巣くう会の要約が変なのか、はたまた横田ママが本当にこの通りの珍発言をしたのか?。
 俺が思うにたぶん

(注:北朝鮮拉致疑惑が浮上するまでめぐみの失踪は)育児の方法が間違ったのだろうかと思い詰めてきた。

つうことなんでしょうけどね。

浜本七郎(浜本富貴恵さん兄)
 今回の交渉は甘いと思う。2002年、05年は外務省主導で帰って来たが、その背景にはアメリカの圧力があったから帰ってこられたと思っている。今回それがない。オバマ政権は圧力をかけない。共和党政権でないとだめなのか。

 帰って来たのは「第一次、第二次」の二回の小泉訪朝のおかげだと思わないところが浜本はどうしようもないバカです。大体ブッシュ政権てのは「2009年1月*14まで続いてる」し「2008年に北朝鮮へのテロ国家指定を解除したのもブッシュ政権」なんですけどねえ。
 「ブッシュの厳しい北朝鮮制裁をオバマが解除した」なんて事実はないんですが。浜本みたいなバカがでかい面してるんだから家族会はどうしようもないですね。

飯塚耕一郎(田口八重子さん長男)
 北朝鮮から帰国につながる報告以外は受け取らないでほしい。

 そう言う馬鹿な事を言ってたらいつまでたっても交渉は進展しないでしょう。とにかく何でアレ報告を受け取ることです。その上で批判すべきは批判すればいい話です。

 ストックホルム合意は破棄も含め検討してほしい。

 いったんした合意を破棄して何か意味があるのか。

増元照明(増元るみ子さん弟)
 大臣には特定失踪者家族にも会ってほしい。

 俺が増元の立場だったら「とにかく自分の姉貴が一番大事、次に大事なのが政府認定拉致、特定失踪者なんて与太は論外」ですが。「特定失踪者家族に会え」とか増元の考えてることは理解できません。理解したくもないですが。

北野政男(寺越昭二さん次男)
 家族会の席に同席していても、寺越事件は認定されていない。

 おいおいですね。寺越母子が「拉致ではない」としているのに部外者がその意思を無視してよくもまあ、ふざけたことが言えるもんです。

有本明弘(有本恵子さん父)
 安保法制問題は総理が国民に分かりやすい説明をしてほしい。

 やれやれです。安保法制云々って有本のバカは荒木和博のように「自衛隊北朝鮮に突っ込め」とでも言う気でしょうか。


■国連人権理事会主催会議などで被害者家族が訴え2
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5009.html

横田拓也(拉致被害者横田めぐみさんの弟)
 国際刑事裁判所北朝鮮の指導者の責任を問うことで、最大限の圧力を北朝鮮の指導者に向けるべきです。

 めぐみさんが拉致されてる、そして横田一家曰く「めぐみさんは生きてる」というのに「金正恩ICCで裁きたい」とは正気とは思えません。
 「めぐみが危害を加えられないか」とは思わないんでしょうか。それとも本心では「めぐみはもう死んでる」とでも思ってるのか。いや「めぐみさんが死んでいたとしても」最悪の事態を想定すれば「ウンギョンさん(めぐみさんの娘)が酷い目にあう」つう可能性も否定できないでしょう。
 俺だったら「北朝鮮への悪口雑言はできる限り控える(まあ人間ですからゼロつうわけにもいかないでしょうが)」ところですが横田一家は逆なんですからわけがわかりません。
 「ウンギョンがどうなろうと構わない」という親族とは思えない冷酷な心の持ち主なのか。はたまたそう言う想像すらできないほどバカなのか。それとも「北朝鮮は俺達が何を言おうとウンギョンに危害なんか加えられやしない、あんな小国が大国日本に刃向かえるわけがない」ととことん北朝鮮を舐めてるのか。

 北朝鮮当局による拉致事件自体を、そして北朝鮮の最高指導者が首謀者であったという事を歴史に深く刻むべきです。

 まあ、事前承認か事後承認かはともかく、「常識的に考えて」金正日氏了解の元での犯行でしょうが「その辺り曖昧にごまかすこと(北朝鮮の『末端犯行説』『末端の暴走説』を支持はしないが否定もしない)」で蓮池夫妻ら拉致被害者を帰国させることに成功したと思うんですけどねえ。今さらその「玉虫色解決」を否定して意味あるんでしょうか。理想は勿論「真相追及」ですけど「それが現実的か」という現実に配慮しないと行けない。俺は勿論現実的とは思いませんが。
 つうか「証拠がないから慰安婦強制連行が日本政府中枢の犯行か分からない*15」というウヨの理屈ならそれこそ「証拠がないから金正日の指示による犯行とは言えない」はずですけどね。「金正日の犯行じゃないというならその証拠を北朝鮮が出せ」つうならそれ完全に「慰安婦は日本軍末端の犯行というなら日本が証拠を出せ」とブーメランになりますし。


■国連人権理事会主催会議などで被害者家族が訴え
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_5007.html
 この会議とやらが「一時期の拉致フィーバー報道」と比べたらまるきり報じられない辺り拉致の風化をひしひしと感じます。

 現場で感じたことなどを、横田拓也さんは次のように伝えてくれた。
「耕一郎さんのパネルディスカッション、キューバベネズエラなどの特定の国は反対のコメントを出していました。」

 まあ「反対のコメント」の具体的内容が分からないと何とも評価できないですね。飯塚のような男にとっては「批判コメントが間違ってることは説明の必要もない、なぜなら家族会は無謬の存在だから」なんでしょうが。

飯塚耕一郎さん(拉致被害者田口八重子さんの息子)
 「田口八重子、死亡」の情報は根拠のないものでした。

 北朝鮮が提出した資料が「今ひとつ信頼性に欠ける代物」であることは俺も否定しません。とはいえ「生存してる」と言う根拠もないわけです。「死亡したとして提出された証拠が今ひとつ信頼性に欠ける」ということはもちろん「生存を意味しない」わけです。つうか普通に考えて死んでるでしょうよ。
 小生も言葉を選ばず言わせてもらえば「拉致を認めたのに蓮池夫妻らのようには帰国させない理由」は「死んでるから」と見るのが一番自然でしょう。

 北朝鮮に拉致された可能性がある日本人は数百人に上るとされています。

特定失踪者という巣くう会の与太話です。

 帰国した日本人拉致被害者などの証言から、日本以外にも、韓国、タイ、ルーマニアレバノンなどの国民が北朝鮮に拉致された可能性があるとされています。

 まあ、ルーマニアは確か、「曽我ひとみさんの証言」ですから信用していいでしょうね。タイ、レバノンつうのはよく知りません。韓国に拉致被害者がいるのはまあ間違いないでしょう。

 昨年2月に公表されたCOI*16報告書では、これらの国々に加え、マレーシア、シンガポール、フランス、イタリア、オランダ、中国といった諸国にも拉致被害者が存在し、その規模は数百人に及ぶとされており

 ぶっちゃけこれは「うさんくさいなあ」としか言いようがないですね。
 「やぶ蛇」を恐れてか、北朝鮮がろくに反論しなかった結果、怪しい資料すら報告書の基礎になっただけじゃないかと思いますね(国連ともあろうものがそんなお粗末でええんか、北朝鮮が反論しなくても怪しい資料はネグれよ、と呆れますが、まあその程度のしょぼい組織と言う事なんでしょうね、残念ながら)。
 つうか「クマラスワミ報告書に因縁つける日本ウヨ」に「COI報告を批判する北朝鮮」を非難する資格はないですし

マレーシア、シンガポール、フランス、イタリア、オランダ、中国といった諸国にも拉致被害者が存在し、その規模は数百人

つうのはあまりにも怪しすぎますよね。フランスやイタリアなどがそう言う拉致認定を自国民の失踪者に対して行い北朝鮮相手に外交してるなんて話は聞きませんし、「米国青年スネドン君*17拉致疑惑」なんてデマを飛ばすのが巣くう会ですからねえ。
 しかし問題はこれを巣くう会が大宣伝してることであり「本当は拉致を解決する気ゼロ」が巣くう会ですから

マレーシア、シンガポール、フランス、イタリア、オランダ、中国などといった諸国の拉致被害者も救出しないと行けない、でないと拉致解決と言えない、日本人拉致被害者救出だけではいけない

とか抜かして日朝交渉をご破算にしようとする可能性が大のことですね。俺はそういう「疑いの眼でしか巣くう会を見ていません」。
 まあ家族会がまともならそう言うことを巣くう会が画策しても「荒木さん、あたしら、自分の家族のことでいっぱいいっぱいなんですわ」「外人の面倒まで見きれませんや」「ワシら日本人は日本人のことだけやればいい、外人のことは外人の政府や国民がやるべき事と違いますか?」つうべきでしょう(俺だったらはっきりそう言いますね)。しかし、まあ、それが言えるような団体じゃないですからねえ、今の家族会は。


■最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告7
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4973.html

西岡力救う会会長、東京基督教大学教授)
 北朝鮮は、これは(注:日朝交渉担当大使の)宋日昊氏が最近の「共同通信」とのインタビューでも認めていますが、「(注:終戦時に北朝鮮に残留せざるを得ず、その後なくなった邦人の)遺骨問題の調査が先に終わった。それを先に受け取れ」と言ってきた。しかし、安倍政権は、「拉致問題が最優先だ。遺骨問題を先に受け取ることを拒否する」と言って、公式協議が開かれなかった。

 ばかばかしい。何で拉致が最優先なのか。さっぱりわかりません。本来家族会が「我々が最優先でなくても構わない」と言うべきでしょうにそういう懐の深さがないんだから、拉致被害者家族会はどうしようもないバカです。「俺達が最優先だ」と言ったからと言って拉致が解決するか疑問だし、「俺達が最優先だ」とごねて、残留邦人の遺族に迷惑をかけるようなまねをして人として恥ずかしくないのか。恥ずかしくないんでしょうね、拉致被害者家族会はもはやバカの集まりだから。蓮池透さんを除名したことで「悪い意味で」完全に一線を越えてしまったんでしょう。

 警視庁の関係者が、「サンケイ新聞」と、「月刊文芸春秋」の記者に、「金丸事務所から止められた」と言っています。

 勿論真偽不明です。よくもまあ怪しい話を公言できるもんです。金丸氏とご遺族に失礼千万です。

その年、金丸*18・田辺*19訪朝があったんです。

 つうかこの訪朝で「北朝鮮に抑留されていた第18富士山丸船長、機関長」が解放されたことは西岡ら的にはどう評価されるのか。仮に「訪朝が挫折することを恐れた金丸事務所が捜査をストップさせた」と言うのが事実だとしても*20「船長ら解放のためには仕方がなかった、必要善とは言わないが必要悪だった」と言う見方もできるわけです。
 金丸訪朝を非難する西岡はその点どう考えてるのか、はっきり言ってみろと言いたいですね。「解放されなくても良かった、悪いが人柱になってくれ、北朝鮮で死去しても仕方がない」というのか。はたまた「金丸訪朝以外に解放の手段があった」とでも言うのか。

 議長、副議長の家宅捜索までしました。そしたら北朝鮮は何と言ったか。「主権侵害だ」と言いました。

 そりゃ朝鮮総連議長は「国交がない今」、事実上「大使みたいなもん」ですからね。議長宅への捜査は主権侵害と見なされて当然でしょう。結果的には犯罪事実に該当するようなもんは何もでなかったわけです。日朝交渉中によくもまあ馬鹿な事ができるもんだと心底呆れました。

 例えば、アイシスイスラム派過激組織ISIS)のような団体で、日本国内に学校を作って、アイシスの活動が正しいと教えて、学生たちをテロリストとして送り出す、多額のお金を献金で送る、核・ミサイル技術をアイシスに送るような活動をする団体ができたら、それをほっておくのか。

 暴言も大概にして欲しい。朝鮮総連朝鮮学校のどこがテロリスト養成なのか。どこがISISなのか。

四、立法府は、テロ集団を支える活動をわが国内で行うことを阻止する新法を作れ。

 西岡の暴言を受けての決議文でしょうが「新法」「テロ集団を支える活動」とやらにまるで具体性がない点はさすがに議員連中は「あまり馬鹿な事を言うとまずい」と言う躊躇が多少はあるんでしょうか。


■飯塚代表、横田夫妻、西岡会長が会見
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4965.html

西岡力
 8月中旬以降、「もうすでに調査は終了している」、そして「安否情報、新たなものはない」「日本側がそれを受け取るのを政治的に嫌がっている」という方向のリークが続いています。8月中旬に同志社大学の浅野*21教授に北朝鮮政府高官がそういう話*22をしたという話があり、それから9月4日には日本政府の参与であられる方*23がテレビに出て、生存率という話をして、「50%かもしれない」という、自分の推測だという前提ですけれども、そしてそういうことであったら、政治的に受け取れないんじゃないか、という話をしています。また9月9日には宋日昊大使が公式に会見して、「調査結果はほぼ完成した」ということ*24を言っています。それから9月12日には共同通信が、「北が新たな安否情報はなかったという調査結果を日本に伝えた」という報道*25をしました。方向性が皆同じで、全部、調査は終わっている、安否情報はない、日本側が政治的に苦慮して受け取りを拒否している、というものです。

 宋大使や浅野健一教授はともかく「安倍のブレーンのはず」の飯島参与の言動はどういう意味なのか。西岡が疑心暗鬼に駆られてることは間違いないでしょう。
 ちなみにググったところ、この飯島発言は「BSフジ」の番組「プライムニュース」での発言です。「BSフジも、いやフジサンケイグループも首相&北朝鮮共同の情報工作に荷担するのか」と西岡は完全にパニクってるんじゃないか。
【参考】

http://www.bsfuji.tv/primenews/text/txt150904.html
■拉致再調査から1年超
松村*26キャスター
北朝鮮による拉致の調査の原状は?。進められているのでしょうか?」
平井氏*27
「おそらく調査委員会の調査自体は終わったという気がしますね。具体的な調査はほぼ終わっているのではないか。1年という期限を区切っていましたし」
飯島氏
「先生の見立てとほぼ同じですね。(注:安倍首相は)第2次安倍内閣で自分が拉致問題を必ず解決すると宣言している。その内容は、金正日の時から再調査ということでこれまできている。ただし、全員生きているということが、拉致関係者と官邸の発言です。1人でも2人でも死んでいた場合、解決にならない。隠しているだろうと。そうでない場合、誰がそのババを掴むかといった場合、逆説的に考えれば、外部者や官邸は受け取りを拒否していると見ることもできるんですよ、日本側で。これはわからないですよ。渡すけれど、受け取らない。受け取らない場合の原因は何か。全員が生きていないということです。これはどうですか?。第一人者の先生から見て」
平井氏
「その結果の中身については、我々わかりませんけれど、北朝鮮側から言っても現在の日本の政治状況がこういう結論を出すのに適切な時期かどうかということについては少し躊躇があることはあるのかなと。政局ですよね。特に安保法制で揺れている時に、この問題を出すことが自分達に有利かどうなのかという判断をしている可能性は少しあるのではないのかなと」
飯島氏
「私の物差しではお叱りを受けるかもしれないが、期待する100%の生存ではなく、70%とか、50%という生存率、拉致された人の。(注:生存が100%でない場合の)日本側の受け取る時期は、参議院選挙が終わったあとでしょう。そうならざるを得ないでしょう。この種のアレは、政治的な判断の交渉と外交が直感的に大事だと思います。しかし、生存率が低い場合は、これは選挙の洗礼を受ける政治家は誰も触りたくないですよ。そういう状態で考察しなければいけないと。北だけが悪いわけではないと。心から融和の精神を持たないとお互いに信用できないでしょう。信用できない状態で改善なんてあると思いますか。信頼できる関係がある程度あれば、あとから…」

 ちなみにこのBSフジ『プライムニュース』、いつもの産経の論調とは違う所がなかなか面白い。飯島参与と共に出席した小此木政夫*28慶應大名誉教授は

http://www.bsfuji.tv/primenews/text/txt150904.html
小此木政夫 慶応義塾大学名誉教授の提言:『隣国外交』
朴槿恵さんの北京での行動を見ていて、僕はちょっとうらやましいと思ったこともあるんです。平気で習近平*29プーチン*30と会っているわけでしょう。日中韓の首脳会談をやりますと言っているわけね。日本はロシアとも会えないし、中国とも(注:会えていないし)、韓国ともまだ会っていないし、北朝鮮とももちろん、会っていない。そういうような隣国外交というのは成功と言えない。」

とはっきり安倍外交を失敗だと言っています。
 他にも俺的にいくつか面白い発言が。

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朝鮮半島…緊迫の余熱 韓国・北朝鮮で何が?
小此木名誉教授
「結果的には大したことはなかったのではないですか。砲撃は、確かにあったのですが、本当に北がやるのであれば(注:韓国の)拡声器を破壊します。外さないです。韓国側の反撃も外して撃っているわけですから、お互いに相手が本気でないというのは、その時点でわかっている。だから、準戦時事態の宣布というのは、そういう言葉というのは外交。宣伝は非常に大げさなのですが、コントロールをされた緊張だというふうに思います。これは、北のやり方というのは、軍事力を外交に利用をしているわけですから。本当に、軍事行動をとるのであったら、宣伝なんかしないです。(注:ヨンビョン島砲撃や天安撃沈のように)黙ってやるわけですから」
反町*31キャスター「騒いでいるうちは、本気ではないと」
小此木名誉教授「そう」

 まあ、そういうことでしょうね。こういう事言うと「北朝鮮を犬扱いするのか」と怒られそうですが「弱い犬ほどよく吠える」とも言います。映画「仁義なき戦い」でもヤクザが脅し文句で抗争相手への恫喝を始めますがアレも同じようなもんでしょう。「警察の摘発」を考えたらそうそう本気で殺し合いなんかできないわけです。だから、まずは恫喝から始まる。いきなり殺すなんてことは「あいつを殺すしかない、でなきゃ俺があいつに殺される」と「よほど追い詰められない限り」しない。

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■朴大統領支持率が急上昇
反町キャスター
「小此木さん、朴大統領の(注:南北対話後の)支持率の上がりぶりをどう見ていますか?」
小此木名誉教授
「南北対話を庶民は望んでいるんですね、緊張よりは。合意ができたのですから。この合意の第1条を見れば、ソウルと平壌で高官級会談をやるわけですから、交互に。たぶん。ですから、これはそれまでなかったこと、これまで随分なかったことができるわけですから、それは当然上がるでしょう。中国との外交に関していえば、この上がり方の方が小さいです。これはまだ国民がこれでいいのかという迷いが少し残っているんです」
平井氏
「韓国の世論は現在、(注:与党の)保守と(注:野党の)革新系が非常に二分され、非常に力が拮抗しているわけです。ですから、朴さんの固定支持層が30%ぐらい、固定的な支持層があるのですが、ところが、この衝突が起こったあとも野党の側が対応すべきだ、南北の高官対話をすべきだということで、板門店での会議が実現したわけです。それで、なおかつ野党の党首は、北京にも行くべきだと主張をしていた。だから、ある意味では、朴槿恵さんがやったことは野党の要求を受け入れた。結果的には、受け入れた形になっているわけで、(中略)今回のことに関しては、(注:野党支持層も)朴さんのやったことは我々の要求と同じだと。そういう評価をして支持にあらわれたのだと思います」
反町キャスター
「朴大統領は自分の持っている支持票に野党の要求を飲むことによって、トントンと数字が挙がっていった?」
平井氏
「結果として飲んだと思います。高官級会談をやり、対決を対話局面に変えると。野党の側も要求していた中国に行くということを実行して自分の支持層とは違った階層の支持を一時的に集めている。だから、私は五十何パーセントの支持率がずっと続くとは思いません。(中略)(注:支持率がどうなるかは)それは今後の推移。おそらくは、たとえば、南北対話がちゃんとした南北対話になっていくのか。あるいは何らかの問題で、再び対立関係になっていくのか。そういうことが絡んでくると思います」

 まあ、普通に考えて「南北対話を庶民は望んでいるんですね、緊張よりは(小此木氏)」ですよねえ。救う会のようなウヨはそう言う考えを否定したがりますけど。
 さてプライムニュースの話は終わりにして話を元に戻します。

西岡力
 横田さんご両親に、お孫さんに会うため平壌に行かないかと打診しているという報道もありました。そもそも平壌というのはあり得ない。

 何があり得ないんだかさっぱり分かりません。俺が「ウンギョンさんの祖父」だったら喜んで平壌に行きますが行かない横田夫妻は全く理解ができません。何度も言いますが「孫ウンギョンさんに会いに平壌に行くか行かないか」と拉致の解決は全く関係がない。
 単に度重なる訪朝によって
1)「孫と会うためには北朝鮮ともめたくない」と言う考えから横田夫妻が家族会を退会
2)横田夫妻退会によるさらなる拉致の風化*32*33、そして拉致の風化によるさらなる「巣くう会の政治力衰退」を巣くう会が恐れてる
つうだけです。本来横田夫妻にとっては「横田夫妻の役に立つ限りにおいて」家族会に参加する意味があるわけで、「ウンギョンさんに会うためには邪魔になる」と言う判断で退会することは何ら問題ではないでしょう。
 大体「曽我ひとみさんが救う会の新しい広告塔になってくれるらしい」から平壌に行って無問題じゃないですかね(皮肉)。

横田早紀江
 私たちだけが一回孫に会った喜びをまた今度はこちらに来てくれてまた会いたくありませんかと、もしそう言われたとしても、そういうことは致しません。

 いや会ってくれていっこうに構いませんが。繰り返しますが「会わなきゃ拉致が解決する」とか「会ったら拉致が解決しない」とかそう言う論理構造にありませんので。どういう脳みそしてるんだかわけが分かりません。孫がかわいくないのか?。それとも「拉致解決のためにカワイイ孫にあえて会わない私って格好いい」とか思ってるのか。

*1:そんな事は常識的に考えてあり得ませんが

*2:破防法の団体解散規定を総連に適用したいというバカウヨも中にはいます。そして西岡の「朝鮮総連解散新法」とやらも「破防法の団体解散規定」からの思いつきでしょう。

*3:小泉内閣文科相麻生内閣官房長官自民党選挙対策委員長(谷垣総裁時代)、衆院予算委員長などを歴任。

*4:もちろん可能性としては「拉致セクションが伏魔殿で金正恩ですらうかつに手が出せない」という可能性も一応あるでしょうが。

*5:副首相(外相兼務)、祖国平和統一委員会副委員長などを経て現在、最高人民会議常任委員長

*6:ちなみに重要閣僚かどうかはともかく留任した閣僚としては麻生副総理・財務相、菅官房長官、岸田外相、中谷防衛相、塩崎厚労相高市総務相、石破地方創生相、甘利経済財政担当相がいます。一方交代した閣僚が巣くう会、家族会が問題にする拉致担当相の他では「法相」「経産相」「農水相」「国交相」「文科相」「環境相」「国家公安委員長」などです

*7:抱かせるも何も今、安倍が拉致を重要視してるなんてほとんどの人間は思ってないでしょう。

*8:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*9:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て現在、第三次安倍内閣副総理・財務相。しかし「第一次安倍内閣外相」の麻生を「拉致でたいしたことやってない」と言える増元には呆れる。それとも「第一次安倍内閣外相としては活躍したが首相としてはダメだった」とでも強弁するんでしょうか?

*10:持っているのは当たり前でしょう。安倍が飯島氏を参与に任命してから、その後、「更迭など別にされてないから」です。

*11:一部芸能マスコミに「お笑い芸人・陣内智則」と結婚を前提にした交際があると報じられてる松村未央アナウンサーのこと

*12:共同通信客員研究員、立命館大学客員教授 。著書『なぜ北朝鮮は孤立するのか:金正日破局へ向かう「先軍体制」』(2010年、新潮選書)、『北朝鮮の指導体制と後継:金正日から金正恩へ』(2011年、岩波現代文庫) 』など

*13:曽我ひとみさんが証言しているので「ルーマニア」は間違いないでしょう。韓国、タイ、レバノンも確かそう疑うそれなりの根拠があったかと思います。「北朝鮮をいつでも何でも擁護する」北朝鮮シンパと誤解されたくないので、指摘しておきます。一方「マレーシア、シンガポール、フランス、オランダ、中国」についてはそう疑うまともな根拠は何もなかったと思います。

*14:ちなみに当時は麻生政権

*15:一応お断りしておけば大嘘です

*16:国連の機関

*17:スネドン君の失踪時期は「小泉訪朝の後」なので北朝鮮拉致の可能性は殆どありません。米国政府もそんな認定はしていない

*18:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国会対策委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)などを歴任。

*19:社会党国会対策委員長、書記長、副委員長などを経て委員長

*20:勿論しつこいですが真偽不明です。

*21:浅野氏は「日朝友好京都ネット理事」として訪朝。彼の最近の訪朝については、■朝日新聞北朝鮮高官「拉致の再調査は終了」 民間の訪朝団に訴え』(http://www.asahi.com/articles/ASH8N5VWSH8NUTFK00S.html)、■朝鮮新報『平壌で「8.15」を迎えて』(http://chosonsinbo.com/jp/2015/08/0821ib/)参照。なお、浅野氏の著書として『犯罪報道の犯罪』(1986年、講談社文庫)、『マスコミ報道の犯罪』(1996年、講談社文庫)、『犯罪報道とメディアの良心:匿名報道と揺らぐ実名原則』(1997年、第三書館)、『「報道加害」の現場を歩く』(2003年、社会評論社)、『戦争報道の犯罪:大本営発表化するメディア』(2006年、社会評論社)、『裁判員と「犯罪報道の犯罪」』(2009年、昭和堂)、『記者クラブ解体新書』(2011年、現代人文社)など

*22:朝日新聞北朝鮮高官「拉致の再調査は終了」 民間の訪朝団に訴え』(http://www.asahi.com/articles/ASH8N5VWSH8NUTFK00S.html)によれば菅官房長官は「そのような事実はない」と否定発言したとのこと。

*23:飯島勲・元小泉内閣首相秘書官のこと

*24:宋発言については例えば■日経新聞北朝鮮大使、拉致調査報告書「ほぼ完成」』(http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS10H6V_Q5A910C1PP8000/)参照

*25:共同通信の報道については■『日本、北朝鮮に拉致調査継続要求 安否情報なしの報告拒否』(http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015091201001855.html)参照

*26:一部芸能マスコミに「お笑い芸人・陣内智則」と結婚を前提にした交際があると報じられてる松村未央アナウンサーのこと(サブのキャスターで、メインキャスターは反町理氏)。「北朝鮮通とも思えない」松村キャスターの存在はどう見ても飯島氏らオッサンへの「眼の保養」サービス(?)としか思えない。

*27:共同通信客員研究員、立命館大学客員教授 。著書『なぜ北朝鮮は孤立するのか:金正日破局へ向かう「先軍体制」』(2010年、新潮選書)、『北朝鮮の指導体制と後継:金正日から金正恩へ』(2011年、岩波現代文庫) 』など

*28:著書『転換期の東アジアと北朝鮮問題』(編著、2012年、慶應義塾大学出版会)、『日韓新時代と東アジア国際政治』(編著、2012年、慶應義塾大学出版会)など

*29:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て現在、国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*30:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*31:フジテレビ解説委員・政治部編集委員の反町理氏のこと

*32:ただし現時点でもかなり風化していますが。

*33:「拉致が風化したら解決が遅れる」と巣くう会は言いそうですが、「横田夫妻にそこまでおんぶに抱っこ状態」「事実上、横田夫妻の退会を認めない状況」であることが異常です。「15歳の少女拉致はお涙頂戴に使える」と横田夫妻ばかり宣伝し、他の拉致被害者家族をおろそかにした巣くう会の自業自得でしょう。最近では「横田夫妻退会」に備えて必死に曽我ひとみさんを宣伝してるようですが。